イタリアの人気観光スポット10選！楽しい旅行になるおすすめスポットをご紹介！

イタリア旅行といえば、絶対外せないのが首都ローマ。イタリアは世界で一番世界遺産が多い国として有名ですが、そのなかでもローマが断トツで世界遺産の数が多く、見どころがたくさんあるんです。まるで古代ローマ時代にタイムスリップしたような気分が味わえるのが楽しい観光名所となっています。ひとつのエリアに主要な名所が集まっていて、意外と1日弾丸ツアーも可能です。

イタリアの中でも有名で知名度が高い観光名所コロッセオ。見どころはなんといっても約2000年の歴史の深さ！近くで見ると壮大で、立派なさまと歴史の深さに圧倒されること間違いなしです。外から見るだけでもタイムスリップした気分を味わえて楽しいですが、内部見学も可能なのでぜひ内部見学をしてさらに古代ローマの雰囲気を味わってみてください。とても有名で多くの観光客が訪れるため、個人旅行の場合はチケットを事前に手配しておくのがおすすめです。オンラインでは通常料金12€（1440円）に予約料2€（240円）の計14€（1680円）※レートは1€＝120円。（2019/11時点）

パンテオンは現存している石造建造物としては世界最大級の規模を誇っており、歴史の偉大さを感じるローマ観光の名所です。パンテオンとは、ギリシャ語が由来となっており、「すべての神々の神殿」という意味で、さまざまな神様を祀っている神殿であったと言われています。壮大な外観はもちろん、パンテオンのみどころはなんと言ってもその内部。クーポラの芸術的な模様と、パンテオンの目と呼ばれる採光窓から差す日の光はとても神秘的です。

トレヴィの泉も誰もとても有名なローマの有名観光地で、ローマ最大のバロック様式の噴水です。ここに来ると多くの観光客がコインを投げ入れている様子を見ることができますが、実はこのコイン投げにはジンクスが。後ろ向きに1枚コインを投げ入れるとまたローマに戻ってこられる、2枚で最愛の人とずっと一緒にいられる、3枚で嫌いな人との縁を切れる、と言われています。大切な人と一緒に2枚投げ入れたらまた一緒にローマに戻ってこられるかもしれませんね。

ローマと並んで人気なのがドゥオーモで有名な大都市ミラノです。ローマに比べると歴史的建造物の数は劣るものの、都会ならではの楽しい見どころがたくさんあります。こちらもローマ同様、主要な観光名所はひとつのエリアにまとまっていて、徒歩での散策がおすすめです。また観光名所の多い近郊都市へのアクセスが簡単なので、ミラノを拠点に小旅行できるのもミラノの楽しいポイントです。

ミラノの観光名所といえば世界最大級のゴシック建築で知られるドゥオーモ。外からの壮大な姿ももちろん、中も見どころが満載です！特に注目すべきは聖書のストーリーを再現したステンドグラス。建築開始からおよそ600年ほどの時をかけて作られたので、内部のステンドグラスの描かれ方もその時代それぞれで、違いを楽しめます。チケットは種類ごとに見学できるエリアが違い、おすすめはもちろん全てのエリアを見学できる（かつ優先的に屋上テラスに入れる）チケットです。オンライン購入で27.6€（3312円)　※レートは1€＝120円。（2019/11時点）

キリスト教や絵画に興味がない人にも知られているほど有名なレオナルド・ダ・ヴィンチによる「最後の晩餐」。ミラノ中心エリアのサンタ・マリア・デッラ・グラツィエ教会にて見学可能です。有名なこの名画を一目見ようと人が押し寄せるため、完全予約制の当日受付なしとなっています。人気のため予約も思ったように取れないことがあるので早めに予約するのが吉。料金は18歳未満0€、一般10€（1200円）にそれぞれ予約手数料2€（240円）が必要です。※レートは1€＝120円。（2019/11時点）

人気観光スポットのドゥオーモから歩いて行けるエリア内にある「スフォルツェスコ城」はかつて城塞として建てられたミラノ最大のルネサンス建造物です。現在は博物館としても公開されています。お城自体への入場は無料ですが、博物館への入場は有料となっています。混雑しているスポットではないのでチケット購入は当日でも大丈夫ですよ。「スフォルツェスコ城」の見どころはなんと言ってもミケランジェロの最後の作品「ロンダニーニのピエタ」。未完ではあるものの、死の3日前まで制作されたといわれる作品は圧巻です！

ロミオとジュリエットの舞台として有名なヴェローナは、ミラノから気軽に小旅行に来られるところに位置しています。ロミオとジュリエットの舞台ということで、カップルにおすすめの観光名所です。ちなみにこのヴェローナはヴェローナ市街として世界遺産に登録されています。とても美しい街並みなので市街エリアがそのまま世界遺産になるのも納得です。また、旧市街エリアにはところどころに古代ローマ時代の遺跡が残っており、見どころの多いエリアとなっています。ちなみにヴェローナカードという観光フリーパスがあるので購入すると便利です。

ヴェローナの名所といえばジュリエットの家です。イタリア語では「カーザ・ディ・ジュリエッタ」（ちなみにロミオはロメオと発音）。日本では映画「ジュリエットからの手紙」で知名度が一気に上がりました。「おおロミオ、どうしてあなたはロミオなの？」のシーンで有名なバルコニーがあります。バルコニーに出ることもできて、ジュリエット気分を味わえるのが楽しいです。バルコニーへはお屋敷に入らないといけないのですが、お屋敷に入るには入場料6€（720円）が必要です（ヴェローナパスがあれば無料）。お屋敷の中にはロミオとジュリエットの衣装など資料が展示されていて小さな博物館のようになっています。

アレーナ・ディ・ヴェローナはローマのコロッセオと同じく闘技場として使われていました。ヴェローナは街そのものが中世の雰囲気を残しているので、ショッピングエリアでもある街のど真ん中に位置していても街の雰囲気から浮くことはありませんが、歴史の偉大さをひしひしと感じることができるヴェローナの名所です。夏場は野外オペラ会場として現役で活躍しているので、是非一度体験してみてください。解放感ある野外でのオペラは通常のオペラとはまったく異なりイタリア語がわからなくても見ているだけで楽しいですよ。

赤屋根が並び中世の面影が色濃く残る美しい街並みのはなフィレンツェはルネサンス時代の原点としてとても栄えた街で、旧市街エリアは街ごと世界遺産登録されています。「屋根のない美術館」と称されるように歴史的芸術に触れることができる街です。歴史・芸術好きはもちろん、そうでない方も街の美しさに酔いしれてしまう見どころたっぷりなイタリアの人気観光地となっています。

フィレンツェといえばすぐ思い浮かぶほど有名な観光名所、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂はルネサンス時代を代表する建造物です。その見どころ1つ目はなんといっても世界最大のフレスコ画「最後の審判」。ドームの天井一面に広がる絵画は迫力満点で一見の価値ありです。もうひとつの見どころはドームの上からフィレンツェの旧市街エリアを一望できること。上へあがるには463段の階段をのぼる必要がありますが、この苦労あってこそより景色を美しく感じることができますよ。人が並んでいるので公式サイトにて事前の予約がおすすめです。

かつては政庁舎として使用された歴史を持つヴェッキオ宮殿。それ以前にも映画に登場していましたが、2016年の「インフェルノ」で人気が上昇した場所です。映画と同じく、現実でもこの宮殿には大きな秘密が隠されていたという点で非常にロマンを感じますね。実は「インフェルノツアー」なるものがあり、通常の見学ルートとは違う秘密の通路を通って映画の世界観を味わうことができる、見どころたっぷりで楽しいツアーも開催されているので映画を見た方には特におすすめです。

大聖堂には洗礼堂と鈴楼がつきものですが、その鈴楼がこのピサの斜塔。着工中に地盤沈下が起きましたが、修正することなくそのまま完成したため傾いた塔が完成しました。入場料は大聖堂2€（240円。斜塔の入場チケットを購入すれば別途料金なしで入場可）、洗礼堂5€（600円）、斜塔18€（2160円）で入場可能です。階段をのぼるのはしんどいですが、奇跡の広場といわれるピサドゥオーモの広場やピサの街並みの美しい景色を堪能できます。上までのぼると傾きを体感できて楽しいですよ。

イタリア旅行ではずせないのが水の都ヴェネツィア。美しいグランド・カナルの写真を一度は見たことがある人も多いのではないでしょうか。ヴェネツィアがほかの都市と大きく異なるのは見てわかるように水に浮かぶ街であること。車は完全に通行禁止、電車もバスもなく代わりに水上バスや水上タクシーが利用されています。道は細く迷路のように入り組んでおり、歩いているだけでも思わずわくわくしてしまう楽しい観光地です。

「世界一美しい広場」として世界中から愛されるサン・マルコ広場はかつて、貿易、政治の場として栄えたヴェネツィアの中心地です。サン・マルコ寺院、鈴楼、ドゥカーレ宮殿などこの広場には多くの観光スポットが集まっていて、多くの旅行客でにぎわっています。また「サン・マルコ広場」にはフローリアンという現存する世界で最も古いカフェで、カフェラテの発祥地といわれているんです。観光地としてだけではなくお茶できる憩いの場所としても愛されています。

もとは木橋だったこの「リアルト橋」ですが、16世紀に崩壊や火災などの問題から石造りの橋に建て替えられることになりました。橋の設計案は一般公募で集められ、その応募者のなかにはあの有名なミケランジェロもいたと有名です。広い橋の上にはアーケードが建てられ、お店が並んでいます。「リアルト橋」の上から眺めるグランド・カナルの美しい景色は必見です。また、リアルト橋付近にはリアルト市場があり、地元の人や旅行客でにぎわっているのでぜひのぞいてみてくださいね。

ナポリは「ナポリを見てから死ね」といわれるほど美しい景観を堪能できる南イタリア最大の都市です。旧市街エリアは街そのものが世界遺産に登録されており、歴史的な建造物がたくさん残されていて歴史を感じられるスポットとなっています。また、ピザの発祥地としても有名な街なので、ナポリにきたらピザはかかせません。サッカーも盛んなのでヨーロッパサッカー好きにはたまりませんね。

「ナポリ・ソッテラネア」は古代ギリシャ時代にギリシャ人が地下を掘って作ったネオポリスという地下都市の遺跡です。戦時中は防空壕として使われていた場所です。地下では石切り場や水道管を見学することができ、水道管は見学だけでなくツアー経路として通ることができますよ。一度地上に出て再び地下へ降りるのですが、入り口はなんと民家の中。再び地下を見学したら最後はナポリ名物のプレセピオを見学します。大昔にタイムスリップしたようなロマンに浸ることができるスポットは一見の価値ありです。

もとは軍人が別荘として建てたものでしたが、のちに城塞として建て替えられて今のような姿になりました。「卵城」とはなんとも不思議な名前のお城ですが、お城を建てる際に魔術師が基盤部分に卵を埋め、「この卵が割れるとき城も滅びる」という呪文をかけたという逸話が由来となっているそうです。お城の屋上にのぼるとサンタルチア湾、ナポリの街並みなどを一望できます。「ナポリを見てから死ね」という言葉に納得してしまう美しい絶景が楽しめる場所です。

ベルガモはミラノからおよそ1時間と、ミラノ観光の際に日帰り旅行として訪れることができる街です。ベルガモはチッタ・バッサとチッタ・アルタ（旧市街）にわかれており、チッタ・アルタへはケーブルカーを利用して訪れることが可能。チッタ・アルタは中世の街並みがそのまま残っていて、チッタ・アルタから眺めるチッタ・バッサとの新旧のコントラストが楽しむことができる場所です。チッタ・アルタからさらに上のサン・ヴィジリオの丘からはチッタ・アルタも眺められるのでさらなる絶景が望めます。

日本ではトリノオリンピックを機に知名度が上がったトリノは、イタリア王国初の首都であり、サヴォイア家を中心に栄えた街です。そんなトリノで必見なのはもちろん「トリノ王宮」。豪華な内装から、当時サヴォイア家がどれほどの権力を持ち栄えていたのかがうかがえます。そして当時食堂として使用されていた場所は現在カフェとなっていて一般客も利用できるのでぜひ王宮見学の際に訪れてみてください。トリノ名物のビチェリン（ミルク、チョコレート、エスプレッソの三層でできた飲み物）もこの王宮のカフェで味わうことができますよ。

南イタリアを旅行するならはずせないシチリア島。シチリアといえばマフィアが有名なので危険なイメージがありますが実際はそうではなく、ゆったりとした田舎の雰囲気がただよう街なんです。また「シチリアといえば食」といわれるほどシチリアには美味しい食べ物がたくさん！海に囲まれているだけに海の幸も豊富で、海鮮物に慣れ親しんだ日本人にとって食べやすいものが多いのも魅力的です。

はじめてのイタリア旅行にはずせない定番観光スポットから、リピーターや時間に余裕のある個人手配旅行の方におすすめのスポット合計10選をご紹介しました。イタリアにはまだまだ魅力あふれる場所がありますが、まずはガイドブックなども出ていて旅行するのに安心な有名どころから訪れてみてはいかがでしょうか。この記事を参考に、みなさまのイタリア旅行がより楽しい旅行となればうれしいです。