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ウラジオストクの旅行でおすすめスポット7選!人気のグルメや見どころをご紹介!

ウラジオストクの旅行でおすすめスポット7選!人気のグルメや見どころをご紹介!

ウラジオストクは日本から最も近いヨーロッパで、週末を使い弾丸で旅行することも可能です。まだまだ知られていない都市ですが、ヨーロッパとアジアの融合が見られ旅行客も近年増加しています。ウラジオストクの魅力を知れば虜になってしまうこと間違いなしです。

目次 [表示]

ウラジオストクはどんな街?

かつては軍港都市だった

ウラジオストクは軍港としての役割を担っていた時代がありましたが、同時に「閉鎖都市」と言って外国人だけでなく国に許された市民しか住めない都市でもありました。今でもその名残があり、軍関係の施設があったりグッズが売られていたり、街中で水兵に出会うこともあります。日本では有名な観光地ではないですが、直行便も出ていて約2時間半ほどで行くことができます。街並みは自然豊かでヨーロッパ風の建物が並び、名所が多く、人気観光スポットも市内に集中しているため、とても観光しやすいことが特徴です。おしゃれなカフェやレストランが並び、海を見ながらグルメを楽しめます。実はウラジオストクはとてもグルメな都市なので、世界中のグルメをここで一気に堪能できるのがすごいところです。

観光ビザの緩和で行きやすい街へ

観光ビザは前もって大使館に依頼して、発行してもらう作業が必要なのですが、ロシア政府はこれを簡素化することを発表しました。簡素化は2017年から実施しています。ネットで簡単にビザの申請が行えるので、今までより遥かに手間が減り、ロシア政府の極東の観光化を狙う目的が果たされているとも言えます。ビジネスや観光目的なら8日間まで滞在できるため、これからもっとウラジオストクへの観光客が増加すると見込まれている、今注目の都市となっています。

ウラジオストク旅行おすすめスポット①

ポクロフスキー聖堂

ウラジオストクの名所

ポクロフスキー聖堂は、ウラジオストクに来たなら絶対に寄りたい観光地の1つです。金のドームと青のドームの屋根がひときわ目立ち、空に向かって光り輝いています。玉ねぎ型のドームがロシアに来たんだ!という気持ちにさせてくれます。1902年に完成したこの教会ですが、ロシア革命によって誕生したソ連が壊してしまいました。その後、長い間公園として利用されていましたが、教会をもう一度立て直したいという強い思いで集まった寄付金で、2007年に再建されたのです。たくさんの十字架が屋根に立ち、とても厳かな雰囲気を感じられます。

見どころは内部にある

気になる内部はというと、メルヘンチックなパステルカラーを取り入れていて、可愛い教会だなと感じることでしょう。しかし、天井には豪華なシャンデリアがあったり、「イコン」が描かれたものが飾ってあったり、教会らしい厳粛なムードが漂います。教会の中には自由に入ることができますが、中での写真撮影は禁止となっています。ミサの時間になるとロシア語で讃美歌が始まり、祈りを捧げる人たちが集まります。名所での背筋がピンと正されるような雰囲気の中で、ミサも体験しておきたいところです。

自然がたくさんある公園が目の前に

ポクロフスキー聖堂の前には自然豊かな公園が広がり、子供からお年寄りまで地元の方々にとても愛されています。園内には聖人の像があり、ただ歩いているだけでもパワーがもらえそうになります。季節によって見え方も様々で、緑豊かな時もあれば冬に雪が降ると辺り一面が白に染まり、幻想的な世界に引き込まれます。雪が降りしきる中聖堂を眺めるのも、見どころの1つと言えます。

ウラジオストク旅行おすすめスポット②

アドミラーラ・フォーキナ通り

ヨーロッパの雰囲気を感じられる

ウラジオストクの有名な通り、通称「噴水通り」は欧州の建物が立ち並び、美しいスポットになっているためインスタ映えします。カラフルな建物の中央には噴水があり、周りに緑もあり、自然を感じることができる、とても華やかな観光地です。歩いているだけでも楽しめます。いいお散歩コースになりますよ。夕暮れの時間帯に合わせて行けば、きれいな景色を見ることもできます。晴れても雨が降っても、絵になる街なので、ぜひ歩いてもらいたい通りの1つです。

ロシアのイメージをいい意味で覆す都市の象徴

ヨーロッパ風でもあり、柔らかな雰囲気を出すアドミラーラ・フォーキナ通りですが、ロシアの固い、堅実というイメージをいい意味で破壊してくれます。柔らかい色使いの建物で、都市部なのに落ち着いていて、1人旅でも安心してまわることができます。観光地ではありますが、ボーっと時の流れに身を任せてみたり、本を読んだりと思い思いの時間を過ごしてみるのもいいかもしれません。

Photo by Richard, enjoy my life!

自然を感じながらゆっくりカフェタイム

噴水通りの中でひときわおすすめなのが、カフェスタイルの「FIVE O'CLOCK」。経営者がイギリス人なので、コーヒーもケーキも本格的な味が楽しめます。特に人気なのがフルーツケーキ。ケーキ自体の甘さは控えめですが、自然なフルーツの甘さが絶妙で美味しいです。ティーバックもイギリス製のものを使用しており、地元の人でも観光客でも、グルメの人なら知っているお店です。人気観光地を眺めながらのお茶タイムは幸せです。

ウラジオストク旅行おすすめスポット➂

ウラジオストク要塞博物館

珍しい展示品を見学できる観光地

ウラジオストク要塞博物館は、実際に帝政ロシア時代~ソヴィエトまでに使われた要塞を博物館として整備し、公開しました。要塞とだけあって入口がかなりわかりづらいのですが、戦車がいくつも並びそのワイルドさには度肝を抜かれます。見どころはインパクトのあるスポットに加え、見るだけではなく実際に手で触ることもできることです。戦車を触る機会なんて滅多にないので、ぜひ訪れてみることをおすすめします。

Photo byerwin66as

魚雷やミサイルは圧巻の見どころ

ミサイルや魚雷を見ることができる名所で、珍しい展示物があちこちに広がっています。実に無造作にそのままの状態で展示されているため、リアルさをよりアップさせてくれることでしょう。内部にある展示室ではソヴィエト時代に実際に使われた資料や地図などが置かれていて、なかなか他の観光地でも見ることはできません。迫力のある砲台も見学でき、その姿は圧巻です。

ツアーで行くともっと見どころを楽しめる

個人でまわるのもいいですが、説明文が全てロシア語で書かれているため理解に苦しむ場面も多く出てきます。せっかく歴史においての重要な名所なので、見どころをより理解するにはツアーで行くことをおすすめします。日本からあらかじめオプショナルツアーを申し込んでおくと、日本語で説明をしてくれるので歴史の背景をよりリアルに感じさせてくれます。有名な展示や重要なポイントをたくさんまわってくれるのでお得感満載です。

ウラジオストク旅行おすすめスポット④

ウラジオストク駅

シベリア鉄道はここから始まる

ウラジオストク駅は、シベリア鉄道起点の駅でもあり、何と駅自体は100年以上もの歴史があります。1893年に開業し、クラシカルな雰囲気漂う駅です。駅の裏側には客船ターミナルが停まっていて、与謝野晶子が1912年に船でこの港に到着し、夫のいるパリに向けてウラジオストク駅からシベリア鉄道で出発したという歴史もあります。この情緒あふれる駅と、キリル文字の書かれた列車を見ると異国に来たんだなと改めて感じさせてくれるスポットになっています。都会と自然を感じられる面白い駅ですよ。

引退したSLが見れる名所

ウラジオストク駅で有名なスポットと言えば、引退したSLを間近で見られる場所があるところです。そのままの状態で保存されていて、都市部でSLを見られるのはかなり珍しいでしょう。汽車の時代を懐かしく感じられます。黒と赤のコントラストが絶妙で、バックに写る駅と一緒に写真を撮ると、きれいに撮れるため有名な写真撮影スポットとして人気を博しています。

レトロな待合室が人気

列車に乗る予定がなくても、手荷物検査さえ受ければ、駅内やホームに入場することができます。電車を待っている間の待合室がレトロな雰囲気で造りが可愛いと人気です。待合室自体はとてもコンパクトで小さいのですが、天井画が見どころです。かなり細かく繊細に絵が施されており、ウラジオストクとモスクワの有名な観光地がそれぞれ描かれています。温かみのある絵に思わずほっこりします。

ウラジオストク旅行おすすめスポット⑤

鷹の巣展望台

有名な橋を見下ろせるスポット

ウラジオストクを観光しているときに必ず目にするのが、金角湾に架かる巨大なV字型の橋です。全長1388m、柱の高さが226mとその大きさが伺えます。こちらの橋はウラジオストクのシンボル的存在で、橋を上から見ると、とてもきれいに見えるスポットが鷹の巣展望台なのです。金角湾が目の前に広がり、船の行き交う姿はまるで1つの絵を見ているかのようです。

夕方以降が人気の理由

特に夕方以降が多くの観光客でにぎわいます。サンセットや夜の時間帯が見どころで、サンセットは夕日と橋のパノラマが壮大。とにかく美しい風景を生み出してくれます。夜はライトアップされて、ロマンティックな表情へと生まれ変わります。時間帯によって様々な橋の表情やウラジオストクの都市が楽しめるのも、鷹の巣展望台の見どころです。

聖キリルの像も観光名所

展望スペースにはキリル文学の創設者でもある、聖キリルとメディオス兄弟の像が建てられています。メディオス兄弟はヨーロッパでは大変有名な兄弟です。同氏と同じ名前を使った教会が他にチェコやブルガリアなどにもあり、いかに崇められているかがわかります。この銅像の前で写真を撮ろうと多くの観光客が訪れ、ちょっとした観光地にもなっています。

ウラジオストク旅行おすすめスポット⑥

ニコライ2世凱旋門

自然いっぱいの公園の中に佇む

スヴェトランスカヤ通りを東の方向に5分ほど歩くと見えてくるのが、ニコライ2世凱旋門です。都市部とは違い、緑豊かな公園の中に凱旋門が佇んでいて、自然と共に歴史を感じることができます。凱旋門はニコライ2世が日本からの帰路でウラジオストクに立ち寄った記念にということで建てられたそうです。この凱旋門もロシア革命の時に壊されてしまい、再建して現在のものに至ります。都市の喧騒を忘れて落ち着いて観光したい方にはおすすめな名所です。

凱旋門の真下にあるピンク色の教会

凱旋門の見どころがロシア正教会でもある「アンドレイ教会」です。教会では珍しいピンクの外観を取り入れていて、とても可愛らしいところが見どころです。観光客だけでなく地元ロシア人の結婚記念の写真を撮るために使われることも多いそう。教会の横には第二次世界大戦で亡くなった方への悼む火が燃えていて、命の尊さを考えさせられる場でもあります。戦争をロシア側から考えることも、なかなかないので貴重な体験ができるでしょう。

ウラジオストク旅行おすすめスポット⑦

大きな中央広場

「革命戦士の像」は名所

有名な観光地として中央広場も人気です。中央広場に来て早速目に入るのが「革命戦士の像」。巨大で、今にも動き出しそうな像は圧巻です。この像はロシア革命のときに活躍した戦士を称えた像で、1961年に完成しました。「革命戦士の像」以外にもモニュメントがたくさんあり、まさにロシアで活躍した人たちがここに集う名所でもあるのです。

週末になると市場が開催される

中央広場で特に人気なのが、週末に行われる市場です。海や山の幸などのグルメや加工品のお店がたくさん並びます。食料品が多く立ち並ぶので、食べ歩きするのにも、もってこいの市場です。ここではハチミツが売られているのですが、都市部で買うより、安くて濃厚で甘く食べやすいので、お土産に最適!観光地なのに市場を開催してくれるのは場所もわかりやすいし魅力的ですね。

名所観光の途中に寄りたい!ロシアグルメを堪能したいならここ!

ブリヌイ専門店「ウフ・トゥイ・ブリン」

「ウフ・トゥイ・ブリン」はブリヌイ専門店で、日本で言うクレープのような食べ物です。おやつや朝食として食べるのがロシアでは定番で、クレープの中にはひき肉やお魚、野菜、スイーツ系のものまで種類が豊富にあります。いくらやキャビアなどが贅沢に入ったブリヌイもあり、その量が半端じゃないくらい詰まっています。クレープの生地のモチモチ加減と中の具が相性ぴったりで美味しい人気グルメです。

ロシア風水餃子は「ロシュキ・プロシュキ」で

「ロシュキ・プロシュキ」は、スヴェトランスカヤ通りに面しているお店で、ロシア風水餃子を堪能できます。ポップな内装がとても可愛くて、気軽に入れる雰囲気です。嬉しいポイントは、日本語メニューがあるので注文するときに煩わしさを感じることがありません。中に入っている具材の種類が多く、お肉やサーモンなどの変わり種もあります。見た目は餃子みたいなのですが、あっさりしていていくつでも食べられそうです。タルタルソースやサワークリームと一緒に食べるので飽きません。とても美味しいグルメです。

地元で大人気!「ダブ・ハンバーガー」

Photo byFree-Photos

アウレツカヤ通りに面した場所にある「ダブ・ハンバーガー」は、地元で有名なハンバーガーショップです。店内はビンテージ風で写真映えしそうな置物や造り、アメリカンな雰囲気が漂います。ウラジオストクは港町なので、自然に取れたシーフードのハンバーガーが名物です。おすすめは鮭ハンバーガーです。ボリューミーな鮭の厚みとマヨネーズのシンプルな味付けは魚の味を引き立たせてくれて絶品です。ロシアならではのグルメとハンバーガーという斬新な組み合わせが楽しめます。

まとめ

この記事ではウラジオストク旅行のおすすめスポットやグルメを紹介していきました。まだまだ観光地として有名ではないですが、歴史や自然を存分に感じられ、グルメも本格的なものを味わえ、更にどんどん魅力的な都市に変貌していくこと間違いなしです。有名どころや名所は移動しやすい距離にあるので、コンパクトなウラジオストクの街を自然を感じながらゆっくり散策するのも楽しいですね。

麻衣
ライター

麻衣

海外旅行が特に大好きです。 これから旅行される方のお役に 立てればと思います。

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