スウェーデンの面積は日本の何倍？日本と比較して大きさをわかりやすく解説！

スウェーデンという国の名前は知っていても、日本から遠く離れているため大きさをイメージするのは難しいのではないでしょうか。スウェーデンを日本や世界の国々と比べながら、面積やその特徴、人口などについて詳しく見ていきましょう。

スウェーデンの国土面積は約45万平方キロメートルで、ヨーロッパで最も大きい国土面積です。スカンディナビア半島の東側にある南北に細長い国で、東側にはバルト海があります。広い国土面積ですが、人口密度が低いのが特徴です。

スウェーデンの国土面積は、日本の国土面積である約38万平方キロメートルの約1.2倍です。地図で見ると、スウェーデンのほうが日本に比べて大きく見えます。しかし、実際は約1.2倍で、それほど差はありません。日本は島国ですので、それらの面積を合わせると国土面積は大きくなります。

スウェーデンの国土面積は、北海道の面積83,450平方キロメートルの約5倍です。北海道を5つ並べればスウェーデンの面積とほぼ同じになると考えると、イメージしやすくなります。

スウェーデンには25の県があり、北海道の市町村数は36です。面積が5倍のスウェーデンのほうが、北海道よりも少ない組織で国を運営しています。

スウェーデンの面積は、本州と比べると約2倍です。本州は縦に細長く小さく見えますが、意外と広い面積であることに驚きます。スウェーデンと日本はともに南北に細長いため、国土の南北で気候が違うという特徴がある国です。遠い北欧の国スウェーデンが身近に感じられるのではないでしょうか。

スウェーデンは、同じヨーロッパに位置する他の国々と比べると最も大きい国土面積です。大きさがほぼ同じに見える隣国のノルウェーとの面積の差は、約12万平方キロメートルとなります。領土内に大きな島がいくつもあり、それらと本土の面積を合わせると国土面積が広くなるのです。

スウェーデンと同じくらいの面積の国は、同じヨーロッパではウズベキスタンです。ウズベキスタンの面積は約44.7万平方キロメートルで、スウェーデンとの差は約0.3万となっています。アフリカのモロッコともほぼ同じ広さです。

スウェーデンの面積は世界の国々と比べても大きく、世界第55位です。201の国々の上位4分の1にランクインしているので、世界規模で見ても面積が大きいことが分かります。国土面積が同じくらいに見える隣国ノルウェーは第67位で、世界の広さを感じるのではないでしょうか。

スウェーデンは25の県で国を管理していて、それぞれに県庁所在地があります。自治体組織の仕組みが似ているところも、スウェーデンに親近感を持つ点のひとつです。その中でも特に人口が多く有名な主要都市3つを、日本と比較しながら見ていきましょう。

首都ストックホルムは、スウェーデン本土の南東、バルト海沿岸に位置しています。スウェーデン最大の都市であり、北ヨーロッパを代表する都市です。地図で見ると分かるように、数え切れないほどの大小さまざまな島から構成されています。

ストックホルムの面積は209平方キロメートル、東京23区の面積は619平方キロメートルです。北ヨーロッパを代表する都市が東京都の一部である東京23区の面積より小さく、3分の1ほどしかないことに驚きます。小さいながら魅力たっぷりの都市です。

ストックホルムの中心部は大小さまざまな14の島々からできており、橋の数は40個以上あります。市の面積の30%が森や公園で、約13%が運河の水と緑の都です。美しい景観を持つ都市であるため、「北欧のベネチア」と言われています。

ヨーテボリは、スウェーデン本土の南西にある西海岸沿いの都市です。面積は約448平方キロメートルで、日本と比べると山梨県と同じくらいの広さになります。首都ストックホルムより約2.3倍の広さがあり、観光名所も多くある港町です。

ヨーテボリはスウェーデン第2の都市として知られています。美しい景観の街にはたくさんの店が立ち並び、スウェーデンのなかでも特に買い物が楽しい街です。美術館や遊園地などがあり、近年は観光地としても有名になってきています。

スウェーデン第3の都市として知られるマルメは、面積が約158平方キロメートルの小さい都市です。山手線の内側の面積が約63～65平方キロメートルと言われていますので、マルメの面積はその約3倍になります。

スウェーデンの最南端に位置するマルメは、北ヨーロッパで最も高いビルがあることで有名です。現代風のビルと歴史を感じる旧市街地が混ざった景観は、観光客にも人気があります。隣国のデンマークとはエーレ海峡を挟んで橋で繋がっており、電車での行き来が可能です。

スウェーデンは国土の約69%を森林が占めています。森林の割合を世界ランキングで見ると、スウェーデンが69%で第16位なのに対し、日本は約68.5％で第17位です。遠いヨーロッパの国スウェーデンですが、人が住める土地と森林の割合は日本と似ていることが分かります。

大小さまざまな島々からできているスウェーデンには、なんと9万7500個以上もの湖があります。日本の湖は1万3000個ほどですから、スウェーデンの湖の数は日本の約7.5倍です。スウェーデンの国土面積は日本の約1.2倍にも関わらず、湖の数は7.5倍もあるのは驚きます。

スウェーデンは日本と同じように、夏は暑く冬は寒い気候です。四季がはっきりと分かれているのも特徴で、四季折々の風景が楽しめます。メキシコ湾流のおかげで夏は猛暑ではありませんが、北極圏のために冬は厳しい寒さです。

自然に囲まれたスウェーデンに暮らすスウェーデン人は、自国の自然がとても大好きです。北極圏の国は日照時間が短くなるので、健康のために日光浴などをして過ごします。休日は近くの森や湖でピクニックやハイキングなどをして過ごす、自然を愛する国民性です。

スウェーデンの人口は1,022万人ですが、広い国土面積にも関わらず人口が少ないです。人口密度は1平方キロメートルあたり約23人で、世界ランキングでは190か国中第155位となっています。スウェーデンは世界的に見ても、1平方キロメートル当たりの人口が少ない国です

スウェーデンの人口を日本と比較すると、神奈川県とほぼ同じくらいになります。日本で最も人口が多いのは東京都の約1300万人で、第2位が神奈川県の約905万人です。一つの国の人口が日本の県の人口とほぼ同じですので、スウェーデンの人口がとても少ないことが分かるのではないでしょうか。

スウェーデンの首都ストックホルムや、主要都市のヨーテボリ、マリメの人口を日本と比べてみましょう。スウェーデンは国土面積が広いですが、人口が少ないのが特徴です。森林の割合が国土面積の69%で、都市部に人口が集中しています。スウェーデンの主要都市の人口密度も詳しく見ていきましょう。

首都ストックホルムの人口は約97万人で、秋田県とほぼ同じくらいです。市の面積が小さいため人口密度は1平方キロメートルあたり約4,640人となり、福岡県福岡市とほぼ同じになります。福岡市は日本でも特に大きい都市ですので、ストックホルムがいかに栄えているかがイメージしやすいのではないでしょうか。

ヨーテボリの人口は約52万人で、鳥取県とほぼ同じくらいです。ヨーテボリの面積は鳥取県の約8分の1となっており、狭い土地に人口が集まっているかが分かります。人口密度は1平方キロメートルあたり約1,160人です。

マルメの人口は約32万人で、人口だけを見ると少なく感じます。人口密度は1平方キロメートルあたり約2,025人で、人口に対する面積が小さい街です。日本の人口密度ランキング第4位の埼玉県とほぼ同じとなっています。

スウェーデンは日本より少し大きく、森林面積の割合は日本と同じです。しかし、人口は日本に比べるととても少ないことが分かりました。森や湖、海に囲まれた自然豊かな魅力たっぷりの国スウェーデンに、一度足を運んでみたいですね。