目次 [表示]
- アイルランドの面積って?
- アイルランドの面積は7万300平方キロメートル
- アイルランドの面積を比較①:北海道
- アイルランドは北海道より少し小さい
- アイルランドの人口密度は北海道本土とほぼ同じ
- アイルランドの面積を比較②:本州
- アイルランドは本州の約1/3の大きさ
- アイルランドの人口密度は本州の1/6以下
- アイルランドの面積を比較③:四国
- アイルランドは四国の約4倍
- アイルランドの人口密度は四国の1/3
- アイルランドの面積を比較④:九州
- アイルランドは九州の1.6倍
- アイルランドの人口密度は九州の約1/4
- アイルランドの面積を比較⑤:首都
- ダブリンは東京23区の1/5の大きさ
- ダブリンの人口密度は東京23区の約4/5
- アイルランドを世界と比較①:島の面積
- アイルランドはサハリンや北海道と同じくらい
- アイルランド島は世界で20番目に大きい島
- アイルランドを世界と比較②:人口密度
- アイルランドの面積は北海道本土と同じくらい
アイルランドの面積って?
アイルランドは、イギリスのすぐ横に浮かぶアイルランド島の約8割を占め、島の北東部ではイギリスの北アイルランド地域と隣り合っています。自然の絶景や歴史ある街並みにくわえ、寒暖差が少なく過ごしやすい気候が、旅行客に人気である一方、教育水準が高く、留学先としても人気です。
アイルランドの面積は7万300平方キロメートル
面積 | 約70,300㎢ |
---|---|
人口 | 約492万人 |
首都 | ダブリン |
言語 | アイルランド語(ゲール語)、英語 |
宗教 | 78%がカトリック教徒 |
出典:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ireland/data.html
アイルランドの国土は、約7万300平方キロメートルです。東西に300キロメートル弱、南北に500キロメートル弱の広さがあります。広さの感覚をつかむために、もっとも大きさの近い北海道から始めて、本州・四国・九州、そして首都の順に面積をくらべてみましょう。
アイルランドの面積を比較①:北海道
面積 | 人口 | 人口密度 | |
---|---|---|---|
アイルランド | 7万300㎢ | 約492万人 | 70人/㎢ |
北海道 | 8万3,400㎢ | 約530万人 | 63.6人/㎢ |
アイルランドは北海道より少し小さい
アイルランドの国土は、離島も含めた北海道地方の面積より一回り小さく、北海道地方の8割ほどの面積です。離島をのぞいた面積のみでも、北海道は約7万8,000平方キロメートルの広さがあり、静岡県1個分程度(7700平方キロメートル)アイルランドを上回ります。
アイルランドの人口密度は北海道本土とほぼ同じ
アイルランドの人口密度は北海道地方と近く、北海道本土のみの人口密度と比較するとアイルランドとほぼ差がありません。北海道は、日本の9地方でもっとも人口密度が低く、次に低い東北地方の半分ほどですので、アイルランドは、日本とくらべると人口密度が大幅に低いことがわかります。
アイルランドの面積を比較②:本州
面積 | 人口 | 人口密度 | |
---|---|---|---|
アイルランド | 7万300㎢ | 約492万人 | 70人/㎢ |
本州 | 23万1,100㎢ | 約10,381万人 | 449人/㎢ |
アイルランドは本州の約1/3の大きさ
アイルランドの国土は本州の3分の1以下の大きさしかありません。本州を3等分にすると、面積・南北の距離はだいたい一致します。日本全土の約6割に値する本州は、離島をのぞいても約22万7,900平方キロメートルあり、世界の島の中で7番目の大きさがあります。
アイルランドの人口密度は本州の1/6以下
日本の全人口の8割以上が集まる本州とくらべると、アイルランドの人口密度は6分の1以下です。もし本州がアイルランドの人口密度だったとすると、本州の人口はたったの1,600万人ほどなってしまいます。関東でいえば埼玉・神奈川の2県、関西でいえば京都・大阪・兵庫の3府県の人口を、わずかに下回る人数です。
アイルランドの面積を比較③:四国
面積 | 人口 | 人口密度 | |
---|---|---|---|
アイルランド | 7万300㎢ | 約492万人 | 70人/㎢ |
四国 | 1万9,000㎢ | 約384万人 | 204.2人/㎢ |
アイルランドは四国の約4倍
アイルランドの国土は、四国地方の4倍近くあります。南北の長さは倍以上の差がありますが、四国は横に細長いため、東西の長さはほぼ同じです。山がちな四国に対して、平地の多いアイルランドでは、車の法定速度が少し早めなことも手伝って、東西間の移動はアイルランドのほうが少し速いです。
アイルランドの人口密度は四国の1/3
四国地方の4倍近い広さのあるアイルランドですが、人口は四国より少し多い程度しかおらず、人口密度はおよそ3分の1です。日本国内で見ると四国の人口は決して多くはなく、4市のうち3市は国内で下から10番以内に入る少なさですが、面積も大きくない分、人口密度は北海道や東北を上回ります。
アイルランドの面積を比較④:九州
面積 | 人口 | 人口密度 | |
---|---|---|---|
アイルランド | 7万300㎢ | 約492万人 | 70人/㎢ |
九州 | 4万2,200㎢ | 約1,301万人 | 308.1人/㎢ |
アイルランドは九州の1.6倍
アイルランドの国土は九州地方をわずかに上回り、2倍に満たない程度です。離島をのぞく九州本土とくらべると約2倍あり、アイルランドの中に九州本土がすっぽり収まります。アイルランドの南北間は、鹿児島県枕崎市から海を渡って島根県浜田市に届くくらいの距離です。
アイルランドの人口密度は九州の約1/4
面積は九州地方を上回るアイルランドですが、人口は九州地方の半分以下、人口密度は4分の1以下です。アイルランドの人口密度を九州に置き換えてみると、九州の人口は300万人弱、およそ長崎・鹿児島2県のみの人口を下回る数にまで減ります。
アイルランドの面積を比較⑤:首都
面積 | 人口 | 人口密度 | |
---|---|---|---|
ダブリン | 115㎢ | 約140万人 | 1万2,140人/㎢ |
東京23区 | 628㎢ | 約940万人 | 1万4,974人/㎢ |
ダブリンは東京23区の1/5の大きさ
アイルランドの首都ダブリン市の面積は小さく、東京23区の5分の1以下で、千代田・中央・港・渋谷・新宿・文京をあわせた都心6区とおおよそで一致し、少し上回ります。ダブリン州と東京都をくらべると、面積は東京都の6分の1以下で、都道府県のうち最小である香川県とくらべても、5分の1以下の大きさです。
ダブリンの人口密度は東京23区の約4/5
アイルランドの首都ダブリン市には、アイルランドの人口の3分の1が集まっており、人口密度は、世界でも高いほうである東京23区の8割ほどで、だいたい同じです。アイルランドの大きさとほぼ同じ都心6区は、人口密度は23区とほぼ同じですが、ビジネス街の多い千代田区を含むため、若干ダブリンに近づきます。
アイルランドを世界と比較①:島の面積
面積 | |
---|---|
アイルランド | 70,300㎢ |
サハリン(樺太島) | 77,000㎢ |
北海道本土 | 78,000㎢ |
アイルランド島 | 82,100㎢ |
ミンダナオ島 | 95,600㎢ |
アイルランドはサハリンや北海道と同じくらい
アイルランドの国土を世界の島とくらべると、ロシアのサハリン(樺太島)や北海道本土と近く、両島の面積をわずかに下回ります。南北の距離は、縦に細長いサハリンの半分ほど、ひし形に近い北海道とは南端・白神岬~北端・宗谷岬とおおよそ同じです。
アイルランド島は世界で20番目に大きい島
アイルランド島は世界の島のうち20番目に大きく、北海道本土を上回り、フィリピンで2番目に大きな島であるミンダナオ島の8割ほどの大きさです。
アイルランドを世界と比較②:人口密度
日本の人口密度を大幅に下回るアイルランドは、世界の国や地域とくらべると、どのぐらい高いのでしょうか。2018年のデータでは、215の国と地域のうち131位で、平均より低く中の下くらいです。
日本はフィリピンに次ぎ35位、アイルランドの隣国イギリスは47位で、アイルランドを上回ります。
アイルランドの面積は北海道本土と同じくらい
アイルランドの面積・人口密度は、どちらも離島をのぞいた北海道本土とだいたい同じ、南北間もおおよそで一致し、東西間は北海道が多少上回ります。人口は、減少傾向の日本と反対に増加傾向にあり、20~30年後には人口密度の目安は変わるかもしれませんが、今のところ北海道本土くらいと覚えるのが便利です。
出典:The True Size of ...