フランスの治安
パリを除けば、フランスは治安が良い国とされています。フランスには歴史的な建築物や美術館が数多くあるので、外国人観光客が多く、観光客を狙ったスリなどの軽犯罪が多発しているのも事実です。しかし、安心して旅を楽しみたいですよね。フランスのナントなどでは、観光客を狙った軽犯罪が年々少なくなってきているので、良い傾向といえます。
パリの治安
パリの治安は、フランスの中でも、特に治安が悪いとされています。パリの北駅周辺では、盗難などの軽犯罪が多発しており、現地のフランス人でさえバックに気をつけて外出します。また、パリは歴史ある街なので観光客も多く、法外な料金を請求するタクシーなどが多くいるのも事実。観光へいく場合、気をつけるにこしたことはないでしょう。
パリの地下鉄の治安
パリのメトロでは、そこまで注意は必要ありませんが、帰宅ラッシュ時にメトロに乗ると、気づかない間に携帯電話などを盗まれる危険があります。2018年の発表によると、メトロ内で盗難が発生した件数は少ないとされていますが、安全対策のためにも注意するのがおすすめです。
パリでは注意が必要
パリでは、スリなどの軽犯罪に注意が必要です。特に北駅周辺の治安が悪いとされているのですが、他の地域でもトラブルを避けるために注意することをおすすめします。そして、パリはフランスの首都ですが、英語を話せない人も多くいるので、旅行前にフランス語を少し覚えておくと、なにかあった時に役立つでしょう。
押し売り
エッフェル塔周辺のバス停では、エッフェル塔のお土産を押し売りしてくる人が多くいます。同じ商品が近くのお店で安く売られていますので、損をしないためにも、押し売りから購入するのはおすすめしません。購入してくれるまでしつこく押し売りをしてきますので、お土産をいらない場合は、ずっと無視をしましょう。
置き引き
パリのレストランでは、お手洗いに行く際でも、バックパックやスーツケースを一緒に持っていきましょう。パリでは高額なレストランでさえ、旅行者が置き引きの被害にあった事例があります。疲れていても、常に荷物を一緒に持ち運ぶと、トラブルを避けられます。
タクシー
パリ区内には、旅行者を狙った法外な料金を請求するタクシーが多く走っています。高額な料金を請求されないためにも、タクシーの利用はせず、常に電車やバスなどを利用するとトラブルを避けることができます。
パリの地下鉄で乗車券を購入する方法
パリで電車に乗車するには、無人の自動券売機か、有人の券売所で乗車券を購入する必要があります。また、ユーロを持っている場合は無人の自動券売機から乗車券をスムーズに購入できますが、JCBなどのクレジットカードは有人の券売所でしか使えません。
乗車券の料金はエリアによって違う
パリで電車の乗車券を購入する際は、日本のように行きたいエリアによって料金が変わります。パリではエリアごとの名前をZoneと言い、Zone1からZone5まであります。また、Zone1はルーヴル美術館やエッフェル塔があるエリアとなっており、Zone5はディズニーランドや空港があるエリアで、電車の本数も他と比べて少なくなっていますので注意しましょう。
エリアごとの料金
Zone1~Zone2 | 7,5ユーロ |
Zone1~Zone3 | 10ユーロ |
Zone1~Zone4 | 12,4ユーロ |
Zone1~Zone5 | 17,8ユーロ |
パリの地下鉄で注意すべきこと
パリのメトロでは、いくつかのことに注意する必要があります。先ほどもご説明したとおり、帰宅ラッシュ時(18時~20時)は電車に乗ることを避けたほうが安全でしょう。また、電車の扉は自動ドアと手動ドアの2種類がありますので、ドアが全く開かない場合は、ドアに付いているボタンを押して、手動で開ける必要があります。
スリ
パリの北駅で電車に乗車する際は、スリの危険がありますので注意が必要です。他の駅ではそこまで警戒する必要はありませんが、北駅はパリの中でも特に治安が悪い地域なので、電車内でも警戒することをおすすめします。
酔っぱらい
パリの電車内には、よく 酔っぱらいがいるので注意が必要です。中には物乞いをするホームレスなども乗車し、旅行者にお金を要求してくることもあるので、無視をするか下車することをおすすめします。また、物乞いをするホームレスは危害を加えてきませんが、旅行者が酔っぱらいとトラブルになった事例もありますので、気をつけましょう。
後ろの乗客
帰宅ラッシュに電車に乗らなければいけない時は、後ろの乗客に注意が必要です。電車内でバックパックを背負っていると、後ろの人にあたってしまい、トラブルになる可能性があります。また、フランスでは英語を話せる人が少ないので、トラブルを避けるためにも、マナーに気をつけましょう。
シャルル・ド・ゴール国際空港から地下鉄を使って観光名所へ行く方法
シャルル・ド・ゴール国際空港から、パリの観光名所に行くには、主にRER Bと書かれた電車に乗車し、途中の駅でRER Cに乗り換えて名所に行くことが可能です。RER Bの本数は比較的に多いので、空港で長い時間待たなくても電車に乗ることができます。しかし、RER Cは本数が少ないので、乗り換えの駅で少し電車を待つ必要があります。
エッフェル塔への行き方
シャルル・ド・ゴール国際空港からエッフェル塔への行き方は、シャルル・ド・ゴール国際空港の第3ターミナルにある駅から、RER Bと書かれた電車に乗車します。そして、サン=ミッシェル=ノートルダム駅まで行き、改札を通りRCR Cに乗り換え、シャン・ド・マルス=トゥール・エッフェル駅で降りるのが、主な行き方です。また、アレクサンドル3世橋や軍事博物館も、同じ方法で行くことができます。
治安情報
エッフェル塔の周辺には、お土産を押し売りしてくるフランス人が多くいます。また、危害は加えてこないので、危険はありませんが、高額な値段で押し売りをしてきますので、注意が必要です。
ルーヴル美術館への行き方
シャルル・ド・ゴール空港第2TGV駅から、RER Bと書かれた電車に乗車し、シャトレ-レ・アル駅で下車。そこから徒歩10分ほどで行くことができます。また、サン=ミッシェル駅で下車しても、徒歩10分ほどで行くことが可能です。ノートルダム大聖堂に行きたい場合も、同じ駅から行くことできます。
治安情報
ルーヴル美術館の周辺は、物乞いではないのですが、ボランティアを装ってお金を請求してくるインド人の女性が多くいます。また、お金だけではなく、電話番号や住所までも記入するように言われますので、話しかけられても無視するのがおすすめです。
エトワール凱旋門への行き方
シャルル・ド・ゴール空港第2TGV駅からRER Bに乗車をし、シャトレ-レ・アル駅まで行きます。改札を通りRER Aに乗り換え、シャルル・ド・ゴール=エトワール駅まで行き、そこから徒歩2分ほどでエトワール凱旋門に行くことが可能です。また、RER Aは本数がRER Bと比べても少ないので、駅で電車が来るまで待つ必要がありますので気をつけましょう。
治安情報
エトワール凱旋門の周辺には、ホームレスなどの物乞いがたくさんいます。中には、子供の物乞いなどもおり、心苦しいのですが無視するのが一番です。一度お金などをあげてしまうと、他のホームレスたちが近くまで来て、お金を要求してきます。
ヴェルサイユ宮殿への行き方
シャルル・ド・ゴール国際空港の第3ターミナルにある駅から、RER Bに乗車をし、サン=ミッシェル駅まで行きます。そして、改札を通りRER Cに電車を乗り換えて、ヴェルサイユ–シャンティエ駅まで行き、そこから徒歩でヴェルサイユ宮殿に行くことが可能です。しかし、ヴェルサイユ宮殿は休みが月曜日の時が多いので、事前にいつが休みかを調べていきましょう。
治安情報
ヴェルサイユ宮殿の周辺は、日中ならそこまで警戒は必要ないですが、夜は警戒してください。夜には旅行者を狙って恐喝をする人達がいますので、注意が必要です。また、ヴェルサイユ宮殿の周辺だけではなく、パリ区内は夜に出歩かないのが一番でしょう。
モンマルトルへの行き方
空港の第3ターミナル駅からRER Bに乗車をし、パリ北駅まで行きます。そして、北駅から改札を通りM4に乗り換えをし、マルカデ—ポワソニエから徒歩でモンマルトルへ行くことが可能です。また、徒歩ではなくM12に電車を乗り換え、ラマルク コーランクール駅まで行き、そこからでもモンマルトルへ行くことができます。
治安情報
モンマルトルの周辺にも、エッフェル塔周辺のように、お土産を押し売りしてくるフランス人が多くなっています。また、モンマルトルに行くために、タクシーを利用する人がいますが、パリには法外な料金を請求するタクシーが多いのでおすすめしません。
まとめ
パリの治安や、空港から観光名所への行き方をいくつかご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?パリには歴史的な建築物が多くきれいな街です。しかし、ヴェルサイユ宮殿では休みの日もあり、他の観光名所にも休みの日がありますので、旅行前に調べることをおすすめします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。