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ゴッホ美術館の見どころを解説!展示作品やチケットの買い方も!

ゴッホ美術館の見どころを解説!展示作品やチケットの買い方も!

オランダ・アムステルダムにあるゴッホ美術館の魅力をご紹介します。フィンセント・ファン・ゴッホの、激動の人生を振り返りながら、素晴らしいゴッホ作品を鑑賞することができるゴッホ美術館は、オランダ観光に欠かせないスポットです。

目次 [表示]

ゴッホ美術館の魅力をご紹介!

オランダ旅行には欠かせない?

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ゴッホ美術館 外観

オランダ旅行には欠かせない観光スポットのアムステルダムにある、ゴッホ美術館を紹介させていただきます。こちらの美術館はとても人気ですので、見どころ作品とともにチケットの予約方法やチケットの値段、行き方を説明させていただきます。残念ながら、ゴッホ美術館の作品は撮影禁止になっています。しかし、撮影可能なオブジェなどがたくさんあるので、そちらの写真とともに作品の紹介をさせていただきます。行く予定のある方は、ぜひ、参考にしてください。

ゴッホ美術館てどんなとこ?

絵画は200点以上、版画や素描が700点以上貯蔵されています。ゴッホの激動の人生を振り返りながら、ゴッホ作品を鑑賞できる貴重な美術館となっています。ゴッホの作品は、生前1枚しか売れなかったとも言われておりますが、現在では値段がつけられないほど価値がある名作ばかりなのがせつないですね。彼の苦悩の画家人生が想像できます。なぜゴッホ作品は世界中の人々からこんなにも愛され心を奪われるのでしょうか?

フェンセント・ファン・ゴッホってどんな人?

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ゴッホはオランダの画家(1853-1890)で教師や書店員などの仕事をしていたこともありましたが、1878年以降は画家を目指し亡くなるまでの約10年の間に数多くの作品を残しています。ゴッホは短い画家人生の中で、様々な画家の影響を受けて作風の変化があります。彼は幼少期から気難しく、すぐにヒステリーを起こし、他者とのコミュニケーションが苦手だったと言われています。画家人生の中でも精神が安定していた期間は短く心の激情が作品にも溢れています。有名な話では、ゴッホの尊敬していた画家のゴーギャンとの共同生活時、喧嘩をしてしまいカミソリで自身の左耳を切り落とすという事件がありました。その後、精神病院で過ごし安定した時期もありましたが、1890年銃自殺をしています。そんなゴッホですが心の支えになったのは弟のテオであり、ゴッホがまめにテオに送った手紙も、美術館に展示されており感慨深いものがあります。

ゴッホ美術館の見どころ作品①

ゴッホ美術館の見どころ作品「ひまわり」

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ゴッホの代名詞「ひまわり」の現存する6点のうち1点があります。美術に詳しくない方でも一度は目にしたことがある絵画ですよね。ゴッホにとって向日葵は太陽の象徴であり、心の中の光だったのかもしれません。明るい配色で描かれていますが、筆のタッチは力強く様々な感情が読み取れます。6点のひまわりは少しずつ印象が違いうので、違いを楽しむことができます。また、ひまわり作品のうちの1つは日本人が保有しています。1987年損害保険ジャパン日本興亜の当時の取締役であった後藤康夫がお値段なんと約56億円で購入しました。とんでもない値段で取引されましたね。

ゴッホ美術館の見どころ作品②

ゴッホ美術館の見どころ作品「花咲くアーモンドの枝」

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この作品は暗い作品が多い中、ひときわ鮮やかな配色で見るものを魅了する色使いです。とても神秘的で綺麗な絵画です。こちらの作品は精神病院で過ごす中で、弟テオの息子の誕生を祝い送られた作品です。丁寧に描かれており、浮世絵の影響も存分に受けた作品になっています。弟への愛情を感じることができます。また、産まれた息子には「フィンセント」と名付けられました。兄弟の絆が伝わってきますね。実際に見ると心を奪われること間違いなしです。制作年は1890年でゴッホが亡くなる数ヶ月前だと言われています。こんな素敵な絵が描けるのに死を選んでしまったことが、とても悲しくなります。

ゴッホ美術館の見どころ作品③

ゴッホ美術館の見どころ作品「ファン・ゴッホの寝室」

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この作品はゴーギャンと一緒に暮らしたアルルにある黄色い家のゴッホの寝室です。色使いがカラフルで構図がおもしろい作品です。5歳年上のゴーギャンのことをゴッホはとても尊敬し、ゴッホの熱望で共同生活が開始されました。初めは共同作品を描くなど、うまくいっていた生活も、ゴーギャンは作品を想像して描くようにゴッホに指導し、対象物をじっくり見て描きたかったゴッホとの考え方の違いが産まれます。また、さまざまな性格の違いからお互いのストレスが溜まっていきます。そんな中ゴッホの耳切事件により、共同生活はたったの2ヶ月で終わりを迎えました。短かった共同生活でしたが、この期間でゴッホは約40点ほど作品を残しており、実りのある共同生活だったことがうかがえます。

ゴッホ美術館の見どころ作品④

ゴッホ美術館見どころ作品「カラスのいる麦畑」

この作品は暗い空に麦畑が異様に明るく見えてアンバランスさが作品を引き立たせています。そして、複数のカラスが飛んでおり、なんとも不気味な印象の絵となっています。こちらの作品はゴッホが残した最後の作品と言われることが多い絵です。ゴッホはこの絵を「死」をテーマに描いており、彼の死ぬ直前の感情がひしひしと伝わってきます。しかし、タッチは力強く「生きたい」という気持ちも伝わってくるかのようです。もし自殺せずに作品を描き続けていたら、またさらに素晴らしい作品を描いていたかと思うと悲しいですね。

ゴッホ美術館への行き方

スキポール空港からの行き方

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スキポール空港からアムステルダム中央駅まで

オランダのスキポール空港からの行き方…スキポール空港からアムステルダム中央駅(値段4.5ユーロ)への行き方は電車が早いです。約7分でアムステルダムへ到着します。オランダの電車利用は旅行者であればアムステルダムトラベルチケットがおすすめです。スキポール空港からの往復乗車もついて、アムステルダムの公共交通機関が乗り放題 (値段17ユーロ〜)になっています。自動販売機で購入可能で英語表示に切り替えることができます。よくわからなければカウンターで購入を。オランダ人は、ほとんどの人が英語が堪能なので行き先を見せるだけでも通じます。

アムステルダム中央駅から美術館まで

アムステルダム中央駅に到着したら、ゴッホ美術館までトラム利用が便利です。トラムへの行き方は南口を出てすぐに乗り場が見えてきます。トラム2番に乗車し約20分程度で到着します。下車し1-2分程歩けば到着です。アムステルダム国立美術館が隣接していますので、ゴッホ美術館とともに鑑賞されるのも良いですね。もしも、体力に自信があり時間がある方は、アムステルダム中央駅から徒歩での行き方もあります。約40分程かかりますが、街の観光をしながら歩けばあっという間かもしれません。

ゴッホ美術館のチケット購入方法

事前予約するべき?

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ゴッホ美術館は世界的に人気の高い美術館のため必ず事前予約しましょう。閑散期であれば1週間前くらいで予約可能ですが、春や夏の観光シーズンは早めの予約がおすすめです。下記のサイトで日本語予約できます。日付と時間を選択しましょう。予約ができましたら、QRコードを画像保存か印刷しておきましょう。時間で予約しているため、時間になったらゴッホ美術館の入り口で提示し、入場しましょう。美術館内はとても混み合っていますが、それほど大きくはないので、じっくり鑑賞を楽しんでくださいね。

https://tickets.vangoghmuseum.com/ja/purchase-your-tickets-in-japanese
チケット予約

当日券はあるの?

チケットの事前予約が万が一できていなくても、外のカウンターで当日券の販売をしていますので、売り切れていなければ当日券購入が可能です。しかし、当日券は売り切れの可能性が高いので、予約がおすすめです。当日購入しようとして買えずに入場できなかった方も多いので気をつけてくださいね。

ゴッホ美術館内情報

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弟テオへの手紙

チケットの値段

  • 大人チケット:18ユーロ(18才以上)
  • 子供チケット:無料(0才〜17才)
  • 日本語マルチメディアオーディオガイド:51ユーロ
オーディオは当日に借りましょう。子供は無料なので、とてもお得感があります。

ミュージアムカードを利用する

ミュージアムカードとは、基本はオランダに住所がある方向けで、1年間64.9ユーロ支払うとオランダ内の美術館へ入場し放題のカードとなってます。旅行者でも購入すれば、仮カードが発行され、5箇所の美術館に入場可能です。オランダで美術館鑑賞を3箇所以上考えている方であれば、とてもお得なカードです。美術館の値段は高めなので、少しでもお得に観光したい方におすすめです。「真珠の耳飾りの少女」があるマウリッツハイス美術館や「夜警」のあるアムステルダム国立美術館はオランダ観光には欠かせません。時間がある方はぜひ訪れてください。ちなみに、隣接している国立美術館は並ぶかもしれませんが、当日券の購入が可能です。

営業時間

年中無休です。開館時間は9時〜17時となっています。

ミュージアムショップ

こちらはオランダならではのゴッホミッフィーです。お値段17.95ユーロとなっています。とってもレアな商品です。美術館内には3箇所のミュージアムショップがあり、さまざまなゴッホ作品のグッズが販売されています。こちらでしか買えないグッズばかりですのでチェックしてください。また、専門書から一般書まで幅広い書物の購入もできます。絵画を鑑賞後にショップを訪れると購買意欲が湧いて、つい、いろいろ買ってしまいます。ちなみに、日本でも大人気のミッフィーは、オランダの地域やいろいろな施設でオリジナル商品が多数販売されています。集めてみるのもいいですね。

フライデーナイトミュージアム

金曜日は毎週21時まで営業しています。なんと19時を過ぎたらカクテルを飲みながらの鑑賞もできます。音楽や無料のガイドツアーも楽しむことができます。夜に時間がある方は、大人な美術館鑑賞を楽しむのもおすすめです。時間を忘れて芸術を体感しましょう。

その他備考

無料のwi-fiがあります。バリアフリーのため車椅子の方も鑑賞可能です。手荷物の大きいものやリュックは禁止ですので、クロークに預けましょう。また、セルフィスポットやエントランス以外での写真撮影は禁止されています。

まとめ

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今回はゴッホ美術館の作品紹介と予約や行き方を紹介させていただきました。オランダは芸術の国であり数多くの美術館が存在しますが、ゴッホ美術館はその中でも絶対外せない美術館の一つです。お値段以上の体験となるでしょう。ゴッホ美術館は絵画だけでなく、建物自体もハイセンスで内装にも凝っているので楽しい場所です。美術館は1〜2時間ほどで鑑賞できます。チケットは当日購入ではなく、忘れずに予約をしてくださいね。また、アムステルダムもオランダらしい景色が広がっていて、歩くだけでもワクワクする刺激的な街です。美術館鑑賞と合わせて、時間が許すまで、アムステルダムの街をぶらぶらして欲しいなと思います。

mao
ライター

mao

オランダ在住で旅行好きなのでヨーロッパに関する記事などを中心に書いて行きます( ^ω^ )

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