目次 [表示]
- カースマルツゥとは
- カースマルツゥとは「ウジ虫」を使ったチーズ
- カースマルツゥの味は酸っぱい
- ギネスブックに認定されている
- なぜウジ虫をつかうのか
- ウジ虫がチーズの熟成を助ける
- 腐ってウジ虫が湧いたチーズがおいしいと発見した
- カースマルツゥの作り方
- ①ペコリーノサルドチーズを作る
- ②チーズバエに卵を産みつかせる
- ③ウジ虫がチーズを食べて消化・排出する
- カースマルツゥの食べ方や料理の仕方は?
- ウジ虫をのぞいて食べる
- ウジ虫ごと食べる
- 定番の食べ方は赤ワインとともに楽しむ
- パンに塗るという食べ方もよくされている
- なぜカースマルツゥは製造・販売が禁止されている?
- 衛生面に問題がある
- 体内に入り込んだウジ虫による危険性がある
- 重篤なアレルギーを起こす可能性がある
- カースマルツゥは今も作り続けられている
- カースマルツゥを食べる方法は?
- 現地の地元民に分けてもらう
- 闇市場で入手する
- カースマルツゥはヤバい
カースマルツゥとは
「カースマルツゥ」というのはイタリア・サルデーニャ地方の郷土料理です。ある意味世界で有名な料理と言われています。日本で生活しているとあまり聞き馴染みがない名前ですが、カースマルツゥを食べるために海外から現地に赴く人もいるほど一部の人々には人気の食べ物です。
カースマルツゥとは「ウジ虫」を使ったチーズ
カースマルツゥ(casu marzu)とは、イタリア・サルデーニャ地方で作られているチーズの名前で、サルデーニャ語で「腐ったチーズ」という意味です。ハエの幼虫であるウジ虫によって発酵・熟成されています。
カースマルツゥは地元のサルデーニャ地方では「ウジ虫チーズ」、「虫入りチーズ」と日常会話で呼ばれ親しまれています。
カースマルツゥの味は酸っぱい
- かなり熟成したゴーダチーズのよう
- クリーミーで口の中でとろける
- ねっとりと粘着性がある
- スパイシーである
- 酸味がある
- 食べると舌がしびれる
カースマルツゥの味に関しては、いろいろな意見がありますが、かなり濃厚でスパイシーさや酸味があるという感想が多いです。ウジ虫そのものは体液により苦味があります。少々癖があるので好き嫌いはわかれますが、クセになる人もいるそうですよ。
ギネスブックに認定されている
カースマルツゥは「人間の健康にとって世界で最も危険なチーズ」として2009年にギネスブックに認定されました。他にも、奇妙さと危険さからさまざまな異名を持っています。「世界で最もおぞましい食べ物」の常連とされていたり、衝撃的な見た目から「絶対に検索してはいけない言葉」とも言われたりしています。