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プラハ城の見どころは?チケットの買い方や料金など観光情報をご紹介!

プラハ城の見どころは?チケットの買い方や料金など観光情報をご紹介!

14世紀、新ローマ帝国の首都があったプラハは中世の雰囲気が漂っている街並みで、世界最大の規模を誇るプラハ城は、千年以上も前から街のシンボル的存在です。プラハ観光のハイライトといえばプラハ城といわれるほ見どころがたくさんあるボヘミア王国の繁栄を極めたお城です。

目次 [表示]

プラハ城の見どころを紹介

Photo byUSA-Reiseblogger

プラハ城は世界で最も大きい最古のお城で、内部は教会や王宮があり、中世の面影を残しているお城です。プラハ城内を散策していると、まるで中世にタイムスリップしたような感覚を味わえます。世界でもっとも古い大きな城として、ギネスブックにも登録されました。プラハ城では、毎日正午になると正門で衛兵の交代式が行われます。

プラハ城の基礎知識

Photo byexis

プラハ城は9世紀に建てられ、チェコの王様や大統領の執務室があり、文化的にも政治的にも重要な役割を果たしてきました。広い敷地内には、3つの教会と5つの宮殿があります。火薬塔や美しい庭園、お城に仕えていた使用人の家があり、世界最古の大きな城としてギネスブックに認定されました。城内は中世の面影が残り、映画のロケ地にも使用されています。「アマデウス」や「レ・ミゼラブル」もここで撮影されたことは有名です。

世界で一番の広さを誇るプラハ城

870年に神聖ローマ帝国やボヘミア王家の居城として建てられ、600年の月日を経て完成した城です。広さは東西に430メートル、南北に70~140メートルあります。フラッチャニの丘の上に建っているので、市内のどこからでもプラハ城を望むことができるのです。

プラハ城の観光シーズン

プラハ城のあるチェコのベスト観光シーズンは、夏です。チェコの緯度は日本の北海道の宗谷岬よりも北にあるので、夏でも気温は上がり過ぎず、湿度も低く、過ごしやすいといえます。春は朝晩の冷え込みはありますが、日中は気温も安定しているので、観光には最適です。

プラハ城への行き方

プラハ城へはメトロやトラムを利用していくことができます。メトロで行く場合は、最寄り駅はメトロA線のマロストランスカー(Malostranska)駅下車、徒歩で10~15分でプラハ城に到着です。マロストランスカー駅からは上り坂の階段が続きますので、体力に自信のない方にはおすすめできません。マロストランスカー駅からトラムを使うと2駅目がプラハ城なので、本数も多いのでこちらがおすすめです。

プラハ城のチケット料金

世界一の広さを誇るプラハ城の敷地内は無料ですが、プラハ城内の観光スポットを見学するのには入場料が必要です。3つの見学コースのいずれかのチケットを購入するか、見学したい観光スポットのチケットのみ購入するかの選択になります。チケットは2日間有効で、1回のみ入場可能です。入場料金には割引が適用されます。6~16歳、65歳以上は割引料金、大人2名と16歳以下の子供の5名まで家族料金の金額が適用です。

プラハ城Aコース料金

プラハ城Aコースの入場料金は、一般:350コロナ、割引料金:175コロナ、家族料金:700コロナになります。見学できる観光スポットは聖ヴィート大聖堂、旧王宮、聖イジー教会、黄金の小路、ダリボルカ塔、国立歴史博物館、火薬塔、ローゼンベルク宮殿です。観光スポットの建物内で写真撮影をしたいときは、別に50コルナの写真撮影ライセンス料金が必要になります。

プラハ城Bコース料金

プラハ城Bコースの入場料金は一般:250コロナ、割引料金:125コロナ、家族料金:500コロナになります。見学できる観光スポットは聖ヴィート大聖堂、旧王宮、聖イジー教会、黄金の小路、ダリボルカ塔です。観光スポットの建物内で写真撮影をしたいときは、別に50コルナの写真撮影ライセンス料金が必要となります。

プラハ城Cコース料金

プラハ城Cコースの入場料金は一般:350コロナ、割引料金:175コロナ、家族料金:700コロナです。見学できる観光スポットは聖ヴィート大聖堂宝飾展、 旧王宮美術館になります。観光スポットの建物内で写真撮影をしたいときは、別に50コルナの写真撮影ライセンス料金が必要です。

常設展の入場料金

コース以外の観光スポットの入場料金は、常設展「プラハ城歴史物語」のみは一般:140コロナ、割引料金:70コロナ、家族料金:280コロナです。プラハ城美術館のみは一般:100コロナ、割引料金:50コロナ、家族料金:200コロナになります。火薬塔 - 警備兵展は一般:70コロナ、割引料金:40コロナ、家族料金:140コロナです。

その他の入場料金

聖ヴィート大聖堂宝物展のみは一般:250コロナ、割引料金:125コロナ、家族料金:500コロナになります。聖ヴィート大聖堂大南塔のみの料金は一律200コロナです。プラハ城の入場チケットは全部で8種類あって、入場できる観光スポットによって料金が異なるのでご注意ください。

チケットの買い方

プラハ城の入場チケットは、インターネットでの購入や前売りはありません。プラハ城のチケット売り場のみの購入になります。現金だけではなく、クレジットカードでのお支払いも可能です。コインの現金も忘れずにお持ちください。プラバ城の敷地内の公衆トイレは、入口で10コロナが必要となります。

チケットの購入できる場所

プラハ城の入場チケットは5ヶ所で購入することができます。①第二の中庭のチケット売り場、②第三の中庭のチケット売り場、③王宮美術館、④旧王宮、⑤黄金の小路で購入可能です。チケットは場所によって、とても混雑しています。緑の四角の中に「!」のマークの看板がある場所で、チケット売り場です。旧王宮美術館のチケット売り場が比較的、観光客が少ないといわれています。

プラハ城の開園時間

プラハ城は季節によって開園時間が異なります。10月~3月までは午前9時から午後4時まで、4月~10月までは午前9時から午後5時までです。プラハ城見学には時間が要するので、時間に余裕を持ってお越しください。

プラハ城観光の所要時間

見学に要する時間は、人それぞれ見学のペースによって異なりますが、平均時間は約3時間です。この時間は、プラバ城の観光スポットをすべて回っての所要時間となります。開園時間内の毎時0分には、城門で衛兵の交代式が行われているので、こちらの見学は忘れないようにしてください。

プラハ城のまわり方

世界一の広さがあるプラハ城の観光は、フラッチャニ広場に面したプラハ城の正門から観光スポットへスタートです。正門のすぐ横には「世界で一番美しいスタバ」といわれる、スターバックスのプラハ城店があります。景観を損なわない色の店舗で、とてもプラハの街並みに溶け込んでいると好評です。フラッチャニ広場は、2009年オバマ元大統領が核兵器廃絶の演説を行った場所としても有名で、ノーベル平和賞を受賞しました。

効率良いまわり方

プラハ城の観光スポットは広い敷地内に8ヶ所あり、他に美術館や宝飾品を展示しているところが2ヶ所あります。見学順に番号をつけると①聖ヴィート大聖堂→②旧王宮→③聖イジー教会→④黄金の小路→⑤ダリボルカ塔→⑥国立歴史博物館→⑦火薬塔→⑧ローゼンベルク宮殿です。プラハ城を訪れる時間帯によっては、2日間の観光となってしまいます。チケットは2日間有効なので、自分のペースでプラハ城を堪能してください。

プラハ城のおすすめの観光スポット1:聖ヴィート大聖堂

プラハ最大の観光スポットになっている大聖堂です。正式な名前を聖ヴォイテフ(Vojtěch)大聖堂といいます。天井がとても高い大聖堂で幅60メートル、奥行きが124メートルの広さがあり、塔の高さは96.6メートルです。世界一の広さを誇るプラハ場内のどこからでも望むことができます。

おすすめ観光地の見どころ・行き方:聖ヴィート大聖堂

大聖堂の最大の見どころは、「聖キリルと聖メテオス」のステンドグラスです。アルフォンス・ムハ(ミュシャ)の作品で、チェコにキリスト教を伝えた二人の聖人が描かれています。正面から見て右が兄のメテオス、左が弟のキリルです。二人の他にヴァーツラフ1世や聖ルドミラ、ポジヴォイ1世が描かれています。常にたくさんの観光客がいるので、写真撮影が困難な時があるのでご注意ください。

プラハ城のおすすめの観光スポット2:旧王宮

聖ヴィード大聖堂の真向かいにあるのが旧王宮で、16世紀まで王宮として使われていました。王宮にある普通の窓が、歴史を変える大事件の現場となりました。1618年ハプスブルク家の政策に、良い思いを抱いていなかったボヘミア貴族が、国王の顧問官2名と書記の3名を窓から突き落とすという、有名な「窓外投出事件」が起こります。この事件が、ヨーロッパ中を巻き込んだ三十年戦争のきっかけとなりました。

おすすめ観光地の見どころ・行き方:旧王宮

旧王宮は9世紀から10世紀にかけて建てられました。14世紀のカール4世の時世に今の王宮の広さに拡張されています。旧王宮の見どころは、ヴラディスラフ・ホールと呼ばれる大広間です。天井が花びらのような模様になっていて、ここでは戴冠式や舞踏会、馬上競技などが行われていました。天井にある紋章はとても印象的で、新国事録の間は特に素晴らしいです。

プラハ城のおすすめの観光スポット3:聖イジー教会

王宮を出てさらに奥にある赤壁の建物が聖イジー教会で、プラハ城内に920年頃、第二の教会としてヴラチスラフ一世が建てられました。最古の教会といわれており、石造りの壁が特徴の、2つの塔を持つロマネスク様式の教会です。内装は装飾が少なく、落ち着いた雰囲気が漂っています。

おすすめ観光地の見どころ・行き方:聖イジー教会

聖イジー教会の見どころは、厳格な雰囲気があるロマネスク様式の内装と、身廊にはプシェミスル王朝に属する人達のお墓が置かれている埋葬地です。聖ヴァーツラフの父のヴラチスラフ一世をはじめ、ボレスアフ2世が眠っています。教会内部には、後塵の天井壁面のフレスコ画ヴェンツル・ロレンツ・ライナーの作品が観光客に人気です。

プラハ城のおすすめの観光スポット4:黄金の小径

プラハ城の東側に黄金の小径があり、カラフルな色の建物が多く、中世の街に迷い込んでしまったかのような錯覚になります。皇帝が錬金術師を住まわせていたので、「黄金の小径」と名前が付けられました。この辺りには、城を守る衛兵や職人が住んでいたといわれています。

おすすめ観光地の見どころ・行き方:黄金の小径

黄金の小径は、現在お土産物屋さんがたくさん軒を並べる、観光客に人気の観光スポットになっています。「No.22」の番号がある青い家は、プラハ出身の小説家フランツ・カフカが仕事場として使っていた家です。この青い家では、カフカの著書が販売され、いつも観光客で賑わっています。

プラハ城のおすすめの観光スポット5:ダリボルカ塔

プラハ城の東端に建てられた小さな塔がダリボルカの塔です。この塔は牢獄のために建てられた塔で、最初に投獄されたのがダリボルという男で、その名前が付けられたといわれています。当時囚人には、食糧などは与えられず、獄中から物乞いをするしか生き延びる方法がありませんでした。僅かなお金でヴァイオリンを買い、獄中で練習を重ね演奏をし、市民から食料の寄進がありましたが、処刑されてしまったという話が残されています。

おすすめ観光地の見どころ・行き方:ダリボルカ塔

ダイボルカ塔には、黄金の小径の「No.12」と書かれたグリーンの家の階段から行くことができます。囚人を投獄していたので、中には拷問の時に使う道具を展示しているので、こういうのが苦手な方は避けるようにしてください。最初の囚人のダリボルの物語は、スメタナのオペラ「ダリボル」の題材に使われ、今に伝えられています。

プラハ城のおすすめの観光スポット6:ロジュンベルク宮殿

1545年~1574年にかけて建てられたル宮殿は、ネッサンス様式で貴族のロジュンベルク家によって造られました。1600年にはローマ皇帝ルドルフ二世の所有物となり、100年近く当時のままの形でしたが、1756年に大改修され現在の形になっています。

おすすめの観光の見どころ・行き方:ロジュンベルク宮殿

ロジュンベルク宮殿はプラハ城の東側にあります。ロジュンベルク宮殿の見どころは、宮殿内の天井にはフレスコ画と、天井を映し出す鏡、カレル4世の姿をした美術品など展示される観光スポットです。プラハ城内で発見された鉱石や金細工職人が使っていた道具なども展示されています。

まとめ

Photo bypierre9x6

600年の年月をかけて築き上げた世界一の広さを誇るプラハ城をはじめ、中世の名残のある魅力的な建築物がたくさんあります。中世建築やロマネスク建築、現代建築までの歴史的建造物に触れる旅をしてみませんか?街全体が世界遺産になっている古都プラハは、一度は訪れてみたい場所です。

sadia
ライター

sadia

バスガイドという職業をしていたせいか、旅行に行くことが大好きです。京都が好きで、月に一度は訪れています。海外へは年に3~5回は出かけ、特によく行くのが韓国で、チェジュ島には散歩に行くみたいによく行きます。アジアが好きなので、タイ・ベトナム・カンボジアなど世界遺産に登録されてる場所には、必ず行くようになりました。今では遺跡巡りをするのがライフスタイルになっています。遺跡を見て感動したのは、古代ヒッタイトの遺跡があるトルコのボアズカレとインダス文明が栄えたパキスタンのモヘンジョダロなどはもう一度時間をかけて訪れてみたいです。

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