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コウガイビルには要注意!身近なところに生息するヒルの特徴を解説!

コウガイビルには要注意!身近なところに生息するヒルの特徴を解説!

コウガイビルは、身近でも見かけることのある黒く細長いヒルのような生き物です。コウガイビルの特徴や生息場所、注意点などをご紹介しコウガイビルの生態に迫ります。コウガイビルのことを知ることで、コウガイビルを見かけた際にも慌てない対処につなげましょう。

目次 [表示]

コウガイビルのここに注意

Photo bypaulracko

コウガイビルは直接人体に害を与えてくることはありませんが、毒を持った種類もいるためコウガイビルの体に触れた場合や、野菜などにまぎれて口にしてしまった場合は注意が必要です。

注意するべき点をしっかり把握していれば、コウガイビルのほうから吸血してきたり人体に寄生することはないため過度な心配をする必要はありません。

コウガイビルに毒はある?

フリー写真素材ぱくたそ

コウガイビルの大半は毒を持っていませんが、一部の種にはフグと同じ毒を持つ個体もいます。毒を持った種もコウガイビルの方から噛んだりして毒を与えてくることはなく基本的には害はありません。

ですが、もし素手で触ってしまった場合は、自分の手を介して毒を口に持っていくことを防ぐため、念のため石けんなどでよく洗うようにしてください。

コウガイビルは吸血する?

Photo byWikiImages

コウガイビルは名前に「ヒル」が含まれていますが、血を吸うことはありません。一般的なヒルは哺乳類の血を吸うことで栄養を得ていますが、コウガイビルはそもそもヒルとは異なる動物であり吸血はせずに捕食を行います。もしコウガイビルに近づいても血を吸われて人体に傷がつくような危険はありません。

コウガイビルは寄生虫?

コウガイビルは寄生虫のような見た目をしていますが人に寄生することはありません。ですが野菜などの植物に潜んでいることがあり、意図せずに人の体に入ってしまう可能性はあります。

コウガイビル自身は寄生しませんが、餌のナメクジを捕食した際にコウガイビルの中に寄生虫が移っている場合もありますので、もし口にしてしまった場合はお医者さんへ相談してください。

身近に存在するコウガイビル

Photo by 拂塵子

コウガイビルは広く世界中に分布していて、日本国内でもさまざまな場所で見かけることがあります。普段は日のあたらない物陰に潜んでいることが多く日常生活ではめったに見かけることはない生き物ですが、実は身近なところに生息しています。

コウガイビルの分布

Photo bygeralt

コウガイビルの生息地域は温帯から熱帯にかけて広く生息しており、アジア、欧米、オーストラリアなど世界中のさまざまな地域に分布しています。日本でも北海道から九州まで数種類が分布しており、近年では外来種のコウガイビルも入り込んでいます。

コウガイビルの生息環境

Photo byFelixMittermeier

コウガイビルは乾燥に非常に弱い生き物のため、湿った暗い環境を好んで生息しています。乾燥に弱い生き物ですが、陸上生物であり池や沼地などの水が多い場所には生息しません。コウガイビルの住みやすい環境は限られていて、1匹見つかれば、近くに何十匹もの仲間が隠れていることもあります。

コウガイビルを見かける身近な場所

Photo bypepperminting

コウガイビルはだだっ広い野原よりも、人の住む市街地や畑などの農業地帯に多く見かけられます。身近な場所でも、石をめくれば大きな体をトグロを巻いて潜んでいることもあり、畑地だけではなく都会の公園などでも目撃されることがあります。まれに排水溝を通って、家の中まで入り込むこともあるため気をつけてください。

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