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世界一周旅行にかかる費用は?まわり方のプランによって違う費用を解説!

世界一周旅行にかかる費用は?まわり方のプランによって違う費用を解説!

海外旅行好きなら誰もが一度は夢見るであろう世界一周旅行。まわり方によってさまざまな特徴があり、費用も大きく変わってきます。手段によっては、思わぬ安価で世界一周旅行が可能になることも。この記事では、世界一周旅行のまわり方別の特徴・費用について詳しく解説しました。

目次 [表示]

世界一周旅行とは?

フリー写真素材ぱくたそ

世界一周は、海外旅行好きなら一度は憧れたことがあるのではないでしょうか?しかし、実際に行くとなると、問題になってくるのは、まずお金です。特に世界一周旅行においては、まわり方によって雰囲気や費用がガラリと変化します。この記事では、世界一周まわり方別の特徴・費用について詳しく解説しました。一生に一度の素敵な旅行をつくる参考に、最後まで目を通していただけると幸いです。

世界一周の定義

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世界一周旅行とは、一般的には日本への帰国をはさまず、世界各国を長期にわたって旅行することをさします。厳密な意味では、「太平洋と大西洋を一度ずつ横断して一周すること」という要素もあるようです。ただし、一番大切なのは世界一周旅行をされるご自身が楽しみつくして納得して帰国されること。定義にとらわれすぎず、柔軟な姿勢で満喫されることをおすすめします。

世界一周旅行と一般ツアーの違い

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世界一周旅行と一般ツアー、大きな違いとしてあげられるのが、目的地の自由度です。市販されているツアーは、人気・需要のある行き先を選んだもの。日本から遠い国や、治安や衛生の悪いイメージがある場所は、はずされることとなります。例えば、ハワイ行きのツアーは多くとも、アフリカ行きのツアーは、あまり見たことがないですよね?しかし、世界一周旅行においては、行き先を決めるのはあなた自身。心に思い描くままの旅行を楽しめます。

世界一周旅行はこんな方におすすめ!

フリー写真素材ぱくたそ

世界一周旅行は、行きたい場所が遠い、またはマイナーな場所だという人には、おすすめの旅行方法です。例えば、日本の反対側に位置する南米。向かうだけで1日以上かかり、ツアーはあまり見かけません。しかし、南米にはまた、魅力的で有名な観光地も多くあります。世界一周旅行ならば、マチュピチュもウユニ塩湖もペリト・モレノ氷河も一度の旅行で訪れることが可能です。こんなふうに考えると、少しわくわくしてきませんか?

世界一周旅行にかかるお金

Photo bykschneider2991

世界一周旅行の魅力にかるく触れたところで、本題のお金の話にうつっていきましょう。世界一周旅行では、まとまった長期旅行となるぶん、一般的なツアーよりも総額は高くなります。果たして世界一周は、お得な旅行方法と言えるのでしょうか?

世界一周旅行ならではの費用

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世界一周旅行の際には、特有の費用がかかります。大きな費用としては、予防接種や海外旅行保険など、自分の身を守るためのお金があげられるでしょう。予防接種を打って最悪の事態を避け、保険で万一の場合をカバーすることは、重要なことです。渡航先や旅行の長さによって費用も変わりますが、保険や予防接種関係だけで、10万から20万円のお金が必要となります。

世界一周はむしろコスパが良い?

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余分な費用がかかるぶん、世界一周のコストパフォーマンスが悪いかと言えば、そうではありません。日本への帰国を必須としないため、移動費用は大きく抑えられます。さらに、行き先が日本から遠ければ遠いほど、移動費が抑えられるというメリットも増大。つまり、世界一周旅行は、遠くの国・多くの行き先を希望される方にとっては、むしろお金がかからない旅行方法なのです。

ひとり旅にもおすすめ!

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一般のツアーは1部屋いくらかを基準にしており、ひとりで参加すると室料・参加料が加算されます。これが数万以上かかることも多く、ひとりでの参加は、あまり現実的ではありません。しかし、世界一周旅行においては、何人で行っても、ひとりあたりの費用は同じ。ひとりで自由に海外旅行を楽しみたい方にも、おすすめの旅行方法です。

飛行機と客船、二大手段を比較!

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実際に世界一周を計画するとなると、手段は大きく二つ、飛行機か客船です。海路で国と国をつなぎ、世界を回る客船。対して飛行機の場合は、大陸間や長距離移動の便を押さえ、基本的には陸路で移動します。それぞれのメリット・デメリット、どのような雰囲気の旅行になるのか、詳しく解説していきましょう。

客船で行くデメリット

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客船の場合、行き先は出発時に決められています。もちろん着いた国から近隣に足をのばすことは可能でしょうが、船の発着日はあらかじめ決まっているもの。遠出はあまり期待できないでしょう。そうなると、あらかじめ行きたい場所を含んだ客船プランを探す必要があります。個人の行きたい場所を全て網羅するのは、難しくなるでしょう。

客船で行くメリット

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客船で行くメリットは、国につくまでの安全かつ快適な移動が保証される点です。多くの客船プランにおいて、道中の部屋代・食事代はツアー代に全て含まれており、お金の心配も移動の心配もありません。さらに寄港先ではオプショナルツアーが用意されていることも多く、観光の際も団体で移動が可能です。乗ってしまえば、世界中を旅しながら確実に日本に帰ってくることができます。

客船はこんな方におすすめ

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客船での世界一周は、海外旅行初心者のかたにおすすめです。客船は行き先を選ぶことができませんが、乗ってしまえば安全かつ快適な移動が保証されます。確実に日本に帰ってくることができ、道中移動手段やお金の問題で悩まされることも、ほぼありません。海外旅行初挑戦の方でも、安全に多くの国を見てまわれます。

飛行機で行くデメリット

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つづいては、飛行機で行くプランについて解説していきます。飛行機で行くデメリットは、自力での陸路移動が必要になる点です。大陸間や長距離移動は飛行機を使うとして、それ以外の移動はすべて旅行する方本人がまかなう必要があります。現地でバスや電車などの移動手段について情報を得て、自分で予約し、乗らなければなりません。語学力や判断力が求められ、海外旅行に慣れた方でなければ難しいでしょう。

飛行機で行くメリット

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飛行機で行くメリットは、目的地を自由に設定できる点です。飛行機の便をどうとるかは自由、さらに陸路の移動経路も完全に自由に選ぶことができます。行きたい場所にかけたいだけの時間をあてることができるでしょう。選ぶプランによっては、途中で方針を変更することも可能。臨機応変、かつ柔軟な点が、飛行機の最大のメリットと言えそうです。

飛行機はこんな方におすすめ

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ある程度海外旅行慣れをしており、臨機応変に世界一周を楽しみたい方には、飛行機がおすすめです。陸路移動で難易度が増すかわりに、どこへ行くか、何をするかは限りなく自由になります。世界一周のメリットを最大限に活用し、自分の心のままに世界を見て歩いてください。

豪華客船で行くプラン

フリー写真素材ぱくたそ

それではいよいよ、具体的な世界一周の手段と費用について言及していきます。難易度の低いものから高いものになるように並べてみましたので、順番にご確認ください。最初にご紹介するのは豪華客船クルーズです。高そうなイメージのある豪華客船ですが、どのような特徴があり、実際にいくらで参加ができるのでしょうか?

豪華客船の特徴

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豪華客船クルーズでは、船の特徴である安全快適な移動に加えて、道中のショーやエンターテイメントを楽しめます。ひとたび豪華客船に乗船すれば、三度の贅沢な食事が提供され、ホテル並みのサービスを受けることが可能です。移動中もショーやイベントなどのエンターテイメントが充実しており、退屈する暇がないでしょう。贅沢な移動と旅行先の両方を楽しめるのが、豪華客船最大の魅力とも言えます。

豪華客船の費用

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内容が素晴らしいぶん、豪華客船にかかるお金は非常に高く、三か月の旅程で、ひとりあたり最低400万円程度はかかります。一般的なツアーと同じく一部屋単位での計算がなされているため、ひとり旅には向きません。食事代・ショーやイベント参加費は全て含まれていますが、渡航先でのオプショナルツアー代・お酒代などは含まれないケースが多いようです。他に数万円程度、港の利用税が一律徴収となります。

格安クルーズで行くプラン

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豪華客船の費用は高すぎるが、客船で安全に世界一周を楽しみたい。そんな方におすすめのプランが、格安クルーズです。有名な「ピースボート」をはじめとして、近年では他の客船でもコストを抑えた格安クルーズを提供しています。旅行慣れした方の中には、貨物輸送用のコンテナ船に同乗するというつわものも。その特徴と費用を、さっそく確認してみましょう。

格安クルーズの特徴

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格安クルーズにおいては、2~4人の相部屋が基本となっています。そのため、ひとりでの参加も歓迎されており、ひとり部屋加算もとられません。ただし、初対面の方と長時間空間を共にすることとなりますので、それが苦手な方は避けたほうが無難でしょう。加えて格安クルーズにおいては、豪華客船のような豪華なショーやイベントの開催はありません。代わりに乗船しているお客自らが、さまざまな企画をすることが多いようです。

格安クルーズの費用

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格安クルーズの費用は、期間三か月程度で、ひとりあたり約120万円となります。豪華客船同様、宿泊費・食事の料金は含まれているので、基本的な生活費の心配はありません。渡航先でのツアー代、港の利用税などは別となるので、10~20万程度は上乗せして準備しておく必要があります。有名な世界一周クルーズ「ピースボート」では、チラシ張りや事務作業のバイトで基本料金を割り引きしてくれる嬉しいシステムも。頑張り次第では、100万円以下での参加も十分可能です。

世界一周航空券で行くプラン

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つづいては客船よりも全体的に難易度の高い、飛行機でまわるプランをご紹介します。最初に紹介するのは世界一周航空券。その名のとおり、世界一周を目的として、出国から帰国までを一綴りにした航空券です。世界一周に適した航空券である反面、制限される部分もあります。内容や金額を詳しく確認していきましょう。

世界一周航空券の特徴

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世界一周航空券は、出国の前にルートを決めて発券しなければなりません。どこに行くかは自由ですが、最初からある程度旅程が決まる側面もあります。条件のなかで自由に航空券をとれるので、そこを上手く利用しましょう。例えば、モアイで有名なイースター島。旅人憧れの謎めいた地であると同時に、航空券が高いことでも知られています。ここを世界一周航空券で押さえれば、大幅なコストダウンに。日本でいかに上手く旅程をたてるかが、満足度の高い旅のカギとなります。

世界一周航空券の費用

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世界一周航空券にかかるお金は、最安でひとりあたり約35万円です。繁忙期も一律料金となっており、時期で値上がりすることもありません。もちろん客船のように部屋代や食事代が含まれているわけではなく、陸路の移動費もかかります。ただし、こちらに関しては、努力次第でかなり下げることも可能。旅人の腕の見せ所です。トータルで考えると、ひとりあたりの費用は100万円~300万円程度となります。

格安航空券で行くプラン

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最後に格安航空券で行くプランをご紹介しましょう。格安航空券とは、なんらかの理由で通常よりかなり安くなった航空券のことです。理由はさまざまで、搭乗日が迫っているため、また旅行会社が大量購入した余りなど。サービスを削って格安を実現するLCCもまた、格安航空券の一部と言えるでしょう。格安航空券は世界一周のプランとしては最も難しく、ともなって自由度も高いものとなっています。その費用と特徴を、早速確認してみましょう。

格安航空券の特徴

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格安航空券はその特性ゆえ、前もって全ての旅程を予約することはほぼ不可能です。同時に、臨機応変に旅程を変えたいかたには、ぴったりの手段。旅をしながら希望にあう格安航空券を探し、その都度、旅程をたてながら進んでいくことができます。一方旅慣れてない方にとっては、旅行中に先々の旅程をたてていくことが困難に感じてしまうことも。格安航空券の世界一周には、海外旅行に慣れてからの挑戦がおすすめです。

出国チケットがないと入国できない?

格安クルーズや世界一周航空券と比較して、自由な旅程が長所の格安航空券。次の国へのチケットを持たずに入国するケースも考えられます。ただし、出国・帰国チケットを持たない場合、テロ対策として入国拒否される可能性も。入国については念入りな事前調査をし、審査官と円滑なコミュニケーションをとれるよう準備しておきましょう。

格安航空券の費用

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格安航空券で世界一周を試みる場合、ひとりあたりの費用は30~70万円程度。ルートや飛行機に何度乗るかによって、かなりの差が出ます。旅程によっては、世界一周航空券よりも若干安く抑えることも。宿泊費・食費を極限まで抑え、トータル100万円程度で世界一周を叶えた方も、たくさんいらっしゃいます。難易度は高いものの、費用やルートは旅行される方次第。旅行に自信のある方には、一番おすすめしたいプランです。

憧れの世界一周旅行に挑戦してみよう!

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お金がかかるイメージのある世界一周ですが、実際は、格安クルーズや飛行機で節約し、100万円程度で叶えることもできます。まずは、どのようなまわり方をするか決め、目標金額を決めてみてください。お金が貯まれば、次は、いよいよあなただけの世界一周プランを練る時です。世界一周は容易ではありませんが、決して手の届かないものではありません。憧れの世界に一歩を踏み出してみてください。

中居礼子
ライター

中居礼子

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