A321neoってどんな飛行機？今までの飛行機との違いや機内のサービスを解説！

エアバス社とは航空業界でアメリカのボーイング社と張り合っているヨーロッパ最大の航空企業です。エアバス社は、ヨーロッパの4ヵ国が共同開発を行っており、フランスを拠点に毎日飛行機を製造しています。日本の航空会社も導入しており、最近ではJALが初めてのエアバス機のA350、ANAが世界最大の旅客機A380を導入し話題です。さらにジェットスタージャパンが来年更なるエアバス機を導入することが発表されています。そのため、今後エアバス機を日本で見る機会が多くなるでしょう。

日本では、JALが2019年にエアバス機のA350を初導入し、ANAは世界最大の旅客機A380を導入しました。その他にもジェットスタージャパンとピーチ・アビエーションがA320をメイン機として国内、国際線共にフライトを飛ばしています。今後ピーチ・アビエーションとジェットスタージャパンはさらにエアバス機を導入する予定です。では、日本でANAが2017年に初導入したA321neoという機材は、どのよう飛行機なのでしょうか。

A321neoの「neo」とは「New Engine Option」の略で次世代の新型飛行機です。A321ファミリーの中で1番長い胴体で、従来のA321に比べて燃費が15%向上しており、燃費が良く環境にも良い飛行機となっています。機内は新しいエンジンにより従来より静かで、より一層快適な空の旅をお楽しみいただけます。世界でもボーイング社の小型機と並ぶほど人気が高く性能が良い飛行機です。

A321neoは、A321と比べてエンジンの性能が15%向上したとともに騒音率が50%削減されています。小型機なのに大型機のような広い空間を保てていることがA321neoの特徴です。さらに機内の照明はA321と比べて一新され、たいへん明るい機内になっています。A321neoは飛行距離も約900キロメートル長く飛べます。

エアバス社の小型旅客機として大成功を収めたのがA320です。A320は、ヨーロッパの短距離国際線だけでなく、アメリカの国内線で使われるようになりました。その結果もあり、エアバスは小型機にも力を入れ、エンジンの向上、騒音率の削減など、さまざまな改善を加え、最新のA321neoが完成しました。A321neoは、A321ファミリーの中で1番胴長で200人弱の人を1度に運べることが違う点です。他のA321ファミリーと比べて、さまざまな改善が評価されLCCが国際線を飛ばすことも可能となりました。

2019年現在、ANAが導入しているA321neoは、全部で20機受領する予定で、11機が現在国内線を飛んでいます。2023年までに20機全部を受領する予定です。ANAのA321neoは、現在国内線のみに導入されていますが、A320を国際線に飛ばしていることもあり、今後は近距離の国際線にも導入される可能性もあります。

ANAのA321neoは、東京国際空港を拠点に、庄内空港、広島空港、佐賀空港、高松空港、高知龍馬空港、大分空港、岡山空港、北秋田空港、伊丹空港、宮崎空港、石垣島空港、函館空港、関西国際空港、米子空港、小松空港、鹿児島空港、新千歳国際港などの路線に導入されており、他には成田国際空港から伊丹空港にも導入されています。今後さらにA321neoを受領していくことで就航路線も増え、見る機会が増えるでしょう。

では、最新鋭のANAの小型機A321neoの機内を見ていきましょう。ANAのA321neoの座席数は、全部で194席でプレミアムクラスが8席、エコノミークラスが186席です。プレミアムクラスは、他の国内線機材と同じシートを採用し、機内の座席配置は、プレミアムクラスが2-2の配列で、エコノミークラスは3-3で、どの席も広い空間が保たれています。国内線初となるエコノミークラス全席に個人用モニターが搭載されており、充実した機内サービスを体験でき、最新の映画が配信されているため、フライトに飽きることはないでしょう。

A321neoには国内線初となる無料のWi-Fiが設置されており、お客様全員が無料でWi-Fiを利用でき、友人や家族にメッセージを送れ、機内エンターテインメント以外でも時間を潰せます。全席にUSBポートが付いているため、機内でスマホやiPhoneを充電できます。旅行先に着いた時に充電が100%の状態でスマホやiPhoneを使えるのはとても良いですね！現在は他の機材にもWi-Fiを導入中ですが、全てのA321neoには無料のWi-Fiが搭載されています。機材の不具合によってWi-Fiサービスが利用できない場合もあるため、ご了承ください。

ANAのA321neoのプレミアムクラスには、15.6インチの個人用モニターが搭載されており、電動リクライニング機能もあるので、快適な空間を生み出しています。大型フットレストとレッグレスト、大型ディバイダー、PC電源、USBポート、小物入れ、大型テーブル、電子シートコントロールパネル、サイドテーブル、パーソナルライト、ヘッドレストなどです。国際線の様なシートがA321neoには提供されています。

ANAのプレミアムクラスを利用される方は、チェックインでは、他のレーンとは異なった特別なレーンを使用できます。そのため、チェックインに待つ時間を割く必要がありません。飛行機に搭乗する前には、プレミアムクラス利用者、上級会員の方のみ利用できるANAプレミアムラウンジで過ごせます。飛行機に搭乗の際は優先搭乗を利用でき、他のお客様より早く機内に入れるのが嬉しいですね。機内では温かい食事が提供され、個人用モニターも搭載されているため、機内エンターテインメントもお楽しみいただけます。

ANAのA321neoのエコノミークラスには、国内線初の10インチの個人用モニターを全席に完備されており、機内エンターテインメントを楽しめます。他に、ユニバーサルタイプのPC電源、シートポケット、カップホルダー付きテーブルが備え付けです。国際線のエコノミークラスに劣らないシートが提供されているため、国際線に乗っているかのような雰囲気を体験できます。

A321neoの機内では個人用モニターで機内エンターテインメントも楽しめる他、エコノミークラスでWiFiを楽しめることが特徴です。個人用モニターで映画、ドラマ、ANAが配信している最新ニュースまで国内線なので機内食のサービスはありませんが、飲み物のサービスがあります。Wi-Fiは、飛行しているエリアによってはサービス外になる場合がありますのでご了承ください。

ANAのA321neoについて紹介しました。他のエアバス社の小型の飛行機と違い、機内は静かで座席は広く感じます。ANAのA321neoは地方の空港路線にも飛ばしているため、乗る機会もあるでしょう。機内は全部で194席あり、プレミアムクラスは他の機材と同じサービスを受けられます。エコノミークラスでは全席に個人用モニターが搭載され、機内エンターテインメントを楽しめる仕様です。国内線初の無料のWi-Fiが着いているのと、座席にUSBポートも完備されているのは、まるで国際線の様な機内サービスとなっています。小型機なのに、大型機のような空間を味わってみてはいかかでしょうか。