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ダイビング体験は楽しいけど注意が必要!過去の事例から気をつける点を解説!

ダイビング体験は楽しいけど注意が必要!過去の事例から気をつける点を解説!

この記事では、ダイビング体験について、過去の事例や事故から気をつける点を解説していきます。ダイビング体験は楽しいアクティビティですが、危険が伴うこともあるため注意が必要です。楽しみ方によっては死亡事故が発生することもありますので、気をつける点を確認しましょう。

目次 [表示]

ダイビング体験は事故に注意

Photo by 楊尚潔

青い海の中できれいな魚やサンゴなど、幻想的な世界を楽しめるのが、ダイビング体験です。ダイビング体験は、日本だけでなく海のある世界中で楽しまれています。海のアクティビティの代表であるダイビングは、体験であればライセンスなしで楽しむことが可能ですが、体験でも事故が発生するあるため注意が必要でしょう。どんな事故や事例があるのか見ていきましょう。

ダイビングの魅力

他の体験に比べて事故の発生件数の多いダイビング体験は、魅力の多いアクティビティです。地上では味わうことができない360度に広がる非日常の景色や、青い海の中を自在に泳げ、空を飛んでいるような自由な感覚を味わえるのが魅力でしょう。水族館でしか観賞できない熱帯魚や大型魚、ウミガメなどを身近に感じられるのも、ダイビングに惹かれるポイントといえます。

死亡事故の事例も多い

Photo byjoakant

ダイビングは魅力が多い一面、死亡事故の事例も多く、危険性の高いマリンスポーツです。ダイビングが行われるのは、人間が呼吸することができない海中。ダイビング中はボンベの空気を吸うことができますが、思わぬトラブルで命を落としてしまう事故が多くあります。

注意すれば事故は避けられる

ライセンスを持っていなくても楽しめる、ダイビング体験における事故は多くありますが、注意して実施すれば安全に楽しむことができます。ダイビングは基本を守り、知識や技術を習得して、自分のレベルに合う範囲で行うことで、安全に楽しむことが可能なアクティビティです。過信したりせず、安全管理を怠らずに、ダイビングを楽しみましょう。

ダイビング事故の過去の事例①:エア切れによる事故

Photo by 楊尚潔

ダイビング体験で発生した過去の事故で多いものが、エア切れによる事故です。エア切れというのは、ダイビングで背中に背負っている、スクーバタンクの残量が少ない状態、もしくは0の状態で起こるもの。スクーバタンクは呼吸ができない水中で命綱となっている重要なアイテムで、エア切れになればダイビングの続行は不可能となります。この事故で死亡するケースも少なくありません。

事例の特徴

エア切れによる事例の特徴が、事故者を見失うことです。過去の事例では、ガイドの説明を無視した自分勝手な行動によって、タンクの残量が確認できなかったケースがあります。他にも、岩場に体や部品が挟まることで、グループからはぐれてしまい、エア切れになるケースなど事例によってさまざまですが、共通している特徴は、バディと離れていることになります。

死亡事件の原因

Photo by 楊尚潔

エア切れによる死亡事故の原因は、バディに対する不遵守、エアの確認不注意、監視不十分です。エアの確認不足は本人の意識の問題で、エア切れの直接的な原因ですが、監視不十分はグループの人数に対して、インストラクターが少ないケースなど、全体を見渡せていないことが原因となります。バディは運命共同体といっても過言ではないため、バディシステムを機能させましょう。

注意するポイント

エア切れによる事故を発生させないために注意するポイントは、バディと離れないことと、小まめな残圧確認です。海ではバディが重要な命綱となるため、海の中でもコミュニケーションを取りましょう。残圧に関しては、インストラクターも確認しますが、最終的に自分を守れるのは自分しかいないため、頻繁な残圧チェックをして気を配りましょう。

ダイビング事故の過去の事例②:パニックによる事故

Photo by 楊尚潔

ダイビング事故で過去に多い事例が、パニックによる事故です。パニックは突発的な不安や恐怖など、混乱に陥る心理状態のこと。海の中は普段とは違うシチュエーションが続くため、突発的な不安感、ハプニングの発生によるパニックが生じやすくなります。パニックによる事故件数は多く、死亡事故の主な要因となった事例も報告されています。

事例の特徴

パニックによる事例の特徴が、冷静さを失って、強いストレスがかかっている状態になることです。日常生活で歩いているだけでパニックになる人は、ほとんどいませんが、非日常の海中では、泳いでいるだけで突然パニックになることもあります。日常とは違う状況はストレスがかかりやすく、冷静さを失ってパニックになってしまうのでしょう。

死亡事故の原因

Photo by12019

パニックによる事故の原因は、器具の不備、技術不足などが主です。器具の不備は、呼吸をするためのレギュレーターに多く起因します。レギュレーターは正しい使い方をしなければ、海中で外れることもあり、外れると呼吸ができなくなるためパニックの原因となるでしょう。技術不足は初心者の主なパニックの原因で、海水を飲みこんでしまうことも原因のひとつです。

注意するポイント

パニックが原因の事故を起こさないために注意するポイントは、ストレスを軽減することです。事前にプールなどで練習し、水に慣れておくことで対処可能となります。セッティングに関する不安は、ダイビングショップなどで練習をしておくと安心できるでしょう。現場でパニックに陥らないためには、ダイビング前に不安要素を減らしておきましょう。

ダイビング事故の過去の事例③:減圧症による事故

Photo byjoakant

ダイビング体験で発生した過去の事例で多いのが、減圧症による事故です。減圧症というのは、ダイビング中、体内にタンク内の空気が過剰に残る現象で、陸に上がってから膨張するため、頭痛やめまいなど諸症状が発生します。日常生活では経験しない症状ですが、ダイビングでは多く発生する事故で、最悪の場合は死亡する事故につながります。

事例の特徴

Photo byFree-Photos

減圧症による事例の特徴は、気泡の発生が多い人が罹患しやすいこと。人間が水中に潜ると、体周辺の圧力が高まり、地上へ戻ると圧力が低くなります。減圧症のメカニズムは、ダイビング後の地上で、血液中に溶け込んでいた窒素が気泡になるため、発生してしまいます。急激な浮上や深い水深へのダイビングで発生しやすいため、ダイビングの際は急浮上を避けることが重要でしょう。

死亡事故の原因

死亡事故になることもある減圧症での事故の原因は、海中から水面への急浮上です。急浮上するとペットボトルの炭酸飲料のキャップを開けた時に発生する、気泡のような減少が体内で起こります。これが減圧症の原因。他にも深く長く潜ることで、減圧症になりやすくなるため注意しましょう。

注意するポイント

注意するポイントは、急浮上しないことです。急浮上による血液中の気泡発生が減圧症の原因なので、周囲の圧力に体を慣らしながら、ゆっくりと浮上することで減圧症のリスクを減少させることができます。正しいペースで浮上するため、インストラクターの指示に従うことも重要でしょう。

ダイビング事故の過去の事例④:不可抗力による事故

Photo by12019

ダイビング体験で過去の事例にあるのが、不可抗力による事故です。他の事故が特定の原因があるのに対して、不可抗力は予測ができないタイミングで症状が発生します。不可抗力の事故は、ダイビングをする人それぞれの問題なので、ケースもさまざま。原因の特定ができない事故として、死亡率も高くなります。

事例の特徴

不可抗力による事例の特徴は、ダイバーとしてのキャリアの有無が関係ないことです。他の事例では、キャリアの浅さが原因となって事故に繋がることも多いのですが、不可抗力の事故は、慣れていない初心者に加え、ブランクのあるダイバーに多い傾向があります。

死亡事故の原因

Photo by 楊尚潔

不可抗力による死亡事故の原因は、健康問題です。近年ダイビング中の死亡事故は、体調不良や病気など、健康状態が原因である事例が増加しています。ダイビングは体にかかる負担が大きいため、病気を持っている人の症状が悪化するケース、健康な人が急変するケースなど、人体への影響が大きくなる場合があるでしょう。

注意するポイント

不可抗力による事故を起こさないために注意するポイントは、日々の健康管理です。ダイビングは、体への負担が大きいアクティビティであることを、念頭におきましょう。病気を持っている人だけでなく、健康な人も急変するケースがあるため、日常の健康状態に気を付けましょう。

ダイビング体験は事故に注意しよう!

Photo byuccisea1970

ダイビング体験における過去の事例から、気をつける点を解説してきました。ライセンスなしで気軽に体験できるダイビングですが、最悪の場合、死に至る事例が多く報告されるアクティビティでもあります。ダイビングをする際は、体調面に注意し、インストラクターの支持を守って楽しみましょう。

skylee
ライター

skylee

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