目次 [表示]
- SIMフリーとは
- SIMフリーにせずSIMロックのまま海外旅行で使用することはできるの?
- SIMフリーをしないで海外パケット通信にすると?
- 使用するデータ容量を気にせずに国際ローミングするタイプ
- 国内でデータ通信容量を使用する国際ローミングのタイプ
- 海外で使うSIMフリー端末の周波数帯に注意しよう
- SIMロック解除(SIMフリー)したのに海外のSIMカードで繋がらない
- SIMフリー端末の購入時の注意。海外製品の「技適マーク」を確認しよう!
- SIMロックされたキャリアの中古スマホを購入した場合は
- 中古のSIMロック解除 docomoの場合
- 中古のSIMロック解除 auとSoftBank(Y!mobile含む)場合
- 店舗でのSIMロックの解除「事務手数料」
- SIMフリーになったスマホをいざ海外で使うときの注意 (ケース1)
- SIMフリーになったスマホをいざ海外で使うときの注意 (ケース2)
- SIMフリーになったスマホをいざ海外で使うときの注意 (ケース3)
- WEBでSIMロック解除をした時の注意点
- 国内で使用しているキャリア以外のSIMカードを用意
- SIMフリーのスマホになったら、海外SIMを日本国内で購入しておく
- 渡航先のトラベラーSIMカードを最近では日本国内で事前に購入できます。
- アジア各国・ヨーロッパ各国で使える周遊SIMカードも国内で購入できる。
- 補足 :キャリアのSIMロック端末であってもiPadは海外でSIMフリー。裏技で「Wi-Fiルータ」代わりに!
SIMフリーとは
国内の大手携帯電話事業者(キャリア)、docomo・SoftBank・auから販売される携帯端末は SIMカードに書き込まれている情報により各社のモバイル通信事業者以外の利用を制限しています。 これをSIMロックと言います。 SIMロックの解除によりその制限がなくなりスマホはフリー化します。このことをSIMフリーと言います。 また、はじめからSIMロックがかかっていない状態で販売されている端末もあります。その端末のことをSIMフリー端末と言います。
SIMフリーにせずSIMロックのまま海外旅行で使用することはできるの?
海外でSIMフリーにせず、SIMロックのまま、携帯電話端末を国際ローミング通信で使うことも出来ます。大手キャリアの「海外パケット」は煩わしい手続き不要で簡単に1日単位で使い放題が使えます。例えば、データ通信使用の金額は1日使い放題で2,980円など定額制となっていてどんなに使用しても上限額が一定という安心感のあるサービスとも言えます。ただし全てのスマホが使えるわけではないので事前にキャリアのマイページにてご自身の適応状況の確認をしましょう。
SIMフリーをしないで海外パケット通信にすると?
各キャリアで行っている国際ローミングサービスを海外で使用した場合、使い放題の定額の料金設定で2,980円/1日というプランと国内で契約しているデータ通信の容量から選べる980円/1日という通信容量の違いによるプランがあります。どちらも国内で使用のスマホに使っているSIMカードをそのまま使用出来るので準備としては手軽です。ですが、海外での滞在日数が増えると大きな金額になっていきます。各社の海外パケット通信を抜き出してみましたのでこの違いを比較してみたいと思います。
使用するデータ容量を気にせずに国際ローミングするタイプ
docomo海外パケ・ホーダイは国際ローミング対応携帯電話で、海外で利用した場合パケット通信が定額手使えるサービスです。申し込み不要で24.4MBまでなら1日1980円、24.4MB以上なら1日2980円の定額で使えます。
SoftBank海外パケットし放題は海外でもメール、ウェブが定額で利用できるサービスです。申し込みは不要で、データローミングをオンにするだけで安心して利用できます。25MB迄なら1日1980円、25MB以上なら1日2980円の定額で使えます。
国内でデータ通信容量を使用する国際ローミングのタイプ
国内のデータ通信容量を海外で使用するので、携帯電話料金の節約のため契約のデータ容量が小さいタイプの場合は、データ容量追加のため割高になることもあります。
docomoのパケットパック海外オプションは海外でもスマホ一つでネット利用ができ、好きなタイミングで「利用開始」ができます。使いすぎの心配もなく利用時間終了時後に自動的にデータ通信がストップするという安心のサービスです。
auの世界データ定額とはデータチャージ(無料)に加入していることが条件でいつものスマホが24時間980円でそのまま海外150以上の国・地域で使える海外データサービスです。
このように、SIMフリーの携帯端末を使用しなくても節約する仕組みはあります。しかし、1日2,980円の定額でデータ通信をした場合、7日間の滞在で20,860円の請求がきてしまいます。国内でいくら携帯電話代を節約しても一瞬にして高額な金額となりその違いにびっくりということになります。
海外で使うSIMフリー端末の周波数帯に注意しよう
今まで使っているスマホを、SIMロック解除して海外で使うという場合に最も注意するのが周波数帯の違いです。ほとんどのスマホ本体が携帯電話事業者(キャリア)は日本国内向けの通信周波数(Band1とか3など)に合わせて作られています。 旅行先の国で使える周波数帯なのか事前に確認することが必要です。
SIMロック解除(SIMフリー)したのに海外のSIMカードで繋がらない
国内で使用している携帯電話やスマホのSIMロックを解除して海外の渡航先へ持って行っても使えないという事があります。それは海外の渡航先の国によって通信周波数の違いからくるものです。全世界で販売しているグローバルモデルでも日本国内向けに調整されている機種もあるので注意しましょう。
SIMフリー端末の購入時の注意。海外製品の「技適マーク」を確認しよう!
海外のSIMフリーのスマホや携帯端末を購入するには注意が必要なのが「技適マーク」です。「技適マーク」が付いていないと逆に日本国内で使用するときに「電波法違反」となるのです。つまり技適マークのない通信機器は電波法で定めている技術基準を満たしていません。このようなスマホを使用すると他人の通信を妨害することとなるため「電波法違反」の罰金の対象となるので是非注意しましょう。
国内でSIMロック解除が盛んになったのは、iPhone 6sからですが、最近では日本にいても海外からSIMフリーのスマホを買うことができます。発売時には「技適マーク」が付いていないスマホでも、メーカーのHPで日本の技適に対応したといったこともあります。
SIMロックされたキャリアの中古スマホを購入した場合は
SIMロック解除は何も新品だけではありません。一度解約されたスマホ(中古)を使うケースも年々増えています。その場合、docomoとauとSoftBank(Y!mobile含む)は、解除の方法が違います。
中古のSIMロック解除 docomoの場合
docomoのは、SIMロック解除が中古であってもWEBから可能です。(dアカウントの取得が必要)解除はWEBから可能ですが店舗でも受け付けています。但し、店舗の場合は3000円の事務手数料がかかります。
中古のSIMロック解除 auとSoftBank(Y!mobile含む)場合
auとSoftBank(Y!mobile含む)は、新品からの購入者はWEBからのSIMロック解除が可能なものの、中古のスマホは各キャリアショップの店頭のみとなっています。
店舗でのSIMロックの解除「事務手数料」
中古のスマホのSIMロック解除は、キャリアによって違いがみられます。WEBから可能な場合docomoは、ユーザーが「My docomo」から操作が可能なので無料です。しかしauとSoftBank(Y!mobile含む)は、店頭のみなので「事務手数料」の3,000円(税別)がかかってきます。 (docomoも店舗の場合は有料3000円)
SIMフリーになったスマホをいざ海外で使うときの注意 (ケース1)
海外でSIMカードを買う場合、一番多いのが到着したときの空港だと思います。その国のキャリアのブースが並んでいる事も多く、スマホを渡すだけでSIMの取付から設定までやってくれる事がほとんどです。 その場合は、なにも心配はいりません。すぐにその国で使い始めることが可能です。
SIMフリーになったスマホをいざ海外で使うときの注意 (ケース2)
空港に着いたけどその国のキャリア毎のブースもなく、SIMカードを専門に販売しているカウンターなどがある場合、現地のスタッフに委ねる訳ですが、スタッフはそれぞれのスマホ毎に専門的な知識が無い場合が多いようです。以前ベトナムでのカウンターで(Androidスマホ)言語が日本語のままなので英語に変更してくださいとお願いされたことがあります。世界標準のiPhoneなら現地スタッフも設定できますが、ほとんどのスマホの場合は日本語の表示ですので英語や現地の言語に変えて渡すととてもスムーズになりますので是非言語変換してあげてください。
SIMフリーになったスマホをいざ海外で使うときの注意 (ケース3)
海外のコンビニや町の商店などで買う事もあると思います。その場合、設定などすべて自分でやらなくては行けません。そこで、iPhoneでよく起きるのが「SIM取り出し用ピン」を忘れてしまったと言うことです。ケース1,2の場合でも日本のSIMに戻すタイミングが帰国してすぐの場合は、必要になりますので忘れないでください。
WEBでSIMロック解除をした時の注意点
初めて今までのキャリア以外のSIMカードをiPhoneに挿入すると、アクティベート(パスコード:暗証番号)の要求があります。その時にWi-Fiの環境が必要になります。海外のキャリアショップや空港などでの交換の場合は心配いりません。 自分は必ずな空港で交換しています。空港を出てからタクシーなどの乗り物に乗る際に翻訳やマップなどが必要になるため使えないと困ります。
国内で使用しているキャリア以外のSIMカードを用意
SIMロック解除して、初めて海外のSIMを使うなら国内でアクティベートしておきましょう。そのやり方は、docomoのスマホをSIMロック解除場合、SoftBankなどの他社のSIMカードを入れてアクティベートしておくと、海外に行ってから慌てる事がありません。
SIMフリーのスマホになったら、海外SIMを日本国内で購入しておく
渡航先のトラベラーSIMカードを最近では日本国内で事前に購入できます。
SIMカードを現地で購入するよりも実際日本で用意した方が安いというケースが増えています。日本国内も、ローミング先として使える場合もあり、国内のキャリアでモバイル通信ができます。そのため、旅の日数によっては、国内でSIMカード開通させておき旅を終え帰国後にゆっくりと普段使っている日本SIMと交換すれば安心です。
アジア各国・ヨーロッパ各国で使える周遊SIMカードも国内で購入できる。
このような周遊SIMカードは、海外旅行が6日間の日程なら有効期間7日間のSIMカードを使って、その1日分を使って日本国内で海外のSIMカードの設定もできます。事前の準備が国内で可能なのは、なんと言っても安心感が違います。
補足 :キャリアのSIMロック端末であってもiPadは海外でSIMフリー。裏技で「Wi-Fiルータ」代わりに!
SIMロック解除の期間がまだ先という場合、docomo・au・SoftBankで買ったSIMロック版(セルラー)のiPadなら海外ではSIMフリーの端末となります。このことを利用して、iPadに海外のSIMカードを入れ「Wi-Fiルータ」として使えば、日本国内でWi-Fiルータのレンタルするよりも低コストです。また、iPadは、バッテリーの容量も大きいのでWi-Fiルータのがわりのテザリングも長時間使えて、通信環境も安心できます。海外SIMカードを使う場合のちょっとした裏技です。
出典:http://www.soumu.go.jp/main_content/000552764.pdf