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キアゲハの幼虫を駆除する・育てる方法は?見かける時期など生態も解説!

キアゲハの幼虫を駆除する・育てる方法は?見かける時期など生態も解説!

キアゲハの幼虫は、パセリの葉を食べつくす害虫ですが、かわいい見た目で人気のイモムシです。キアゲハの幼虫は4~11月頃に発生し、脱皮を4回くり返して1~5センチに成長しサナギになります。育て方のポイントは、こまめな掃除とたっぷりの食べ物です。

目次 [表示]

キアゲハの幼虫って?

出典:写真AC

そもそもキアゲハってどんな虫?

名前 キアゲハ
学名 Papilio machaon
分類 鱗翅(りんし)目アゲハチョウ科

キアゲハはアゲハチョウの一種で、名前の由来は成虫の見た目が一般的なアゲハ(ナミアゲハ)よりも黄色がかっているさまです。キアゲハの幼虫はイモムシで、虫好きの間ではかわいいと人気がありますが、キアゲハはアゲハチョウのなかでは珍しい特徴を多く持つ種でもあります。

パセリの害虫

食草(幼虫が食べる植物)
セリ科:パセリ・ニンジン・ミツバ・アシタバ・セリなど

キアゲハの幼虫はセリ科の草だけを食べるイモムシで、パセリやミツバの葉を食べる害虫として有名で、とくに家庭菜園ではもてあまし者です。キアゲハの幼虫はまとまった発生はしませんが、1匹で鉢のなかの1株の葉を食い尽くすほど食欲があります。

かわいいイモムシ

出典:写真AC

キアゲハの幼虫はぷくぷくとしたかわいいイモムシであり、最終的な大きさは3~5センチです。

1~3齢までの見た目はアゲハチョウ全般と同じように黒っぽい色で、鳥のフンに似ています。4~5齢の見た目は、アゲハチョウ全般のような緑一色に目玉模様のある見た目にはならず、黄緑色に黒いしまとオレンジ色の斑点のある模様です。

成虫はきれいなアゲハチョウ

キアゲハの成虫はきれいなアゲハチョウであり、はっきりとした黄色地・黒いしま模様・後翅(うしろはね)の赤と青の点が目立ちます。大きさは体長が3センチ、開いた前翅の両端の間隔(開帳)は約10センチで、成虫を見かけるのは3~10月ごろの民家・草地・山頂などです。

キアゲハの見分け方は「前翅の付け根がぬりつぶし」であることで、ナミアゲハはしま模様があります。

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