アケビコノハとは?枯れ葉そっくりのおもしろい蛾の特徴をご紹介!

アケビコノハとは?枯れ葉そっくりのおもしろい蛾の特徴をご紹介!

アケビコノハとは、枯れ葉そっくりの見た目をした蛾です。特徴的な見た目は、天敵から身を隠すために使われており、敵が近づいてくると、後翅の派手な目玉模様を見せて威嚇します。アケビコノハは大型の蛾で、幼虫はアケビの葉が餌で、成虫は果汁が餌です。

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アケビコノハとは?

出典: https://www.instagram.com/p/BvTtJizF6Ke/

アケビコノハってどんな虫?

分類 鱗翅(りんし)目ヤガ科
学名 Eudocima tyrannus
和名 アケビコノハ
分布 日本全国
中国・台湾・東南アジア・インドなど

幼虫はアケビを食べ、成虫は枯れ葉そっくり

寄生植物・食草* アケビ科(アケビ・ムベ・ミツバアケビ)など
ヒイラギナンテン
アオツヅラフジ
*食草:幼虫が餌にする植物。決まった種類の植物だけを食べる場合の呼び方

アケビコノハは、成虫が枯れ葉(コノハ)そっくりの見た目をした虫の代表例で、和名の由来は、成虫の見た目と、幼虫の食べ物がアケビの葉であることです。枯れ葉そっくりの虫は、ほかにもコノハチョウやカレハカマキリなどが有名で、蛾のなかではアケビコノハと同じヤガ科にアカエグリバがいます。

山野や民家で観察できる

Photo by gailhampshire

幼虫の寄生植物 アケビ・ムベなど
成虫の飛来植物 食用の果樹・ツバキ・フジ・クリなど
観察場所 平地~低山地にある林・公園・民家
観察時期 5~10月ごろ
越冬形態 成虫(例外あり)

アケビコノハは日本全国に分布しており、幼虫はアケビの生えている場所で観察でき、アケビが自生している山や野のほか、都市部の民家や公園にもいます。観察できる時期は5月ごろ~10月ごろで、繁殖期は年に2~3回あり、晩秋までにはすべてが羽化を終えて成虫で越冬するのが基本です。

果樹農家では害虫として知られる

アケビコノハの成虫は、果樹農家では果汁を吸う害虫の1つとして知られており、駆除対象です。アケビコノハは夜のうちに果汁を吸いに来て、吸われた果実は数日たつと腐ってしまい、出荷できません。果実は、りんご・なし・もも・ぶどうなど全般であり、熟れてきて出荷が近いものを特に吸います。

防除は、「園全体に網をかける」「光を嫌う習性を利用して照明をつけておく」などです。

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アケビコノハの成虫の特徴

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