世界観光客数ランキングTOP10！国別の外国人年間訪問者数が多い国をご紹介！

外国人の年間訪問者数が多い国はどこでしょうか？日本政府観光局（JNTO) が作成した2019年8月時点の暫定データを元にTOP10を発表いたします。世界中から観光客の集まる魅力的な国の特徴や人気都市、おすすめの観光地もあわせてご紹介！これを読めば行きたい国がきっと見つかります！

国別の外国人年間訪問者数が多い国第10位はイギリス。2018年には約3,765万人が訪れました。ヨーロッパを代表する大都市ロンドンには世界的に有名な観光地が数多く集まります。なかでもイギリス文化の象徴とも言われるビッグベン、衛兵交代のセレモニーが行われるバッキンガム宮殿、世界中の価値ある作品が集まる大英博物館はロンドンに行くなら外せないスポットです。

イギリスといえば「ハリー・ポッター」が生まれた地であり、数多くのロケ地が存在します。その中でもオクスフォード大学最大規模のクライスト・チャーチカレッジ内にある「ザ・グレート・ホール」は、なんとあのホグワーツ魔法学校の食堂の舞台となった場所です。組み分け帽子が寮を決めるシーンはあまりにも有名ですよね。また同じオクスフォード大学内にあるボドリアン図書館もホグワーツの図書館や医務室として撮影に使われました。ハリポタファンはここへ行けば大興奮間違いなしです。

国別の外国人年間訪問者数が多い国第9位はタイ。2018年には約3,827万人が訪れました。タイの首都バンコクにある人気の観光地は、ワット・ポーやワット・プラケオなどの寺院、水上マーケットなどです。またバックパッカーの聖地である、カオサン通りにはたくさんの屋台やお土産屋、マッサージ店、安価な宿が並び賑わいます。タイの魅力は何といっても物価の安さと絶品のタイ料理。日本でも人気のタイ料理ですが本場の味はやはり違います。

タイ北部にある第二の都市チェンマイには歴史ある寺院がたくさんあります。また周辺は自然豊かな山岳地帯となっており年間を通して過ごしやすく、海外だけではなく国内からも人気の避暑地となっています。チェンマイ式ソーセージのサイウアやカオソーイと呼ばれるカレーラーメンなど北部ならではの料理が楽しめるのも魅力。最近はオシャレな雑貨屋やカフェもが増え、女子旅にも人気の観光地となっています。

国別の外国人年間訪問者数が多い国第8位はドイツ。2018年には約3,888万人が訪れました。ドイツは世界遺産の登録数が世界で5番目に多い国でもあり、至る所で美しい街並みや風景、建築物に出会うことができます。ハイデルベルク城、ベルリンの壁、レーマー広場など数えきれないほどの魅力スポットがあります。中でもシンデレラ城のモデルとなったノイシュヴァンシュタイン城や世界最大級のゴシック建築であるケルン大聖堂、まるでメルヘンの世界に迷い込んだかのような街並みのローテンブルクは必ず行きたい観光地です。

ヨーロッパの冬の風物詩といえばクリスマスマーケット。ドイツでは11月末からクリスマスの前日までほぼ全ての都市で開催され、町中がお祭りムードで賑わいます。観光客に特に有名なのはニュルンベルクやミュンヘン、ドレスデン、シュトゥットガルト、フランクフルトなど。ホットワインを飲みながら屋台フードや美しいイルミネーションを楽しむのが醍醐味です。各地のマーケットを巡るツアーも人気。一度はこの時期に訪れてみたいですね。

国別の外国人年間訪問者数が多い国第7位はメキシコ。2018年には約4,144万人が訪れました。北アメリカに位置するメキシコは「太陽の国」と呼ばれるだけあって、カラフルな街並みにユニークで可愛い雑貨、陽気な人々で溢れる国です。古代都市チチェン・イッツァやテオティワカンなどの遺跡巡り、グアナフアトやオアハカなどの可愛い街並み、本場の美味しいメキシコ料理など魅力満載で一度行けば病みつきになります。

海外旅行で心配なのが治安。メキシコは治安が悪いというイメージを持つ人も少なくないと思いますが、実際に危険なエリアはごく一部です。そのような場所には立ち寄らない、夜に出歩かないなど基本的なことを守っていれば、危険な目に遭うことはないでしょう。ただスリや置き引きの被害は多いので十分に注意する必要があります。渡航前にしっかりと情報を得て安全に旅行を楽しみましょう！

国別の海外からの年間訪問者数が多い国第6位はトルコ。2018年には約4,576万人が訪れました。ヨーロッパとアジアの文化が混同する独特な雰囲気を持つトルコには他にはないエキゾチックな魅力があります。ブルーモスクやトロイ遺跡、パムッカレなど見所はたくさんありますが、トルコ観光の1番の目玉はやはりカッパドキア。一生に一度は見に行きたい絶景です。

旅行の楽しみに欠かせないのが現地の料理ですが、トルコ料理は日本人の口に合うものが多いと言われています。お馴染みのケバブには回転する肉の塊を削いで食べる「ドネルケバブ」以外に、「アダナケバブ」や「イスケンデルケバブ」があります。他にもひき肉を丸めたミートボールのような「キョフテ」やトルコ風ピザ「ピデ」、ヨーグルトのソースとチリをかけていただく小さな水餃子「マントゥ」などが有名。アジアとヨーロッパが交差する国だけあり食のバリエーションも豊富です。

国別の海外からの年間訪問者数が多い国第5位はイタリア。2018年には約6,214万人が訪れました。首都ローマ、ファッションの町ミラノ、芸術の町フィレンツェ、水の都ヴェネチア、個性的な町ナポリ、抑えておきたい都市が数多くあり一度の滞在では回りきれない程です。イタリアは世界遺産保有数が中国と並んでNo.1、特に世界文化遺産を多く保有し数多くの歴史的建造物が残されています。世界中から観光客が集まるのも頷けますね。

イタリアには絶対に訪れるべき美術館があります。アート好きな方はもちろん芸術はあまり分からない…という方も素晴らしいコレクションの数々にうっとりするハズです。中でも先ずおさえておきたいのはローマのヴァチカン市国にあるヴァチカン美術館、フィレンツェにあるウフィツィ美術館、フィレンツェにあるアカデミア美術館、ローマにあるカピトリーノ美術館です。

国別の海外からの年間訪問者数が多い国第4位は中国。2018年には約6,290万人が訪れました。とにかく広大なこの国はそれぞれの地域に違った文化、食、景観があり、何度行っても新しい発見があります。おすすめの都市は天安門や故宮、万里の長城など人気観光地が揃う首都北京、世界最先端技術が集結する一方で歴史も感じられる上海、ディズニーランドやビクトリア・ピークからの夜景、美味しい飲茶料理を楽しめる香港などです。

中国といえばパンダ！四川省にある成都市には「成都大熊猫繁育研究基地」という、ジャイアントパンダの保護を目的に繁殖や研究を行っている施設があり、現在70頭以上のパンダが飼育されています。こちらは一般公開されており施設内に入ってパンダを身近に見ることができます。「幼年パンダ館」では時期によっては生まれたての赤ちゃんパンダも見ることができます。パンダ好きな方もそうでない方も可愛い姿に癒されること間違いなし！四川を訪れるならぜひ行きたいスポットです。

国別の海外からの年間訪問者数が多い国第3位はアメリカ。2018年には約7,694万人が訪れました。ニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコなどの大都市はもちろん、グランドキャニオンやイエローストーン、ナイアガラの滝など、ダイナミックな自然を満喫できる観光地も見逃せません。フロリダにある「アイランズ・オブ・アドベンチャー」、「マジック・キングダム」、「ユニバーサル・スタジオ・フロリダ」はトラベラーズチョイスアワード「世界のテーマパークランキング2019」のトップ3にも選ばれました。

アリゾナ州北西部にあるグランドキャニオン国立公園は人生で一度は行きたい絶景スポット。数億年もの歳月をかけて自然が造り上げた渓谷の深さは1600m全長450kmにも及びます。この桁違いのスケール、圧倒的な景観に誰もが感動することでしょう。ぜひ自分の目で見て感じてもらいたいです。

国別の海外からの年間訪問者数が多い国第2位はスペイン。2018年には約8,277万人が訪れました。最も多くの観光客が訪れるのが大都市バルセロナ。ガウディ、モンタネール、ピカソ、ミロ、ダリなど、スペインが生んだ芸術家たちの作品に出会うことができます。中でも130年以上も前から建築を続けるサグラダ・ファミリアは今世界中から注目を集めるスポットで見逃せません。

南スペインのアンダルシア地方にあるミハスという街をご存じですか？石畳の小さな坂道の両側に並ぶ真っ白な壁や美しい花、可愛い陶器が魅力の女性に人気の観光地です。展望台からは地中海を眺めることもできます。ミハスへのアクセスはマドリードもしくはバルセロナから飛行機でマラガへ飛び、そこから電車とバスを乗り継いで行きます。

国別の海外からの年間訪問者数が多い国第1位はフランス。2018年には約8,691万人が訪れました。実はフランスは30年もの間観光客数No.1の記録を保持しています。それ程までに人が集まる理由は単に隣接する国が多いというだけではありません。フランスといえば芸術・文化・歴史・食を思い浮かべますが、同時に絶景や大自然の宝庫でもあります。また温暖な気候のエリアが多くどの季節でも訪れやすいという理由があげられます。定番の観光スポットはエッフェル塔、ルーブル美術館、シャンゼリゼ通り、ノートルダム大聖堂、エトワール凱旋門などです。

一生に一度は行きたい世界遺産のひとつ、モンサンミッシェルはサン・マロ湾に浮かぶ小さな島。その上に建つのは今から1000年以上前の8世紀に建てられた修道院です。満潮時には海に浮かんだように見え、その神秘的でロマンチックな姿を一目見ようと世界中の人が訪れます。潮の満ち引きによって、また昼間と夜で全く違う美しさを見せてくれます。

年々海外からの観光客が増える日本が10位内にランクインしていないのは意外でしたね。2018年に日本を訪れた外国人の数は約3,119万人で世界第12位でした。しかし2019年上半期の訪日外国人観光客数は2018年のそれを上回っており、東京オリンピックが開催される2020年には4,000万人を超えるとも予想されています。今後の動向に注目したいですね。

近年日本からのヨーロッパへの観光客数は停滞していますが、世界ではまだまだ根強い人気です。観光客が多く集まるということは、それだけ魅力があるということ。行きたい国は見つかりましたでしょうか？ぜひ次回の旅行先の参考にしてみてくださいね！