目次 [表示]
- 日本の空港の数と特徴
- 国内最大級の成田空港
- 話題のエアポートモール
- 滑走路の数
- 世界一綺麗な羽田空港
- 国際線の規模は?
- ターミナルごとの違い
- 日本一楽しい新千歳空港
- 日本の空港でも唯一新千歳空港だけ
- 子供向け空港内での楽しみ方
- 大人向け空港内での楽しみ方
- 沖縄最大規模の那覇空港
- 日本の空港で8か所ある「軍民共用」
- 新エリア「際内連結ターミナル」
- 日本の空港一儲けている関西国際空港
- 新しいLCC専用ターミナル
- 最大規模の広さと長さの滑走路
- 展望台に行くなら注意
- マニア御用達の伊丹空港(大阪国際空港)
- 大阪「国際」空港である理由
- リニューアル中のエリア
- 利便性最高の中部国際空港
- 他の日本の空港では見られないないテーマパーク
- 充実した娯楽体験施設
- まとめ
日本の空港の数と特徴
日本には、全国で合わせて97の空港が存在します。これは通常の飛行場を含んだ数字で、軍専用の飛行場は含まれていません。全国に47都道府県がある中で、97の空港があるというのは少し多すぎるような気もしますよね。日本の空港の特徴としては、面積に対して空港が多く、そのひとつひとつの規模が小さく、そこまで広さがないというところにあります。今回はそんな日本の空港を一覧で紹介していきます。
国内最大級の成田空港
「日本の空港」という単語を聞いてまず成田国際空港のことを思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。成田空港は、日本最大級に大きい空港で、空港内にあるショッピングセンターの売上高が国内第一位であることでも有名です。発着数自体は羽田空港に劣りますが、訪れる外国人の数は圧倒的に成田空港の方が多く、国際線が発達しています。
話題のエアポートモール
成田空港にあるエアポートモールは5階まで広さがある規模の大きい商業施設で、日本に来る・日本から出る人々をショッピングでも楽しませてくれます。2014年に新しくリニューアルし、そこからたくさんの人気店を取り入れてきました。なんと今若者の間で話題のタピオカ店まであります。日本に来てすぐに日本の流行を味わうことができて魅力的ですね。
滑走路の数
実は、滑走路の本数的には羽田空港の方が多いのです。羽田空港には4本、成田空港には2本の滑走路が存在します。しかし、その長さと広さは圧倒的に成田空港の方が長く、2000メートルほど差があります。オール二階建ての飛行機、エアバスA380は、その大きさ故に普通の空港の滑走路では着陸できず、関東地方では飛行場を合わせても成田空港でしか見られないようです。
世界一綺麗な羽田空港
東京都大田区にある羽田空港は2019年の航空調査で「清潔さの部門」世界第一位に輝きました。発着数は飛行場を合わせて全国で見ても多く、最近では国際線も活発に飛んでいます。国際線ターミナルにある日本橋は、いつでも国を出る日本人を暖かく見守ってくれ、そんな人の暖かさが残るのが羽田空港です。
国際線の規模は?
羽田空港に国際線ターミナルができたのは2010年のことで、まだ記憶に新しいですよね。国際線利用者は一日約47,000人で、国際線の発着数は最大約230回にも上るようです。これは世界全国の国際線で見ると少ない方で、成田空港を合わせても香港・ソウルを下回る計算になります。今後、2020のオリンピック・パラリンピックに向けての利用を増やしてゆくようです。
ターミナルごとの違い
羽田空港にはターミナルが3つ存在します。広さ的には国際線ターミナルが一番大きいです。第1ターミナルはJALなどのワンワールドアライアンス系、第2ターミナルはANAなどのスターアライアンス系、国際線ターミナルには国際線の飛行機が集います。乗る飛行機によってターミナルが違うので、注意が必要です。第1ターミナルと第2ターミナルは地下から徒歩で行けます。
日本一楽しい新千歳空港
新千歳空港は北海道の千歳市と苫小牧市の間にある空港で、日本で初めて24時間運用を開始した空港でもあります。国内線だけでなく国際線も充実しており、ターミナルは広さがあり「日本一楽しい空港」と言われることも、しばしば。そんな千歳空港には、その名の通りたくさんのレジャーが存在し、飛行機に乗るまでの時間を空港内で楽しめます。
日本の空港でも唯一新千歳空港だけ
我が国日本には、政府専用機が2機存在しますが、そのどちらもが、ここ新千歳空港に常駐しているのをご存じでしょうか。なんとこれを見られるのは飛行機が飛行場を移動していない限り、全国でも新千歳空港だけ。国を代表する大変貴重な飛行機が、新千歳空港にある理由はさまざまですが、新千歳空港に航空自衛隊の司令部があり、十分な広さがあることが要因のひとつのようです。
子供向け空港内での楽しみ方
新千歳空港にはたくさんの施設があり、なんと映画館や温泉施設まで存在します。お子様と一緒の場合に、おすすめしたいのがチョコレート工場見学。北海道銘菓のロイズが空港内にあり、チョコレートを購入できるだけでなく、その作業工程をガラス越しに見学できるのです。工場見学までできるなんて、とても空港施設だとは思えませんね。
大人向け空港内での楽しみ方
大人におすすめしたいのは北海道グルメです。実は、新千歳空港にはたくさんのレストランがあり、中でも北海道ラーメン道場は10店舗ほどのラーメン屋さんが集結した有名なラーメンどころ。「新千歳空港は、ただ通過するだけ」という方でも北海道ラーメンを堪能できます。ぜひ空港で北海道を味わってみてください。
沖縄最大規模の那覇空港
沖縄には離島の空港・飛行場含め多くの空港が存在しますが、その中でも民間の飛行場で最大規模の大きさを誇るのが那覇空港です。那覇空港は年間2,138万人が利用し、外国人観光客もどんどん増える中、「2020年にはその数が関西国際空港を追い抜く」とまで言われています。マニアにもそうではない人にも、今再注目を浴びている空港です。
日本の空港で8か所ある「軍民共用」
那覇空港の特徴は、やはり民間の飛行機と軍用の飛行機が同じ滑走路を使用しているところにあるでしょう。いつも見る民間の飛行機だけでなく、米軍・航空自衛隊の飛行機も間近に見らます。軍用の飛行機が、普通の飛行場として利用しているようで、民間の飛行機が軍民の飛行機の離陸を待っている光景を見ることも珍しくありません。普通の空港とは違い、なんだか不思議な光景ですよね。
新エリア「際内連結ターミナル」
那覇空港に最近新しくオープンしたのが、国内線と国際線のターミナルの間に建設された際内連結ターミナルです。ここには、さまざまなレストランやショッピング施設・イベントホールがあり、ショッピングモールのように楽しめるようになりました。また、国内線から国際線への移動もスムーズになり、ビジネスマンにも嬉しい施設となりました。
日本の空港一儲けている関西国際空港
日本で一番儲けている空港は、日本最大規模の成田空港でも、圧倒的広さの羽田空港でもなく、実は、関西国際空港なのです。関東よりも営業利益が上回る理由は大阪という位置にあります。羽田や成田よりも一時間ほどアジア地域から近い大阪は、韓国からも非常に近く、アジア人観光客にとって訪れやすい場所なのですね。
新しいLCC専用ターミナル
関西国際空港には、2017年、新たにLCC専用のターミナルの第2ターミナルが完成し、LCCの利用がもっとスムーズにできるようになりました。ターミナルの中は、LCC専用らしく、とてもシンプルで質素なデザインをしています。質素なデザインですがショップやレストランは充実しており、搭乗までの時間、暇な時間を過ごすことはありません。
最大規模の広さと長さの滑走路
日本一営業利益がある空港であることは既に紹介しましたが、実はもう一つ日本一のものを関西国際空港は持っています。それが、日本一長い滑走路です。国際線の大型旅客機が離陸するのに必要な長さは、およそ3000メートル以上となっていますが、こちらの関西国際空港には日本一長い4000メートル級の滑走路があります。これは成田空港とも並ぶ、超大型の滑走路です。これにより大型の旅客機も発着可能となりました。
展望台に行くなら注意
普通の空港の展望台はターミナルの屋上にありますが、関西国際空港の場合は、そうではありません。展望台に行くためにはバスか車で移動する必要があり、少し離れた場所にあります。搭乗まで、あまり時間がない方は注意が必要です。そのかわり、展望台は広々としており関西国際空港を一望でき、一度は訪れたい場所になっています。
マニア御用達の伊丹空港(大阪国際空港)
関西国際空港から約一時間程行ったところにあるのは大阪国際空港です。伊丹空港とも呼ばれているこの空港は、真上を飛行機が通るところを撮影できることで大変有名。「飛行機撮影のメッカ」とまで呼ばれているのだとか。特に近くの土手での撮影が人気のようです。ただ、旅行客は関西国際空港と間違えないように注意が必要ですね。
大阪「国際」空港である理由
フライトのほとんどが国内線なのに「国際空港」という名前が付いていることを疑問に思う方も多いことでしょう。実際、フライト情報を見ていると、国内線ばかりです。実は関空ができる前まで国際空港だったこの空港は、関空ができてから国際線をそちらに移したようで、名前はそのときの名残である様子。空港の長い歴史を感じられますね。
リニューアル中のエリア
伊丹空港は現在、2020年全館リニューアルオープンを目標に改修工事を行っています。そのうちの中央エリアが2018年に新しくオープンし、絶品グルメが集結していると話題です。この大規模な改修工事は約半世紀ぶりとのことで、他にも新たに約30店舗がオープンし、ますます全国からの注目を集めています。
利便性最高の中部国際空港
愛称「セントレア」でよく知られる中部国際空港は、愛知県常滑市にある国際空港です。24時間運用可能な空港で、最近新しく空港内に「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」という名のテーマパークがオープンしたことでも知られています。また、セントレアという愛称は英語の中部地方という単語が由来のようです。
他の日本の空港では見られないないテーマパーク
他の空港の複合商業施設とは少し変わった施設がこの「FLIGHT OF DREAMS」という新感覚の飛行機テーマパークです。ボーイングB787の初号機が展示されており、航空について学べます。ボーイングB787といえばボーイング社の現在飛んでいるうちの最新鋭の機種ですよね。その初号機を見たということは、貴重な体験になるでしょう。
充実した娯楽体験施設
セントレアでは、商業施設だけでなく、空港内でのレジャーも充実しています。人気の展望風呂では、飛行機の離発着を眺めながら長旅の疲れを癒すことができ、外国人だけでなく、日本人にもおすすめです。セグウェイ体験ではセグウェイに乗りながら空港を巡ることができます。こちらもあまり経験できることではないので、男女問わず人気の娯楽となっているようです。
まとめ
いかがでしたか。今回は日本の空港についてご紹介しました。空港といえば、ひと昔前までは飛行機に乗るためだけの施設といったイメージが定着していましたが、今や空港は「空の玄関口」以外にも娯楽施設・商業施設といった役割も果たしているようですね。これから2020年に向けてどのように空港が発展していくのか注目です。
出典:ライター撮影