今まで習った英語は現地で通じる?
海外旅行へ行くと、会話で必ずと言っていいほど英語をつかう場面がでてきます。海外旅行を経験した人の中には、全然英語の会話が通じなかった、何と言っていいのか、パッと表現が思いつかなかったという人も多いのではないでしょうか?しかし、実際に観光で使う英語は難しい会話表現のものは少なく、中学校レベルで事足りることも多いです。今まで習った英語をどう言えばいいのか、使い方を意識してみましょう。また、いったんフレーズを覚えると違う場面の会話で使いまわせることも多いため、旅行する前に、ぜひ役立つフレーズをチェックしてから行きましょう!トピックとしては、大きくSIMカードの現地での英語での購入方法と、観光お役立ち英会話の二つについてご紹介します。
SIMカードを購入するときの英語のやり取り
SIMカードは、もちろんネットでも購入することはできますが、旅行日目前なのにSIMカードを注文や設定をしていない方や、観光地にてSIMカードの購入と設定のやってみたいという方は、現地にて英語でのSIMカードのやり取りについて見てみましょう。意外と今まで習った英単語が、シンプルな使い方をされています。
SIMカードを購入する前に
SIMカードは、メジャーな旅行先であれば空港で購入することもできます。通常空港の出口の近くにありますが、分からない場合は次のような表現で聞くことができます。
Where can I buy a SIM card?(ウェア キャナイ バイ ア スィムカード)
SIMカードはどこで買うことができますか?
buyの代わりに、getやfindを用いることもできます。また、Can I(キャナイ)と書いていますが、Iの読み方はアイです。キャンアイではなく、音を繋げることでキャナイと発音した方が発音が伝わりやすくなります。空港のどこに、と聞きた場合は、
at the airport(アット ズィ エアポート)空港で
と語尾につけると大丈夫です。
Where should I buy a SIM card?(ウェア シュダイ バイ ア スィムカード)
SIMカードはどこで買うといいですか?
先ほどの文のCanをshouldに変えることで、おすすめの場所を聞くようなニュアンスになります。こちらもI(アイ)の音とshouldの音がつながるため、シュダイという音になります。また、SIMカードを別の言葉に変えておすすめの別のお店を聞くこともできます。空港にもさまざま店舗があるので少し言葉や使い方を変えるだけで、役立つ文や場面はたくさんあります。
SIMを購入するときのお店でのやり取り
空港または観光地付近の市街地の店舗でSIMカードを購入・設定するときのやり取りについてです。空港だと、旅行者が多いので外国人に慣れている空港のスタッフさんが対応してくれますが、街の店舗だと非ネイティブの私たちにはハードルが高いです。先ほどメジャーな旅行先だと空港に店舗があると述べましたが、観光地と知られているサンフランシスコの空港にはSIMカードの店舗がありません。このようにメジャーな旅行先といえど空港にSIMカードの店舗がないという例外は存在します。そのため、SIMカードを購入・設定する際に最低限覚えておけばいい表現や単語の使い方をまとめました。
SIMカードを購入・設定するまでの一例
①SIMカード購入の用件を伝える
店員:Hello, how can I help you?(ハロゥ、ハウ キャナイ ヘルプ ユー)
こんにちは、どのようなご用件ですか?
お客:Hello, I'd like to buy a SIM card.(ハロゥ、アイド ライク トゥ バイ ア スィムカード)
こんにちは、SIMカードを買いたいです。
店員さんから、How can I help you?(ハロゥ、ハウ キャナイ ヘルプ ユー)またはCan I help you?(キャナイ ヘルプ ユー)と聞かれることが多いです。日本でいういらっしゃいませの意味に似ています。また、I'd (=I would) like to buy~と書いてありますが、もちろんI want to buy~でも大丈夫です。ただ、使いたとしてはI'd like toの方が表現が丁寧です。
②日数とデータ通信量の選択
店員:Sure, how long will you stay?(シュア、ハウ ロング ウィルュー ステイ)
かしこまりました。どのくらい滞在する予定ですか?
お客:I will stay for five days.(アイ ウィゥ ステイ フォァ ファイヴ デイズ)
5日間滞在する予定です。
店員:How much data do you want to use?(ハウ マッチ デイタ ドゥ ユゥ ワントゥ ユゥズ)
どのくらいのデータ量をお使いになりたいですか?
お客:What kind of plan do you have?(ワット カインド アブ プラン ドゥ ユゥ ハヴ)
どのようなプランがありますか?
店員:We have 1 gig, 3gigs and unlimited for a week.
(ウィ ハヴ スリー ギグズ、ファイヴ ギグズ エンド アンリミティッド フォア ウィーク)
一週間で1ギガ、3ギガ、通信料無制限があります。
お客:I'd like 3 gigs.(アイド ライク スリー ギグズ)
3ギガでお願いします。
日数やデータ通信量によって料金が変わるため、ここの表現は覚えておきましょう。覚えておくべき単語としては、
- gig(s) 意味:ギガ 1ギガのときは1gig
- unlimited 意味:無制限の
③SIMカードのプランの選択
店員:Which plan would you like, data-only SIM or data and voice SIM?
(ウィッチ プラン ウージュー ライク、デイタオンリー スィム オア デイタ アンド ヴォイス スィム)
データのみのSIMと通話付きのSIMどちらのプランになさいますか?
お客:Data and voice SIM, please.(デイタ エンド ヴォイス スィム、プリーズ)
通話付きのSIMでお願いします。
店員:Which model of iPhone do you have?(ウィッチ モデル アブ アイフォン ドゥ ユゥ ハヴ)
iPhoneの何をお使いですか?
お客:I have iPhone 8.(アイ ハヴ アイフォン エイト)
iphone8を使っています。
店員:Okay, so that's nano SIM.(オケィ、ザッツ ナノ スィム)
分かりました、ではnano SIMですね。
SIMカードには、データ通信のみができるものと、通話とデータ通信ができる主に二つのタイプがあります。こちらは日本でも共通する知識なので覚えておきましょう。覚えておくべき単語としては、
- data-only SIM 意味:データ通信のみのSIM
- data and voice SIM 意味:データと通話もできるSIM(voice SIMともいう)
④購入・設定するとき
店員:May I have your passport, please.(メイ アイ ハヴ ユア パスポート、プリーズ)
パスポートをお願いします。
お客:Sure, here you are.(シュア、ヒア ユア)
はい、どうぞ。
店員:Thanks, 〇〇 dollars.(センクス、○○ ダラーズ)
ありがとうございます、○○ドルになります。
お客:Can I use a creditcard?(キャナイ ユゥズ ア クレディットカード)
クレジットカードは使えますか?
店員:Sure.(シュア)
もちろんです。
お客:Well, could you set it up?(ウェル、クゥジュウ セディアップ)
あの、セットアップしてもらってもいいですか?
店員:Ok.(オーケィ)
大丈夫ですよ。
SIMカードを購入する際には、必ずパスポートのコピーがとられます。そのため、パスポートを取り出せる状態でいましょう。
Passport, please.(パスポート プリーズ)
とだけ聞かれることもあります。また、現金はcash、クレジットカードはcredit cardといいます。そのため、現金払いをしたときは
I'll pay by cash.(アイゥ ペイ バイ キャッシュ)
といいます。また、SIMカードを入れて携帯を設定する作業は頼めばやってくれるので頼んでみましょう。
May I set it up?(メイ アイ セディ アップ)
設定しようか?
と聞いてくれる店員さんもいるのでThank you.と笑顔で返しましょう。ほとんどの店員さんは設定してくれますし、使い方も教えてくれます。覚えておくべき単語は、
- set up 意味:設定する
- cash 意味:現金
- credit card 意味:クレジットカード
英語でやり取り①(ホテルでチェックイン編)
観光するときはみなさんほとんどの人はホテルに宿泊しますよね。こちらはホテルのチェックインのときに役立つ英会話フレーズです。いざ旅行で海外のホテルに到着しても「なんといえばいいのだろう?」という方は、見てみましょう。
お客:Hi, I’d like to check in.(ハイ、アイド ライク トゥ チェッキン)
こんにちは、チェックインをしたいのですが。
スタッフ:Hi, may I have your name?(ハイ、メイ アイ ハヴ ユア ネイム)
こんにちは、お名前を伺ってもよろしいでしょうか?
お客:My name is 〇〇.(マイ ネイム イズ 〇〇)
私の名前は〇〇です。
スタッフ:Ok. Mr./Ms. ○○, can you show me your passport and reservation information?
(オゥケイ、○○、キャンニュー ショウ ミー ユア パスポート エンド リザベイション インフォメイション)
かしこまりました。○○さん、パスポートと予約表をお見せいただいてもよろしいでしょうか?
お客:Sure, here you are.(シュア、ヒアユゥアァ)
はい、どうぞ
スタッフ:Thank you. (センキュー)
And you're going to stay for five days, right?
(エンド ユゥアァ ゴーイング トゥ ステイ フォァ ファイヴ デイズ、ライト)
ありがとうございます。5日間滞在するんですよね?
お客:Yes.(イエス)
はい。
スタッフ:Thank you.(センキュー)
This is your room key and your room number is 〇〇〇.
(ディスイズユアルームキイエンドロームナンバーイズ〇〇〇)
ありがとうございます。これが部屋の鍵で、部屋の番号は〇〇〇です。
お客:I get it. Thank you.(アイ ゲディット センキュー)
分かりました。ありがとうございます。
英語でやり取り②(ホテルでチェックアウト編)
ホテルのチェックアウトのときや支払いに関して役立つ英会話フレーズです。
お客:I'd like to check out.(アイド ライク トゥ チェックアウト)
チェックアウトしたいのですが。
スタッフ:Okay, here' s your bill.(オゥケイ ヒアァズ ユア ビル)
かしこまりました。こちらが請求書です。
How would you like to pay?(ハウ ウージュー ライク トゥ ペイ)
お支払方法はどうなさいますか?
お客:I’d like to pay by cash/credit card.
(アイド ライク トゥ ペイ バイ キャッシュ/クレディットカード)
現金/クレジットカードで支払います。
スタッフ:I get it.(アイ ゲーディット)
分かりました。
日本語では、have(持っている)、get(得る)と習いましたが英語の使い方としては、習った通りの意味でつかわれないことも多くあります。
英語でやり取り③(レストランで着席前編)
観光するうえで絶対にかかせないものの一つが食ですね。いざレストランについてもどう店員さんに声をかけていいかわからない、そんなときに役立つフレーズです。
店員:Hi, How are you doing?(ハイ、ハウ アー ユゥ ドゥイン)
こんにちは、元気?
お客:Hi, I'm good. Thanks.(ハイ、アイム グッド センクス)
こんにちは、元気です。ありがとう。
Is there table for three?(イズ ゼア テイボゥ フォァ スリー)
3人で座れる席はありますか?
店員:Sure. Have a seat, please.(シュア ハヴァ スィート プリーズ)
ありますよ。こちらの席にお座りください。
ここで重要なのが、英語は必ずHow are you? How are you doing?といったようにあいさつから会話が始まる場合が多いです。しかし、英語で話すことにいっぱいいっぱいになってしまい、あいさつをし忘れるということが日本人観光客は多いため、あいさつをされたら例文のような英語の使い方で返すように心がけましょう。あいさつはスムーズなコミュニケーションに役立つのです。
英語でやり取り④(レストランで注文編)
いざ注文するときはどのようにやり取りすればいいのだろう、おすすめを聞くときは?そんなときに役立つ英会話フレーズです。
お客:Can I have a hot coffee?(キャナイ ハヴァ ハット コーフィー)
コーヒーを一杯いただけますか?
店員:Sure. What size do you want?(シュア ワット サイズ ドゥ ユゥ ワント)
かしこまりました。どのサイズになさいますか?
お客:I'll have a medium one.(アイゥ ハヴァ ミディアム ワン)
ミディアムの大きさでお願いします。
店員:Ok. Anything else?(オゥケイ エニスィング エルズ)
分かりました。ほかにありますか?
お客:What's your recommendation?(ワッツ ユア レコメンデイション)
おすすめはありますか?
店員:I recommend a special pizza of the day.(アイ レコメンド ザ スペシャル アヴ ザ デイ)
"本日のスペシャルピザ"がおすすめです。
お客:Ok, I'll take it.(オゥケイ アイゥ テイキット)
では、それにします。
他に何かある?という使い方で、Anything else?はよく聞かれます。また、takeはとるという意味で習いましたが、それにします、という使い方でI'll take itという表現はよく使われます。
まとめ
SIMカードの購入や設定と聞くと、難しいイメージがわきますが単純な表現が多いです。また、観光で用いる英語は会話的なフレーズになるため、8~9割の単語は中学校で習ったものでした。英語はある程度決まった分の使い方が分かれば、さまざま場面で使うことができます。観光で役立つフレーズを使って楽しい旅行にしましょう!