旅行中に洗濯しようと思ったら…ポイントと注意点
旅行の出発前の荷物はできるだけ減らしておきたいものです。厚手の衣類は特にかさばりますし、長期旅行の場合は着替えも多めになりがちです。そこで荷物を減らすため、洋服は最低限にして旅行中はホテルで洗濯をしたい、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。その際の洗濯のやり方など、気をつけたいポイントと注意点をご紹介いたします。「旅行中の洗濯はどうする?自分で洗う簡単なやり方とおすすめの洗剤をご紹介!」ぜひ、旅の参考にしてください。
ホテルのランドリー or 自分で手洗い?長期旅行の場合は?
洗濯のやり方の前に、その方法について考えてみましょう。一番楽な方法はランドリーやランドリー設備を使うことです。しかし、長期的な旅行の場合では手洗いしたほうが安上がりで、着替えの量も抑えることができます。その他、Tシャツや下着などは使い古したものを着替えとして持参し、旅行中に使い倒して捨てるという方法もあるので、自分に合うものを考えてみましょう。
ホテルのランドリーを使う
自分での手洗いは時間も手間もかかりますが、宿泊しているホテルにランドリーサービスや設備があれば洗濯も楽にできます。しかし、ホテルによってはランドリー設備が無かったり、金額が少々高めの場合があるので注意が必要です。特に海外の場合、ランドリー設備が旅行先の言葉で記載されていたり、依頼する場合に言葉の不安もあったりします。旅行先の言語に自信のある方は、挑戦してみるのも良いですね。
自分で手洗いする
労力が必要ですが、その手軽さからホテル内で自分で手洗いしようと考える方は多いはず。ホテルに長期滞在する場合などは尚更でしょう。それに、Tシャツやパンツ(下着)は繰り返し洗って使えば、着替えも少なくて済みます。旅行中は非日常を存分に楽しみ、ホテルにいる時はゆっくり過ごしたいものです。だからこそ、洗濯は簡単に済ませたいですね。
洗濯可でも、向き不向きに注意が必要
何でも洗濯すればいいという訳ではありません。洗濯のやり方の前に、以下のポイントに注意しましょう。
- 水洗いできるかどうか
- 色落ちしないか
- 乾きやすい素材であるか
洗濯に適しているもの
自分で手洗いする場合は、洗濯物の素材に注目してみましょう。当たり前ですが、厚手のものは乾きにくくなります。ポリエステル製やナイロン素材は乾きやすくシワにもなりにくいので、特におすすめです。その他、洗濯の負担になりにくい以下のような小物が適しています。
- Tシャツ
- パンツ(下着)
- ハンカチ
- 靴下
洗濯に不向きなもの
長期の旅行では色々と洗いたくなるもの。しかし、以下のような厚手の素材は乾きにくいので避けたほうが良さそうです。
- トレーナー
- パーカー
- ズボン(パンツ)
自分で簡単にできる旅行中の洗濯方法とは
まずは旅行時での基本的な洗濯の方法についてご紹介しましょう。ホテルの部屋でできる洗濯には限界があるものの、やり方のコツを掴んでおけば意外と簡単ですよ。中でも、脱水と干し方は重要なポイントになりますので注意して行いましょう。
基本的な洗濯のやり方
手順は以下の通りで一般的な洗濯方法と変わりありませんが、脱水は特にしっかりと行いましょう。乾きにくくなり生乾きの原因にもなります。
- 洗面台やバスタブに水やぬるま湯を入れる
- 汚れを中心として洗う
- すすぎは丁寧に何回か行う
- 脱水はしっかりと行う
旅行以外でも使える!洗濯に便利なグッズたち
手洗いをするのはちょっと面倒…という方も、便利なグッズを使うことで楽に洗濯できます。わざわざ洗濯グッズを旅行用に買わずとも、普段遣いのものでも大丈夫です。しかし、アウトドアや非常時などでも使えるので、洗濯グッズは買っておいても損はないでしょう。
折りたたみバケツ
TAKU 折りたたみ バケツ 洗濯バケツ 洗い桶 コンパクト 大容量 12L 自立式 撮み付き 軽量 ソフト足湯 洗面器 防水 水汲み 持ち運び 釣り用 お掃除用 洗車 園芸 キャンプ 公園 海 子供遊び 耐熱70℃ 90日保証 2019年最新改良(グリーン)
参考価格: 1,270円
洗面台では洗いにくい時や、少しつけ置きをしたい時にとても便利です。汚れをジャブジャブと手洗いしたい方には、特に使おすすめ。防水加工をしたナイロン製やプラスチック製など様々なものがあります。バケツの大きさに応じて洗える品数も多くなりますが、それだけ荷物としてかさばるので注意が必要です。
ジッパーバッグ
【大容量】ジップロック イージージッパー M45枚入
参考価格: 1,458円
簡易的な洗濯機になってくれるので、軽い汚れを洗いたい場合には特におすすめ!片手で持てそうな大きさのジッパーバッグに水、もしくはぬるま湯と洗剤を入れ、口をしっかり締めてシェイク。水を入れ替えて数回すすげば洗濯は完了!やり方はとても簡単です。ゴシゴシ洗いは難しいですが、浅漬けを作るように優しくもみ洗いもできます。その際、袋が破けない程度の厚みがあるものを使いましょう。
洗濯に特化したグッズ
旅行用洗濯袋 Scrubba Washbag スクラバ ウォッシュバッグ 便利トラベルグッズ キャンプ 携帯用洗濯袋 (ウォッシュバッグ, 緑) (緑, ウォッシュキット)
参考価格: 9,612円
洗濯にもこだわりたい方はこちら。洗濯に特化したグッズです。袋1つで洗濯から脱水までが完結してしまう逸品で、袋をシャッフルして洗うものもあれば、袋の中に突起物があってゴシゴシ洗いができるものもあります。脱水はその袋をクルクル巻いて行うだけなので、使い方はとても簡単。少々値は張りますが、長期旅行や何度も旅行へ行く方でしたら特におすすめです。
旅行で使いやすい洗濯洗剤を選ぼう!
旅行用洗剤として販売されている商品はそんなに多くはありませんが、どれが良いか迷ってしまいがち。自分のお気に入りの香りやメーカーにも気にしたいところですが、洗剤を選ぶ際の注意点とポイントを挙げてみましょう。
粉末
粉末洗剤は汚れ落ちが良い「弱アルカリ性」が多く、使用量の調整がしやすいのが特徴。水では溶けにくいので、ぬるま湯で溶かしてから使う方がベターです。また、旅行先によっては硬水の場合もあり、洗剤が溶けにくかったり、通常の使用量では泡立ちにくかったりする場合もあります。特に海外旅行の時で粉末洗剤を使う予定の場合は、少し多めに持っていくことをおすすめします。
液体
[セット品]トップ スーパーナノックス(NANOX) ワンパック 3個セット
参考価格: 1,050円
小分けパックになった液体洗剤も出回っていますので、普段使いしていてお気に入りの香りがあれば、それを持っていくのも良いでしょう。しかし、万が一パックに穴が開いてしまうと、漏れ出す可能性もあるので、ジッパーバッグなどに入れて持ち運ぶなどの工夫が必要です。
チューブ式
ドクターベックマン 旅行用洗濯洗剤 ジェルタイプ 軟水硬水エリア対応 トラベルウォッシュ 100ml
参考価格: 702円
スタンディングの歯磨き粉のような見た目で、ジェル形式の洗剤を絞って使います。日本ではあまり馴染みがないですが、海外製の商品は硬水・軟水に対応している場合があり、硬水でもストレス無く泡立ちやすく使い勝手が良いです。洗剤の香りは好き嫌いが分かれるので、チューブ式を使ってみようと思った場合には、旅行前の試し使いをおすすめします。
干し方の工夫
旅行中の洗濯では浴室と部屋が一般的な物干し場となりますが、干す場所が限られているので干し方を工夫してみましょう。国内旅行であればテラスにちょっと干すということもできますが、海外では国によっては外干しを禁止している事もるので注意が必要です。
干す場所は浴室干し?部屋干し?
ホテルの居住スペースに干すと、邪魔だったり見た目がイマイチ。また、換気の関係からやはり浴室の方がいいという方も多いはず。しかし、ちょっとした小物であれば、部屋干しを試してみてはいかがでしょうか。濡れた洗濯物が加湿器の代わりになってくれます。大きめのものを部屋干しする場合、寝る前に干しておけば邪魔にもなりにくいです。部屋の乾燥防止をしながら洗濯物が乾いてくれるので、一石二鳥が期待できます。
空間を空けて干す
普段の部屋干しでもそうですが、洗濯物同士に少し空間を空けて干しましょう。洗濯後の生乾き臭はできるだけ防ぎたいものです。空間の目安はとてもわかりやすくて簡単。こぶし1個程度空ければ十分です。できるだけ風通し良く、短時間で乾くようにすることがポイントです。
便利な物干しグッズを使う
携帯 ハンガー セット (便利な携帯ハンガー 5個, ハンガーストップロープ 1本)
参考価格: 10円
「物干しグッズ」といっても旅行に特化したものを使う必要はありません。使いやすくて普段遣いもできるのがベストです。「これだけは準備しておきたい簡単便利な物干しグッズ」を3点ご紹介しますが、これらがセットになっているものが「旅行用洗濯セット」として売っています。あれこれ迷って買うのが面倒な場合は、セット売りを買うのも良いでしょう。
洗濯ロープ
オーエ 洗濯 物干し ハンガー ホワイト 約5m ストップ ロープ ハンガーを掛けられる スリット付
参考価格: 572円
ホテルの浴室や部屋では、ものを干すスペースは限られています。そのため、自分で工夫してそのスペースをつくりだしてみましょう。洗濯ロープを使えば干すことはもちろんですが、翌日の持ち物で忘れたくないものをぶら下げておいたり、クローゼット代わりに洋服を掛けるなどもできます。特に翌日の着替えを掛けておけば、起きたらすぐに着ることもできて便利です。
洗濯ピンチ
サワフジ 洗濯バサミ ランドリーピンチ 32個入り LP-16-2P
参考価格: 583円
洗濯物を留める他、食べかけのお菓子の口に封もできる、地味ですが役に立つグッズの1つです。洗濯ロープに沢山干すとロープがたわんでしまい、干したもの同士が寄ってしまいます。これではなかなか乾かず、生乾きの原因にもなりかねません。洗濯ピンチでいちいち留めるのは面倒ですが、洗濯物同士が重ならないためにも準備しておきたいものです。
折りたたみハンガー
携帯ハンガー セット 折りたたみ式 旅行 出張など 洗濯 物干し 便利 軽量 5色 10個入り ピンチ20個付き
参考価格: 1,349円
今や100円ショップでも折りたたみハンガーが売られていますが、洗濯やそれ以外でも欠かせない「使える」アイテムです。洗い物を洗濯ロープに直接掛けた場合、その分幅を取ってしまいますが、ハンガーに掛けた上で棒やロープ掛けることで使う幅はごくわずかとなり、より多くの物を干すことができます。ハンガーを掛けられるところであれば移動中に脱いだ服を掛けておくなど、洗濯以外でも活躍してくれるシーンがあります。
まとめ
旅行中の洗濯のやり方やおすすめの洗剤をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。長期的な旅行では特に洗濯する場面が多くなりますが、短期間の旅行でも洗濯する可能性はあります。その他、赤ちゃんと一緒の旅行の場合には着替え以外の荷物も多くなりますので、できれば衣類は洗って使いまわしたいもの。簡単な洗濯のやり方を覚えることで、楽しい旅行が快適になること間違いなしです!