韓国語「チンチャ」と「チョンマル」の意味とは?
韓国語を勉強したり、気になって検索してみたり、韓国語を知りたいと思ったきっかけは人それぞれですよね。しかし、勉強していくうちに同じような意味を持つ言葉があらわれ、手が止まってしまった経験はありませんか?ここでは、韓国語の中で意味がよく似ているといわれる「チンチャ」と「チョンマル」という言葉について紹介していきます。それぞれに意味の違いはあるのでしょうか?
韓国語チンチャの意味は?
韓国人同士の会話や日々の暮らし中でよく会話に出てくる言葉なので、一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。韓国語を勉強している方にも、韓国のドラマや映画などの韓流コンテンツが好きでよく見る方にも、馴染みのある言葉がチンチャかもしれません。韓国語でチンチャというと、「本当」という意味で、1番多く翻訳されています。
韓国語チョンマルの意味は?
韓国語チョンマルの意味ですが、なんとこれもチンチャと同じく、「本当」で翻訳される言葉なのです。他の意味として、本気や本物などの意味もありますが、これはチンチャも同じように翻訳されているので、意味としての大きな違いはありません。では、この同じ意味を持つ2つの言葉。韓国の人々は、どうやって使い分けているのでしょうか?
韓国語チンチャとチョンマルの違いは?
同じ意味を持つチンチャとチョンマルは、実際にどんな違いがあるのでしょうか?そして、韓国の方は、どんな風に使い分けているのでしょうか?これが本当に全く同じ意味なら、言葉は2つもいらないはずです。ということは、それぞれに何か別の使い方の違いや、日本語のようなニュアンスの差があるのではないでしょうか?ここでは、チンチャとチョンマルの違いについて、詳しくご紹介していきます。
チンチャとチョンマルはこう違う!
チンチャとチョンマルは同じ意味ではありますが、実は、そのニュアンスが少し違います。チンチャは「本当」や、親しい間柄での会話「マジで?」などの意味で使うことが多いのですが、チョンマルは「真実」や「事実」に近い言葉。韓国では、より、確信に近いようなニュアンスで表現する時に、チンチャではなくチョンマルを使い、ニュアンスの違いを使い分けています。
日本語ではどう翻訳されている?
チンチャとチョンマルの意味の違いについて分かってきたところで、日本ではどう翻訳されているのでしょうか?これは、テレビドラマを見ていくと分かりやすいのですが、例えばシリアスなドラマやコメディのドラマ、または恋愛ものなどで使われる言葉には違いがありますよね。どちらも「本当」という言葉で翻訳されることが多いチンチャとチョンマルですが、翻訳時の違いをもう少し掘り下げていきましょう。
日本語での翻訳の違いとは?
日本での翻訳の違いではっきりしているのが、「本当」という意味は同じであっても、チンチャはカジュアルな言葉、チョンマルは丁寧な言葉として分けられている点。例えば、ドラマの場面で上司と話したり、シリアスな場面や仕事のシーンでは、チンチャよりチョンマルの方がよく出てきます。また、恋愛ドラマやコメディなドラマはチンチャが出てくる回数が多くなっています。
チンチャの日本語翻訳
チンチャが日本語に翻訳された時の翻訳パターンを見ていきましょう!恋愛ドラマや、親しい間柄の話し言葉としてチンチャが出てくる時に、日本語翻訳では「マジで?」や「それって(本当に)言ってる?」「本気で?」などと翻訳されています。これは友達同士や恋人、家族などで親しく話す時に多く、また、日本語翻訳もカジュアルに表現されている事が多いです。韓国でいう、タメ口のようなニュアンスでも使われる頻度が高いのが、チンチャいう言葉です。
チョンマルの日本語翻訳
続いて、チョンマルですが、こちらはシリアスなシーンや上下関係がはっきりしている立場、または仕事のミーティングなど尊敬語が必要な間柄、初対面の相手など少しきっちりした場面で使われています。日本語翻訳としては「それは(真実)ですか?」「その話は(本当)です」「(本当)ですか?」など、少し丁寧な言い方で翻訳されている事がとても多いです!
チンチャとチョンマルの会話の使い方は?
チンチャとチョンマルの2つの言葉のニュアンスの違いが分かったところで、実際に会話する時に、使い方の違いはあるのでしょうか?韓国語を勉強している方は特にですが、その言葉の意味を分かった上で使い方を変えられると、より楽しく勉強ができますよね!ここでは、2つの言葉のニュアンスの違いを、実際の会話でどう使い分けていけばいいのか、ご紹介していきます。
チンチャの会話での使い方
チンチャは日本語の「マジで」に、とてもよく似ています。会話の使い方としては、「イゴ チンチャ マシッソッソ〜!(これ本当においしかったわ〜!)」に「チンチャ?(マジで?)」といった会話をしてみましょう。この会話だけで、チンチャが2回出てきましたね。自分の気持ちを強調したり、相槌をうつ時に気軽にチンチャを使って会話をしてみましょう!
チョンマルの会話での使い方
チョンマルの会話例をみていきましょう。チョンマルは尊敬語に近いので、目上の方との会話がメインとなります。「ネガ パブル サジュッケ(私がご飯をご馳走するよ)」に「チョンマリエヨ?カムサハムニダ(本当ですか?ありがとうございます)」と返事をしたり、「イゴヌン チョンマリエヨ(これは本当です)」など、丁寧な会話の時にチョンマルを使うことをおすすめします。
会話での使い方の違いは?
使い方の違いは、先ほど説明した通り、話す相手との間柄や伝えたい内容によって変える必要があります。韓国は儒教の国なので、年上に対する考え方が日本とは違います。年齢を重んじる国なので、話す相手の事や自分の立場を考えて会話するようにしましょう。初対面の相手と話す時にも、丁寧な言葉使いから初めていく事をおすすめします。まずはチョンマルから会話に使いましょう。
チンチャとチョンマルの発音は?
チンチャとチョンマルの発音について説明していきましょう。チンチャもチョンマルも、発音するのに少しルールがあります。自分が言いたいことを強調して伝えたい時には「(チ)ンチャ」「(チョ)ンマル」というように、一番最初の言葉を強調するように発音します。疑問形にして聞く時には「チン(チャ)?」や「チョン(マル)?」などの最後のところを強く発音するといいでしょう。そうすると、相手により気持ちが伝わります。
チンチャの発音
個別の発音の違いについて、さらに細かく説明していきましょう。チンチャの場合には、発音をローマ字に変換すると分かりやすくなります。チンチャのチンの部分をローマ字にすると、jjin-chyaという発音になります。実際に発音する時には、tinではなくjjinという、強く発音する部分があることを理解してから口にすると、よりネイティブな発音になります!ぜひ、声に出して試してみてください。
チョンマルの発音
次は、チョンマルについてです。チョンマルの発音をローマ字にすると、chong-malになります。この発音の注目する部分は、カタカナで書けないgの部分ですよね。実際に発音するわけではありませんが、ここが日本語と韓国語の発音について大きく違うところでしょう。この発音が意識できれば、かなりネイティブな発音になりますので、まずは口に出してしっかり発音の練習をしていきましょう!
まとめ
チンチャとチョンマルの違いや会話の仕方や発音について、ご紹介してきましたが、いかがでしたか?知れば知るほど、言語とは奥が深いですよね。その言葉の意味だけではなくニュアンスの違いを知れば、勉強はもっと面白くできます。まずは、興味のある単語を調べてみることから初めてみましょう。きっと、韓国語が好きになりますよ。