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行程表は旅行の情報をまとめたしおり
『行程表』と聞いても、あまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。簡単に言うと『旅行のしおり』や『スケジュール管理表』のことです。旅行に出かける前の準備段階で、行程表を作成すると予定を把握できるので、現地に着いて慌てることがありません。安心して旅行を満喫するためのサポート材料になります。ここでは『行程表』の作り方を『ベース素材』『作成前の下準備』『必要な記載事項』に分けてご説明します!
行程表の作り方 ベース素材は?
行程表を作成しよう!と思っても一体、どのように作成していけばいいか、わからない方も多いと思います。ここでは行程表を作るベース素材についてご紹介していきます。難しいことではないので、気楽に取り掛かれるものなんだ!とわかれば、作成自体もわくわくしてきて旅行を一層豊かにしてくれますよ。
行程表の作り方 ベース素材①:無料テンプレートやフォーマットで旅行管理
1番簡単で手っ取り早いのは無料のテンプレート(ひな形)や無料のフォーマット(書式)を使用することです。既に必要な項目なども記載されているので、そのまま使用できます。無料のものも複数インターネット上にあるので、使いやすそうなテンプレートやフォーマットを選べるのも嬉しいですね。
行程表の作り方 ベース素材②:エクセルで旅行管理
既存の無料フォームは味気ないしオリジナルで作りたい!という方におすすめなのは、パソコン内のエクセルシートです。既にセルが分けられているので構成も簡単です。無料フォーマットに自分が記載したい項目がないという場合であっても、個別にカスタマイズして追加していける点も便利なポイントですね。
officeが入っていない場合は無料のスプレッドシート
お持ちのパソコンにofficeが入っておらず、エクセルが使用できない方に便利なのが、Googleのスプレッドシートです。Googleのアカウントさえ持っていれば、どなたでも使えます。スプレッドシートは、ワードやエクセルとほぼ同等な機能を有しています。スプレッドシートの利用は無料で、データをネット上で共有することも可能ですし、印刷することも可能です。
行程表の作り方 ベース素材③:手書きで愛情たっぷりの旅行管理
既存のものに頼らずに、旅行の思いを込めた手作りの行程表というのも、一層気分を盛り上げてくれます。好きな色や材質の紙に、シールやスタンプなどでデコレーションをして、完全オリジナルのハンドメイドというのも素敵ですよね。旅行が終わった後でも見直したりできるので、旅行の思い出の1つにもなりますよ。
行程表の作り方 作成前の下準備は?
先ほど紹介した『行程表の作り方 ベース素材は?』のフリー素材に頼らず行程表を作る場合、簡単なメモ下書きで構わないので、以下の4つのポイントを必ずチェックしておきましょう。旅行先の情報集めは、行程表を作成する際のとても重要な要素です。
行程表の作り方 作成前の下準備①:4つのポイントをチェック
- 簡単なメモ書きでいいので行きたいスポットは洗い出しておきましょう
- スポットのおおまかな所在地や位置関係、営業時間なども確認しておきましょう
- 観光にどのくらい時間をかける(かかる)のかも想定しておくとなおよしです
- 食事をどこでとるか、何を食べたいのか(ご当地名物など)を明確にしておきましょう
行程表の作り方 必要な記載事項は?
実際にオリジナルで行程表を作成する際に、必要な記載事項とは何でしょうか?ここでは必ず記載しておきたい必須項目についてご説明していきます。この情報をもとにテンプレートを作れば、どんな旅行でも行程表を作れます。ポイントは、旅の要点をまとめることと、旅行のイメージを可視化することの2点のみです。
行程表の作り方 必要な記載事項①:日程の詳細
行程表作成時に、1日目〇月〇日(〇曜日)、2日目〇月〇日(〇曜日)…というように何日目の行程なのか記載していきましょう。特に一か所に留まらず移動を含む場合、今どこまでクリアしているかということも確認できるので、達成感も味わえ、楽しみも増えます。1日のみの旅行でも記載がある方が日程の行き違いもなく、確認できる共有材料になります。
行程表の作り方 必要な記載事項②:タイムスケジュール
一番重要なのはタイムスケジュール(予定の時間割り)の管理です。おすすめの手順は、最初に出発と終了時刻を決めてしまうことです。その中で移動や観光にどのくらいの時間が必要なのかを確認して、回る順番や時間を割り振りましょう。昼食時間を決めておくのも、午前と午後の管理の目安になります。あまり予定をタイトにし過ぎず、少し余裕を持っておく方が安心です。
補足:時間の振り分け方
ひとつ上の項目『行程表の作り方 作成前の下準備は?』の4つのポイントのうち、3つめに注目してください。『観光にどのくらい時間をかける(かかる)のかも想定しておくとなおよしです』とあります。それをもとに、パズルのように時間を組み合わせていくと楽になります。もちろん、所在地や、やりたい事の内容によっても、コースの組み合わせが難しいこともありますが、出発から終了時間の中でどこにどのくらいの時間をかけるのかを把握していないと、ロスタイムも増えてしまいます。
行程表の作り方 必要な記載事項③:立ち寄る施設
ひとつ上の項目『行程表の作り方 作成前の下準備は?』の4つのポイントのうち、今度は2つめに注目してください。『スポットのおおまかな所在地や位置関係、営業時間なども確認しておきましょう』がここで活躍します。タイムスケジュールだけを割り振ったとしても、ある程度の情報を把握していないと、うまく回ることができません。施設名を行程表に記載するのはもちろん、移動時間・所要時間・所在地の距離感をつないでいくイメージで作成すると楽しく作成できますよ。
補足:複数の移動や宿泊を含む場合①
宿泊するホテルについても情報(住所や連絡先、食事の有無など)や空港の乗り換え口、フライト時間も明記しておくと便利です。移動が多い場合には、何度も携帯や書面などを出して予約を確認したりするよりも、行程表さえみたらバッチリ!という状況にしておく事が好ましいと思います。盗難や落し物の防止にもなります。
補足:複数の移動や宿泊を含む場合②
食事についてはしっかり確認しておきましょう。機内食なのか、宿泊するホテルで食事付きにしてあるのか、外に食べに出かけるのか、行った先で食事難民になってしまうのは辛いものです。旅行先によっては市街地だったら何かあるだろうと気楽に考えていると、あまりお店がなかったなんてケースもありえます。
行程表の作り方 必要な記載事項④:予定内容
行きたいところで何がしたいのかも簡単に記載していきましょう。そうすることで、ここでは何分とっておく必要があるのかというタイムスケジュールも連動して管理・把握しやすくなります。効率よく時間を配分して、旅程を回っていけるような時系列に必然的につながっていきます。
補足:予算も記載しておくと便利
食事代や施設の拝観料などについて予算の目安、大体いくら必要か決めておくのもおすすめです。旅行中はどうしても気が大きくなって、無駄使いをしてしまいがちですし、不安だからと言って多めに持って行き過ぎても、気が気じゃなくなってしまいます。目安を参考にして金銭コントロールするようにしましょう。
行程表の作り方 必要な記載事項⑤:備考欄
意外に役に立つのが備考欄として余白を設けること。少しゆとりを持ったタイムスケジュールにするようにと記載していますが、万一時間が余ってしまった場合など、この備考欄にその他の観光情報を記載しておくと対応ができます。また、備考欄には立ち寄る施設の連絡先なども記載できたり、必要に応じて自由に使用できるのが嬉しいですね。
まとめ
行程表を作成している時間も、旅行への思いがいっそう増えて楽しめますし、実際に作った行程表でうまく回れた時には達成感もひとしおです。自分で作った行程表を見ればすべてOK!いうものにしておくと、現地で活躍間違いなしです。せっかくの旅行、思う存分楽しみたいですよね。思いの詰まった行程表を片手に、旅行を最大限に楽しんでみましょう!