目次 [表示]
- そもそもビジネスクラスとは?
- 値段はどのくらい?
- 飛行機に搭乗する前から既にいろいろな違いが!
- ビジネスクラスと他のクラスの違い①:搭乗前
- 航空券の値段が違う
- 搭乗手続きの際のサービスが違う
- ビジネスクラスとファーストクラスのラウンジ
- ビジネスクラスとファーストクラスは優先搭乗できる
- ビジネスクラスと他のクラスの違い②:機内
- 座席のシートピッチの違い
- ビジネスクラスの機内食やドリンクについて
- ビジネスクラスと他のクラスの違い③:到着後
- 手荷物が優先的に受け取れる
- 入国審査に時間がかからない
- 航空会社ごとのビジネスクラスの値段の違いは?
- 値段以外にサービスも会社によって違う部分が多い
- おすすめのビジネスクラス
- 国内の航空会社のおすすめビジネスクラス
- 海外の航空会社のおすすめビジネスクラス
- 高い値段のビジネスクラスをお得に利用するには
- マイルを貯める
- エコノミークラスの値段でも座れる
- ビジネスクラスをぜひ利用してみよう!
そもそもビジネスクラスとは?
飛行機の座席は大きく分けて、エコノミークラス・ビジネスクラス・ファーストクラスの3つに分けられます。機内で一番多い座席はエコノミークラスで機内の後方にあります。次にビジネスクラス、ファーストクラスが一番少なく、機内の前方にあります。
ビジネスクラスのサービスは、エコノミークラスより良いけれどファーストクラスほど豪華なサービスではないです。
値段はどのくらい?
ビジネスクラスの値段は航空会社や移動距離によって多少違いはあります。例えばビジネスクラスでANAで成田からシンガポールへ行く場合は、約400,000円かかります。これは同じ路線をエコノミークラスで移動する場合の値段と比較して、約1.3倍ほど高い値段になっています。
飛行機に搭乗する前から既にいろいろな違いが!
ビジネスクラスで飛行機を利用する場合、エコノミークラスと比較していろいろな面で違いがあります。飛行機に搭乗する前からでもサービスや特典など、いろいろな面で良い待遇を受けることができます。ここからは、ビジネスクラスと、エコノミークラスやファーストクラスの違いについてご紹介していきます。
ビジネスクラスと他のクラスの違い①:搭乗前
ビジネスクラスは飛行機内でのサービスが充実していると思われる方もいると思いますが、飛行機に搭乗する前からでも充実したサービスや優待を受けることができます。チケットの購入時や、出発前の時間の過ごし方、搭乗時などで他のクラスとの違いがありますので、詳しく説明していきます。
航空券の値段が違う
エコノミークラス | 590,000円 |
ビジネスクラス | 840,000円 |
ファーストクラス | 1,380,000円 |
航空券の値段がエコノミークラスやファーストクラスと違ってきます。国内の航空会社か海外の航空会社、目的地までの距離の違いなどによって値段は異なります。
例えば、JALで成田空港からニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港までの値段は、エコノミークラスで約590,000円、ビジネスクラスで約840,000円、ファーストクラスで約1,380,000円もします。
搭乗手続きの際のサービスが違う
ビジネスクラスやファーストクラスは混雑しているエコノミークラスのカウンターと違い、専用のカウンターからスムーズにチェックインすることができます。保安検査など時間がかかるときも、ビジネスクラスならすぐに済ませることができるのです。
海外の航空会社の中にはビジネスクラスで予約すると、空港まで無料で送迎してくれるサービスもあります。
ビジネスクラスとファーストクラスのラウンジ
ビジネスクラスとファーストクラスを利用すると、出発前の時間をゆっくりと過ごすことができる専用ラウンジがつかえます。食事をしたりシャワーを利用したりなど、設備がとても充実しているのが特徴です。
ビジネスクラスやファーストクラスを利用して乗り継ぎをする場合も同様に、乗り継ぎする空港の専用ラウンジを使えます。
ビジネスクラスとファーストクラスは優先搭乗できる
ビジネスクラスとファーストクラスは、優先的に飛行機に搭乗することができます。ほとんど航空会社では、ご高齢の方、小さなお子様連れの方、妊娠中の方が最初に搭乗し、その次にファーストクラスに座る方が搭乗した後に、ビジネスクラスに座る方が搭乗できます。
ビジネスクラスと他のクラスの違い②:機内
ビジネスクラスはエコノミークラスより細やかなサービスを機内で受けられます。座席の質や、提供される料理の質の違いなど、いろいろな面でエコノミークラスで受けるサービスより優れています。以下ではそのサービスの内容を詳しくご紹介していきます。
座席のシートピッチの違い
ビジネスクラスとエコノミークラスとの最大の違いは、座席のシートピッチです。平均的に、ビジネスクラスのシートピッチはエコノミークラスと比較して約3倍の広さがあります。
ビジネスクラスの座席の配置は、エコノミークラスよりも少ないので、どこに座っても通路に面しています。なので、エコノミークラスのように隣の人に気を使わなくても席を立つことができます。
長距離で移動時間が長いときに快適
ビジネスクラスの座席は身体を横にできるほどシートピッチが広く、ゆったりとしているので、長時間、長距離を移動するときでもゆったりしながらフライトを楽しむことができます。
ビジネスクラスでも座席の種類はいくつかあります。ANAの場合、「The Room」「ANA BUSINESS STAGGERED」「ANA BUSINESS CRADLE」の3種類があります。
ビジネスクラスの機内食やドリンクについて
機内で提供される料理は、エコノミークラスでは予め調理された料理が提供されますが、ビジネスクラスでは機内で調理された料理がフルコースで提供されます。座席のテーブルにはテーブルクロスが敷かれ、料理が一品ずつ運ばれてきます。メインディッシュも複数種類選べるので、料理のバリエーションも豊富です。
また、ビジネスクラスで提供される機内食は事前に予約することもできます。
ビジネスクラスと他のクラスの違い③:到着後
飛行機を降りた後でもビジネスクラスはエコノミークラスよりも良いサービスを受けられます。混雑する手荷物受取りや入国審査など、エコノミークラスでは時間がかかってしまう場面でも、ビジネスクラスに搭乗すればスムーズに手続きを終えられます。
手荷物が優先的に受け取れる
ビジネスクラスやファーストクラスは、エコノミークラスの前に優先的に降機することができます。そして手荷物を受け取る際も、ビジネスクラスやファーストクラスの手荷物はプライオリティータグがつけられます。
エコノミークラスより先に受け取ることができるので、時間もあまりかかりません。ビジネスクラスの手荷物はファーストクラスの次に優先度が高いです。
入国審査に時間がかからない
ビジネスクラスやファーストクラスに搭乗した人が入国審査を受けるとき、多くの空港では専用のレーンが用意されており、優先的に入国審査を受けることができます。エコノミークラスに搭乗した人とは違って、ビジネスクラスやファーストクラスに搭乗した人は、時間をかけずに入国審査を終わらせることができます。
航空会社ごとのビジネスクラスの値段の違いは?
ビジネスクラスの値段は航空会社や路線、乗り継ぎの有無によって違ってきます。成田空港からシドニーへビジネスクラスを利用して行く場合、直行便だと片道の最安値がJALの330,000円~で、最高値がANAの430,000円~となっています。
乗り継ぎを1回する場合、最安値がマレーシア航空の220,000円~で、最高値がニュージーランド航空の520,000円~です。
値段以外にサービスも会社によって違う部分が多い
ビジネスクラスのサービスは大まかな点ではどの航空会社でも共通しているものの、細かい点でのサービスは違ってくる場合もあります。
カタール航空のビジネスクラスの座席には、マッサージ機能がついていたり、エミレーツ航空の飛行機の機内には、ファーストクラスとビジネスクラスだけが使えるバーがあるなど、航空会社によって特色あるサービスを提供しています。
おすすめのビジネスクラス
国内の航空会社のおすすめビジネスクラス
国内の航空会社では、ANAとJALがとても良いサービスのビジネスクラスを提供しているとして多くの利用客から人気を得ています。
ANAは、ドア付きのビジネスクラスを国際線で導入しており、快適性とプライベート性が従来より高まった座席を提供しています。JALは、「JAL SKY SUITE」というフルフラットシートを備えたほぼ個室に近い座席を提供しています。
海外の航空会社のおすすめビジネスクラス
「ワールド・ベスト・エアライン」に4年連続で選ばれたカタール航空のビジネスクラスは、完全個室はもちろん航空会社で初めて4名掛けのワッドデザイン型の座席を導入しました。この座席によって家族や友人と一緒に夕食をとったり、取引相手と商談をしたりすることもできます。
高い値段のビジネスクラスをお得に利用するには
ビジネスクラスの航空券は、エコノミークラスよりも値段が高いので、利用したいと思ってもなかなか手が出しづらい方もいるかと思います。しかし、ビジネスクラスをお得に利用する方法はいくつかあります。お得にビジネスクラスを利用して、快適な空の旅を楽しんでみましょう。
マイルを貯める
大手の航空会社では、利用した飛行機の移動距離に応じてポイントが貯まるサービスを提供しています。これをマイレージサービスといい、マイルと呼ばれています。マイルを一定額貯めれば、無料の往復航空券と交換できたり、ビジネスクラスやファーストクラスをお得に利用することができます。
マイルは使用期限があり、その期限を過ぎてしまうとポイントを使えなくなるので注意しましょう。
マイルの貯め方①:長距離ほどマイルは貯まる
1マイルは約1,852mで計算されます。例えば羽田空港から新千歳空港間の距離は片道で約510マイル、羽田空港から那覇空港までは片道で約984マイルとなっています。移動距離が長距離であるほど、獲得できるマイルも多くなってきます。
国際線の例では、成田空港からカタールのハマド国際空港まで片道で約5,152マイルもあります。国際線では、マイルが貯まりやすいです。
マイルの貯め方②:クレジットカードを作る
クレジットカードでもマイルを貯めることができます。飛行機に乗らなくてもコンビニやスーパーマーケットなどでの買い物や、光熱費などの各種お支払いでマイルが貯まるクレジットカードを使えば、マイルも貯まる仕組みです。
マイルが貯まるクレジットカードとして、航空会社後任のJALカードやANAカード、セゾンのアメックスカードなどがあります。
マイルの貯め方③:ポイントサイトで貯める
マイルがより貯まりやすい方法として、ポイントサイトに登録してマイルを貯めるというやり方があります。流れとしては、ポイントサイトに登録した後に、そのポイントサイトで利用できるサービスを利用することでマイルが貯まります。
サービスの内容として多いのが、クレジットカードの新規発行やFX口座の開設、アンケートの回答などがあります。
エコノミークラスの値段でも座れる
少し珍しいケースですが、エコノミークラスの値段でビジネスクラスを利用することができます。エコノミークラスの予約がオーバーブッキングしたり、ビジネスクラスの座席に空きがあった場合などに、搭乗する当日に空港のグランドスタッフによって判断されます。
ビジネスクラスをぜひ利用してみよう!
今回はビジネスクラスについて詳しくご紹介しました。ビジネスクラスは、ビジネスマンや富裕層が利用するイメージがあると思いますが、一般的なお客さんも多く利用しています。長時間で疲れやすいフライトでも、ビジネスクラスを利用すれば疲れもたまりにくい快適なフライトを楽しむことができます。
ぜひ一度、ビジネスクラスをご利用してみてください。
出典:https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/international/inflight/guide/c/seat/c-787_9_business_staggered.html