エンブラエルってどんな飛行機メーカー?乗れる路線や機内もご紹介!

エンブラエルってどんな飛行機メーカー?乗れる路線や機内もご紹介!

エンブラエルがどんな飛行機メーカーかご存知でしょうか?日本を含めて世界中で運航している小さな機体のエンブラエルは、座席やコンセントサービスなど優れた機能が多いです。エンブラエルに乗れる路線や機内についてもご紹介していきます。

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エンブラエルとは?

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エンブラエルは、ブラジルのサンパウロに本部を置く世界でトップクラスの知名度を誇る飛行機メーカーです。サンジョゼドスカンポスというブラジルにおける工業や研究の拠点に本部があり、最大の輸出企業。世界でも有名なエンブラエルとはどんな飛行機メーカーなのか見ていきましょう。

ブラジルの飛行機メーカー

1969年にブラジルで設立した飛行機メーカーです。設立から50年余りが経過しており、現在では飛行機製造を代表するメーカーとなっています。国営で誕生したメーカーで空軍の技術者が、双発プロペラ機を開発して1972年に初フライトが成功。以降は日本を含めた世界各国の航空会社で飛行機が運航され、世界を代表する飛行機メーカーとなりました。

経営状況の悪化

設立以降世界中の空で開発機の運航が開始。しばらくすると赤字経営が続き経営状況が悪化。1990年には莫大な費用を投じて、新たな飛行機を開発したが、費用対効果の問題が起こり、開発は中止して開発費用が損失になったのです。赤字が続いたことで政府からの援助が終了、戦争によって航空機産業が低迷して、従業員の大半を解雇せざる負えない状況になりました。

民営化

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政府は経営の悪化したため民営化を決めます。2度売却に失敗しますが、1994年にさまざまな企業が共同出資で買収が決定。最大株主だった金融コングロマリットから出向した、社長のノウハウを活かして会社として体質改善しました。小型機開発に力を入れたことで、4年後には黒字回復、民営化したことで2000年には、数多くの会社と契約を結ぶまでに回復したのです。

世界第3位まで成長したメーカー

苦難を乗り越えたエンブラエルは、長年世界シェア第4位の航空機メーカーでした。そこからビジネスジェット分野への参入、得意の軍事部門が各国で採用など世界中で多く活用されるようになり、2013年にはボンバルディアを抜き、世界第3位のメーカーにまで成長したのです。

旅客機部門を売却

世界トップクラスのメーカーであるボーイングに、旅客機部門を事実上買収されています。買収はボーイングが8割、エンブラエルが2割出資して、新たな会社へ移行するという話です。売却に踏み切った理由は、単独での生き残りが困難と判断されたためで、新会社は「Boeing Brasil Commercial」と名付けられ、今後も目が離せません。

エンブラエルの機体

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開発生産する機体は人が生活するさまざまなシーンで活用されています。コンセントが付いた機体など商業用がメインで軍事用、ビジネスジェット、軍事用、農業用まで多方面で活用される機体について見ていきましょう。

商業用

主要な機体が商業用です。世界各国の航空会社で運用されており、リージョナル機が主要となる路線で活躍。商業用は大きく分けて3種類あり、双発ターボプロップは地域路線がメイン、ERJはターボファン双発のコミューター路線用ジェット、E-Jetは日本を含めた各国の航空会社で活用されています。

軍事用

商業用以外にも軍事部門の飛行機も有名。自国ブラジル空軍を含めて、世界20以上の国の軍隊で利用されています。軍事用飛行機は、小型の練習機や軽攻撃機、中型空中給油輸送機など用途もさまざま。軽攻撃機には、AMXというイタリアとブラジルが国際共同開発した飛行機もあるのです。

ビジネスジェット

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デザインやスペックなど、他社のビジネスジェットに負けていません。ビジネスジェットは超軽量ジェット機、小型ジェット機、中型ジェット機などラインナップが豊富です。機体のサイズや種類によって運航者は異なるが、個人や企業、フラクショナルやチャーター事業、軍などさまざまなシーンで活用されています。

農業用

航空機の高速移動能力を農業に活用した農業機も製造。農業用の飛行機は農業に必要な農薬や肥料の散布だけを目的とした機体です。エンブラエルの農業機はEMB202イパネマと言い、農薬や肥料の空中散布専用の飛行機として役立てられています。

エンブラエルが乗れる航空会社

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機体を導入しているユーザーの1つが、商用利用する航空会社です。小型旅客機業界で存在感を放つエンブラエルの機体は、長年に亘って世界各国の航空会社で運航されています。本部を置くブラジルはもちろん、日本の一部航空会社でも導入されているメーカー。導入している航空会社を見ていきましょう。

JAL

国内で導入している航空会社がJALです。サービスの優れた航空会社として支持されている一流エアラインのJALでは、JALグループ会社で大阪国際空港を拠点とするジェイエアで機体が導入されています。JAL系列のジェイエアは、主要空港から地方空港を結ぶリージョナルジェットの運行を担当。2019年12月時点ではE-Jet シリーズ2種を保有しており、2021年までは保有機体がE-Jet シリーズのみです。

フジドリームエアラインズ

ゴールドやシルバーなど機体のカラーが豊富なフジドリームエアラインズでも導入されています。フジドリームエアラインズは、地域航空会社で静岡空港と名古屋飛行場が拠点。JALとコードシェアもしているこちら、日本ではJALグループジェイエアに次ぐ2番目に導入した会社です。日本で初となる機種も導入しており、最新の電子操縦系や高燃費性能など優れた機体が使われています。

世界で20以上の航空会社で導入

日本以外でも数多くの航空会社で導入されています。お膝元ブラジルでは、国で最大のLATAMやLCCのアズールブラジル航空。イタリアのアルタリア航空、イギリスのブリティッシュエアウェイズ、ドイツのルフトハンザ航空、アメリカのアメリカン航空、デルタ航空など導入されているのは、世界中で20以上の航空会社です。

エンブラエルの導入ユーザー

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エンブラエルの飛行機が導入されるユーザーの1つが政府です。日本では政府専用機にボーイング777型機が導入されているように、世界各国の政府も機体を保有しています。エンブラエル機を導入している政府を見ていきましょう。

ブラジル政府

飛行機を導入している政府が、本社所在地を置くホームタウンのブラジルです。ブラジル政府が保有する飛行機は、エアバスA319という機内の通路が1本の機体とエンブラエル195の2種類。195型機はE-Jetシリーズの1種でシリーズ最大の席数を誇る機体になります。

空軍

エンブラエルの飛行機を利用しているのは政府だけでなく、航空機を装備して航空戦を遂行する空軍もです。導入しているのは、イギリス空軍とベルギー空軍。ベルギー空軍ではERJ-135LR輸送機およびERJ-145LR輸送機がそれぞれ2機ずつ運用されています。

エンブラエルに乗れる路線

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日本国内でエンブラエルを導入している会社は、JALグループのジェイエアとフジドリームエアラインズの2社です。それぞれの航空会社は運航されている機種、運航されている路線が違います。機種と路線を見ていきましょう。

ジェイエア

JALグループのジェイエアで運航されている機種は、170と190の2種です。170は先進的な技術を詰め込んでいる機体で、100席未満のリージョナルジェットではトップクラスの広さを誇ります。190は座席数を増やした機体で座席にコンセントがあるなど、サービスも向上した機体。これらの機体が運航されている路線は、東京・大阪・福岡・札幌・鹿児島から地方を結ぶ全ての路線です。

フジドリームエアラインズ

フジドリームエアラインズは、170と175の2種です。最新鋭の機体は複合素材が豊富に使用され、コンパクトなサイズながら運航性能が高いのが特徴。2019年12月時点では全14機中170が3機と175が11機。サービスも人気のFDAの運航路線は、静岡と名古屋をベースに出雲、福岡など、他には山形と札幌、松本と神戸などの路線があります。

エンブラエル機内の特徴

Photo by redlegsfan21

日本の航空会社で運航されているエンブラエル機は、機種や会社によって座席、サービス、コンセントの有無が異なります。座席やサービス、コンセントの有無など日本国内の航空会社で運航されている、エンブラエル機内の特徴を見ていきましょう。

エンブラエル170(ジェイエア)

JALグループのジェイエアで運航している170型機は、快適なフライトとサービスが受けられる空間が特徴。座席数76席の機内の胴体部分は、円形を重ねたダブルバブル構造で客室空間を最大級に活かしているのです。高性能エンジンや最新システムなど機体が優れており、機内にコンセントは設置されていませんが、広々とした足元の空間が作られており、窓側座席や通路側座席関係なく座席は皮張りで快適な空の旅が楽しめますね。

エンブラエル170(フジドリームエアラインズ)

フジドリームエアラインズ170型機の性能は、JALと基本的に同じです。座席数は76席でコンパクトな機体ながら狭さは感じられず、機体の性能も優れています。コンセントの設置はJAL同様にありませんが、天井が高く足元も広いため、快適な乗り心地が実現。FDAは機内設備を含めたサービス面でも優れており、優れたサービスはコンセントの有無は気になりません。

エンブラエル175

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フジドリームエアラインズの175型機も170型機と同じでダブルバブル構造です。座席数は84席で機内は広々とした空間になっており、座席は座り心地を追求したクラス最高基準。従来機に比べて頭上や足元が広く、機内では快適に過ごすことが可能で、快適なサービスを受けられます。この機種もコンセントはないですが、コンセントが無くてもサービスが充実しており満足可能。

エンブラエル190

ジェイエアで運航される190型機は、エンブラエル機でも優れた機種です。170からキャビンを6メートル以上延長しており、座席数は95に増えてより快適な機内を実現。大型化された機体は広く、JALの大型機とも遜色ない快適な乗り心地で優れたサービスが受けられますよ。機内は全座席にコンセントが付いており、コンセントはスマホやPCの充電が可能です。

まとめ

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エンブラエルってどんな飛行機メーカーなのかを紹介していきました。世界第3位のシェアを誇る大きな航空機メーカーで、比較的コンパクトでも機内は広々とした空間と座席、コンセントがあるなどこだわられています。国内でも多くの路線で運航している機体で、広い空間とサービスを楽しみましょう。

skylee
ライター

skylee

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