ブエリング航空の評判が知りたい!
スペインを中心に、ヨーロッパを就航しているブエリング航空。近年増えてきている格安航空会社の一つということで、航空運賃・料金が安いのはいいですが、やはり気になるのは利用した人からの評判ですよね。機内食は?座席は?持ち込み荷物の制限は?など、乗ってから後悔することのないように、事前に確認しておきたいところでしょう。
ブエリング航空とは?評判は?
スペインの航空会社
ブエリング航空は、2004年に設立されたスペインの格安航空会社で、拠点はバルセロナです。スペイン初の格安航空会社であるブエリング航空は、スペイン国内の就航に加えて、オランダやイタリアなどへの海外線の航空も行っています。
IAG傘下
ブエリング航空は、2009年に、スペイン最大手航空会社であるイベリア航空の関連会社となっています。その後イベリア航空は、イギリスの大手航空会社のブリティッシュ・エアウェイズと経営統合し、「インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)」となりました。そのため、ブエリング航空も現在は「IAG」の傘下となっています。
ブエリング航空の評判
ブエリング航空の評判は、人によって差があるようです。特に問題なく目的地に着くことができたという人もいれば、大幅に遅れた、搭乗できなかった、ロストバゲージした、というような話も少なくありません。格安航空会社ということで、こうしたトラブルも織り込み済みで利用する人もいるようです。
ブエリング航空による事故
死亡者が出るほどのものではありませんでしたが、過去にはブエリング航空の便が事故を起こしています。2009年8月5日、パリ・オルリー空港からスペインのアリカンテへと向かう予定だったブエリング航空の「エアバスA320」。この旅客機が離陸前に誘導路を走行中、右エンジンから出火が起こりました。この事故で、緊急脱出の際に8人の負傷者が出ています。
予約からチェックインまで
予約方法
ブエリング航空を利用する際の搭乗予約は、日本からでもウェブサイト上で予約することが可能です。ブエリング航空のウェブサイトでチケットタイプやオプションを選択し、利用者の情報や支払い方法を入力します。サイト上の言語は英語ですので、分からない単語は確認しながら入力するようにしましょう。
チケットタイプ
ブエリング航空のチケットは「Basic」、「Optima」、「TimeFlex」、「Family」の4種類があり、予約時に決めることが可能です。機内食が有料な点は共通ですが、持ち込み荷物の制限など、細かいサービスの違いがあります。事前に内容を確認し、自分に合ったチケットを選ぶようにしましょう。ちなみに、以前あった「Excellence」は廃止になりました。
Basic
「Basic」タイプのチケットは、その名の通りブエリング航空の基本的なプランです。航空運賃・料金は3つのチケットタイプの中で最も安くなっています。チェックインは出発の7日前から可能となり、手荷物の持ち込み制限は10キロまでです。
Optima
「Optima」は、航空運賃・料金面においては「Basic」と「TimeFlex」の中間に位置するチケットタイプです。荷物に関してのサービスにおいては「TimeFlex」より優れており、手荷物の持ち込み制限10キロの他、23キロまでの預け荷物サービスも料金に含まれています。予約後すぐにチェックインすることができ、座席の指定も可能です。
TimeFlex
「TimeFlex」は、先の2つのチケットタイプに比べて航空運賃・料金が高くなっていますが、搭乗する便の変更を無料でできるという利点があります。また、優先搭乗や、到着後の預け荷物優先引き渡しなど、いくつかの優先サービスが受けられる点が魅力です。チェックインは予約後から行うことができ、座席の指定も無料となっています。持ち込み荷物の制限は、他のチケットと同じく10キロまでです。
Family
「Family」タイプは、小さな子供連れの家族向けプランとなっており、基本的なサービスは「Optima」と同じです。「Optima」と違う点は、優先搭乗が付いているという点にあり、子供連れで搭乗待ちをする煩わしさを緩和してくれます。
チェックイン
チェックインに関しては、3種類の手続き方法がありますが、基本的には日本の航空会社とそれほど違いはありません。予約をしていても、決められた時間までにチェックインの手続きをしておかないと飛行機に搭乗することができなくなります。手荷物検査時に持ち込み荷物の制限にひっかかって、旅行カバンを破棄する羽目になったという話もありますので、時間に余裕を持ってチェックインしておきましょう。
チェックインカウンターでのチェックイン
昔からあるチェックイン方法として、チェックインカウンターでスタッフに予約を証明するものを渡してチェックインをする方法があります。端末の操作などを自分で行わなくていいため、機械類が苦手な方にはいいかもしれませんが、場合によっては混み合ってしまうかもしれません。チェックインカウンターは、離陸時間の3時間前に手続きが可能となります。
セルフチェックイン
セルフチェックインは、空港にある端末を自分で操作してチェックインする方法です。最近では主流となっているチェックイン方法であり、馴れればスムーズにチェックインすることができますが、不慣れな人は操作に戸惑うかもしれません。
オンラインチェックイン
こちらも最近増えてきているチェックイン方法です。この方法を使えば、空港に行く前の段階でチェックインを済ませることができ、大幅に時間短縮ができます。格安航空会社の中には、このオンラインチェックインを取り入れていない会社もありますが、ブエリング航空はオンラインチェックインが可能です。
預け荷物の管理は?
海外の航空会社では珍しくない話ですが、やはりブエリング航空でもロストバゲージに遭ってしまうことがあるようです。このようなことを防ぐために、荷物にはネームタグを付ける、万が一紛失した場合のために荷物は分けて持っておく、などの対策をしておきましょう。そもそも、ブエリング航空では預け荷物は基本的に有料なので、制限を超えるような大きな荷物でない限り、機内持ち込みの方がいいかもしれません。
出発時刻
格安航空会社なので、仕方ないと割り切ってしまえればいいのですが、やはり出発前のトラブルによる遅延は少なくないようです。仮に遅延が発生したとしても、目的地に着いてから困らないように、旅行のスケジュールにはある程度余裕を見て行動しておくべきでしょう。
機内状況の評判
座席
ブエリング航空の旅客機はエコノミークラスしかなく、大手航空会社のエコノミークラスよりも座席間隔が狭くなっています。また、荷物持ち込みの人が多いので、一層座席が狭く感じてしまうようです。追加料金を払えば、同じエコノミークラスでも、足元が広くなっているタイプの座席に座ることができますので、どうしても気になる方はそちらを利用しましょう。
機内食
機内食といえば、飛行機旅行の楽しみの一つと言っても過言ではありませんが、他の格安航空会社と同じく、ブエリング航空も機内食は全てのチケットで別料金です。ブエリング航空では短時間のフライトが多いので、機内食はなくても問題ないかもしれませんが、飲み物のサービスも無いため、空港で買っておいた方がいいかもしれません。
おすすめ機内食
有料にはなってしまいますが、ブエリング航空の機内食はおいしいと評判。特にスペイン名物であるイベリコ豚を使ったものが人気のようです。おすすめ機内食は、イベリコ豚の生ハムとスナック、ワインのセットで、料金も12ユーロとリーズナブル(2019年11月現在)。イベリコ豚生ハムのサンドイッチなどもありますが、こちらは若干割高の印象。気になる方は食べてみてもいいかもしれませんね。
その他サービス
長時間のフライトをする便は、座席に付いているモニターなどでの映画視聴ができることもあります。しかし、ブエリング航空ではそもそもモニターが付いていませんので、そういったエンターテイメントサービスは受けられません。また、ブランケットなどの備品貸し出しも有料となっているようですので、必要な場合は自身で用意した方がいいでしょう。
ブエリング航空の主な発着空港
バルセロナ・エル・プラット国際空港
「バルセロナ・エル・プラット国際空港」は、ブエリング航空のハブ空港となっている空港です。スペインで2番目の規模を誇るこの空港はバルセロナ市街からもアクセスしやすく、観光に便利な空港として、多くの人が利用します。大きな空港というだけあって、レストランやショッピングを楽しめる商業施設が充実している点も魅力です。
アドルフォ・スアレス・マドリード・バラハス空港
「アドルフォ・スアレス・マドリード・バラハス空港」は、スペインの首都マドリードにある、同国で最大の空港です。空港内は5つものターミナルに分かれているため、無料のシャトルバスで移動します。空港内に入っているレストラン「EL・MADORONO」はミシュランを獲得したほどの名店ですので、空港にいながらおいしいスペイン料理を楽しむのもいいでしょう。
アムステルダム・スキポール国際空港
「アムステルダム・スキポール国際空港」は、オランダ最大の空港です。この空港は各種施設が大変充実しており、世界的にも高い評価を得ています。レストランでの食事や、ショッピングはもちろんのこと、なんと空港内に美術館やカジノが入っていますので、待ち時間も楽しく過ごせること間違いなしでしょう。
ローマ・フィミチーノ国際空港
「ローマ・フィミチーノ国際空港」は、イタリアで1、2を争うほどの大きさを誇る空港で、日本からの直行便もあります。この空港は別名「レオナルド・ダ・ヴィンチ空港」とも呼ばれていますので、「空港を間違えた!」と勘違いして慌てないようにしましょう。外には、この空港のシンボルとなっている「レオナルド・ダ・ヴィンチ像」もありますので、時間に余裕のある方は見ていくといいですね。
ブエリング航空の評判まとめ
料金が安くなっている分、ある程度の制限が出てくるのは仕方のないことです。それでも、ブエリング航空は、他の格安航空会社に比べれば、利用しやすいという声もあります。こういった航空会社をうまく使って、旅費を安く抑えることができれば、その分他の部分を充実させることも可能です。ヨーロッパを旅行する際には、ぜひ、ブエリング航空を使ってみてはいかがでしょうか。