旅行券とは？ネットなどでの使い方や使える場所、旅行以外の使いみちをご紹介！

旅行会社から販売されている旅行券には、多くの種類があり、用途も多岐にわたります。今回の記事では、旅行券の基本的な使い方やネットなどでの使える場所、旅行以外での使いみちについて詳しく解説します。ギフトで旅行券をもらったものの、使い方がよくわからないという人は、ぜひご一読ください。

旅行券とは、旅行代理店が取り扱う国内・国外のパッケージツアーや、そのほかの旅行プランの代金支払いなどに使用できる商品券です。旅行代理店のほかに、航空会社や鉄道事業者などが発行する旅行券もあります。

旅行以外でも、両親への還暦祝いや友人の結婚祝いなど、特別な人たちへのプレゼントとして旅行券を贈るのも定番となっています。

旅行代金の支払いに便利な旅行券ですが、旅先のホテルや旅館で宿泊料金の支払いに使うことはできません。ただし、ホテルなどでの宿泊が旅行パッケージに含まれている場合は、旅行代理店の店頭で旅行代金を支払う際に使えます。

個人で手配したホテルの宿泊料金を支払う時は、あらかじめ旅行代理店で旅行券を使って宿泊券を購入する必要があります。

旅行券は、発行した企業の系列店舗でしか使用できないので注意が必要です。例として、JTB旅行券はJTBの系列店舗で使えますが、他社の系列店舗では使えません。また、飛行機や新幹線の回数券など旅行券が使用できない商品もあり、旅行券の種類によって使い方に違いがあるため、事前に確認が必要です。

旅行代理店各社が販売する旅行券には多くの種類があり、使い方や用途もさまざまです。ここでは各社が取り扱っている旅行券の特徴を紹介します。

ナイストリップはJTBが発行する紙タイプの旅行券です。額面は1,000円、5,000円、10,000円の3種類があり、有効期限はありません。全国に約800店舗あるJTBの系列店舗やJTB指定のパートナー店で使用できます。国内・海外ツアーの代金支払いや、飛行機や新幹線のチケット購入にも使えます。

JTBトラベルギフトはJTBで販売しているもう一つの旅行券で、ナイストリップと同様にJTBで使えます。JTBナイストリップは紙の旅行券ですが、JTBトラベルギフトはカードタイプの旅行券です。JTBトラベルギフトはカードに任意の金額をチャージして、JTB系列店舗やJTBのWEBサイトで旅行代金を支払えます。チャージ額は5,000円から50万円の範囲内なら1円単位で設定可能。無料で選べるデザインが豊富で、プリント料金を支払えばお気に入りの写真を印刷することもできます。

ツーリスト旅行券は近畿日本ツーリストグループの店舗で使用できる旅行券です。近畿日本ツーリストグループの店舗や指定された一部の代理業者・特約店の窓口で取り扱いあり。有効期限はなく、国内・海外旅行のツアーパッケージや新幹線の乗車券、飛行機の航空券、宿泊券やクーポン券などを購入する際に使用できます。

SKYはエイチ・アイ・エスが発行する旅行券です。エイチ・アイ・エス系列の国内営業所や特約代理店、長崎県にあるエイチ・アイ・エスが運営するテーマパーク「ハウステンボス」で使用できます。有効期限はありませんが、購入は現金もしくは振り込みのみの取り扱いとなっており、クレジットカードでの購入はできませんので注意しましょう。

日本旅行ギフト旅行券は日本旅行の支店やグループ企業、一部代理業者や特約店で利用できる旅行券です。赤い風船（国内旅行）やベスト・マッハ（国外旅行）の旅行商品や、ホテルなどの宿泊券、飛行機、新幹線チケットなどの購入に使えます。インターネット専用商品は対象外となっているため、事前に確認しましょう。

ハイレジャーギフト券は阪急交通社の各支店・予約センター・トラベルセンターで取り扱っている旅行券です。有効期限は設定されていませんが、店舗の場所によって取扱商品の種類が異なるため、最寄りの店舗で使えるか確認しておきましょう。また、クレジットカード払い限定商品やギフト券類、プリペイドカードなどの購入には利用できません。

東武トップツアーズ旅行券は東武トップツアーズが販売する旅行券です。国内・海外パッケージの代金支払いや、宿泊券、新幹線乗車券、国内船の飛行機チケット、東武鉄道券、東武フリーパス券などの購入に利用できます。東武バスの一部区間であれば定期券を購入することもできて、用途の幅が広いのが嬉しいですね。

旅行券は、その名のとおり旅行パッケージやプランにかかる代金を支払うためのものですが、それ以外にも多くの場所で使うことができます。

旅行券には、パッケージツアーの代金支払い以外にもいろいろな使い方や用途があります。旅行代理店のパッケージツアーを利用しない個人旅行の場合でも、ホテルの宿泊券や飛行機・新幹線のチケットを購入する際に利用可能です。

その人にあった使い方が出来るので、オリジナルデザインが可能な旅行券を結婚式などの記念品に贈るなど、用途の幅や活躍の場所はたくさんあります。

旅行券は各旅行代理店の取り扱い窓口での支払いに使用できますが、ネット上でオンライン決済に使えるものもあります。ここでは旅行券を使える場所について詳しく見ていきます。

JTBトラベルギフトのような現金チャージ型の旅行券は、ネット上でのオンライン決済や残高照会サービスに対応しています。紙タイプであっても近畿日本ツーリストのツーリスト旅行券は、ネット予約をしてから出発日の10日前までであれば、代金支払いに旅行券を使用できます。

そのほかの紙タイプの旅行券も郵送することによって料金の支払いに使える場合があるので、取り扱い窓口へ問い合わせておくとよいでしょう。

旅行券で国内線の航空券を購入して飛行機に乗ることができます。海外の航空券は購入できないため注意が必要です。どの航空会社のチケットが買えるかについては旅行代理店各社によって提携先が異なるため、旅行の計画を立てる際に確認しておくと安心ですね。

日本航空が発行するJAL旅行券は、国内線だけでなく国際線の航空券も購入可能です。

JALパックの国内・海外ツアーの代金や、国内・海外のJALシティ、オークラ・ホテルズの一部で飲食代や宿泊代を支払う際に利用することもできます。ハワイのニッコー・アライアンス・ホテルでも使えるため、旅行以外の用途や利用場所が幅広いことが特徴です。

全日空も独自の旅行券を販売しており、こちらもJALの旅行券と同様に国内線と国際線のチケット購入に利用できます。

ANAトラベラーズの国内・海外ツアーへの利用はもちろんのこと、系列ホテルや提携ホテルでの飲食代や宿泊代にも使えます。レンタカーや提携ゴルフ場での料金支払いにも対応しており、こちらも旅行以外でさまざまな使い方が可能なのでギフト向きでしょう。

新幹線の乗車券・特急券を購入することもできます。JR線や私鉄の乗車券にも利用できますが、回数券や定期券のような割引率が高い種類の切符は購入できないことがほとんどなので注意しましょう。東武トップツアーズ旅行券は、一部区間の駅であれば定期券が購入できる場所もあります。

びゅう商品券はJR東日本とJR北海道で利用できる旅行券です。この旅行券はJR乗車券や特急券のみならず、定期券やおトクなきっぷなどの割引率が高い種類の切符も購入可能です。

さらにツインクルプラザ（JR旅行センター）の旅行代金や、デパート・駅ビル・ホテル・コンビニ・家電量販店での支払いなど、旅行以外の用途や使い方・利用場所が豊富にあるのが特徴です。

旅行に関係するさまざまな場面で利用できる旅行券ですが、旅行の機会があまりないという方でも、有効に活用する方法があります。ここでは、旅行以外での旅行券の使いみちについて紹介します。

旅行券を両親やお世話になった方など、大切な人へのギフト品として贈るのも一般的な使い方です。旅行券の発行元企業によっては、蝶結びや結切りタイプの熨斗紙（のしがみ）をつけるサービスもあり、贈答用の品として体裁を整えてもらえます。

カードタイプの旅行ギフトカードはデザインテンプレートが豊富にあり、作成料を払うことで手持ちの写真や画像をオリジナルデザインとして印刷してもらうことが可能。両親の誕生日に孫の写真がプリントされた旅行ギフトカードを贈るなど、心づかいひとつで金額以上の感謝や敬意を伝えることもできるでしょう。

旅行券の有効期限までに使い切れない場合や、そもそも旅行の予定がない場合は、金券ショップに買い取ってもらい現金化するのがおすすめです。買い取り額は各金券ショップによって換金率が異なりますが、有効期限が設定されている旅行券は期限までの残り日数によって買い取り額が少なくなる場合があるので事前にチェックしておきましょう。

旅行券の種類によっては、取り扱い窓口まで出向かずともネット上で注文して購入できるものもあります。ネットでの購入に対応している旅行券を一覧表にしたので、購入時の参考にしてください。

旅行券はさまざまな場面に利用できて、新幹線や飛行機のチケット代、ホテルでの飲食代や宿泊費として支払いに使えるものもあります。また、ギフトとしてオリジナルデザインの旅行券を大切な人に贈るという使い方もありますので、もらって使うだけでなく、贈り物として旅行券を積極的に利用してみましょう。