ハワイの両替はどこでいくらすればいい？お得な場所と必要な額を解説！

ハワイ旅行の際の両替方法はさまざまな方法がありますが、まず旅行初心者と毎年旅行に行くような旅行中・上級者の場合にお得に両替できる方法を紹介します。この2者の違いは「英語でのコミュニケーション能力」を目安に分けていますので、旅行初心者でも英会話に問題がなければ中・上級者向けの両替方法を選んでください。

初心者がハワイに旅行に行く時に最もお得に両替ができる可能性が高いのは、日本国内の銀行かクレジットカードによるキャッシングという方法。初心者の場合は現地でやり取りする場合にトラブルにならない方法を選ぶべきで、そのためには比較的レートが良心的な銀行か、実際の為替レートで換金が可能なクレジットカードでキャッシングするのが安全です。この方法は、為替の実勢レートでの両替になりますので、「両替後にいくら手元に残るか」を心配する必要がありません。

海外旅行に頻繁に行っていて、日常生活レベルの英語は問題なく話せるのであれば、ハワイ旅行の場合は、現地の銀行や空港も両替スポットとして考えられます。特に円高傾向になっている時は、少し時間をおいた方が手元に残るお金がいくらかは多くなりますので、現地に行ってから換金しましょう。現地の両替所は競合も多く、顧客獲得のために、よりよいレートを提示していることもありますので、英会話に問題がなければ現地の両替所の方がお得です。

現地で両替をするのであれば、ロイヤル・ハワイアン通り沿いの民間の両替所を使いましょう。ここで提示されている両替レートは、日本や現地の銀行よりも、いくらかは良いレートになっていることが多く、手元に残る現金も多くなり、お得に換金できることが多いです。特に免税店として有名な「Tギャラリア ハワイ by DFS」の両替所のレートは、良心的なレートに設定されていることが多いので、現地の日本人も、よく換金に訪れています。

両替の方法は、日本国内の銀行・両替所やクレジットカードを使ったキャッシング以外にも、いくつか方法があります。いざという時に「両替する方法がわからない！」とならないように、ここでは両替可能な、それぞれの施設の特徴や、効果的な使い方の目安を紹介します。

ハワイの空港は、現地の銀行の両替カウンターや、その銀行の両替用ATMなどがあり、空港が運営する両替窓口もあります。日本国内でも現地でも空港が運営している両替窓口は要注意で、レートが高く設定されていることが多く、換金後に手元に残るお金が少なくなってしまうことも。他の両替施設の手数料の目安は、通常4～5ドル程度ですが、空港では7～8ドルなどに設定されていることが多く、換金するだけでお金が減ってしまいます。

銀行は、最も安心して両替ができる場所です。日本国内で両替する場合もそうですが、銀行で提示されるレートが旅行者にとっては最もお得に設定されていることがほとんど。両替の手数料なども、相場にあった額が提示されていますので「手数料のせいで手元に残る金額が少なくなってしまった」ということも少なくなります。急ぎの用事がなければ基本的には銀行で換金することを考えましょう。

現地で宿泊するホテルでも両替が可能です。ただし、ハワイに限らず、どこの国や地域に行った場合も、ホテルの両替所で提示されるレートは、銀行や街の両替所と比べて高く提示されていることがほとんど。手数料は、ホテルより安い傾向がありますが、銀行よりもいくらか高いことが多いです。ホテルの両替所で両替をした場合、手元に残るお金が少なくなってしまうので、「どうしても今すぐ両替する必要がある！」という場合以外は、ホテルの両替所は使わないようにしましょう。

両替をしなくてもクレジットカードのキャッシングによって米ドルを手に入れることも可能です。この方法は、銀行や両替所よりも更に良いレートで両替できる可能性があります。あなたが使用しているクレジットカードの公式サイトでは、現地でキャッシング可能なATMの場所が案内されているので、空港や銀行など現地でATMを使うことに抵抗がなければこの方法も考えておきましょう。

街中の両替所も銀行で提示されている両替レートの水準や、場所によっては銀行よりもお得に両替できる場所があります。先述したとおりワイキキのロイヤル・ハワイアン通り近辺には、州政府公認の両替所も沢山あります。急ぎでなければ、この通り沿いにあるいくつかの両替所が、それぞれいくらのレートなのかを確認して、一番いいレートや両替サービスが提供されている場所を探すこともお得に両替する目安にしておきましょう。

街中の両替所では、ここで紹介する4つの項目を必ず目安にしておきましょう。街の両替所は、それぞれ独自の両替レートを提示していたり、独自の両替サービスを提供していたりすることがあります。よりお得に換金して手元に残る現金をたくさん獲得するためには、必ず目安にしておく必要がある項目なので、しっかり押さえておきましょう。

安心して両替できる民間の両替所かどうかの目安は、「州政府公認」かどうかです。州政府公認の両替所は、両替レートが実勢レートからかけ離れていたり、手数料が高すぎたりといったことがないので、安心して両替できるところです。ハワイでは日本人の両替も多いので、「州政府公認」と漢字で表記されています。どこの両替所で両替すべきか迷った時は、まずは「州政府公認」の表示を探してみましょう。

手数料も良い両替所かどうかの目安となります。先述の通り、ハワイの民間の両替所は、競合が多いので旅行者にとって非常に良心的な両替レートや手数料を提示しています。そのため、主要な観光スポットにある両替所であれば、高すぎる手数料を払ってしまうことは少ないです。どうしても手数料を安く押さえたいということであれば、周辺の両替所の手数料がいくらかも調べて最も安い手数料の両替所を目安に選びましょう。

3つ目の確認事項は、両替可能な通貨量の単位です。両替は10円や100円単位でも両替できるのではなく、基本的には1000円や10000万円単位での両替になります。もちろん1000円単位で換金ができた方が便利なので、換金時の最低の通貨単位がいくらかも目安にして両替をするかを考えましょう。

4つ目の確認事項は「特別レート」が提示されているかどうかです。これは競合が多いハワイの民間両替所ならではですが、両替する通貨量が多ければ多いほど、より良心的なレートを提示している両替所があるということ。両替所ごとにいくらで特別レートが適応されるかも変わりますが、まとまった額を両替する場合には「特別レート」がいくらかも目安にして、最適な両替所を選びましょう。

ここで、ハワイのおすすめの民間の両替所を3つ紹介します。ここでは日本人スタッフ常駐・日本語対応可能など、提示されているレートも良心的なところが多いので、ハワイ旅行の際は、ぜひこの両替所に立ち寄ってみてください。ハワイ旅行の際は空港で最低限の両替をしてから、買い物に使うお金は民間の両替所を使った方がよりお得に両替できます。

1つ目は、すでに紹介したTギャラリア ハワイ by DFSです。免税店が立ち並ぶ施設に入っている両替所で、頻繁にハワイ旅行者にとっては、最も有名な両替所の1つです。「とりあえず換金しておきたい」という場合は、ここに行けば両替で大きく損をすることはないでしょう。11時から23時まで営業していますので、急に現金が必要になった時にも利用しやすいです。

2つ目の「パラダイス・フォーリン・エクスチェンジ」で、「Tギャラリア ハワイ by DFS」のすぐ近くにあります。近くにあるラルフローレンやクリスチャン・ディオールなどの店舗を目安に探しましょう。

3つ目は「R マネー・エクスチェンジ」というという両替所です。ここはTギャラリア ハワイ by DFSと通りを挟んで向かい側にある両替所で、近くにマクドナルドがあります。こちらは夕方18時ごろまでしか空いていないので、ここが空いていなければ「Tギャラリア ハワイ by DFS」を利用しましょう。

次はハワイ旅行の際、本当に両替をする必要があるのかを考えてみましょう。現地通貨を手に入れるためにも両替は必要ですが、旅行中に使うお金を全てドルに換金する必要があるのかは、一度立ち止まって考える必要があります。ここではハワイ旅行では両替は必要最低限で良いこと。最低限は現金を持っておく必要があることを紹介します。

まず、ハワイは世界でも有数の観光地であるため、日本人を含めた外国人旅行者の幅広い支払い方法に対応しています。もちろん、クレジットカード支払いにも対応しており、現地人しか来ないような地域のお店にでも行かない限り、主要な観光スポットでは、クレジットカード払いで十分に対応可能。なので、必要以上に両替をする必要はありません。

クレジットカードが使えるなら必要最低限の両替にとどめましょう。ハワイでは、クレジットカード支払いが浸透しているので、必要以上に現金を保つ必要はありません。ただし、ハワイはチップ文化で、レストラン・ホテル・ツアースタッフには現金でチップを払う必要があります。なので、現地の空港で両替を済ませておき、チップ支払いに必要な分の現金は常に持ち歩くようにしましょう。

支払い時に注意が必要なのは、タクシーの支払い。ハワイでは、クレジットカード払い対応のタクシー会社がほとんどです。ただ、実際にタクシーに乗ると支払い時に、運転手から現金支払いを要求されることもあります。支払いの時にクレジットカード支払いに対応していないことに気づけばトラブルになりかねないので、タクシーに乗るなら事前にクレカ対応か運転手に確認し、乗るのであれば現金を持っておく。空港からホテルまではタクシー移動する方も、空港についたら、まず両替をしておきましょう。

ここで、利用サービスごとに必要となるチップの目安を紹介します。ハワイでクレジットカード支払いを考えている方でも、ここで紹介する程度の現金は持ち歩いておきましょう。

タクシーは初乗り料金がおよそ3ドル、200メートルごとに0.4ドルが加算されることが多いので、1キロメートルごとに2ドルの運賃が加算されます。この料金の15～20％がチップの金額です。

両替の際は手数料が発生しますが、手数料には従量課金型・定額型があります。従量課金型とは両替する通貨量に応じて手数料が多くなるタイプで、定額型は両替する通貨量に関わらず、1回の両替手数料が固定になっているタイプです。多くの銀行では従量課金型をとっており、両替する通貨量に応じて各銀行で設定した手数料を取られます。その手数料がいくらかを比較して、なるべく安く済むようにしておきましょう。

両替する際は必ず「為替レート」を見ているのか「両替レート」を見ているのかを確認してから両替しましょう。空港でも街中でも、この2つの違いが分からずに両替をしてしまうと、両替後に「思っていたほどお金が残らなかった」ということにもなりかねません。

為替レートは現地通貨と日本円の実際の交換レートで、両替レートとは為替レートに合わせてその両替サービスを提供している施設が設定しているレートです。この両替レートが為替レートとかけ離れている場合、受け取れる現金が少なくなってしまうので、その施設での両替は控えて他の施設を探しましょう。

例えば為替レートが1ドル105円、あなたが両替しようとしている施設で提示されている両替レートが110円、手数料が5ドルと表示されているとします。ここで10万円分を両替する場合、手元に残るお金は10万円÷110円-5ドル≒904ドルです。もし為替レートで両替したら10万円÷105円－5ドル＝947ドルが手元に残るので、為替レートと両替レートが離れている場合は損する可能性があります。

今回はハワイ旅行で両替する際にお得な両替方法を紹介しました。基本的には銀行やクレジットカードのキャッシングが最も安い手数料で両替することが可能です。ただし両替は手数料を取られてしまい、それだけで現金が減ってしまいます。なので、クレジットカードを持っている場合には本当に両替する必要があるかを考えて、少しでも手元に残る現金が多くなるお得な方法を選んでから両替するようにしましょう。