ムター博物館はあのアインシュタインの脳が展示されている！インパクト抜群！

ムター博物館は、アメリカ・フィラデルフィアの歴史ある医学博物館です。生物医学の研究を目的として、フィラデルフィア大学の一角に設立されました。レンガ造りの建物で、インパクトのある人体標本を多数展示しています。

近年では年間来場者が13万人を超え、度々メディアにも取りあげられる人気施設です。地元の方に限らず各地から見学者が訪れ、世界的にも注目されています。

ムター博物館は、展示物の恐ろしさからホラー博物館とも呼ばれています。アインシュタインの脳や、死蝋化した遺体、本物の頭蓋骨など、ショッキングな展示が多数あります。

医学の歴史がテーマなので、欠損・奇形・病気など、痛々しい展示物があり、展示物保護のため館内も薄暗く不気味です。ホラーが苦手な方や、小さなお子様連れの方は、事前に情報を集めて来館するか検討が必要です。

ムター博物館の展示物の数は、20,000点を超えます。展示物の大部分は本物の人体の標本や医療品で、19世紀半ばから20世紀初頭までのものです。ホルマリン漬けの臓器などの一部は、近年に寄贈されたものもあります。

20,000点以上の人体標本が展示されている博物館は、世界でもめずらしく貴重です。ムター博物館は、特に医学関係の方からの注目を集めています。

ムター博物館は、1863年に創設された、アメリカ初の歴史ある医学博物館です。ムター博物館の名前は、フィラデルフィア医師協会に参加していたムター博士の名前から由来しています。

ムター博士が医学の発展のために、人体標本や医療器具などの博士の解剖学コレクションを寄付したことが、博物館創設のはじまりです。

ムター博物館は1860年代当時、一般へは閉ざされがちであった医学を、公衆へ公開し啓蒙するために創設されました。ムター博士の公共性への意思が尊重され、医学の公開の先駆けとなった博物館です。

現代でもムター博士の意思は受け継がれています。現代のムター博物館の一般公開目的は、病気と治療の歴史、人体の神秘への理解を深める手助けになることです。