目次 [表示]
- ムター博物館はインパクト抜群!?
- フィラデルフィアのホラー博物館
- 展示物は20,000点以上
- アメリカ初の医学博物館
- 医学研究の知識を公開するために作られた
- ムター博物館で必見の展示物
- 必見①:アインシュタインの脳のスライド
- 必見②:悶絶するミイラ「石鹸おばさん」
- 必見③:双生児の石膏像
- 必見④:人体から抽出した2,000個超の異物
- 必見⑤:本物を展示「139の頭蓋骨コレクション」
- ムター博物館のその他の展示物
- 人体の臓器のホルマリン漬け
- 220センチ超の人体標本骨格
- 手術用の大量の医療器具
- 奇形・欠損・病気など1,200枚以上の写真
- ムター博物館見学の際の注意事項
- 大型バッグ・写真撮影禁止
- 推奨は10歳以上
- バリアフリー対応可能
- ムター博物館へ行ってみよう!
ムター博物館で必見の展示物
ムター博物館には、多数の標本が展示されています。ムター博物館を見学するうえで、外すことのできない必見な展示物が5つあります。
アインシュタインの脳、石鹸おばさん、結合双生児の石膏像、人体から抽出した異物、本物の頭蓋骨です。常設展示されていますので、ムター博物館に来館した際は、見落とさないようにしましょう。
必見①:アインシュタインの脳のスライド
ムター博物館では、輪切りにされたアインシュタインの脳がスライドガラスで保存されています。世界中で、一般の方々がアインシュタインの脳を見学できる施設は、ムター博物館だけです。
アインシュタインの脳は、下頭頂葉領域が平均的な成人の脳より15パーセントほど大きいのですが、なぜ天才だったかはわかっていません。
必見②:悶絶するミイラ「石鹸おばさん」
石鹸おばさんは、フィラデルフィアで見つかった死蝋化した遺体の展示物です。死蝋により白骨化せずに、全身を石鹸で固めたような見かけから、ソープレディ・石鹸おばさんと名付けられました。石鹸おばさんは、偶然にも苦しそうな表情で蝋化しており、苦悶の表情が見学者の注目を集めています。
必見③:双生児の石膏像
ムター博物館には、結合双生児に関する展示物も多数あります。特に有名な展示物が、チャン&エン・バンカーという結合双生児の石膏像です。チャン&エン・バンカーは結合部に肝臓が存在しており、結合した肝臓と胴体の石膏が見学できます。
チャン&エン・バンカー兄弟は、タイの旧称シャムで生まれ育ちました。シャム双生児の語源はチャン&エン・バンカー兄弟からきています。
必見④:人体から抽出した2,000個超の異物
ムター博物館では、喉・食道・肺から取り除いた、2,000個を超える誤飲物が展示されています。誤飲物は、ジャクソン博士というフィラデルフィアの耳鼻咽喉科医が寄付したものです。
ジャクソン博士が寄付した誤飲物は、主に15歳未満の子から摘出されました。誤飲物には、コイン・ネジ・ナット・おもちゃなどがあり、展示物はジャクソンコレクションと呼ばれています。
必見⑤:本物を展示「139の頭蓋骨コレクション」
ムター博物館では、ヒルトルスカルコレクションと呼ばれる、139人分の本物の頭蓋骨が保存されています。頭蓋骨の収集と研究を行っていたヒルトルという学者から譲り受けました。ムター博物館が所持する頭蓋骨のほとんどが、キャビネットに所狭しと並んで展示されている光景は圧巻です。
ムター博物館のその他の展示物
ムター博物館には有名なもの以外にも、人体標本を中心に、多数の医学的価値のある展示物があります。20,000点以上の展示物の大半が、遺骨や臓器など人体に関わるショッキングな内容です。心臓の弱い方やグロテスクなものが苦手な方は、閲覧に注意してください。
人体の臓器のホルマリン漬け
ムター博物館には、人間のあらゆる臓器のホルマリン漬け標本が展示されています。展示されたホルマリン漬け標本は、創設当初に寄贈されたものもあれば、近年寄贈されたものも存在します。
臓器そのものだけでなく、慢性便秘で肥大化した大腸や嚢胞や腫瘍など、病巣も展示物です。ホルマリン漬け標本の展示数は1,300を超えています。
220センチ超の人体標本骨格
ムター博物館には、3,000点を超える骨格の標本を所持しています。特に注目されている骨格標本は、ムターアメリカンジャイアントと呼ばれている骨格標本です。ムターアメリカンジャイアントは高さ220センチを超える人骨の標本で、北米で展示されている人骨の中では、最も背が高いです。
手術用の大量の医療器具
ムター博物館では、多数の医療器具が展示されています。古来から行われてきた医療に用いられた器具が見どころです。体の余分な血を抜いて、体液のバランスを保つ瀉血のための医療器具や、ロボトミー手術用の器具などが見学可能です。ゾッとする過去の医学に対する器具の展示があり、医学の進歩を感じられます。
奇形・欠損・病気など1,200枚以上の写真
ムター博物館には、医療目的で撮影された写真が1,200枚以上展示されています。主な写真は、南北戦争で被った怪我による身体の欠損の写真や、結合双生児、先天性欠損症などのショッキングな内容です。怪我、奇形、病気などの症状を展示してます。