×

カタールってどんな国?旅行の前に知っておきたい治安や物価などをご紹介!

カタールってどんな国?旅行の前に知っておきたい治安や物価などをご紹介!

中東屈指のリッチな国「カタール」。豊富な地下資源を基盤に、急成長を続けてきた国で、海外からも多くの観光客が訪れます。そんなカタールの、治安はいいのか?悪いのか?旅行の際に気になる現地の物価などと合わせてご紹介いたします。

目次 [表示]

カタールってどんなところ?

Photo byelcri

カタールは、アラビア半島東部に位置する小さな国です。面積は日本の秋田県よりも小さく、石油や天然ガスといった資源が豊富なことでも知られています。「砂漠」のイメージが強いカタールですが、他の湾岸諸国と比べても近代化が進む国です。ドーハをはじめとする主要都市には高層ビルが立ち並び、多くの外国人観光客の姿も目にするなど発展が進んでいます。

国民の約9割が「外国人」

約260万人の人口を抱えるカタールですが、実は、その約9割が外国人なんです。日本では考えられませんが、労働力の大半は外国人ということになります。また、その数も年々増えていて、数年以内に9割を超えることは確実です。

一人あたりのGDPは「アジアNO.1」

Photo by mikecohen1872

カタールの、「国民一人あたりのGDP」は、アジアではシンガポールを抑えてトップをキープしています。年によって大きく変動しますが、一時は世界最高を記録したほど、「リッチな国」です。消費税などもないので、貧困で苦しむ人は多くありません。

国教が「イスラム教」の厳格な国

Photo byrudolf_langer

カタールは「進んだ国」というイメージですが、ほとんどの国民はイスラム教を信仰しており、国教にも指定されています。そのため、アルコール類の飲酒は原則禁止。女性も、ミニスカートなどの露出が激しい服装は禁じられています。

カタールの物価は安い?高い?

一人当たりのGDPも高く、「お金持ちの国」というイメージのあるカタール。街には高級ブティックや、金ピカのモスクが建ち並んでいることもあり、海外旅行初心者には選ばれにくい国でもあります。そして、これから旅行を計画されている方の多くは、現地の物価が気になるはず。実際、カタールの物価は安いのか、高いのか、種類ごとにご紹介いたします。

物価は概ね日本より高め

Photo bygeralt

カタールの物価は、総じて日本より高いです。レストランでの食事から衣類、電化製品にいたるまで、日本では考えられないような値段設定となります。カタールは、食料や衣料の輸入依存度が高く、高価な商品でも必ず高品質というわけではないので、注意が必要です。

ガソリンや水はお得

原油生産量の多いカタールでは、ガソリンがお得です。ミネラルウォーターやビール、さらには高級ジュエリーなども、日本より安く購入できます。街の大衆食堂などでも、安くておいしい料理に出会うことが可能です。

電気代、医療費、電話代はタダ

Photo by Dick Thomas Johnson

カタールでは、「電気代」「医療費」「電話代」「学費」がすべて無料。国民は高い給与をもらい、生活は豊かです。旅行客も、長期間滞在する場合は、電話代や医療面で恩恵が受けられます。

カタールの有名観光スポットは?

リッチなイメージの強いカタール。しかし、これと言った観光スポットが少なく、中でも首都のドーハは、「世界一退屈な都市」とも言われます。それでも、日本はもとより世界中から多くの旅行客が訪れる国です。カタールを訪れたら、ぜひ行っておきたい魅力的な観光スポットをご紹介いたします。

カタール国立博物館

砂漠のバラをモチーフに建てられた、「カタール国立博物館」は、観光客に人気のスポットです。館内には、「カタールの歴史」に関する品が数多く展示されています。ショップなどもありますので、お土産選びにも最適です。

スーク・ワキーフ

「スーク・ワキーフ」は、ドーハにある市場です。主に、伝統的な染め物や衣類、工芸品が販売されています。近代化の進むカタールにあって、中東らしさが味わえることから、女性を中心に人気のスポットです。

イスラム美術館

イスラム圏の国から集められた美術品が楽しめるスポット。かなり古い時代のコレクションもあり、貴重な体験ができます。派手な服装で来る場所ではないので、特に女性の方は身だしなみに気をつけましょう。

カタールの治安は悪い?注意したいスポットは?

Photo byhhach

中東地域では、現在もテロが多発しており、日本でもニュースになります。そのため、「カタールは治安が悪い」というイメージを持たれている方も多いはず。旅行客の多いカタールだけど、治安は大丈夫なのか?現地で注意したいスポットとともに、ご紹介いたします。

カタールは中東屈指の治安がいい国

「カタール=危険」というイメージを持たれている方がいらっしゃいますが、カタールは治安のいい国です。お金持ちが多く、生活・教育水準の高い国なので、女性でも安心して暮らせます。目立ったテロもなく、間違いなく中東屈指の安全な国です。

治安はいいけど軽犯罪には注意が必要

Photo bystevepb

国全体の治安がいいカタールですが、注意が必要な場所もあります。中でも、遅い時間のバスターミナルや空港では、置き引きやスリ被害に遭う危険性が高く、注意が必要です。警察官の数が多く、監視体制の整う国ですが、夜間の不要な外出は控えましょう。

空港からのタクシー利用に気をつける

カタールの主要国際空港から市街地へ移動する際にはタクシーが便利です。しかし、違法タクシー(白タク)も多く、利用客が被害に遭うケースもあります。空港からの移動には、自身で手配したタクシーを使いましょう。

カタール旅行で気をつけること

Photo byClker-Free-Vector-Images

カタールは、「イスラム教」を国教としています。基本的に、日本人を含む外国人旅行客が、イスラムの戒律に縛られることはありません。それでも、服装などに関しては厳しく、場合によっては入館・入園拒否を受けることもあります。渡航前に、カタールで気をつけるべき行動や服装を把握しておきましょう。

空港内では写真を撮らない

「ドーハ国際空港」をはじめとする、カタールの主要国際空港内では、写真撮影が禁止です。過去には同様の事例で、日本人が警察に同行を求められたケースもあります。空港内とその周辺では、絶対に写真撮影を行わないようにしましょう。

女性は服装に気をつけよう

Photo by INABA Tomoaki

カタールでは、女性の露出が激しい服装はタブーです。外国人観光客とは言え、場合によっては注意を受けることもあります。観光地でも、服装が原因で入場を断られるケースも少なくありません。現地のルールを尊重し、女性はできるだけ露出の少ない服装を選びましょう。

女性を凝視しない

Photo byEngin_Akyurt

カタールの女性は、顔を覆う布「ヒジャブ」を着用しています。イスラムでは、女性の顔をのぞき込むことはタブーです。ヒジャブを着用した女性とすれ違っても、じろじろ見ないようにしましょう。

現地ドライバーは運転マナーが悪い

Photo byal-grishin

カタールでは、自動車運転マナーの悪いドライバーが多く、事故が多発しています。現地では、レンタカーの利用も可能ですが、見通しの悪い場所も多く運転しづらい環境です。できるだけ地下鉄やバスなどの交通機関を利用しましょう。

カタールでおすすめのお土産は?

フリー写真素材ぱくたそ

旅行でカタールに行ったら、お土産を買われる方がほとんどです。でも、「カタールのお土産」って、いまいちピンと来ませんよね。でもご心配なく。カタールにも、素晴らしいお土産はたくさんあります。日本で待つ家族や友人に喜ばれる、素敵なお土産を見つけましょう。

香辛料

カタールでは、日用品や衣類が高額です。その割には質が悪いので、お土産としてはおすすめできません。代わりに、種類豊かな「香辛料」がおすすめです。カタールでは、低価格で質のいい香辛料が、街のいたるところで購入できます。

布製品

Photo byannca

カタールでは、布製品がお土産として人気です。中でも「絨毯」は人気が高く、低価格で売られています。色やデザインが豊富で品質もよく、お土産には最適です。女性にはおしゃれで質のいい「スカーフ」もおすすめします。

デーツなどのドライフルーツ

カタールでは、ドライフルーツもお土産の定番です。中でも「デーツ」は旅行客の間で人気があります。ややクセはありますが、日本の干し柿にも似た食感で好評です。カタールの主要な国際空港でも購入できるので、街で買い忘れても心配いりません。

まとめ

今回は、カタールの治安や物価を中心にご紹介しました。カタールは、どの都市も治安がいいので、安心して旅行できる国です。ただ、イスラム教が国教のカタールを旅行する際、女性は服装などに注意する必要があります。また、一部治安の悪い場所もありますので、危険なスポットをあらかじめ把握し、楽しい旅にしましょう。旅行する前に「外務省海外安全ホームページ」をチェックされることをおすすめいたします。

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。
レノ17
ライター

レノ17

今、あなたにオススメの記事

関連記事

人気ランキング