ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのショーがスゴイ！夜の植物園の楽しみ方をご紹介！

「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」は、2012年にオープンしたシンガポールを代表する巨大植物園です。シンガポールの中心エリアである、マリーナベイエリアに位置しています。多種多様な植物たちを気軽に散策できるのが魅力的です。園内は一部のエリアを除き、無料で入園できます。早朝の時間帯から入園できる一般エリアは、朝のランニングや散歩にピッタリです。大都会の中心で森林浴すれば、間違いなく癒されますよ！

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイを楽しむなら、夜間がおすすめです。夜の時間帯になると、巨大なツリー「スーパーツリー・グローブ」が、きれいなイルミネーションでライトアップされます。毎日行われる、きれいな光と音のショー「OCBCガーデン・ラプソディ」も魅力的です。マリーナベイ・サンズをはじめとする周辺エリアもライトアップされるので、シンガポールの中心できれいな夜景を楽しめます。

フラワードームは地中海や亜熱帯、乾燥した地域の植物が育つ温室ドームです。バオバブの木やボトルツリーの展示が楽しめます。ドーム内は常に約23度の温度に設定されているので、暑い気候のシンガポールでは快適で過ごしやすい環境です。このドームは2015年に「世界最大のガラス張り温室」として、ギネス世界記録に認定されています。バオバブやボトルツリーなど、世界中の植物が育つドーム内は、まさに植物の楽園です。

日本ではめったに見られない植物も多く、自然が好きな人は間違いなく楽しめます。エリアの中央にある大花壇「フラワー・フィールド」には、バラやユリ、ガーベラといった、きれいな花々が咲いていて人気です。フラワードーム内には、植物をテーマとしたお土産を販売しているショップがあります。おしゃれな商品が、たくさんあるので、ショッピングもおすすめです。

クラウド・フォレストは人工の雲が流れ、霧と草木に覆われた巨大なガラスドームです。標高35メートルの巨大な山と山頂から流れ落ちる滝が印象に残ります。山に沿って登っていく散策道から景色を眺めると、まるで高山植物を見下ろす鳥のような気分です。フラワードームとクラウドフォレストは自然と環境保護の取り組みに力を入れています。子供の自然教育にもおすすめです。

クラウド・フォレストは3つのエリアで構成されています。山頂の「ロスト・ワールド」は標高2,000メートルの世界です。人工の雲が、ランやシダ植物などを育てています。山頂から伸びる散策道「クラウド・ウォーク」は雲の中を突き進み、まるで冒険気分です。滝の裏には「クリスタル・マウンテン」があり天然の鍾乳石や紫水晶のジオードなどの石を展示しています。

OCBCスカイウェイは地上22メートル、長さが128メートルの遊歩道です。10階以上の高さに相当する12本の「スーパーツリー・グローブ」のうち、2本が歩道として結ばれています。高い場所が苦手な方は足がすくむこと間違いなしです。風が強い場合もあるので、ジャケットなどの防寒着を用意することをおすすめします。遊歩道から眺めるシンガポールフライヤーやマリーナ・ベイ・サンズは、遮るものがなく絶景です。

OCBCスカイウェイには夜間に行くことをおすすめします。マリーナ・ベイ・サンズとシンガポールの美しい夜景は絶景です。園内では毎日、光と音が幻想的なイルミネーションショーが行われます。ロマンティックな美しい夜景は、カップルで楽しむディナーの時間にぴったりです。

スーパーツリー・グローブは最大の高さが50メートル、建物にすると16階に相当する12本の巨大なツリーです。スーパーツリーからはマリーナベイを中心とした、シンガポールの景色が360度見渡せます。シンガポールの国花「バンダ・ミス ジョアキム」をコンセプトとしたツリーが立ち並ぶ、きれいで魅力的なガーデンエリアです。

スーパーツリー・グローブでは毎日2回、夜の時間帯だけ「OCBCガーデン・ラプソディ」と呼ばれる、ライトアップがきれいなショーが実施されます。ショーの時間帯は、スーパーツリー・グローブの真下から座って眺める人がたくさんです。流れる曲とシンクロするかのようにライトアップするイルミネーションは、間近で見ると迫力に圧倒されてしまいます。

OCBCガーデンラプソディは、スーパーツリー・グローブで毎日2回、夜の時間帯に実施されるライトアップイベントです。所要時間は約12分で無料見学できます。流れる曲のリズムに合わせて、キラキラとライトアップされたイルミネーションがきれいです。昼間は植物を鑑賞し、夜間は夜景とショーのライトアップを楽しめます。

季節やイベントにより、ショーのイルミネーションが期間限定の構成になります。例えば、子供向けのイベント期間中は、ハリーポッターやジュラシックパークなど人気映画の音楽に合わせたイルミネーションです。クリスマスシーズンは、クリスマスツリーのようにきれいなイルミネーションになります。イベントの日程は、OCBCガーデンラプソディの公式サイトで確認できるのでチェックしてみましょう。

サン・パビリオンは乾燥地帯の植物が展示された散策道です。クラウド・フォレストのすぐ隣にあります。さまざまな形をした珍しいサボテンを観察できるエリアです。太陽の光を好む約100種類以上の植物が注目を集めています。メインの温室ドームとは違った植生の植物たちを楽しめるエリアです。

サボテンやユッカなど日本ではあまり見られない砂漠の植物が観察できます。約100種類、1,000本以上の展示を誇り、奇妙な形をしたさまざまなサボテンを飽きることなく楽しめるエリアです。展示の植物が自生している砂漠地域より飼育環境が整っていることもあり、自生地のものよりたくましく成長している植物が印象に残ります。

ファーイースト・オーガナイゼーション・チルドレンズ・ガーデンは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ内にある子供向けウォーター施設です。休日になると地元の子供たちも遊びに来ます。水遊びできる広場やアスレチックなどの遊具もあり、子供も大人も楽しい時間を過ごせる場所です。施設は無料で利用できるので、お得に楽しめます。

施設内には子供も大人も楽しめるエリアがたくさんあります。「Adventure Trail」エリアには子供心をくすぐる遊具がたくさんあり、1日飽きずに楽しめる場所です。巨大な木に作られたアスレチック「The Treehouses」エリアでは、子供も大人も一緒になって楽しめます。

フラワー・ドームやクラウド・フォレストを散策して疲れたら、ドラゴンフライ・レイクで少し休憩をしましょう。水の流れる静かな公園のようなエリアは、落ち着いた雰囲気でリラックスできます。ドラゴンフライ・レイクもスーパーツリーやマリーナ・ベイ・サンズのライトアップや、美しい夜景を眺められる穴場スポットです。

ヘリテージ・ガーデンズは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの屋外ガーデンです。中国、マレーシア、インドネシア、シンガポールの4つの国をテーマとしたエリアに分かれています。それぞれのエリアはスーパーツリーの周囲にあるので、ヘリテージ・ガーデンズを散策してから、スーパーツリーのライトアップを見るのもおすすめです。

サテー・バイ・ザ・ベイは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの少し奥にあるフードコートです。シンガポールのローカルフード「サテ・ハイナンチキンライス・スティングレイ・シュガーケーン」などが揃っています。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイでランチを楽しむなら、シンガポールのご当地グルメを味わいましょう！

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイでは、時期によってさまざまなテーマのイベントを開催しています。中でも冬季だけ開催されているイベントが、イルミネーションも美しく特におすすめです。ここからは、そんな冬のイベントを中心としたガーデンズ・バイ・ザ・ベイの「冬の楽しみ方」をご紹介します。

クリスマスワンダーランドは、毎年12月に開催されているイベントです。スーパーツリー・グローブの中央にある、ルミナリエのイルミネーションが特に人気を集めています。スーパーツリー・グローブに流れる音楽やイルミネーションもクリスマス使用に変わり、おとぎ話の世界にいるかのような幻想的な空間は最高のプレゼントです。

ブリザードタイムでは白い雪に見立てた小さな泡が、ルミナリエ中央の空から舞い落ちます。OCBCガーデンラプソディのイベント終了後、そのままの流れで始まるのでおすすめです。赤道直下の温暖な気候であるシンガポールでは味わえない雪の降るクリスマスを体感できます。

フェスティブ・マーケットでは、伝統的なヨーロッパのクリスマスマーケットを体験できます。まるでロンドンの「ハイド・パーク」やパリの「シャンゼリゼ通り」のようなクリスマスマーケットです。クリスマスの特別なギフトやローカルな民芸品など、ショッピングも楽しめます。約24万個の電球が使用されたイルミネーションが、より一層クリスマスの楽しさを盛り上げてくれるエリアです。

サンタクロースに出会えるサンタコテージ。トナカイやソリの模型が置かれ、松材で造られたアルパイン風のサンタコテージでは、サンタクロースと記念撮影ができます。ぜひサンタクロースと一緒に、クリスマスの思い出を作ってみませんか。

昼間は豊かな自然あふれる植物を眺め、夜間は近未来的なシンガポールの美しいライトアップを楽しめる。そんな2つの顔をいっぺんに満喫できる「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」。マリーナベイエリアでは外せない人気観光スポットです。珍しい植物に出会い、美しい夜景に感動する。日本では味わえないような体験が待っています。シンガポールへ観光する際は、ぜひガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ足を運んでみてはいかがでしょうか。