目次 [表示]
- ESTAって何?
- ESTAを申請するのはなぜ?
- ハワイ行きにESTAは必要?
- ハワイでESTAが必要な場所
- ESTAの申請を忘れたらハワイに行けない?
- ハワイ渡航のESTA申請に何が必要?
- ESTA申請に必要なもの
- ハワイ渡航のESTA申請条件
- ESTA申請が可能なパスポート国
- パスポートが切れるとESTAも失効
- 新規ESTAが必要なケース
- ハワイ渡航の際のESTA申請方法
- 申請方法①代行業者に頼む
- 申請方法②旅行会社に頼む
- 申請方法③アメリカ政府の公式サイトで申請する
- 偽サイトに注意
- ESTAを否認されることも
- ESTA申請が必要ない人や場所
- ハワイ入国の流れ
- 入国審査を済ませて荷物を受け取る
- 渡米歴があればESTAで入国も楽
- ハワイ旅行の前にESTA申請を忘れずに!
ESTAって何?
ESTAとはElectronic System for Travel Authorizationの略で、電子渡航認証システムを意味します。ESTAは、ビザ無しで旅行やビジネスが可能かどうかを審査するもの。アメリカではESTAの手続きをして審査に通っていると、ビジネスをはじめ90日以内の旅行の際にビザが必要無くなります。ハワイに旅行などで渡航する際、日本国籍で日本のパスポートを持っていれば、基本的にビザは必要ありませんがESTAの申請は必須です。
ESTAを申請するのはなぜ?
ESTAはハワイをはじめアメリカに訪れる人に、その資格や適正があるかをアメリカ政府が知るためのものです。また、渡航する理由が「安全保障の上で国を脅かす恐れはないのか?」「危険性はないか?」などを審査します。普通の観光やビジネスなら問題なく審査は通りますが、中には審査が通らないケースがあることを知っておきましょう。
ハワイ行きにESTAは必要?
渡米する際に必要なESTAですが、ハワイ渡航にも必要なのでしょうか?ハワイはアメリカ本土から離れている諸島ですが、アメリカの国土の一部のため観光・ビジネスともにESTAは必要です。審査の結果確定までに時間がかかるため、ハワイに行くことが決まったら早めに手続きをしてください。
ハワイでESTAが必要な場所
ハワイはオアフ島、マウイ島、ハワイ島、カウアイ島、モロカイ島、ラナイ島などハワイ州は8つの島で成り立っています。観光で人気のワイキキビーチは、ハワイ州の首都があるオアフ島のホノルルにあります。ハワイ州の8つの島は全てアメリカの国土となるため、どの島を訪れるとしてもESTAは必要です。
ESTAの申請を忘れたらハワイに行けない?
旅行会社を通したツアーでハワイ旅行を申し込んだ場合、ESTAの申請は旅行受付時に確認されることが多いです。しかし、個人で渡航する場合「ESTAの申請を忘れていた」「ESTAを知らなかった」という人がいます。ESTAの審査には時間がかかってしまいますが、忘れていたという理由などで渡航当日に申請することも可能です。審査がスムーズに進めば渡航当日でも入国できますが、審査結果が出ず「渡航できないということがある」ということを知っておきましょう。
ハワイ渡航のESTA申請に何が必要?
ハワイをはじめ、アメリカに行く場合に必ず必要なESTA。申請手続きを行うときに必要なものは何でしょうか?パスポートはもちろん、ハワイ渡航のESTA申請で必要なものや、条件などを知っておけば申請の時に困りません。
ESTA申請に必要なもの
ESTAの申請手続きを行うには、パスポート・クレジットカード・ハワイの滞在先を準備してください。ハワイの滞在先は住所と電話番号があることが理想的ですが、ホテルなど決まっていない場合は「UNKNOWN(不明)」と記載しても大丈夫です。クレジットカードに関しては、個人でESTAの申請手続きをする際の決済で必要になります。
- パスポート(氏名・パスポート番号・発行年月日・満了年月日・発行国)を確認
- 申請者の情報(住所・氏名・生年月日・国籍・性別・電話番号)が必要
ハワイ渡航のESTA申請条件
ESTAには5つの申請条件があります。これら条件を満たしていて申請が通れば、ビザ無しでハワイへ渡航することが可能です。申請条件は、一般的な旅行などであれば何ら問題ありません。
- 渡米(ハワイ)の目的は一般的な観光か短期ビジネス
- ビザ免除プログラム参加国の市民で、米国入国日から90日以上の残存期限があるICチップ搭載パスポートを所持
- 就労・留学の場合を除き、米国(ハワイ)での滞在期間が90日以内
- 過去に重大な犯罪歴が無い。また米国が定めている伝染病をはじめとした病気に羅患していない
- 渡航目的を遂行した後は帰国すること、そして米国に滞在する意思が無い
ESTA申請が可能なパスポート国
日本はアメリカが定めるビザ免除プログラム(VWP)に参加しているため、90日以内の滞在なら観光やビジネスでも渡航可能となっています。全世界で38ヶ国が参加していて、日本はその中のひとつ。アジアでは日本を含め、韓国・シンガポール・中華民国(台湾)・ブルネイの5ヶ国のみがビザ免除プログラムに参加しています。
パスポートが切れるとESTAも失効
ESTAは審査が通ると、認証日から2年間有効となります。もし、ESTAの有効期限内にパスポートの有効期限が切れてしまったらどうなるのでしょうか?ESTAはパスポート番号に紐づいているので、パスポートの有効期限切れと同時に失効となります。この場合は、新しいパスポートで再申請しなければいけません。
新規ESTAが必要なケース
ESTAを新規で申請しなければいけないのは、以下の人が該当します。ただし、ESTAは性別の選択を行っていないため、性別選択は気にしなくても大丈夫です。
- はじめてESTAを申請する人
- 2年間のESTA有効期限が切れた人
- ESTA有効期限内にパスポートの有効期限が切れた人
- 有効期限切れや紛失などで、新しいパスポートが発行された人
- 国籍の変更や、婚姻・離婚などで名前を変更した人(パスポートの書き換えがある場合)
- ESTA有効期限内にアメリカに入国できない人
ハワイ渡航の際のESTA申請方法
ESTAの申請には、自分で申請する方法と代行業者を使って申請する方法があります。ハワイツアーなどに申し込んでいる場合は、ツアーと一緒に旅行会社で手続をやってもらうことも可能です。ここでは、ESTAの申請方法について知っていきましょう。
申請方法①代行業者に頼む
今までにESTAを申請したことない人や、初めてハワイに行く人にとって最も便利なのが代行業者に申請手続きをしてもらうことです。申請を専門として行っているため、万が一ESTAの申請で問題が発生してもサポートや、申請を再度行ってくれます。また、複数人での渡航の際などは代行業者に頼むほうが便利です。代行手数料は業者によって差がありますが、ESTAの申請料金と別に代行料として3000円~4000円の間だと思ってください。
申請方法②旅行会社に頼む
旅行会社でツアーを申し込んだ場合、だいたいにおいてESTAの有無を確認されます。ESTAが切れている、申請したこと無いという人は、申込みと同時に旅行会社へ手続をお願いするのが確実です。旅行会社で申請手続きをしてもらうのは、旅行代金とは別途支払いになるので注意してください。ESTAは申請して、審査結果が出るまで72時間必要としています。ツアーを申し込んだけどESTAは未だという人は、日数に余裕をもって申し込んでください。旅行会社の手数料は4000円~7000円くらいと、旅行会社によって金額に幅があります。
申請方法③アメリカ政府の公式サイトで申請する
英語ができる人や、過去にESTAの申請手続きを行ったことがある人は、アメリカ政府の公式サイトから申請するのが一番安価な申請方法です。公式サイトで申請手続きを行った場合、支払うのは14ドル(2019年11月現在で約1530円)でクレジットカード決済・デビットカード・ペイパルのいずれかとなっています。公式サイトで申し込んで、何らかの問題が生じた場合は自身での対処が必要です。
審査結果はサイトを見て自分で確認
代行業者や旅行会社でESTA申請を行った場合と違い、アメリカ政府のサイトから個人で申請した場合は結果を自分で確認する必要があります。渡航の際、ESTAの審査結果を提出することはありませんが、審査結果画面に出る「申請番号」を控えておくと安心です。ESTAは一度認証されると2年間有効となります。申請で拒否された場合は、アメリカ大使館や総領事館に出向いてビザの申請を行ってください。
偽サイトに注意
アメリカ政府のサイトで申請する際、1点注意してほしいのが偽サイトです。アメリカ政府によると、ESTA申請ページに似せたサイトを許可なく立ち上げて申請手数料を取るケースが増えているそうです。また、アメリカ政府と関係ない「申請手数料を請求するメール」が無作為に送信されていると注意を呼びかけています。
ESTAを否認されることも
ESTAは申請したからといって、必ず認証されるわけではありません。ESTAが否認されるケースについてまとめているので、参考にしてください。
- 逮捕歴がある(有罪・無罪問わず)*逮捕に至らない場合は問題ありませんが、法廷審問拒否などの場合は否認される可能性があります
- アメリカが定めた特定の伝染病に羅患している
- 過去にビザ取り消しをされた
- 過去にアメリカ入国を拒否された
- 過去にアメリカで強制送還された
- ビザ免除プログラムで入国したのち、オーバーステイしたことがある
ESTA申請が必要ない人や場所
実は、中にはESTAを申請しなくてもいい人がいます。アメリカの永住権であるグリーンカード保持者や、アメリカのビザを持っている人、アメリカのパスポートを持っている人です。また、同じアメリカの国土であってもグアムと北マリアナ諸島に関しては、入国と滞在が45日以下であればESTAの申請は必要ありません。
ハワイ入国の流れ
ESTAを申請して認証されたら、ハワイに問題なく入国することができます。ハワイに着いたら行われる入国審査から、空港出口で空港職員に渡す書類に至るまで一連の流れを説明します。ハワイでは空港出口で税関申告書を提出することが必須です。また、ハワイでは21歳未満の酒とたばこの持ち込みは禁止されています。
入国審査を済ませて荷物を受け取る
ハワイに到着したら、まず入国審査を受けてください。ここで渡航の目的や日数について聞かれるので答えましょう。また、パスポートチェックや顔写真の撮影、指紋採取が行われます。ESTAを申請していれば、時間がかかることなく通過できますが、ESTAを申請していない場合や、ESTAを否認された後ビザを取得してない人は入国できません。そして、荷物を受け取ったら、申告するものが無くても税関申告書とパスポートを係員に渡してください。問題が無ければ係員がサインし、パスポートとともに返却。その後、出口で税関職員にサイン入りの税関申告書を渡せば、入国できます。
渡米歴があればESTAで入国も楽
入国審査の列に並び、入国審査官が行うパスポートチェックや顔写真の撮影、指紋採取などには1人あたり数分かかります。ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)では2015年から、自動入国審査端末(キオスク)の利用が可能になりました。キオスクは入国審査官が行う一連の流れを、機械式に自分で行えます。日本語画面表示もあるので、英語が苦手な人でも心配ありません。ただし、キオスクを使えるのは、2008年以降にアメリカへの渡航歴がある人に限られています。
ハワイ旅行の前にESTA申請を忘れずに!
せっかく楽しみにしていたハワイ旅行もESTAの申請を忘れていると、飛行機出発前にあわてて申請しても、審査が間に合わず入国できなくなってしまうことが考えられます。空港でのトラブルを避けるためにも、早めにESTAの申請手続きを終わらせてしまいましょう。心と時間に余裕をもって準備をすることで、ハワイ旅行が満喫できますよ。