メキシコ「カンクン」の観光スポット17選！人気リゾートの見どころをご紹介！

透き通った海と白い砂浜のビーチ周辺にリゾートホテルが建ち並ぶ、メキシコの観光地カンクン。メキシコ湾とカリブ海を分けるユカタン半島に位置しており、年間を通し温暖な気候に恵まれています。陥没した穴に地下水が溜まってできた泉や、世界遺産に指定されている遺跡、マリンアクティビティーも気軽に楽しめる見どころ満載の楽園です。今回は、楽しみが尽きない人気リゾートカンクンの見どころを17箇所ご紹介していきます。

大型のリゾートホテルが建ち並ぶ目の前にあるのが、約22キロも続くコバルトブルーの海！ホテルから自由に行き来できるため、最も人気のスポットです。ビーチにはパラパと呼ばれる椰子の木のパラソルが並び、広大な海を眺めながらのんびりくつろげます。スイムアップバーでドリンクを注文し、プールから目の前に広がる絶景を見るのも最高のひとときになり、おすすめです。

観光地カンクンを代表する絶景の名所であるグラン･セノーテは、ユカタン半島に多くあるセノーテの中でも、気軽に泳げる人気のスポットです。セノーテとは、聖なる泉という意味があります。石炭岩の地面が陥没し、その穴に何百万年もの時を経て地下水が溜まってできた泉のことで、透明度は抜群！ぽっかりと空いた洞窟の奥までセノーテが広がり、太陽の日が差し込むと光のカーテンが出現します。

底まで見える透明度の高いグラン･セノーテは、洞窟の上から伸びる鍾乳石が水中に刺さる神秘的な空間が広がっています。完全な透明度を求めるのなら、朝一で訪れましょう！内部は複雑に奥へ続くため、セノーテを存分に満喫できること間違いなしです。

植物の根が、まるでカーテンのように垂れ下がる神秘的な光景が広がるセノーテ･イク･キル。直径約30メートルある丸いセノーテの透明度は高く、太陽の光が差し込むと幻想的に輝いて見えます。崖の上から続く長い階段を下りて、セノーテを観察してみると、小さな魚が泳いでいる姿を確認できますよ！

セノーテを優雅に泳いだり、スノーケリングをしたりと楽しめるセノーテ・イク・キルは、年間を通し20度前後の水温を保っています。火照った体を神秘的な泉でクールダウンしながら美しいセノーテを満喫するのも楽しみ方の一つです。深さ約40メートルあるため、高台や階段の途中からダイブをして楽しんでいる方も多くみかけます。少し怖いと感じますが、挑戦してみてはいかがでしょうか。

リゾート観光地カンクンに来たら、SNSで話題沸騰したスポットであるピンク･レイクは外せません！見渡す限りピンク色の湖が広まり、神秘的に感じますよ。ピンク･レイク一帯はカリブ･フラミンゴの保護区に指定されており、運がよければ水面にいるフラミンゴの姿を見られることもあります。

神秘的な光景に見えるピンク･レイクは湖ではなく、塩を精製するために海水を取り込んで人工的に造られた塩田なのですよ！ピンク色になる理由は、塩田にバクテリアが発生しているから。最初はきれいな青色の塩田ですが、バクテリアが発生し塩分濃度が濃くなるにつれピンク色に変化していきます。さらに乾燥させると、白色に変化していくのですよ！

52ヘクタールの自然保護区であるシアン･カアン。マングローブの森やラグーンなどが広がる、手つかずの大自然が残るエリアです。350種以上の鳥類など、さまざまな生き物が生息しています。マヤ時代からの水路ではフローティングを楽しみ、雄大な自然を全身で感じとれるおすすめのスポットです。

カンクンに来たなら絶対に外せない観光名所であるチチェン･イツァ。世界遺産に指定されているマヤ文明を代表する遺跡です。チチェン･イツァのチは口を意味し、チェンは泉、イツァは水の魔術師を意味する部族の名前で、200年以上ここを中心に都市が繁栄していきました。広い敷地内に多くある遺跡は、6世紀頃に造られた｢旧チチェン･イツァ｣と10世紀以降の｢新チチェン･イツァ｣に大別されています。

チチェン･イツァ最大の見どころは遺跡中央に高くそびえるピラミッド、エルカスティージョです。底辺が55メートル、高さが30メートルある巨大建造物は9層の基壇から成り、迫力満点！マヤのピラミッドの中では珍しく、4方向に階段があるのが特徴です。階段はそれぞれ91段あり、神殿へ上る1段を全て合わせると365段になることから、太陽暦の1年間を表しているとされています。

6万ヘクタールの広大な敷地には、数多くの遺跡が点在しており、じっくり見学するなら3時間以上かかります。見どころは巨大なピラミッドのエルカスティージョ以外に6箇所あり、それぞれマヤ文明の歴史を感じられますよ！

1. 【球戯場】フエゴ･デ･ペロタと呼ばれる球戯が行われていたメソアメリカ最大の球戯場です。試合に負けたチームのキャプテンは生贄にされ捧げられたとされています。
2. 【ジャガーとワシの台座】ワシとジャガーが心臓を食べている様子が描かれた浮き彫りがあることから、生贄の儀式を行った場所とされています。
3. 【聖なる泉セノーテ】水中に住む雨の神様へ生贄を捧げたとされています。実際に装飾品や石像、230体の骨が発見されました。
4. 【天文台】直径11メートル、高さ13メートルの円柱の塔がそびえる上に建つ天文台です。日没の方向を正確に観測できる造りになっており、農作物の収穫期など正確に知ることができました。
5. 【戦士の神殿】戦士の絵が彫られた無数の柱に囲まれていることから、｢千本柱の神殿｣とも呼ばれます。生贄の心臓をのせたとされる、有名なチャック･モールの像や、力の象徴であるビーナス像の浮き彫りも見られますよ！
6. 【尼僧院】旧チチェン･イツァを代表する建造物で、尼僧院の名がついていますが実際の役割は未だ不明です。よく見ると、神々の像が浮き彫りされています。

美しいカリブ海を望む崖の上に堂々と建つ要塞都市のトゥルム遺跡。真っ青な海と遺跡の組み合わせは観光地、カンクンの名所の一つです。12世紀にカリブ海を旅した海洋民族が築いたもので、高さ5メートルある城壁に囲まれていたため、｢囲み｣を意味するトゥルムと呼ばれるようになりました。

7世紀～9世紀に栄えたウシュマルは、ユカタン半島南西部に位置する巨大遺跡群です。プクウ地方と呼ばれ、いくつもの都市が栄えました。装飾で埋め尽くされた建築デザインの遺跡が多く見られ、優美な姿に圧倒されます。

美しい建築様式であるウシュマル遺跡の見どころは6つあり、どの遺跡もフォルムが素晴らしく圧倒されます。プクウ様式の特徴である、モザイク模様や幾何学模様のデザインに注目して見学してみましょう！マヤ時代に生きた人々の美意識が高かったことを窺い知れます。

1. 【魔法使いのピラミッド】高さ35メートルある巨大なピラミッドです。小人がウシュマル王の挑戦を受け、一晩でピラミッドを造り上げたという伝説からこの名前がつきました。
2. 【尼僧院】中庭を囲む4つの独立した建物は、かつて身分の高い神官が住んでいたとされています。
3. 【カメの家】全長30メートルの細長い建物で、雨乞いの儀式に使われていました。
4. 【総督の宮殿】ウシュマルの中で最も美しい建造物で、規模も最大級です。貴族の住居か行政府であったのではないかとされています。
5. 【ハトの家】屋根周りにハトの巣に似た格子窓が付いていることからこの名前が付きました。総督の宮殿ができる前まで、行政機関として使用されていたとされています。
6. 【大ピラミッド】高さ約30メートルのピラミッドで、頂上に登ることができます。遺跡や周りにそびえるジャングルを一望できますよ！

カバー遺跡はウシュマルに次ぐプウク地方第2の都市です。｢コズ･プープ｣と呼ばれる遺跡には、雨の神チャック像が260体も祀られており、上向きのチャックは雨乞いを意味し、下向きのチャックは雨が降ったことへの感謝を表しています。石垣の壁面にはマヤの文字が掘られた石が並んでいますが、未だ意味は解明されていません。

カンクンから南西へおよそ160キロ先にあるエク･バランは一部しか発掘が進んでいない、未だ謎に包まれた遺跡です。遺跡周辺は二重の壁で囲まれた造りや、遺跡の大きさから中心的な都市国家だったと考えられています。エク･バランにある主神殿は階段で遺跡の上まで上ることができ、ジャングルがどこまでも続く素晴らしい眺めを望める絶景スポットです。

カンクンとイスラ･ムヘーレスの間に無数の石像やオブジェを海底に沈めた世界でも珍しい水中水族館！魚やサンゴを見ながら泳いでいくと、石像や爆弾、家や車のオブジェが点在しています。中には土下座するユニークな石像もありますよ！イギリス人芸術家による作品で、海洋公園の珊瑚礁保護などを目的に造られました。

広大なジャングルの上空を滑走するジップラインが人気のエクスプロール。はじめはドキドキしますが、余裕がでてくると景色を楽しみながら滑走できますよ！園内ではジップラインのほかに川下りやラフティング、水陸両用ジープでジャングルや洞窟を走り回るなど、さまざまなアクティビティープランがあり1日中楽しめます。人気なスポットのため、1日1500人の入場制限を設けていますので、事前予約をしていきましょう。

17時30分からは夜の部として各所がライトアップされ、エクスプロール･フエゴとして日中同様に楽しめます。人気のアクティビティーであるジップラインは、なんと火のアーチが登場！鍾乳洞の川下りは昼よりも幻想的でおすすめです。リゾート観光地カンクンの自然を利用したエコパークで思いっきり楽しんでみませんか？

およそ1000年前にマヤの人々が利用していた港を使用したエコパークのシカレ。自然と文化がテーマで、川下りや動物との触れあい、海中散策などができるアクティビティー豊富な施設です。植民地時代を再現した町並みでは、当時の人々の暮らしぶりを知ることができ、夕方開催のホースショーは必見！マヤ時代を再現したエリアでは、伝統工芸のデモンストレーションの見学や、マヤ時代の人々に会える見どころ満載のスポットです。

リゾート観光地カンクンに来たら外せないフォトスポットは、ホテルが建ち並ぶエリアの南側にあるパブリックビーチに設置してあります。ポップなカラー文字｢CANCUN｣が青い空と海、白い砂浜にマッチし、格好の記念スポットです。人気の名所で、撮影に並ぶこともあります。

ホテルエリアにある大型のショッピング施設です。パステルカラーの建物が軒を連ねるモール内には、人気ブランドからメキシコのお土産物を扱うショップなど数多くのお店が並んでいます。イルカと泳げる水族館や本物そっくりの人形やキャラクターがテーマごとにそろうワックスミュージアムもあり、見どころが豊富。入口にある観覧車に乗ると、カンクンの街や海を一望でき人気ですよ！

世界でも稀と有名なクリアブルーの海を誇るコスメル島は、メキシコ最大の島でカンクンから高速船に乗り約40分で到着します。透明度が素晴らしく、さまざまなマリンスポーツを楽しめますよ！コスメル島で最も人気なスポットはチャンカナブ･ビーチです。コスメル海洋公園の一部で、古代遺跡をテーマにしたレプリカやマヤの家、ジップラインなどを体験できます。

カリブ海の水中を潜水艦の中から観察できる、潜水艦アトランティスもコスメル島でおすすめのプランです。48人乗りの本格的な潜水艦で、水深最大33メートル潜ります。小さなお子さん連れのご家族は特に楽しめますよ！きれいな海にどんな魚が生息しているか、観察してみましょう。

カンクンから約4キロ先にある、カリブ海に浮かぶイスラ･ムヘーレス。20分ほどで到着するリゾートアイランドです。美しいビーチがいくつも点在し、カンクンからの観光客で賑わいます。島の北側に広がるホワイトサンドのビーチ｢プラヤ･ノルテ｣はとくに人気のスポットで、パラソルの下で優雅にくつろぐ贅沢な時間は最高です。

波が強く打ちつける最南端の岬であるプンタ･スール。断崖絶壁で迫力満点です。イグアナが多く生息しており、日光浴を楽しむ姿を見られますよ！イスラ･ムヘーレスの名前の由来になった女神像イシュテルとイグアナの像の見学や、岬にある鉄のアート、遺跡も見られます。壮大な海を眺めながら散策してみてはいかがでしょうか。

メキシコの観光地、カンクンにあるおすすめの名所を17箇所ご紹介しました。カンクンは美しい海や自然のほかに、さまざまなアクティビティーが楽しめる最高のリゾートです。ここでしか体験できない素敵な経験は一生の思い出となること間違いなし！日々の忙しさを忘れ、メキシコの楽園に訪れてみてはいかがですか。