目次 [表示]
- ロサンゼルスの治安状況をご紹介
- ロサンゼルスの治安はいい?悪い?
- ロサンゼルス観光で注意したいこと
- 危険エリアには近づかない
- 夜はなるべく出歩かない
- 公共交通機関は避ける
- 車でも危険
- ダウンタウンに注意
- 治安がいいとされるエリアでも油断しない
- ロサンゼルスの危険エリア
- 絶対に近づいてはいけないエリア
- 危険エリア①:スキッド・ロウ
- 危険エリア②:コンプトン
- 危険エリア③:サウス・ロサンゼルス
- 危険エリア④:イングルウッド
- 危険エリア⑤:ワッツ
- 治安が悪い地域の見分け方
- 知らずに足を踏み入れてしまう場合も
- ホームレスのテント
- 落書き
- 窓の格子
- その他の危険兆候
- 万が一の時には
- 強盗には逆らわない
- 911に電話
- 日本大使館・領事館と連絡を取る
- ロサンゼルスの安全エリア
- ここを中心に観光を
- 安全エリア①:サンタモニカ
- 安全エリア②:コスタメサ
- 安全エリア③:ビバリーヒルズ
- 安全エリア④:ハリウッド
- ロサンゼルスの治安状況まとめ
ロサンゼルスの治安状況をご紹介
アメリカが世界に誇る大都会ロサンゼルス。映画などにもたびたび登場し、ビバリーヒルズやハリウッドなどもあることから、我々日本人にも馴染み深い街と言えるかもしれませんね。しかし、実際にロサンゼルスに観光に行くとなった場合、やはり気になるのは治安面ではないでしょうか?この記事で、ロサンゼルスの治安状況を確認していきましょう。
ロサンゼルスの治安はいい?悪い?
ロサンゼルスというと、全体的に治安の悪いイメージを持っている人も少なくないかもしれません。もちろん海外である以上、日本並みに安全という場所は少なく、中には昼夜問わず犯罪件数が多いエリアがあるのも事実です。しかし、ロサンゼルスには日本人が観光で訪れるような場所も多く、外国としては比較的安全であるともいえます。
ロサンゼルス観光で注意したいこと
危険エリアには近づかない
当然のことながら、この記事でも紹介しているような、危険とされるエリアには決して近づかないでください。これらのような場所は、強盗に合って金品を盗られる程度ではなく、生命に危険が及ぶ可能性も十分にあり得るエリアです。また、紹介している場所以外でも、少しでも身の危険を感じるようなことがあれば、早急にその場所から離れた方がいいでしょう。
夜はなるべく出歩かない
昼間に比べて、夜は犯罪件数が増加する傾向にあります。夜に外を出歩かないというのは、ロサンゼルスに限らず、あらゆる国を観光する際の常識と言えるでしょう。女性の一人歩きなんてもってのほか、男性でも夜出歩くのは危険です。どうしてもナイトスポットなどを観光したい場合は、事前に安全性をしっかり確認しておきましょう。また、この記事で紹介しているような危険エリアは、昼夜問わず近づかない方がいいです。
公共交通機関は避ける
日本では、多くの人が当たり前のように電車やバスなどの公共交通機関を利用しています。しかし、ロサンゼルスでの公共交通機関の利用はあまりおすすめできません。ロサンゼルスは車社会であり、中間層以上の人々の多くは車を使って移動します。そのため、どうしても電車などは、車を持てない低所得者層の利用が多くなり、犯罪が発生しやすくなる場合もあるのです。特に地下鉄は危険とされていますので注意しましょう。
車でも危険
人によっては、危険だと言われれば言われるほど、その場所を見てみたくなるという人もいるでしょう。しかし、「危険なエリアでも車で通過するくらいなら大丈夫なのではないか?」なんて考えてはいけません。アメリカは銃社会ですので、発砲される危険もあります。くれぐれも高を括ることのないようにしましょう。
ダウンタウンに注意
ロサンゼルスのダウンタウンには、「リトル東京」や「ウォルトディズニーコンサートホール」といった、日本人にも人気の観光地が多数あります。しかし、ダウンタウンには治安が悪いエリアが点在している場所もあるのです。「観光ついでにダウンタウンを散策していたら、いつの間にかスラム街に迷い込んでしまっていた」なんてことも考えられますので、くれぐれも注意しましょう。
治安がいいとされるエリアでも油断しない
治安が悪い地域を避けるのは当然のことですが、観光地のような治安がいいとされる場所においても、くれぐれも油断はしないようにしましょう。特に、人が多いような場所では、スリやひったくりなどの犯罪も起こりやすいので、荷物の管理が重要です。また、治安がいいとされるエリアにおいても、細い路地など、人の目に付かないような場所には入らないようにしましょう。
ロサンゼルスの危険エリア
絶対に近づいてはいけないエリア
ここでは、ロサンゼルスの中でも最も危険なエリアを紹介していきます。どれも重大なアクシデントに巻き込まれかねないエリアですので、決して近づかないようにしましょう。他にも危険な場所はいくつかありますが、まずは最低限ここに書くエリアだけでも、どのあたりにあるのか頭に入れておいた方がいい場所と言えます。
危険エリア①:スキッド・ロウ
「スキッド・ロウ」は、ダウンタウンの中心付近にある区画です。この地域は麻薬中毒者やホームレスなどが多く生活している地域であり、大変危険となっています。このエリアの怖い所は、日本人観光客も多く訪れる観光地、「リトル東京」のすぐ近くにあるという点です。「リトル東京を観光していたら、いつの間にかスキッド・ロウに入ってしまっていた」なんてことにならないよう、ダウンタウンを歩く際は十分注意しましょう。
危険エリア②:コンプトン
「コンプトン」は、ロサンゼルスの南に位置する地域で、アメリカで最も犯罪率が高い都市の一つとされています。ヒスパニックや、アフリカ系アメリカンが多く住んでおり、「ギャングスタ・ラップ」が人気を博した地域として、ギャング犯罪が多い地域です。ギャング間の抗争も多く、殺人事件が後を絶たないため、決して近づかないようにしましょう。
危険エリア③:サウス・ロサンゼルス
「サウス・ロサンゼルス」は、ダウンタウンの南側にある区画です。この地は貧困層やヒスパニックが多く住んでおり、ストリートギャングの活動が活発な場所となっています。殺人や強盗といった凶悪犯罪の発生件数が多く、過去には暴動なども起こっていることから、ロサンゼルスの中でも危険度が高い地域と言えるでしょう。
危険エリア④:イングルウッド
「イングルウッド」は、先述のサウス・ロサンゼルスに隣接する地域です。20世紀終わり頃、かつてウエスト・ロサンゼルスに住んでいたヒスパニック系ギャングたちが、家賃相場の高騰などを理由にこの地に移り住んできました。そのため、この地はロサンゼルス内でも犯罪の発生率が高くなっています。
危険エリア⑤:ワッツ
ダウンタウンの南に位置する「ワッツ」というエリアも危険地帯の一つです。この地域は古くからアフリカ系アメリカンが多く住んでおり、1960年代頃からは暴動やストリートギャングの増加が社会問題となりました。現在では昔ほどの治安の悪さはありませんが、未だに貧困層が多く住んでおり、危険な場所であることに変わりはありません。
治安が悪い地域の見分け方
知らずに足を踏み入れてしまう場合も
治安の悪い場所には近づかないようにするのが一番ですが、知らずに危険地域に入り込んでしまう場合もあるかもしれません。ここでは、治安が悪い地域の特徴をいくつか挙げていきますので、万が一そういった特徴を見かけた場合には、直ちにその場を離れるようにしましょう。
ホームレスのテント
アメリカは、貧富の差が激しい国としても知られています。貧困の最たる例であるホームレスのテントが並ぶのは、その地の治安が悪いことの証拠です。日本のホームレスと違い、アメリカのホームレスには麻薬中毒者なども多く、攻撃的なケースもあるので危険性が高いと言えます。また、若年層のホームレスも多く、そういった人たちはギャングなどと繋がりがある可能性もあり、危険です。
落書き
壁に落書きがあるような場所は、その地にギャングや素行の悪い人間がいる可能性が高いです。若年のギャングたちが、落書きをすることで縄張りのような意味を持たせている可能性もあります。銃社会のアメリカでは、日本とは比べ物にならないほど凶器の入手が容易く、まだ年端も行かない少年が凶悪犯罪に手を染めるケースも少なくありません。
窓の格子
治安が悪い地域では、建物の窓に格子が付けられていることも少なくありません。これはつまり、その地が「窓を割って強盗が入ってくる」ような事件が頻発している場所だということです。このような格子がついている建物が多い地域は、間違いなく安全ではないので、早々に立ち去るようにしましょう。
その他の危険兆候
ここまで挙げた以外にも、治安が悪い地域の特徴はいくつかあります。大きな通りにゴミが散乱していたり、ボロボロの車が何台も停まっていたりするような場所も、治安が悪い可能性が高いです。こういった場所には極力近づかないようにして、安全な場所でロサンゼルス観光を楽しみましょう。
万が一の時には
強盗には逆らわない
もちろん安全に観光できるのが一番ですが、万が一強盗に遭ってしまった場合には、決して逆らわずに、相手が望む金銭や貴重品などは渡してしまいましょう。物を失ってしまったとしても、命が助かるような行動を優先してください。
911に電話
「911」の電話番号は、アメリカ国内において、警察、消防、救急で共通の緊急電話番号となっています。犯罪に巻き込まれたり、重大な怪我を負ったりした際にはこの番号に電話しましょう。その際、まずは警察、消防、救急のどれが必要なのかをしっかりと伝えるようにすることが大切です。
日本大使館・領事館と連絡を取る
パスポートの紛失や、弁護士が必要になってしまった場合など、海外でのトラブルの際には、日本の大使館や領事館に連絡するようにしましょう。全ての事態に対応できるわけではありませんが、日本の家族と連絡を取りたい場合など、必要に応じて手助けしてくれます。
ロサンゼルスの安全エリア
ここを中心に観光を
ここではロサンゼルスの中でも治安の良い場所を紹介します。ロサンゼルスでホテルをとるような場合には、これらの地域から選ぶのがおすすめです。ちなみに、「比較的安全」ということであって、絶対に危険がないというわけではありませんので、防犯意識は持っておきましょう。
安全エリア①:サンタモニカ
「サンタモニカ」は、現地の人にも旅行者にも人気が高いビーチリゾートです。まるでハワイを彷彿とさせるこの地は、ビーチの他にもレストランや各種ショッピングスポットが並んでおり、観光地として賑わっています。夜でも比較的治安がいいので、どうしても夜のロサンゼルスを楽しみたい場合は、ここサンタモニカを選ぶといいでしょう。
安全エリア②:コスタメサ
「コスタメサ」は、全米でもトップクラスに治安がいい場所と言われています。大型のショッピングスポットが並び、空港からも近いため、この地を観光の拠点とする人も多いです。近くにディズニーランドがあることからも、この地の治安の良さが伺えますね。
安全エリア③:ビバリーヒルズ
「ビバリーヒルズ」といえば、ハリウッドスターなどの有名人が数多く住んでいる高級住宅街として有名ですね。高級住宅街というだけあって、この地は治安維持が徹底されています。ビバリーヒルズは、カリフォルニア警察ではなく、ビバリーヒルズ警察が独自に街を守っているため、街中にはゴミ1つ落ちていないほどです。
安全エリア④:ハリウッド
言わずと知れた、映画の聖地「ハリウッド」も、ロサンゼルスの人気観光地です。当然ながら観光客も多い場所ですので、ギャングがはびこるとか、犯罪率が高いような地域ではありません。しかし、人ごみに紛れてスリを働く人間もいるようですので、治安がいいと言っても油断は禁物です。
ロサンゼルスの治安状況まとめ
ここまで読んでみて、「ロサンゼルスは治安が悪い」というイメージを持たれた方も多いかもしれません。しかし、治安がいい場所、悪い場所があるのは、どこの国でも同じです。渡航に関してはあくまで自己責任となりますので、事前にしっかりと治安状況を確認し、安全な旅が楽しめるようにしましょう。