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ミャンマーの治安はいい?悪い?観光に行く前に知っておきたい治安情報を解説!

ミャンマーの治安はいい?悪い?観光に行く前に知っておきたい治安情報を解説!

バガン遺跡をはじめ魅力的な美しい観光地が多いミャンマー。行ってみたいけど、治安はどうなの?と不安を持つ方も多いはず。そんな不安を払拭するために、ミャンマーの治安情報をご紹介します!東南アジアの秘境ミャンマーで安全な観光を楽しみましょう!

目次 [表示]

ミャンマーの基本情報

Photo bysharonang

東南アジアの秘境

世界三大仏教遺跡の一つ「バガン遺跡」があるミャンマーはまさに「東南アジアの秘境」。人口の90%が仏教徒であるミャンマーには、パゴダと呼ばれる仏塔が多くあり、華やかな黄金色が特徴です。そのため、「黄金の国」という呼び名もあり、他の東南アジア諸国とはまた違った魅力に溢れています。また、ミャンマーと日本は戦後お互いに助け合ってきた背景があり、とても友好的な関係を築いてきました。

日本からアクセス良好!

ミャンマーの観光都市ヤンゴンへは成田から直行便が就航していて、タイやベトナムからも直行便が多く就航しています。なので、2か国の観光を満喫する周遊プランがとても組みやすく、そういった点もミャンマー旅行の魅力の一つです。今までは渡航にビザが必要でしたが、2018年から1年間の予定でビザ免除が試行されました。2019年11月現在、さらに1年間延長され、2020年9月30日までビザを取得せずにミャンマーへ行くことができます!

治安はいい?悪い?

日本から行きやすいミャンマーですが治安はどうなのでしょうか?長く続いていた軍事政権によって、ミャンマー旅行には「治安はいいの?悪いのでは?」とマイナスのイメージを持つ方が多く、実際に治安が悪い側面、危険地域があることも事実です・・・しかし!ミャンマーは比較的治安がいい観光地で、他の海外旅行先同様、観光に必要な対策さえすれば、安全で楽しい旅行を楽しめます。では、ミャンマー旅行を楽しむために、治安情報の詳細と対策をご紹介します!

ミャンマーの治安情報①観光における危険ー金銭面

Photo bystevepb

スリ

冒頭でご紹介したように、ミャンマーの観光都市は比較的治安が良いので、スリ被害は少ないと言えます。しかし、0ではありません。ミャンマーだけはなく、他の海外旅行でも同様で、観光客として最低限の注意は常に払うようにしましょう。ミャンマーで特に注意すべきスリポイントはバスです。ミャンマーではバス移動が一般的なので、かなり混雑します。そういった人混みでは十分注意するようにしましょう。

スリ対策

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服のポケットに財布やスマートフォンなどの貴重品を入れることは絶対にNGです。スマートフォンはカバンにしまっておくことをおすすめしますが、地図アプリなどを利用する際は、周囲に注意を払って使用しましょう。財布に関しては、必要な分だけカバンに入れておき、カバンのファスナーは南京錠などでしっかりガードするとスリ対策は万全です。観光時に使用しない分に関しては、シークレットポーチやマネーベルトを利用しましょう。

ぼったくり

ミャンマーのレストラン、特に屋台は驚くほど安いので、ぼったくりに対してそこまで注意する必要はありません。どこでぼったくりが起きるかというと、タクシーです。ミャンマーでは、メーターが設置されていないタクシーが一般的なので、目的地までの値段は交渉しなければなりません。観光客=外国人は、ほとんどの確率でぼったくられてしまいます。

ぼったくり対策

アプリ利用がおすすめですが、なかなか浸透していないので捕まえにくいかもしれません。流しのタクシーを利用する際は、前もって値段の相場を調べておくと交渉しやすくなります。その際に、ほんの少し高めの値段設定をされても、チップだと思って諦めることも大事です。もし良いタクシードライバーさんに巡り合えたら、連絡先を聞いておき、別日の移動もお願いするとノンストレスで移動することができます。

ミャンマーの治安情報②観光における危険ー衛生面

Photo byTheOtherKev

野良犬

ミャンマーを含む東南アジアには野良犬が多いので、一番気をつけなければいけないものが「狂犬病」です。日本ではあまり馴染みがありませんが、全世界で起こり得る病気で、発症した場合は死亡すると病気として認知されています。しかし、もし噛まれたとしても、早急なワクチン接種によって発症を防ぐことができるので、病院へ行けば大丈夫です。傷口を舐められたことによって感染する場合もあるので、うかつに野良犬には近づかないようにしましょう。

狂犬病対策

狂犬病対策としてまず一つ目は「予防接種」です。病院によって置いていない場合もありますが、日本国内で接種することができます。予防接種は3回もしくはそれ以上の接種が必要となるので、旅行を決めてしまう前に必ず病院などに問い合わせて確認するようにしましょう。もしミャンマーで噛まれた場合は、予防接種を受けている受けていないに関わらず、噛まれた日時を把握し、傷口を清潔な水で洗い、すぐに病院へ直行です。渡航を決めたら、前もってワクチンの扱いがある現地の病院を調べておきましょう。

食事

フリー写真素材ぱくたそ

ミャンマーは多種多様の隣国文化の影響で、グルメがとても美味しいです。しかし、衛生面から食中毒や感染症の危険があり、特に気を付けなければいけないものが「水」です。必ずコンビニや売店で購入したミネラルウオーターを飲みましょう!場所によっては、歯磨きも購入したミネラルウオーターを利用するよう促されることもあります。こちらは水道管に問題がある場合なので、観光都市ヤンゴンでは、そこまで心配しなくても大丈夫です。

食中毒・感染症対策

観光都市ヤンゴンだろうと、レストランや屋台で出されるお水を飲んではいけません。水は必ず、購入したペットボトルのミネラルウオーターを飲むようにしましょう。また、除菌シートなどの除菌グッズを持参し、食器やお箸などを除菌してから利用する観光客も多いです。胃腸の弱い方は、野菜やフルーツなど生ものは出来るだけ食べないことを心がけましょう。

ミャンマーの治安情報③観光における危険ー女性の観光客

Photo bylangll

日本人女性を狙う詐欺

日本の女性は世界中でも人気があります。人気というと語弊があるかもしれませんが、日本人女性の優しさにつけこむ輩が多いのです。親日国家であるミャンマーには日本語を少しだけ話せる人もいて、そういった若い男性が、日本人女性の観光客に、「日本語を勉強したいし、案内してあげるよ」と声をかけてくるケースがあります。善意によるものだと思っていたら、別れ際にお金を要求されるというものです。そういったナンパのような声かけは、一切無視するようにしましょう。

女性の夜歩き

ミャンマーの観光都市は治安がいいので、女性の一人旅にもおすすめできる旅行先です。しかし、夜の居酒屋やバーには注意しましょう。現地の女性はあまり夜に飲み歩くようなことがないので、現地の男性陣が酔っぱらって、珍しい女性客に絡んでくる場合もあります。一人で飲みに行く際は、観光客向けで、女性スタッフもいるバーを利用するようにしましょう。夜のライトアップが綺麗な観光スポットがありますが、一人では行かず複数人で行動すると安心です。

ミャンマーの治安情報④危険地域

Photo bykalhh

テロの危険

観光ありきの治安についてご紹介してきましたが、続いてテロなど情勢に関するミャンマーの全体像について確認しておきましょう。ミャンマーの観光都市であるヤンゴンやバガンは治安がいいので、海外からの観光客が多いエリアとなっており、外務省は、「テロの発生は概して少なく、外国人を標的として誘拐は発生していません」と発表しています(2019年11月現在)。しかし、フランスや香港のように、テロはいつ何時起こり得るかわかりません。旅行を決める際は外務省のホームページの他、ニュースやSNSなどでリアルタイムの現地情勢を確認するようにしましょう。

国境付近は紛争がある

テロの危険は少ないとご紹介しましたが、ミャンマーの国境付近では今もなお紛争があり、不安定な情勢が続いています。このことによってミャンマーは治安が悪いのでは?というマイナスイメージが根強いのかもしれません。決して危険な地域には近づかないようご注意ください。では、近づくべきでない危険エリアについてご紹介します。最新情報は必ず外務省海外安全ホームページをご確認ください。外務省海外安全ホームページ

危険地域

出典:外務省海外安全ホームページ

西部

バングラディシュとの国境付近のミャンマー西部は、イスラム系少数民族ロヒンギャへの迫害、いわゆる「ロヒンギャ問題」が起こっている地域です。2017年、軍と武装勢力の大規模な衝突があり、70万人のロヒンギャがバングラディシュへ避難しました。そのニュースによって世界中が注目しましたが、残念なことに関心は薄れつつあります。しかし、今もなお、難民キャンプで不自由な生活を強いられている人々がいて、紛争や衝突が起こっているのです。

北部

中国との国境付近であるミャンマー北部は、ミャンマー国軍と少数民族による複数の武装勢力の紛争が続いていました。2018年に戦闘停止協定が結ばれましたが、全ての武装勢力と結んでいるわけではなく、今もなお衝突が起こるため絶対に近づかないようご注意ください。ミャンマーの東部地域は薬物が蔓延していて、その影響が北部にも浸透しているため、現地の人々も北部や東部の国境付近は危険な地域だと認識しています。

安全で楽しいミャンマー旅行

Photo bysharonang

海外旅行には必ず注意が必要

テロはないものの紛争があるという、治安が悪い危険な側面をご紹介しましたが、決してミャンマー=治安が悪いということではありません。ご安心ください。ミャンマーだけでなくどの国でも、スリ・ぼったくり・病気・テロなど、さまざまな危険があります。海外旅行においては、周りにしっかりと注意を払い、自身の身は自身で守るという意識を持つようにしましょう。必要最低限の注意さえしていれば安全な海外旅行を楽しめます。

観光都市で旅行を楽しむ!

観光都市であるヤンゴンは、東南アジアの中でも比較的治安がいいので、世界中から観光客が集まり、女性の一人旅にもおすすめできます。ヤンゴンには、黄金色に輝くシュエダゴンパゴダ、巨大な寝釈迦像、落ちそうで落ちない神秘的なゴールデンロックなど魅力的な観光スポットがたくさんあるので、そういった観光都市で旅行を満喫しましょう!おすすめの観光スポットはぜひこちらの記事をご覧ください。

ヤンゴンの人気観光スポット27選!定番&穴場のスポットをご紹介!のイメージ
ヤンゴンの人気観光スポット27選!定番&穴場のスポットをご紹介!
秘境とも呼ばれた仏教国ミャンマーの旧首都ヤンゴン。2006年ヤンゴンにかわりネピドーが新首都になりましたが、今でも中心の観光地はヤンゴンです。周辺には寺院や観光地もあり見どころもたくさんあります。そんなヤンゴンの人気観光スポットをご紹介します。

まとめ

Photo bysharonang

以上、ミャンマーの治安情報についてご紹介しました。テロや紛争など危険な情報もご紹介しましたが、ミャンマー全土に渡って治安が悪いわけではありません。むしろ観光都市は治安がいいとして認知されています。黄金色に輝くパゴダ、歴史を感じる遺跡、独自の文化がある寺院、安くて美味しいグルメ、美しい自然の絶景、優しい現地の人々、ミャンマーのそんな魅力を満喫しましょう!ぜひ、安全で楽しいミャンマー旅行をお楽しみください。旅行する前に「外務省海外安全ホームページ」を確認することをおすすめいたします。

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。
ahmi
ライター

ahmi

20歳で初めてカンボジアへ一人旅。東南アジアの魅力に惹かれて、フィリピンで語学留学した後、マレーシア・タイ・ミャンマー・ラオス・ベトナム・インドネシアを周遊!韓国在住経験があり、他にも台湾・中国・アメリカを旅行したahmiです。

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