目次 [表示]
- シンガポールの基本情報
- シンガポール旅行の治安について危険な地域:チャンギエアポート
- チャンギ空港のチップについて
- シンガポール旅行の治安について危険な地域:クラークキー
- シンガポール旅行の治安について危険な地域:ゲイラン
- ゲイランの要注意エリア
- シンガポール旅行の治安について危険な地域:オーチャード
- ラッキープラザ
- オーチャード地下街
- シンガポール旅行の治安について危険な地域:ブギス
- シンガポール旅行の治安について危険な地域:マリーナエリア
- シンガポール旅行の治安について危険な地域:リトルインディア
- ムスタファセンター
- チャイナタウン
- イーストコーストパーク
- セントーサ島
- シンガポール旅行の治安について危険な地域:国境周辺
- スンゲイブロウ
- ジョホールバル
- もしもの時には
- まとめ
シンガポールの基本情報
日本との時差が1時間と少なく、飛行時間も6時間から7時間と短いため週末旅行など人気のシンガポール。雨季はクリスマス前からバレンタインくらいまでと日本の冬にあたります。ゴールデンウイークや夏休みが乾季にあたりますので、長期休暇の取りやすい時期になり家族旅行などにも、おすすめですね。多民族国家で第一公用語は英語となっており、言葉の心配が少ないのも、旅行の安心材料の一つでしょう。
シンガポール旅行の治安について危険な地域:チャンギエアポート
日本からシンガポールに空路でアクセスする場合、必ず通過するのがチャンギエアポートです。朝から夜まで24時間稼働している巨大な国際空港の敷地内には、映画館や巨大噴水などがあり、何時間滞在していても飽きることはありません。そんなチャンギ空港の警備は、しっかりしており、悪い犯罪は殆どおきませんが、やはり人が多い場所では置き引きやスリなどには注意しましょう。
チャンギ空港のチップについて
チャンギ国際空港でのチップの受け取りは、全て法律で禁止されています。これは違法なサービス詐欺を防ぐためのものですので、もしも誰かにチップを請求されても、払う必要はありません、毅然とした態度で断りましょう。その代わり、チャンギ空港に乗り入れるタクシーには、サービス料が既に上乗せされた金額が請求されます。
シンガポール旅行の治安について危険な地域:クラークキー
バーやクラブが密集し、夜が更けるほどに賑わうクラークキー。オーチャードからもタクシーで10分かからず観光客も多いので、夜遊びしやすい場所と言えるでしょう。そんなクラークキーの治安は、「基本的には良い」と言われていますが、やはり酔客が多く集まる場所ですので、ナンパなどには注意が必要です。知らない外国人などとコミュニケーションを取るのも旅行の楽しいひと時ですが、気を許しすぎないようにしてください。
シンガポール旅行の治安について危険な地域:ゲイラン
夜になると、どこからともなく人が集まってくるゲイラン地区は、シンガポール政府が唯一法的に認めている置屋エリア。場所的にはそこまで辺鄙ではなく、オーチャードから車で20分程度、MRTも通っておりアクセスしにくい訳でもありません。このエリアは、その意味合いから、夜間に女性1人では絶対に行かない方が良いでしょう。合法店であればともかく、男性も違法な客引きなどには絶対に引っかからないように注意が必要です。
ゲイランの要注意エリア
「ゲイランは、置屋が多い歓楽街」ということから見ても、興味本位で、ふらふらと観光に出かける場所ではありませんので「シンガポールで唯一注意が必要なエリア」と言っても過言ではありません。ただ、ゲイランには美味しいシーフードのレストランなども多く、食事のために出かけるといったこともありえるでしょう。そんな中、用事がなければ立ち入らない方がよいエリアを下記にご紹介します。
Lorongストリートなど
Lorong6,8,14,20,28,30の各ストリート、そしてWesterhoutストリートには多くの置屋が集まっていますので、立ち寄らない方が無難となっています。他にもゲイランの横道などで女性がたむろしている場所なども多く、そういったエリアには絶対に入らず、そして間違っても携帯で動画などは撮らないように注意が必要です。
シンガポール旅行の治安について危険な地域:オーチャード
シンガポール随一の繁華街であるオーチャードストリートには、多くの百貨店やショッピングモールが集まり、昼前から夜遅くまで人通りが途絶えることはありません。クリーンなイメージのシンガポールですので、オーチャードストリートにはゴミひとつ落ちておらず美しいのですが、街歩きをするにも若干の注意は必要です。
ラッキープラザ
シンガポールのリトルフィリピンと言われているのがオーチャードの中心地にある「ラッキープラザ」です。エントランスから、すでに都会的なオーチャードとは少しイメージの違う雑多感が漂い、良い意味で異国感を味わえる場所でもあります。ビル内にはフィリピン料理の楽しめるレストランや雑貨店などがあり散策を楽しめますが、違法に作られている偽ブランド品などが売られていることも。真贋怪しい物には手を出さないのが鉄則です。
オーチャード地下街
多種多様な文化が入り乱れるシンガポールの中心地オーチャードは、地下街も発達しており、スコッツロードにある伊勢丹から高島屋まで地下道で全てが繋がっています。人通りは昼夜問わず常に多いのですが、治安が目立って悪いということはありません。荷物を不用意に足元に放置したり、目立つ場所に財布などを入れておいたりしないなどの基本対策をとるのが良いでしょう。
シンガポール旅行の治安について危険な地域:ブギス
雑多なお店が集まるブギスビレッジやアラブストリート、ここ数年で人気が高くなったウォールアートで有名なハジレーンなどが徒歩圏内にあるブギス。観光地ですので物価は若干高めで、お土産物などは珠玉混合と言えます。商品を買う際は粗悪な物を選ばないように十分に注意しましょう。またブギスは道路が細い道が多く、そこを自動車が走り交通事情が悪いので交通事故には注意してください。
シンガポール旅行の治安について危険な地域:マリーナエリア
シンガポールの最先端とも言えるマリーナエリア。マリーナベイサンズを中心に近未来的な植物園やミュージアム、観覧車など1日ではとても周り切れないボリュームです。物価はシンガポール随一の高さですが、厳しい審査を受けた一流店が揃う場所でもありますので、良いものを買いたければマリーナエリアはおすすめと言えるでしょう。概して治安が悪いロケーションではありません。
シンガポール旅行の治安について危険な地域:リトルインディア
シンガポールの中でも特にエスニックな雰囲気が色濃いリトルインディア。メインストリートにはインド料理のレストランや衣類店などが軒を連ね、一風変わったインド風の小物など素晴らしいショッピング体験もできるでしょう。リトルインディア周辺は暗い小道も多く、週末は夜になっても人通りが絶えることはありません。スリや置き引き被害などもありますので「治安がとても良いという訳ではない」ということを心にとめておきましょう。
ムスタファセンター
リトルインディアの中でも最も賑わっているといっても過言ではない「ムスタファセンター」。この巨大なショッピングセンターには、24時間営業ということもあり昼夜を問わず常に観光客やローカルが多く訪れています。スリや万引きに店舗側も注意を促しており、「店舗の入り口で大きなバッグの口を紐で縛られます」ので従いましょう。見えるところに財布などは持たないように、荷物は小さく出かけるのがおすすめです。
チャイナタウン
クラークキーから徒歩圏内にあるチャイナタウンは、中華系の民族が8割に近いシンガポールにおいて最大の文化的観光地となっています。中華料理店はもちろんのこと、お土産物屋も多くあまり悪質な料金体系のお店もありません。一部飲食街において値段を店外の看板に示していないお店もありますので、かならず入店する前に値段が掲載されているメニューを見せてもらうなどの対応は必要です。
イーストコーストパーク
チャンギ空港からもほど近くビーチが広がり、海が見えるシーフードレストランなどが軒を連ねるイーストコーストパーク。昼間はピクニックをするファミリーやランニングをする外国人なども多く、「治安は良い」と言えるでしょう。ですが海辺というそのロケーションから、夜になるとレストラン周辺以外の人通りは少なくなり、街灯も無い場所も多いので暗い場所には決して近づかない注意が必要です。
セントーサ島
国家をあげて開発されたシンガポールのセントーサ島。住民はおらず、島内にはアミューズメントパークやミュージアム、ホテルしかありません。島内の入り口は限られていて、セントーサの中にいる人間は観光客もしくは従業員しか居ないという特性から治安はシンガポールの中でもトップクラスで良いエリアと言えます。観光客が多いと、どうしても置き引きなどの被害は発生しますので手荷物には注意しましょう。
シンガポール旅行の治安について危険な地域:国境周辺
シンガポールとマレーシアは海で隔たれてはいますが、橋でジョホールバルと繋がっており、陸路で海外への出国が可能です。両国に物価の差があるため、毎日マレーシアから通勤通学してくる人もいるほどで、日々カスタムは非常な混雑となっています。国境自体は警備も厳しく、治安が悪いということはありませんが、マレーシアからの持ち込みの荷物などには厳しいチェックが入るのでうっかりとお酒やタバコなどを持ち込まないように注意しましょう。
スンゲイブロウ
あまり知られていませんが、マレーシアとの国境近くにスンゲイブロウという国立公園があります。セントーサなどに比べると粗削りの公園のため来場客も、そこまで多くはありませんが、シンガポールの国土の70%を占めるジャングルの雰囲気をそのままに楽しめる公園としては素晴らしく、野生の爬虫類なども観察できる観光地です。ここで注意したいのは「蚊」。熱病などを媒介する蚊もいますので見学の際には防虫スプレーなどを忘れずに。
ジョホールバル
近年、シンガポールからジョホールバルへ観光に行き犯罪被害に遭う観光客が増加しています。レゴランドなどもあり、日帰りでも行ける距離ですので、ファミリーで気軽に行くことができるジョホールバルですが、シンガポールよりも犯罪発生率は高くより高い注意喚起が必要となっているのを覚えておきましょう。高価なものは身に着けず、目立つ行動は慎むのが鉄則です。また車の手配は可能であればシンガポールで事前にしておきましょう。
もしもの時には
治安が悪いエリアが少なく、基本的には安心して旅行が出来るシンガポールですが、万が一、事故に遭ってしまったり盗難被害などに遭遇してしまったりした場合には、まずは現地警察に相談をするのが大切です。シンガポールには日本の交番と似た「NPC」というシステムがあり犯罪の相談などに乗ってもらえますので覚えておいてください。NPCの場所は、「Singapore Police Forceのウエブサイト」に掲載されていますので、事前にホテル近くのNPCを調べておくと安心でしょう。
まとめ
一般的に治安が悪いエリアの少ないシンガポールも、やはり外国ですので日本の常識が通じないことも多くあります。自分や家族の安全は自身で守る、危ないエリアには立ち入らない、手荷物や貴重品は常に肌身離さず小さな子供からは目を離さないなど基本的なことを守って楽しいシンガポール旅行をお楽しみください。旅行する前に「外務省海外安全ホームページ」をチェックして最新情報を確認しましょう。