香港とは
香港は中国の特別行政区のため、中華人民共和国香港特別行政区と呼ばれています。約150年以上に渡ってイギリスの植民地にされてきた香港は1997年に中国に返還されたばかりです。香港の人口は約730万人が住んでおり、広さは沖縄本土や札幌市と同じ大きさから人口密度の高さが一目瞭然です。中国本土や台湾とは違ってヨーロッパの雰囲気を少し味わえます。
香港国際空港について
世界的にも有名都市の1つの香港にある国際空港とはどのような空港なのでしょうか。香港国際空港の年間搭乗者数は2015年に世界大3位になりました。さらに、2016年には世界の5大空港に選ばれ、チャンギ国際空港、東京国際空港、仁川国際空港、ミュンヘン国際空港に次ぐ5つ目に選ばれた。現在は世界各国に行くための経由地としても人気の香港国際空港です。
香港国際空港の歴史
香港国際空港は2番目に香港にできた国際空港です。昔は九龍半島にあった啓徳空港が香港の国際線の玄関口として利用されていました。啓徳空港は世界でもトップレベルに着陸が難しい空港とされており、その危険性から今の香港国際空港が新設されました。現在は啓徳空港は閉鎖され、香港国際空港のみが香港の玄関口となっています。
香港国際空港のターミナルの数
香港国際空港には大きなターミナルが2つあります。それに加えて、ノースサテライト・コンコースとミッドフィールド・コンコースがあります。合計で約4つ分のターミナルがあるため、搭乗口は合計で79ゲートあり、アジアトップレベルの規模です。ターミナルによってショップやアクセス方法が異なるため詳しく紹介します。
ターミナル1
香港国際空港のターミナル1は大手航空会社が利用しています。ターミナル1には130以上のショップや、大手航空会社のラウンジなどが完備されています。さらにターミナル1には香港を拠点とするキャセイ ・パシフィック航空の最高級ラウンジがあり、世界中からの旅行者から利用されています。
利用航空会社
日本航空、全日空、ピーチ・アビエーション、キャセイ・パシフィック航空、キャセイ・ドラゴン航空、香港航空、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、大韓航空、アシアナ航空、チャイナエアライン、エバー航空、シンガポール航空、マレーシア航空、エア・インディア、カタール航空、エミレーツ航空、エティハド航空、KLMオランダ航空、ルフトハンザ航空、エールフランス、スイス航空、フィンエアー、オーストリア航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、アエロフロート・ロシア航空、トルコ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空、エア・カナダ、カンタス航空がターミナル1を利用しています。
お店
ターミナル1では香港で旅行者に有名なお土産のパンダクッキーが買え、1938年創業の人気菓子店です。他には中国茶や中華料理の調味料がターミナル1で買えます。ターミナル1にある中国茶のお店は1987年創業の福茗堂茶莊があり、さまざまな中国茶が販売されています。ザ・ペニンシュラ・ブティックでは本格的な中華料理用の調味料が購入できます。香港で食べた中華料理を日本に帰っても再現できるのは香港旅行の思い出を思い出させてくれますね!
ターミナル2
香港国際空港のターミナル2は主にLCCの航空会社に利用されています。また、ターミナル2は出発手続き専用ターミナルとして利用されており、出発手続きを終えたらターミナル1かノースサテライト・コンコース、ミッドフィールド・コンコースに移動する必要があります。ターミナル2から他のターミナルへの移動方法も紹介します。
利用航空会社
エアアジア、スクート、ジェットスター・ジャパン、香港エクスプレス航空、春秋航空、スカンジナビア航空がチェックイン用にターミナル2を利用しています。搭乗ゲートは他のターミナルにあるため、チェックイン後移動する必要があります。主にノースサテライト・コンコースかミッドフィールド・コンコースの搭乗ゲートを利用します。そのため移動時間が30分以上要する可能性があります。
お店
先ほど紹介したお土産のパンダクッキーもターミナル2で購入できます。他には漢方をメインとして販売している東方紅がお土産として有名です。1971年創業の東方紅は、漢方以外に、高麗人参キャンディーも販売しているため、香港のお土産として最適です。
他のターミナルへの移動方法
ターミナル2でチェックインを終えたら搭乗ゲートに移動する必要があります。出国手続き後ターミナル2からはシャトルトレインでターミナル1とノースサテライト・コンコース、ミッドフィールド・コンコースにアクセスできます。ターミナル2からミッドフィールド・コンコースまでは移動距離が長いため、ターミナル2を利用して旅行される方は時間に余裕を持って移動してください。さらに、ノースサテライト・コンコースにはシャトルバスのみの移動となっています。
ノースサテライト・コンコース
ノースサテライト・コンコースには搭乗口501ー510があります。このターミナルは主にLCCが利用しており、ターミナル1とターミナル2からは約30分かかるとされています。そのためLCCを利用して香港に旅行いかれる方は注意が必要です。ピーチ・アビエーションのチェックインカウンターはターミナル1ですが、搭乗ゲートはノースサテライト・コンコースを利用します。
利用航空会社
搭乗ゲートが10個あるノースサテライト・コンコースはLCCが主に利用していおり、その他にボーイング737やエアバスA320などの小型機が利用しています。主に小型機を運用して日本から香港に就航しているピーチ・アビエーションやジェットスター・ジャパンがノースサテライト・コンコースを利用する場合が多いです。
アクセス方法
ノースサテライト・コンコースにはお店がなくお土産は買うことができません。搭乗ゲートのみが設置されています。ターミナル1でチェックインを終えた方は4階のシャトルバス乗り場からノースサテライト・コンコースにアクセスできます。チェックインでターミナル2を利用される方は、シャトルトレインでターミナル1に移動し、4階のシャトルバス乗り場から同じくアクセスできます。所要時間が長いため、時間に余裕を持って移動してください。
ミッドフィールド・コンコース
ミッドフィールド・コンコースは搭乗口201ー219があります。ミッドフィールド・コンコースは2016年にオープンしたばかりの新しいターミナルです。主にLCCや、香港航空に利用されています。ターミナルにはノースサテライト・コンコースとは異なり、お店と搭乗ゲートがあります。
利用航空会社
ミッドフィールド・コンコースはLCCと香港航空が利用する場合が多いです。LCCを利用される場合はミッドフィールド・コンコースかノースサテライト・コンコースのどちらを利用するか注意してください。香港航空を利用される方はミッドフィールド・コンコースかターミナル1の場合があるため、最新の情報を電光掲示板で確認してください。
お店
ミッドフィールド・コンコースは免税店が入っており、ターミナル1とターミナル2で同じ商品を購入できます。お土産を買い忘れた場合でもミッドフィールド・コンコースで購入できるので安心ですね。しかし、ターミナル1と比較するとお店の数は少ないのでご注意ください。ノースサテライト・コンコースとは異なり、お土産も購入できるのが良い点ですね!
アクセス方法
ミッドフィールド・コンコースへは、ターミナル1とターミナル2からシャトルトレインを利用してアクセスできます。ミッドフィールド・コンコースの最寄駅に到着すると長いエスカレーターを利用する必要があるため、ノースサテライト・コンコースと同じく時間に余裕を持って移動してください。
日本から香港国際空港に到着後
日本発の便で香港に旅行に行かれる方は、日本航空、全日空、キャセイパシフィック航空、キャセイドラゴン航空ならターミナル1に到着し、香港エクスプレス航空、香港航空、ピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパンを利用される方はノースサテライト・コンコースかミッドフィールド・コンコースに到着し、シャトルバスかシャトルトレインを利用してターミナル1にアクセスし入国審査を受ける必要があります。入国審査を終えると荷物をピックアップする場所があり、看板通りに従えば大丈夫です。
香港国際空港で乗り継ぎ
香港国際空港を利用して他の国に旅行に行かれる方は、入国審査を受ける必要がありません。香港国際空港に着くと「Transfer」という看板があります。それに従ってください。香港国際空港到着後は荷物のピックアップはありませんが、セキュリティゲートを通過する必要があるため、液体物の持ち込みはできません。そのため日本から香港の間でサービスされる水は飲み切るか、捨てる必要があるので注意が必要です。
香港に1度入国される方
香港国際空港を利用して他の国に旅行される方は香港に入国することもできます。次の飛行機までに8時間以上ある方におすすめです。香港に入国する場合は、「Transfer」の看板には従わず、入国審査「immigration 」に従って進んでください。もし「Transfer」にしたがってセキュリティゲートを超えてしまうと、香港を出国したことになるので入国することができませんのでご注意ください。入国審査を終えると荷物のピックアップはございませんので、短い香港旅行をお楽しみください!もうすでに日本でチェックインしているため、出発の1時間半前までには空港にお戻りください。保安検査所が混んでいる場合がございますので、時間に余裕を持って香港旅行を楽しんでください。
まとめ
香港国際空港についての記事でした。香港国際空港は出発と到着ターミナルは3つあり、ターミナル1と二つのコンコースです。大手航空会社はターミナル1を利用し、LCCはどちらかのコンコースを利用します。LCCを利用される方はターミナル2でチェックイン後ターミナルの移動があるため時間に余裕を持って移動してください。ノースサテライト・コンコースはバスで移動する必要があり、さらにお店がございませんのでご注意ください。