シンガポールの2大植物園を解説！ボタニックガーデンとガーデンズバイザベイ！

シンガポールの2大植物園は、ガーデンシティとも呼ばれるシンガポールで外せない観光スポットです。

2大植物園の1つは、シンガポール・ボタニックガーデンです。150年以上の歴史をもつ植物園で、2015年にはシンガポール初の世界遺産に登録されました。もう一つは、ガーデンズバイザベイで、2012年のオープン以来、未来系ガーデンとして多くの観光客を惹きつけています。

シンガポールでは、1822年に国として最初の実験植物園が設立されました。多くの植物学者が中心となり、経済的に重要な栽培穀物の価値を見極めることが目的でした。

1859年には現在のボタニックガーデンが設立され、都市環境整備のために緑豊かな都市基盤の整備を進め続けてきました。2012年にはガーデンズバイザベイをオープンし、ガーデンシティの名を世界中に広めています。

ボタニックガーデンは古くから地元民に愛される植物園で、ショッピングのメッカであるオーチャードの近くに位置します。広さは52ヘクタールで、東京ドーム11個半分の広大な敷地をもつ植物園です。旅行で疲れた心を癒してくれるような、自然あふれる見どころが多い観光スポットです。

ボタニックガーデンの特徴は、世界遺産にも認定された歴史的な価値にあります。

1859年の設立後、ゴムの木から樹液を効率よく採取する方法が研究開発され、シンガポールの経済発展の礎を築いたことが世界遺産の価値として認められています。市民の娯楽の場として長年愛されてきたことも価値として認められ、植物園としては世界で3番目の世界遺産認定を受けました。

ボタニックガーデンの見どころの一つは、「5ドル札に描かれた木」です。入り口から進んでいくとまず目に入るテンブスの大木で、一本の枝が地を這うように横に伸びる姿が特徴的です。

さらに進んだ場所にある真っ赤なサガの実は、相思相愛の実という言い伝えがあります。1〜2月、7〜8月に実がなるので、ぜひ探してみましょう。

ボタニックガーデンのおすすめスポットは、国花でもあるランの花が植えられたスポットです。1893年に発見された初の交配種のラン「バンダ・ミス・ジョアキム」や、一株の大きさが世界一である「タイガーオーキッド」など、世界的にも珍しいランを見られます。

ガーデンズバイザベイは、まるでSFの世界に迷い込んだような、想像を絶するビジュアルの未来系植物園テーマパークとして人気を集めています。熱帯雨林をイメージしたスーパーツリー群に、温度管理された2つのドーム型植物園、屋外のテーマ別ガーデンがあり、写真撮影スポットも多くあります。

昼と夜で違う楽しみ方ができるので、旅行中に時間を変えて何度も訪れたくなるスポットです。

ガーデンズバイザベイの特徴は、自然あふれる広大な庭園と、巨大な人工的建築物が見事に融和しているところです。スーパーツリーと呼ばれる巨大な人工樹は、夜には色鮮やかなライトアップした姿を見せてくれます。未来都市として発展を続けるシンガポールの象徴とも言える観光スポットです。

ガーデンズバイザベイの見どころは、人工的に作られたスーパーツリーです。園内には18本のスーパーツリーが建っており、うち12本が中央部のスーパーツリーグローブを形成しています。11本のスーパツリーにはエコシステムが設置されており、太陽電池によって発電した電気は夜のライトアップに活用されています。

ガーデンズバイザベイのおすすめスポットは、巨大な空中つり橋OCBCスカイウェイとスーパーツリー群、マリーナベイサンズが見渡せるスポットです。ちょうどガーデンズバイザベイの中心部に位置し、自然と人工物のコラボレーションが楽しめます。