台南に行ったら食べたいおすすめグルメ9選！人気＆穴場のお店をご紹介！

台湾の南西部に位置する都市「台南」といえば、日本では京都に例えられるほど歴史深い街で知られます。日本が1895年の日清戦争に勝利した後の約50年間、台湾は日本の統治下にあったことは多くの日本人の知るところです。そんな時代の台南といえば、当時の政治の中心地であり、当時使われていた建造物が現在も多く残されていることから、台南は「日本の京都」と呼ばれるようになりました。

台南の観光といえば、九份や台北といった台湾ならではのパワースポットに比べ、一歩及ばない印象もある街といえます。レトロな雰囲気の残る町並みは、台湾観光を知り尽くした方であれば一度立ち寄ってみる価値もあるといえる台南。近年ではコアな台湾通の方の間では話題を集めていますが、まだまだ多くの日本人にとっては未知の都市でもあります。しかし、グルメという分野においては、台湾のどの都市と比べても引けを取りません。

台湾グルメと聞くと、多くの方が台北グルメや台湾本土を思い浮かべると思います。近年では日本でも人気のタピオカや台湾かき氷をはじめとしたスイーツに、昔からの定番の台湾グルメである小籠包といった天津メニューも人気。しかし、台南は、そんな台北や台湾本土といった地元民に古くから愛される名物グルメを数多く備えています。地元では台南とは、いわば穴場のようなグルメのお店が数多く建ち並ぶことで知られているのです。

では、なぜ台南が地元民を中心に、それほどまでに多くの支持を集めるのでしょうか。じつは私たち日本人の良く知る台湾グルメの多くが、ここ台南発祥のものが多いとされているといわれているのです。台湾の南西部に位置しながらも、もっとも歴史のある街として栄えてきた台南。私たち日本人にとっての京都といわれるのは、観光スポットにおいてだけではなく、グルメにおいても同様のことがいえるのかもしれません。

ここからは、地元民を中心に人気を集める台南ならではの有名なお店をご紹介していきます。台湾観光のついでといわず、わざわざ足を運ぶ価値のある名物グルメを数多く備えた台南。ここでは、そんなグルメの宝庫である台南を代表するお店を9店舗に厳選しました。台南観光に行かれる方も、興味がありながらも足を運んでいなかったという方も、ぜひ参考にしてみてください。

まずご紹介をしたい台南グルメの人気のお店は、100年もの伝統を持つ老舗「度小月」です。こちらは台湾鉄道の台南駅からタクシーに乗り約5分、徒歩の場合は約15分でアクセスすることのできる、地元民に人気のお店になります。営業時間についてはランチタイムの開始時刻である11時から、ディナータイムの終了時刻である23時まで。定休日は基本的にありません。

日本人にとっては馴染みのないはずの店内風景も、どこか懐かしく感じてしまうほどにノスタルジーなお店です。抜群のロケーションのなか楽しめるのは、台南グルメのひとつである担仔麺。担仔麺ならではの、濃厚な肉そぼろの旨みとエビのスープが相まって、絶品といえる一杯に仕上がっています。台南には担仔麺を提供するお店が数多く存在しますが、地元民も足しげく通うこちらのお店から味わってみることがおすすめです。

続いてご紹介したい台南グルメの人気のお店は、小籠包が人気のお店「上海好味道小籠湯包」です。こちらは台湾鉄道の台南駅から歩いて行くことは難しいので、駅からはタクシーを利用してアクセスするのが一般的なお店といえます。営業時間については、ランチタイムの開始時刻である10時からディナータイムの終了時刻の23時30分まで。年末年始などの一部の日程を除けば無休です。

台湾グルメを代表する小籠包ですが、ここ台南にも絶品の小籠包をいただけるお店が多数存在します。その代表ともいえるのが上海好味道小籠湯包であり、薄めの皮にあつあつの肉汁をたっぷりと含んだクセになる味わいです。美味しさの秘密は、豚肉や鶏肉といった肉汁のベースとなる味付けに、貝柱や金華ハムを使用すること。日本人観光客からの人気も絶大の小籠包は、台南に足を運んだ人の必見グルメです。

続いてご紹介したい台南グルメの人気店は、地元民からの人気も高い担仔麺を提供するお店「赤崁擔仔麵」です。こちらのお店も先ほどご紹介した上海好味道小籠湯包と同様、台湾鉄道の台南駅から徒歩によるアクセスは難しい場所にあります。駅を下車後はタクシーを利用し、約5分の時間をかけてアクセスしましょう。営業時間はランチタイムの11時からディナータイムの終了時刻21時までとなり、年中無休で営業をしています。

台湾グルメを語るうえで欠かせない担仔麺の、進化系をいただけるのが、ご紹介中の赤崁擔仔麵です。エネルギッシュな女性オーナーが苦労を重ねたどり着いたというのが、こちらの店の担仔麺。にんにくの風味と香辛料が癖になる味わいを演出しながらも、どこか優しくマイルドな味わいを楽しめるのが、赤崁擔仔麵の担仔麺の特徴です。台南を代表する観光地、赤崁樓のそばにあるお店のため、観光客にとっては抜群のアクセスといえます。

台南のグルメの人気店といえば、続いてご紹介する「集品蝦仁飯」も外せません。こちらのお店は台湾鉄道の台南駅からタクシーを利用、所要時間10分前後で集品蝦仁飯へのアクセスが可能です。営業時間については9時30分に始まるランチタイムから、21時で終了を迎えるディナータイムまで。定休日については不定休となるため、可能な限り事前に確認してから足を運ぶことをおすすめします。

台南で有名なエビびめしといえばココ！という穴場のお店です。食感の異なる2種類のエビの噛み応えが心地よく、カツオだしと醤油の風味がクセになる味わいを演出するエビめし。観光客からだけでなく、地元民の間でも有名です。集品蝦仁飯は、台南グルメの激戦区である台南小吃にお店を構えているため、ランチタイムよりもディナータイムの混雑が予想されます。早めに現地に足を運び、絶品のエビ料理を味わってみましょう。

続いては、私たち日本人にはあまりなじみのない料理が味わえる有名なお店「阿憨鹹粥」のご紹介です。こちらのお店には、台湾鉄道の台南駅からタクシーを利用して、8分ほどの所要時間でアクセスが可能。営業開始時刻は、朝の6時10分からと早く、ランチタイムや休憩時間もはさまず、ディナータイムの終了時刻22時まで営業を続けています。年中無休で営業を続けているため、とても元気なお店といえるでしょう。

サバヒーという台南名物の粥料理の有名店です。一本の小骨も残すことなく処理するという、B級グルメながら手の込んだ味わいが楽しめるサバヒー粥が何といっても有名。あっさりとしながらも、深いコクと旨みが口いっぱいに広がるサバヒーは、なんとも台南グルメらしい一品に仕上がっています。脂が乗りつつさっぱりと食べることのできるサバヒー粥は、ランチタイムでもディナータイムの小腹満たしにも最適といえそうです。

台湾グルメといっては、忘れてはならないのはスイーツメニューではないでしょうか。続いてご紹介するのは、杏仁豆腐の名店「懷舊小棧」です。こちらは台湾鉄道の台南駅からタクシーを利用し、およそ10分の時間をかけアクセスする場所にあります。営業時間はランチタイムの開始時刻の10時30分から、ディナータイムの終了時刻22時まで。定休日は基本的にはありませんので、いつ足を運んでも安心のお店といえるでしょう。

地元民には有名な、観光客には穴場ともいえる台南スイーツの名店です。私たち日本人にとっても、どこか懐かしい雰囲気と、杏仁豆腐の味わいを楽しめるのが特徴のお店といえます。さまざまなトッピングも可能な杏仁豆腐の名物のなかでも、アーモンドを使用した杏仁豆腐加煉乳や、かき氷のトッピングをした綜合冰がおすすめ。近くには学校が多いことから、学生を中心に賑わいを見せるお店です。ぜひ早めに足を運びましょう。

続いても、台南グルメを語るうえで欠かせないスイーツメニューの名店についてご紹介します。「有間冰舖」はマンゴースイーツの美味しい穴場のお店で、マンゴーの名産地らしいメニューが味わえると評判です。場所は台南市バス大台南公車の綠幹線に乗り、橘幹線の玉井というバス停留所で下車後、徒歩でおよそ5分の場所にあります。営業時間は朝の9時から始まり、ディナータイムの終了時刻21時まで。年中無休で営業を続けるお店です。

有間冰舖がお店を構える玉井という地区では、マンゴーの名産地として広く知られています。新鮮なマンゴーの美味しさをより味わえるのが、20年以上も営業を続ける老舗の有間冰舖です。こちらのお店の名物は、マンゴーかき氷やマンゴーアイス。1年中いつでも美味しいマンゴーを味わえるのも、名産地ならではといえます。ランチタイム後のスイーツや、食べ歩きにもぜひ味わいたい、スイーツ好きな方にとって穴場といえるお店です。

続いても、台南スイーツの穴場ともいえるお店のご紹介です。私たち日本人にはあまりなじみのないスイーツを提供する「冰鄉」は、台湾鉄道の台南駅からタクシーに乗り5分ほどでアクセスが可能。営業時間はランチタイムの開始時刻12時から、ディナータイムの営業終了時刻21時までになります。お休みについては不定休のため、可能な限り事前に確認してからお店に向かうことをおすすめします。

こちらは観光客があまり立ち寄る機会がないであろう穴場のお店です。地元で人気のあるフルーツ屋さんであり、30年以上の歴史を持ちます。老舗のノウハウを活かした「八寶豆花」がご紹介したい絶品スイーツですが、私たち日本人にはなじみのない味わいが特徴的。花豆を含む9種類の豆類に、愛玉ゼリー、白玉がたっぷりと盛られておりコストパフォーマンスが抜群です。ぜひ数人でシェアし、美味しくいただきましょう。

今回の最後を飾るにふさわしい台南スイーツの名店「府城冰館」をご紹介します。こちらは台湾鉄道の台南駅からタクシーに乗り、およそ6分でアクセスが可能です。徒歩では35分ほどかかってしまうので、できればタクシーで移動しましょう。営業時間はランチタイムの開始時刻である11時から18時まで。ディナータイムは基本的に営業を行っていません。定休日は基本的にありませんので、安心して足を運びましょう。

台湾スイーツを代表する台湾かき氷の名店は、ここ台南にも眠っています。日本でも流行を見せている台湾かき氷が好きな方にとっては、まさに穴場ともいうべきお店です。定番の台湾かき氷も用意されていますが、日本ではなかなか味わえない、綜合水果というフルーツ盛り合わせのかき氷がとくにおすすめ。フレッシュでみずみずしい定番のフルーツから、グァバやミニトマトといった日本では珍しいトッピングまで盛りだくさんです。

ここでは、台南に訪れた際にぜひ食べたい有名なグルメのお店を、9店舗に渡ってくわしくご紹介してきました。ランチにもディナーにもおすすめのお店ばかりなので、ぜひ台湾にお立ち寄りの際には絶品グルメの宝庫である台南にも足を運んでみてください。もちろん美味しい名物だけではなく、台南ならではの有名観光スポットの数々を楽しむこともお忘れなく。