目次 [表示]
- ドバイの基礎知識
- ドバイってどんな国?宗教は?
- 多国籍な文化を持つドバイ
- 観光旅行に力を注いでいる新興都市
- ドバイのホテルやレストランの物価
- ドバイの交通機関
- ドバイ旅行で注意したい治安と宗教1:現状は?
- 基本的に治安は良い
- 観光客は狙われやすいので注意
- ドバイ旅行で注意したい治安と宗教2:どんな習慣があるの?
- 肌の露出や男女の接触はご法度
- 断食月間「ラマダン」
- ドバイ旅行で注意したい治安と宗教3:注意しておきたいルール
- 公共の場での飲酒は禁止
- 写真撮影には細心の注意を
- ドバイ旅行で注意したい治安と宗教4:魅力的なポイント
- 「世界一」がたくさんの未来都市
- ここでしかできない体験
- ドバイ旅行のおすすめ観光スポット1:砂漠ツアー
- 魅力と特徴・注意点
- ドバイ旅行のおすすめ観光スポット2:ブルジュ・ハリファ
- 魅力と特徴・注意点
- ドバイ旅行のおすすめ観光スポット3:ジュメイラ・モスク
- 魅力と特徴・注意点
- ドバイ旅行のおすすめ観光スポット4:バスタキヤ地区
- 魅力と特徴・注意点
- ドバイ旅行のおすすめ観光スポット5:ドバイ・ファウンテン
- 魅力と特徴・注意点
- ドバイ旅行で気をつけるポイント(まとめ)
ドバイの基礎知識
ドバイという国を知っていますか?名前は聞いたことがあるけれど、詳しい場所や文化、観光地については知らない、なんて人も多いかもしれません。この記事では、そんなドバイの魅力や、旅行で訪れる際の注意点を皆さんにお伝えします。
ドバイってどんな国?宗教は?
ドバイは、中東地域にあるアラブ首長国連邦(UAE)の首長国のうちの一つです。UAE面積の8割を占めている首都のアブダビに対して、ドバイの面積は0.5割程です。その経済的な発展は目覚しく、「経済のドバイ」と呼ばれることもあります。また、人口の8割近くがイスラム教徒のため、日本人にとっては馴染みのない習慣やルールがたくさん存在します。
多国籍な文化を持つドバイ
イスラム教のイメージが強いドバイですが、実は人口の8割以上が外国人です。アジア圏からドバイに移住をして暮らしている人も数多くいます。そのため、ドバイの社会には多様な文化を受け入れる寛大さがあり、観光客にとっても過ごしやすい国となっています。
観光旅行に力を注いでいる新興都市
ニュードバイと呼ばれる都市エリアにおける、華やかなビーチのすぐ後ろに高層ビルが立ち並ぶ独特な街並みは、新興都市ならでは。街は清潔に保たれていて、日本人が観光で訪れても快適に過ごせる環境です。また、ニュードバイ以外に旧市街地や砂漠といった雰囲気の全く異なるエリアもあり、そのそれぞれが観光地となっています。
ドバイのホテルやレストランの物価
高級なホテルやレストランが多く、物価が高いイメージのドバイ。実際に観光地である街の中心部で宿泊や飲食をすると、どうしてもお金がかかってしまう傾向があるため、物価が高いイメージを持たれがちです。しかし、生活必需品については安価なものが多く、スーパーなどでの食品の価格も、日本とそんなに大きな差はありません。総合的に見て物価が高いという訳ではありませんが、旅行の費用を抑えたい場合は、地元の人が行くようなレストランで食事をする等の工夫が必要です。
ドバイの交通機関
ドバイにおける主な移動手段としては、無人のメトロやタクシーなどがあります。物価が高いというイメージに反して、タクシーの相場は日本と比べると格段に安く、初乗りの値段は200〜300円程度です。夏はかなり気温が高く徒歩での移動は厳しいため、現地の人もタクシーを利用して移動するのが主流となっています。
ドバイ旅行で注意したい治安と宗教1:現状は?
中東という場所柄もあり、観光で訪れるのは危険なのではないか?と、ドバイの治安を気にする人も多いかもしれません。しかし、現時点でドバイにはテロや紛争といった問題はありません。とは言っても近隣国については危険な地域が非常に多いため、国外への移動に関しては、事前の知識と厳重な注意が必要となります。
基本的に治安は良い
イスラム教徒が多く「お酒やギャンブルが禁じられている」という宗教的な背景もあり、ドバイは治安が良く犯罪の少ない国です。危険な雰囲気はなく、安心して観光に訪れることができるでしょう。レディーファーストの精神が根付いていて、メトロには女性専用車両が存在しますし、女性限定の施設等も充実しています。
観光客は狙われやすいので注意
基本的には治安の良いドバイですが、残念ながら、観光客を狙ったスリや置き引きは存在します。また、現状ではドバイの治安は良く危険が少ないと言えますが、国の情勢がいつ変わってしまうかは分かりません。念のため、旅行の前には「外務省海外安全ホームページ」を参考にして計画を立てることをおすすめします。
ドバイ旅行で注意したい治安と宗教2:どんな習慣があるの?
ドバイはイスラム教徒が多い国なので、それ故に日本とは全く異なる宗教的な習慣が存在します。現地の常識についての知識がないと、知らないうちに刑罰の対象になってしまう場合もあり危険なので、注意が必要です。ドバイでタブーとなってしまう行動について、ある程度下調べをしてから旅行に行くのが懸命です。
肌の露出や男女の接触はご法度
ドバイのイスラム教徒の女性は、アバヤと呼ばれる黒い民族衣装を着用しています。観光客がアバヤを身につける必要はありませんが、過度に肌が露出する服は避けた方がいいでしょう。また、ドバイでは結婚前の男女が同じ部屋に宿泊することも禁止されていますし、公共の場で抱擁を交わすだけでも罰せられてしまう可能性があります。
断食月間「ラマダン」
イスラム教徒の多いドバイには、「ラマダン」という、日中の食事を断つ断食月間があります。とは言ってもイスラム教徒以外の人が断食を行う必要はなく、ホテルや観光地のショッピングモールなどで普通に食事をすることは可能です。しかし、期間中の公共の場での飲食については、観光客であっても禁止されています。
ドバイ旅行で注意したい治安と宗教3:注意しておきたいルール
日本では日常的に行っているような行為でも、イスラム教の宗教観が根付いているドバイにおいては、ルール違反とみなされてしまう場合があります。現地の習慣やマナーをしっかり守った上で、観光を楽しみましょう。
公共の場での飲酒は禁止
ドバイではレストランやバーなどで、他国の観光地と同じようにお酒を楽しむことができます。しかし、それが公共の場ともなると話は変わってきます。日本と同じ感覚で、購入したお酒を公園などで飲んでしまうと刑罰の対象となるので、注意が必要です。また先程、ドバイの物価が特別高いわけではないとご紹介しましたが、お酒に関しては日本よりかなり高めの価格設定になっています。
写真撮影には細心の注意を
旅行中は、写真撮影をする場面が何かと多いですよね。しかし、イスラム教徒の女性は、許可なく写真を撮られることを良しとしません。ドバイの観光地や街中で写真を撮影する際には、周囲の人の写り込みに十分注意してください。また、政府の施設や空港など写真撮影自体が禁止されている場所も多いため、撮影をしたい時は、その都度確認が必要になります。
ドバイ旅行で注意したい治安と宗教4:魅力的なポイント
新興都市であるニュードバイ、オールドドバイと呼ばれる旧市街地、イスラム教のメッカ、ビーチ、砂漠といったさまざまなジャンルの観光地が集まるドバイ。国自体の面積があまり広くないため、どこへ行くのにも1時間あれば移動できるほどの近さです。
「世界一」がたくさんの未来都市
ドバイには、世界一高いビルであるバージュ・カリファをはじめとした「世界一」の称号を持つ観光地が、いくつも存在します。オールドドバイとニュードバイの間には、ドバイフレームという巨大な額縁がそびえ立っていて、世界最大の額縁としてギネス記録にも認定されています。
ここでしかできない体験
決して広くはないエリアの中に、さまざまなジャンルの観光地が混在しているのが、ドバイの面白いところです。バージュ・カリファの展望台からは、近未来的な街と砂漠が融合した何とも不思議な景色を見られます。ドバイでは、砂漠ツアーに参加した直後に「街の高級レストランで食事をする」なんてこともあり得るのです。
ドバイ旅行のおすすめ観光スポット1:砂漠ツアー
ドバイの都市部は近未来的な雰囲気な街ですが、そこから少し移動すると、広大な砂漠地域が広がっています。せっかくドバイを訪れるのであれば、普段なかなか体験することのできない「砂漠でのアクティビティツアー」に参加してみてはいかがでしょうか。
魅力と特徴・注意点
ドバイの砂漠はとても広大です。しかし、多くのツアーが開催されているため、観光客でも危険な思いをすることなく気軽に砂漠へ行けます。中には「ラクダに乗ることができるツアー」や、「砂漠に宿泊することができるツアー」もあります。夏は暑さが厳しいため、10月から3月の間がおすすめです。
ドバイ旅行のおすすめ観光スポット2:ブルジュ・ハリファ
ドバイにあるブルジュ・ハリファは、世界一高い高層ビルとして知られていて、ギネス記録にも登録されています。高さは828メートルで、2010年に開業しました。「ブルジュ」とは、アラビア語で「塔」を意味する言葉です。
魅力と特徴・注意点
124・125階にある展望フロア「アット・ザ・トップ」からは、ドバイの街並みを360度見渡すことができます。また、2019年にオープンしたばかりの展望ラウンジ「ザ・ラウンジ」は、152階から154階に位置する世界一高いところにあるラウンジです。ここではお茶やお酒といったドリンクを飲みながら、眺めを楽しむことができます。
ドバイ旅行のおすすめ観光スポット3:ジュメイラ・モスク
ジュメイラ・モスクはドバイのジュメイラ地区と呼ばれる地域にあるモスクで、1978年に建設されました。モスクとは、イスラム教の礼拝堂のこと。このモスクはドバイの中で最も大きなモスクで、約1200人が礼拝することができる規模を誇ります。
魅力と特徴・注意点
ジュメイラ・モスクは、ドバイで唯一のイスラム教徒以外も入ることが許されているモスクです。ほぼ毎日、モスクの中を見学できるツアーを開催しています。参加すると、イスラム教の礼拝の仕方や、ラマダン等の習慣についての説明も受けられます。
ドバイ旅行のおすすめ観光スポット4:バスタキヤ地区
オールドドバイと呼ばれる地域にある歴史地区で、ドバイが経済的発展を遂げる以前の建物や街の様子が残っている旧市街地です。伝統的建築物の保護地区であり、ニュードバイとは対象的な雰囲気の、レトロな街並みが広がっています。近くにはドバイの市場であるスークや博物館もあるので、あわせて観光することができます。
魅力と特徴・注意点
ただ単に古い建物が、そのまま保存されているだけではなく、バスタキヤ地区には19世紀の建築物を改装したレストランやカフェ、ギャラリーなどもあります。アラブの古き良き雰囲気が残る街を楽しく歩きながら、ドバイの歴史や文化を感じられるスポットです。
ドバイ旅行のおすすめ観光スポット5:ドバイ・ファウンテン
ブルジュ・ハリファのすぐ横にある、人口の湖で行われる巨大な噴水を使用したウォーターショーです。噴水の長さは275メートルで、世界最長。カラフルな電球とプロジェクター、大量の水を使った演出は必見です。
魅力と特徴・注意点
1回が5分程度と短めにはなりますが、無料で見ることができる上に毎日何度も行われているため、ドバイを訪れる際に1度は鑑賞したいショーです。昼と夜で雰囲気が異なるので、どちらも1回ずつ鑑賞するのがおすすめ。
ドバイ旅行で気をつけるポイント(まとめ)
ドバイを観光で訪れる際に知っておきたい基本的な情報をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。「危険そう」「物価が高そう」というイメージを持たれがちなドバイですが、決してそんなことはなく、移民や観光客を受け入れる環境がしっかり整っている国です。旅行の際には、ぜひこれらの情報を参考にしてドバイの観光を楽しんでくださいね。