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アユタヤってどんな場所?人気スポットのまわり方や観光地の情報をご紹介!

アユタヤってどんな場所?人気スポットのまわり方や観光地の情報をご紹介!

アユタヤ王朝時代のタイの都として栄えたのが「アユタヤ」と呼ばれる都市で、数々の遺跡が残された人気観光スポットの1つです。バンコク市内から車で約1時間半の場所にあり、タイの歴史を感じることができます。今回はタイのアユタヤ観光についてくわしくご紹介しましょう。

目次 [表示]

タイの人気観光スポット・アユタヤ「特集」

タイには数多くの観光スポットがありますが、タイの王朝時代の歴史と遺跡が残された場所として世界遺産にも登録されているのが「アユタヤ」と呼ばれる都市です。アユタヤはバンコク市内から車で約1時間半の場所にあり、多くの旅行会社がツアーを組んでいる人気の観光エリア。今回はタイの歴史を感じるアユタヤ観光名所や見どころをくわしくご紹介します。

アユタヤの基本情報

アユタヤはバンコクを北上したエリアに位置し、1350年代にアユタヤ王朝として栄えた都市です。王朝時代に築いた建造物はビルマ軍との戦いで崩れてしまいましたが、現在は建物の一部を修復し1991年に世界遺産として登録されました。バンコク周辺のエリアとは異なり、歴史あるタイの遺跡とのどかな自然が残る観光名所。まずは古都アユタヤの位置や歴史についてご紹介しましょう。

位置

タイ国内の都市は76県に分かれており、タイの中部に属するのが「アユタヤ県」です。バンコク市内から北上した約60キロの場所に位置し、アユタヤ県の真ん中にはチャオプラヤー川が流れています。アユタヤ県は広大な土地と水に恵まれた土地柄、農業も盛んな地域として有名。バンコク市内からも距離が近く、船や鉄道などの交通手段を利用してアクセスすることが可能です。土壌が不安定な場所なので、雨季で降水量の高い時期は注意が必要。

歴史

1200年代にタイ王国ではじめて誕生した王朝なのが「スコータイ王朝」です。スコータイ王朝の後に変遷したのがアユタヤ王朝で、1350年頃から約400年続きました。タイはアジアの中心地としてヨーロッパや周辺諸国からのアクセスが良好なことを活かし、各国との貿易で国を活性化。1759年から勃発したコンバウン王朝との戦争で多くの建物が崩壊し、1767年にアユタヤ王朝はトンブリー王朝へと変換された歴史があります。

見どころ・観光名所

アユタヤ観光の有名観光名所といえば、「アユタヤ歴史公園」。公園内には、3本の仏塔を持つ「ワット・プラシーサンペット」や仏頭が木に覆われた「ワット・マハタート」など、多くの遺跡が残された観光名所になっています。遺跡内では象の背中に乗って遺跡を巡れるスポットもあり、タイらしい見どころも満載。アユタヤ周辺には水上マーケットやエレファントビレッジなどもあるので、1日中アユタヤで観光を楽しめます。

タイの人気観光スポット「アユタヤ」

アユタヤ観光では歴史的な遺跡群を観光する半日プランが人気です。アユタヤ周辺はレストランが比較的に少ないので、遺跡見学の後にバンコク市内でランチをするか、ランチを食べてからアユタヤ観光するまわり方がおすすめ。アユタヤの気候はバンコク市内よりも暑さを感じやすいので、しっかりと暑さ対策をしてアユタヤの名所巡りを楽しみましょう。

まわり方

アユタヤ歴史公園内に有名遺跡が密集しているため、遺跡から遺跡までの移動は車で10分圏内の距離です。観光客が少ない時間にアユタヤを観光したい方は、なるべく朝早くホテルを出発しましょう。旅行会社のツアーは7時半頃にホテルを出発し、アユタヤには10時頃到着します。ワット・プラシーサンペットとワット・マハタートは近い距離に位置するので、2つの名所を合わせてまわるのがおすすめのまわり方です。

ワット・プラシーサンペット

アユタヤ観光の遺跡巡りで人気の高いお寺の1つが「ワット・プラシーサンペット」です。ワット・プラシーサンペットは3つの仏塔を持つお寺で、3人の王の遺骨が納められています。敷地内はとても広く、3つある仏塔の真ん中にはトライローカナート王の遺骨が埋葬され、観光客に人気の写真スポット。足場があまりよくないので、運動靴などの歩きやすい靴で見学しましょう。

ワット・マハタート

ワット・プラシーサンペットから車で約3分の場所にあるので、数々のガイドブックにも掲載されている「ワット・マハタート」です。ワット・マハタートは、菩提種の木に覆われた仏頭がある有名な観光名所。タイは仏教を信仰する国なので、仏像などよりも人間が高い位置に立つことを嫌がります。ワット・マハタートで写真撮影する際は、仏頭よりも低い位置で写真撮影することを忘れずに。

ワット・チャイワッタナラーム

アユタヤ歴史公園の中でも大きな仏塔を持つお寺なのが、「ワット・チャイワッタナラーム」です。ワット・マハタートから車で約10分の場所にあり、カンボジアのアンコールワットのような形状をしているお寺。旅行会社のツアーでは、ワット・プラシーサンペットとワット・マハタートだけを巡ることが多く、時間帯によっては観光客も少なくゆったりと名所周辺を観光できます。

行き方

バンコク市内からアユタヤに向かうにはいくつかの交通手段があります。遺跡のまわり方や旅行の日程・予算などに合わせて上手に交通手段を選ぶのがポイント。旅行会社が組むツアーでは遺跡のまわり方が決まっているので、お寺や遺跡を自由に見学したい方は車をチャーターするのもおすすめのまわり方です。歴史感じるアユタヤでノスタルジックなお寺や名所巡りを楽しみましょう。

ツアーシャトル・バン

旅行会社が組むアユタヤ観光に申し込む場合は、バンか小さな専用シャトルバスで移動するのが一般的です。ツアーのまわり方は、バンコク市内の待ち合わせ場所に集合し、アユタヤ遺跡へ直行します。多くても10名前後なので、窮屈なこともなく快適な移動手段の1つ。料金はツアー会社によって異なりますが、バンコクからの送迎とガイド代込で1万円前後です。

バス

バンコク市内からアユタヤまで安く移動したいという方には、バスもおすすめ。アユタヤ方面に行く長距離バスはBTSチャトチャック駅近くのバスターミナルから発車します。バスの料金は片道50バーツ前後ととってもリーズナブルですが、アユタヤのバスターミナルから遺跡までは自力で移動手段を見つけなければなりません。現地でバイクタクシーやトゥクトゥクを利用することを計算して利用するのがいいでしょう。

ツアー会社の中には、行きは旅行会社の専用バンを利用し、帰りはゆっくりクルーズでバンコクへ戻るプランもあります。チャオプラヤー川を下る船からはアユタヤの遺跡が見え、また違ったアユタヤの見どころ満載。現地で観光した後に船で戻る場合、船内でランチビュッフェを楽しむことも可能。船の場合は車よりも少し時間かかるので、時間に余裕を持った旅行の方におすすめのまわり方です。

鉄道

鉄道好きの方やゆっくりアユタヤを旅したい方には、鉄道を利用したアユタヤに行くのもおすすめ。アユタヤ行きの電車があるのはフワランポーン駅で、電車の種類によって料金や移動時間が異なります。おすすめは特急列車の2等席で、価格は245バーツととってもリーズナブル。2等席はエアコン付きなので、暑さを感じることなく快適な電車の旅を楽しめます。所要時間は約1時間半で、バックパッカーなどに人気の移動手段です。

留意事項

タイは仏教を重んじる国のため、お寺や仏塔などがある場所を観光する場合は注意が必要です。特に王様や仏教を侮辱するような行為は禁止されており、場合によっては侮辱罪として逮捕される場合もあります。日本とは異なるタイの習慣や文化を理解し、日本人として恥ずかしくない行動を心がけましょう。

服装

お寺などを観光する際は、袖や裾のある衣服を着用するのが基本です。アユタヤのエリアでは、ノースリーブや短パンで観光する方もいますが、おすすめはしません。華美な服装は避け、ストールやショールを持参するなどして肌の露出が少ない服装にするよう心がけましょう。また遺跡周辺は地面が平らではない場所が多いため、運動靴などの歩きやすい靴で行くのがおすすめです。

チップ

タイではチップの習慣があり、遺跡エリア内やエレファントビレッジで象に乗った際に象乗りからチップを請求される場合があります。チップの基本は、20~100バーツ前後。チップは気持ちなので、相手の対応に応じて気分よく渡すようにしましょう。人によっては高額チップを請求されるケースも散見するので、アユタヤで象に乗る際は注意が必要です。

暑さ対策

アユタヤ観光では日陰の場所が少なく、日中は30度近くまで気温が上がることも少なくありません。アユタヤを観光する際は、水分補給するための飲み物を持参し、日傘や帽子などでしっかりと日焼け対策を行いましょう。遺跡周辺にも飲み物を販売している場所はありますが、料金はやや高くなるので事前に購入しておくのがおすすめ。

アユタヤの周辺観光情報

アユタヤ歴史公園周辺には、遺跡のほかにも楽しめるスポットや見どころが多数あります。旅行会社によっては遺跡巡りと組み合わせて周遊することも多く、タイでの見どころを思う存分楽しみたい方にはおすすめ。アユタヤの遺跡に行く途中か帰り道に立ち寄れば効率よく観光ができます。

水上マーケット

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#アユタヤ水上マーケット

โพสต์ที่แชร์โดย Masami Nagaoka (@masami_0329n) เมื่อ

アユタヤ歴史公園から車で約20分の場所にあるのが、「アユタヤ水上マーケット」です。タイの観光スポットとしても人気で、アユタヤの水上マーケットは2010年に完成した新しい観光スポット。水上マーケットではボートに乗って買い物ができるほか、川の周辺には数多くのお土産屋が並びます。お土産探しにちょっと立ち寄るのもおすすめのまわり方です。

エレファントビレッジ

タイでは神聖な動物としても有名なのが「象」です。アユタヤ歴史公園の近くにはエレファントビレッジがあり、数多くの象が飼育されているスポットがあります。エレファントビレッジでは象乗り体験ができ、旅行会社のツアーでも人気を集めているスポット。象乗り体験は10分程度なので、遺跡巡りの前後に立ち寄るのがおすすめのまわり方です。

タイの人気観光スポット・アユタヤ(まとめ)

バンコク市内から車で約1時間半の場所にある観光スポットといえば、「アユタヤ」です。アユタヤは世界遺産にも登録された「古都アユタヤ」としても有名で、アユタヤ王朝時代に築いたお寺などの遺跡がある見どころ満載のスポット。アユタヤのおすすめのまわり方は、エレファントビレッジで象乗り体験し、その後に遺跡巡りを堪能します。帰りは船でバンコクに戻るのがおすすめ。旅行の日程や予算に合わせてアユタヤの見どころを存分に楽しみましょう。

Sa-ya
ライター

Sa-ya

アメリカやアジアでの海外在住歴があり、海外旅行が大好きなライターです。海外旅行では新しい発見や出会いがあり、行く先々で新たな世界や価値観を感じることができます。一人でも多くの人に旅の魅力を伝え、世界を旅したくなる記事を執筆中です。

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