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マレーシア「ペナン島」に行く前に知っておきたい観光情報をご紹介!

マレーシア「ペナン島」に行く前に知っておきたい観光情報をご紹介!

アジア有数のビーチリゾート、マレーシアのペナン島についてリサーチしています。治安や物価などの基本情報から、おすすめ観光スポット・ペナン島での過ごし方までを調査。ペナン島の観光地を訪れる際に必須の情報ばかりなので、旅行の参考にしてください。

目次 [表示]

マレーシアのペナン島とは?

ペナン街中の公園オブジェ
Photo by Simon_sees

ペナン島はマラッカ海峡に浮かぶ島で、マレーシア第2の観光都市です。海に囲まれ、古くから貿易が盛んだったため、東洋と西洋の文化が伝えられています。独特の文化が交じり合った美しい街並みは、2008年には世界遺産に指定されました。観光客も多く、特に女性に人気の観光地です。観光名所が多いだけでなく、自然にも恵まれていて、都市部と自然の両方を楽しめます。

"東洋の真珠"と呼ばれるペナン島

ペナンのサンセット
Photo bydilshad3

ペナン島は「東洋の真珠」と呼ばれるほど、美しい自然が広がっています。ペナン島の北部には、観光スポットとして人気が高い「パトゥフェリンギ」や「テロック・バハン」などビーチリゾートが。さらに、野生動物が生息する山々や森林などが島に点在しています。この恵まれた自然が、東洋の真珠といわれる所以です。中でもビーチから見える朝日や夕日が「絶景」といわれています。

ペナン島の文化

ペナン島は1700年代後半、イギリス人が東アジア進出の拠点としてマレーシアで始めて入植した場所です。このことから、ペナン島は東西貿易の中継点として栄え、西洋をはじめ、中国やイスラム・ヒンドゥーの文化が融合することになりました。街には仏教・キリスト教会・ヒンドゥー教寺院・イスラム教モスクなどが立ち並んでいます。マレーシアの首都・クアラルンプールと大きく違うのが人種で、ペナン島は約7割を中国系が占めているため、イスラム教徒の割合が少ないのも特徴といえるでしょう。

日本人の移住先としても人気

観光地としてだけでなく、日本人移住者に人気なのがマレーシアで、その中でも治安の良いペナン島は一番人気の街です。マンションによっては、住民の半分が日本人というところもあるといわれています。日本と比べると物価も高くなく、のんびりとしたすごし方ができる風土に惹かれ、移住を希望する人が後を立ちません。

ペナン島の観光情報

ジョージタウン
Photo by preetamrai

人気観光地のペナン島は、アジアのビーチリゾートの中でも近年注目されています。では、ペナン島の治安や物価はどうなのでしょうか?また、移動手段は?気になる観光の基本情報を、ここでは知っていきましょう。

ペナン島の観光情報①治安

ジョージタウン
Photo by mikkot02

まずは、気になる治安から見ていきましょう。オーストラリアの経済平和研究所の調べによると、世界でもっとも治安のよい国として、マレーシアは16位にランクイン。ペナン島はマレーシアの中でも治安が良いことで知られていて、政府も海外からの観光客誘致のため治安を安定させることに力を注いでいます。日本の外務省の安全情報(2019年11月現在)でも、ペナン島に関しての危険情報は発表されていません。

ペナン島の犯罪

いくら治安が良いとはいえ、犯罪が皆無というわけではありません。観光地の中でも人気の観光スポットでは、ひったくりやスリの被害や、空港での置き引き被害も見られます。治安が良いからと気を抜くと、これら犯罪被害にあいかねないことは理解しておきましょう。

ペナン島の観光情報②物価

ペナンの屋台
Photo by plassen

続いては物価をみていきましょう。ペナン島の物価は日本と比べると半分程度です。また交通料金は安く、日本の1/3ほどと思ってください。具体的な物価としては、ペットボトル500ミリリットルの水は日本では平均100円前後ですが、ペナン島では約2リンギット(2019年11月現在で約52円)。バスの運賃は日本の都バスの初乗り運賃が210円なのに対し、平均1.5~4リンギット(38円~104円)です。タクシーは市内移動程度なら、大体10~15リンギット(260円~390円程度)で、全体的に物価が安いことがわかります。

物価が安いのは収入に関係

ペナン島の物価は安いのですが、これは現地の人の月収に関係しています。マレーシアの首都クアラルンプールの平均月収は13万円ほどですが、ペナン島は10万円前後。その分、物価も安いというのが現実です。

ペナン島の観光情報③交通手段

橋を渡る車
Photo by cleong

観光地を巡る際に重要となるのが、交通手段です。車社会のペナン島には、電車がありません。観光スポットを周る際の移動は、バスかタクシーを使うことになります。ただし、バスは日本の様に路線図がしっかりとしておらず、経由地がわかりづらいのでペナン島初心者にはおすすめできません。名所めぐりをするならタクシーは距離などにより、定額制をとっているのでわかりやすく、ボッタクリの心配も少ないのでこちらがおすすめです。運転手を呼べるアプリ「UBER」を使えば、行き先を入力することで平均価格が出ます。

自転車レンタルがおすすめ

ペナン島の中心部を巡るなら自転車がおすすめです。街中には、自転車のレンタルショップが多くありますし、LinkBikeというシェアリングバイクもあります。レンタルショップなら1日500円ほどで、LinkBikeなら、1日2リンギット(約52円)です。LinkBikeは30分以内に返却するのが基本ですが、1日に何度でも借りられます。

ペナン島の観光情報④名産品

ペナン島の名産品を代表するものが、プラナカン食器です。中国とマレーシアの文化が融合した鮮やかで可愛いデザインのものが多く、日本人に人気があります。マレーシアといえば、ナマコ石鹸。これはペナン島でも販売されています。ばら蒔き土産にぴったりなのが、2013年に世界一おいしいインスタント麺に選ばれた「ペナンホワイトカリーミー」。 ココナッツミルクとカレーの風味が癖になる味です。

ペナン島の観光情報⑤世界遺産

ブルーマンション
Photo by BernieCB

ペナン島の観光名所としてはずせないジョージタウン。イギリス統治時代のコロニアル調の建物の面影を残した観光地です。ここは東洋と西洋の交流地として栄えた歴史があり、2008年に世界遺産に登録されました。観光スポットが満載で、1日かけて見てまわることをおすすめします。

ペナン島の観光情報⑥ネット環境は?

スマホ
Photo by Janitors

スマホが普及している今、Wi-Fi環境は非常に重要です。残念ながらペナン島では、空港やホテルなどを除き、フリーWi-Fiは、ほとどと飛んでいません。そのため、スマホで地図を確認したり、移動中に観光地を調べたりできなくなってしまいます。ポケットWi-Fiをレンタルするのが、快適なWi-Fi環境を整えられるでしょう。

ペナン島の観光情報⑦服装に注意

イスラムの女性
Photo by agoolapulapu

クアラルンプールと比べ、中国系が多いペナン島ですが、3割ほどマレー系のイスラム教徒がいます。イスラム教では、女性は肌を露出することができません。モスクをはじめとした観光スポットに行く予定がある女性は、薄手のカーディガンや大判ストールなどを準備していきましょう。ホットパンツやミニスカートもNG。モスクなど歴史的な名所に行く際は、ロングスカートやパンツを履いていくのが無難です。

ペナン島のおすすめ観光名所

ペナンの橋
Photo by use_art

世界的に観光地として人気のペナン島。ビーチや世界遺産のジョージタウンが有名ですが、ほかにも多くの観光スポットが点在しています。美しい装飾の寺院などの名所もあり、飽きることがありません。

ペナン島おすすめ観光名所①ジョージタウン

ジョージタウン
Photo by CharlieOnTravel

ペナン島ではずせない観光地がジョージタウンです。ジョージタウンは、2008年に世界遺産に登録、マレーシア初の世界文化遺産になっています。ジョージタウンを代表するのが、コロニアム調の建物。そのほかプラナカン文化や、仏教・イスラム教など各宗教の寺院といった観光スポットも集まっているので、多文化を肌で感じることができます。おしゃれなカフェや雑貨店も多く1日中いても飽きません。

ペナン島おすすめ観光名所②ビーチ・バトゥフェリンギ

ペナンで人気のビーチと言えば、「バトゥフェリンギ」です。数あるビーチの中でも、もっとも有名なビーチで、海のアクティビティが豊富なスポット。夜になると、道沿いに露店が出店、屋台から高級リゾートにいたるまで観光して飽きることがありません。バトゥフェリンギには観光地のひとつとして蝶園もあり、屋内で美しい蝶々を鑑賞できます。

ペナン島のおすすめ観光名所③ペナン・ヒルの夜景

ペナン島の真ん中に位置する、標問692メートルのペナン・ヒルはペナン島で最も標高が高くケーブルカーで訪れることができる観光名所のひとつ。ペナン・ヒルからはペナン島が一望できます。イギリス統治時代には避暑地だったペナン・ヒルは、夜景の美しさも有名です。頂上のレストランで食事を楽しみながら夜景を楽しむという素敵な時間がすごせます。

おすすめ観光名所④クラン・ジェッティー

ジョージタウンの東側に位置するウェルド埠頭にあるクラン・ジェッティー。19世紀ごろ、中国から移住してきた同じ姓の一族が、ひとつの桟橋の上で生活しているエリアです。クラン・ジェッティーには6つの桟橋があり、「姓周橋」 と呼ばれる桟橋がもっとも人気。おみやげ物の販売や、カフェがあるなど観光客に人気です。桟橋を散策していくと、その先には海が広がります。ジョージタウンが世界遺産に登録されなければ、取り壊し予定だったクラン・ジェッティーの貴重な水上生活風景は忘れられないものとなるでしょう。

見学は静かにしよう

グラン・ジェッティーは観光地とはいえ、人々が生活を営んでいるところです。家の中を覗き込む、騒ぐなどはマナー違反。人が住む敷地内にいることを意識して、騒がず静かに見学してください。

雨季は蚊に注意

雨季にグラン・ジェッティーに訪れた際は、蚊に注意してください。蚊は水があるところに発生するので、グラン・ジェッティーには多くいるのです。東南アジアの蚊に刺されると、デング熱にかかってしまうことがあります。人気の観光スポットを訪れても、発熱してしまうと旅行が台無しになるので長袖を着るなど対策をしていきましょう。

ペナン島での過ごし方

ジョージタウン
Photo by preetamrai

さまざまなアクティビティや観光スポットに恵まれているペナン島。ビーチリゾートでゆっくり過ごすのも良いでしょうが、ほかにも多くのすごし方があります。街に出てペナン島の文化やアートに触れる、ショッピングをするなど、記事を参考に自分好みのすごし方を見つけてください。

おすすめのすごし方①ジョージタウンでウォールアートめぐり

ペナンのウォールアート
Photo bybelbab

世界遺産の街・ジョージタウンの見所のひとつが、ウォールアートです。ウォールアートは壁に絵が描かれたものや、1コマ漫画のような針金を使ったワイヤーアートがあります。ウォールアートには、本物の自転車などを合わせた絵のようなものも。インスタ映えすることもあり、人気のスポットとなっているので、色々な絵を探すというすごし方も楽しいのではないでしょうか?

おすすめのすごし方②プラナカン文化に触れる

プラナカンの町並み
Photo by jorge.cancela

プラナカン文化とは、マレーシア人と中華系民族の間に生まれた人々が生み出した独自の文化です。細かなビーズ刺繍細工の雑貨や、カラフルな食器が女性の間で大人気。ニョニャ料理と呼ばれる、プラナカン独自の中華料理とマレー料理を融合させた食事も人気です。ペナン島はマレーシアの中でもプラナカン文化が多く残っているので、建物から雑貨・食事にいたるまで満喫でするというすごし方ができます。

おすすめのすごし方②食べ歩き

ハイティー
Photo by Falchion

ペナン島にはおいしい食べ物もたくさんあります。ニョニャ料理の中でも、カジュアルに食べられると人気なのが、甘味・辛味・酸味が融合した麺料理「ラクサ」。ラクサはシンガポールが有名ですが、ペナンのラクサはまったく別物です。そのほか屋台で人気の串焼き「サテ」など挙げればキリがありません。また、中華系が多いので、点心など中華料理も安定のおいしさです。ジョージタウンにあるオリエンタルホテルでは、2500円程度でクオリティの高いハイ・ティーも楽しめます。

おすすめのすごし方③ビーチでのアクティビティ

多くのビーチがあるペナン島ではずせないのが、マリンアクティビティです。ジェットスキーやパラセイリングなど種類も多く、いくつか組み合わせて楽しむことも可能。バトゥフェリンギでは、パラセイリングが一番人気です。せっかくのリゾート地ですから、マリンアクティビティ三昧というすごし方はいかがでしょうか。

おすすめのすごし方④ゴルフ三昧!

ペナンゴルフ場
Photo by Sheba_Also 16.5 Million Views

意外と知られていませんが、ペナン島はゴルフ場の宝庫です。国内のゴルフ場より安くプレーでき、景観も良いとゴルフ愛好者の間で知られています。現地のツアー会社などで、ツアーも組まれているのでゴルフ好きは要チェック!美しい自然と、南国の雰囲気を味わいながらゴルフと楽しんでください。

ペナン島のゴルフ場で気を付けること

ペナン島のゴルフ場の治安に不安はありませんが、5月~9月にかけて雨季を迎えます。激しい雨が降るためゴルフには向いていません。また、高温多湿なため熱中症にかかりやすくなるので、水分補給がいつでもできる状態にしておきましょう。ペナン島のゴルフ場では、キャディがいないコースもあります。事前の確認が必要です。

ペナン島には動物もたくさんいる

野生のリス
Photo byFinflix-Design-Jon

海はもちろん、山や森林に恵まれているペナン島には、多くの野生動物が生息しています。自然に恵まれた場所に野生動物がいるのはもちろん、さまざまな場所で野生動物を目にすることができるので、動物好きにはうれしいポイントです。

ペナン島の動物①猫や犬

木の上の猫
Photo by feline_dacat

ペナン島に住む中華系民族は犬を、イスラム教徒は猫を飼っていることが多く、放し飼いされています。住宅が多い地域では、犬や猫が庭先などを散歩している姿も。寺院や市場近辺では主に猫の姿が多く見られます。

ペナン島の動物②オオトカゲ

オオトカゲの後姿
Photo by Chang'r

ペナン島のボタニカルガーデンには、オオトカゲが生息しています。オオトカゲは大きなものになると2メートルに達し、迫力満点!ペナン島にいるオオトカゲは比較的おとなしい種類なので、多少近くから見ても大丈夫です。オオトカゲはボタニカルガーデン以外でも、港をはじめ海沿いで見ることができます。

ペナン島の動物③サル

東南アジアの動物といえばサルははずせません。ペナン島にはメガネザルやカニクイザルが生息していて、ボタニカルガーデンや森林で見られます。サル以外にも野生のリスといった動物もいるので、動物好きの人はボタニカルガーデンに行ってみるといいでしょう。

マレーシアのペナン島は魅力満載!

プルメリアと建物の窓
Photo by preetamrai

名所も多く、さまざまなすごし方ができるペナン島。物価の安さはもちろんうれしいポイントですが、何より治安が良いのは、旅行先として安心できます。この記事を参考にペナン島の旅行計画を立てて見てはいかがでしょうか?基本情報を知っていることで、充実した旅行ができますね。

ことら
ライター

ことら

旅行大好き!国内は40県仕事含め訪れ、海外も北米・アジア・ヨーロッパなどを旅しています。特に香港は年に数度行くほど大好きな土地です。皆様の旅行が素敵なものになるようお手伝いします!

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