高雄「六合夜市」の見どころを解説！楽しめるグルメや買い物をご紹介！

高雄は、台湾の南部に位置する港湾都市。中心地には高さ378メートルの超高層ビル「高雄85」や、夕景や夜景がSNS映えすると評判の「愛河」など、日本からの観光客も多い台湾の人気の場所。台湾最大の面積を誇る都市、高雄では毎夜多くの「夜市」が開催します。なかでも高雄最大級の「六合夜市」は、外国人観光客や地元民にも人気がある観光スポットです。

高雄最大級の規模をほこる「六合夜市」の見どころは、「小吃（シャオチー）」と呼ばれる屋台の出店数の多さ。1950年代に空き地に数件の「小吃」が現れたのが始まりといわれ、現在では毎晩130以上の「小吃」と娯楽ゲーム店や衣類・雑貨を扱う店が、全長約380メートルの通りに毎晩現れます。

約130店以上の「小吃」が出店する「六合夜市」は、台湾中のB級ご当地グルメが味わえるグルメストリートです。台北や台南にわざわざ出向かなくても「六合夜市」で味わうことができてしまいます。ここでは「六合夜市」で味わえるおすすめの「小吃」グルメをご紹介しましょう。

港湾都市として栄えた高雄だけあり、海に囲まれた場所ならではの豊富な種類の新鮮な海産物が味わえます。海産物を利用して素材そのままの味を楽しむ串焼きや、お粥・ラーメン・煮魚料理に炒飯など、あらゆる調理方法の海産物を利用した料理がおすすめ。

六合夜市に数多くある海鮮粥屋の中でも地元民もおすすめの人気店「莊記海產粥」。「高雄MRT 美麗島站駅」から六合夜市をスタートして終点の「自立二路」の交差点付近にあり海鮮粥がおいしいと評判のお店です。新鮮なイカ・エビ・貝などのうまみ成分が塩味ベースのスープによく合います。六合夜市でお腹がすいたらあっさり食べられる海鮮粥がおすすめです。

観光客に人気ナンバーワンの六合夜市名物は「木瓜牛乳」です。日本人には馴染みが少ないパパイヤのジュースは、あま酸っぱくヨーグルトスムージーのようで人気の飲み物。ほかにも「綜合果汁（ミックスジュース）」や「西瓜牛乳（スイカミルク）」など、看板メニューの文字を見れば想像できる飲み物もあるので言葉がわからなくても安心です。

六合夜市の入口付近にあり行列が絶えない人気店「鄭老牌木瓜牛奶」。「木瓜牛乳」の目立つ看板の店は、日本の「ジュースパーラー」といったところ。料金は60元とコスパもよく六合夜市を訪れる人の多くは、木瓜牛乳を飲みながら夜市見学を楽しみます。「鄭老牌木瓜牛奶」の店先には、店を訪問した有名人の写真がたくさん飾られるほど、グルメマップやメディアでもおなじみの人気店です。

台湾全土で食べることができる「肉圓（バーワン）」は、日本の肉まんとは少し違い片栗粉を使用した半透明のぷりぷりした皮で肉餡をつつんで、油で揚げたり蒸したりしたものに甘辛のタレをかけて食べる台湾では親しみの深いB級グルメ。六合夜市でも「肉圓」を扱う店舗が数件あり、調理法や肉餡の具材・タレの味付けなど、趣向を凝らしたオリジナル肉圓を提供しています。

六合夜市の中間あたりにある「楊肉圓割包」は、屋台風の店先と店の奥にはテーブル席も並んでゆっくり食事を楽しめるおすすめ店。「楊肉圓割包」の肉圓は蒸すタイプで、片栗を使用したプルプルした食感が大きなシュウマイのようなイメージ。日本のみたらし団子のタレのような、甘辛のタレがかかっているので日本人の味覚によく合います。

台湾名物のB級グルメ「臭豆腐」は、六合夜市でも味わえます。周囲数メートル手前からでもわかるといわれる独特な臭いが、好き嫌いの好みを分ける原因。中国などでも食べられる臭豆腐ですが、台湾の臭豆腐は、発酵が進んで灰緑色になった豆腐を薄切りにして厚揚げのように揚げ、豆板醤などのタレをつけて食べるのが一般的です。

六合夜市にある「臭豆腐」の店「齊姐臭豆腐臭薯條」は、数軒先からも臭豆腐を揚げるときに発生する独特の臭いで店がわかります。夜市を歩きながら食べ歩けるように、薄く細く切って揚げた臭豆腐を串にさして食べやすくしたものが人気。好みのタレをつけながらポテトフライのように手軽に食べることができるので、六合夜市で臭豆腐に挑戦したい初心者にもおすすめです。

台湾旅行で日本の味が恋しくなったら、六合夜市にある日本人にもなじみ深い味わいの炒飯がおすすめ。旅行に行くとご当地グルメの肉や海鮮・スイーツもいいけれど、どこか懐かしい味が恋しくなります。六合夜市の炒飯は、日本人観光客や現地駐在日本人に人気の夜市グルメです。

六合夜市の中間あたりに「光頭鉄板炒飯」があります。店名に名付けられた光頭のオーナーが料理する炒飯は、パラパラして味わいもどこか懐かしくなる馴染みの炒飯。豚肉・ネギ・卵のみのシンプルな具材にしょうゆベースの調味料が絶妙で、六合夜市の中でも人気のお店です。

観光客の多い「六合夜市」では、お土産品を取り扱う店舗もあります。世界中で発売される台湾ガイドブックに必ずといってよいほど掲載される「六合夜市」は、海外観光客には台湾旅行の外せない定番スポットです。六合夜市でコスパの良い個性的な台湾グッズをお土産として購入しましょう。

政府公認の高雄を代表する「市長土鳳梨酥」は、高雄の銘菓。しっとりしたクッキー生地にパイナップル餡が中に入った女子や子供にも喜ばれるお菓子。六合夜市のスタート地点、「高雄MRT 美麗島站駅」付近にある「東昜烘焙屋」のかわいい焼き印いり「鳳梨酥」は、台湾旅行のお土産におすすめです。1箱にたくさん入っているので、会社の同僚や学校のクラスメイトなどのお土産にピッタリ。

六合夜市には、衣類や雑貨小物を販売するお土産店もあります。観光客向けのお土産品が多く、ローカル名称入りティシャツや女子に人気のバックやポーチなど、日本で購入するより安価で購入できるので宝物探しの要領で探してみましょう。子供服やペット用衣類は、日本ではなかなか入手できないようなかわいいデザインが多く、まとめて色違いで購入して値引き交渉するのも楽しそうです。

台湾土産でよく見かける天然石を利用した、アクセサリーやキーホルダーを販売する店を六合夜市でよく見かけます。子供や女子に人気の天然石アクセサリーショップは、自分の好みの効果が期待できるパワーストーンが大人気。女子向けのお土産探しに悩んでいる男性にもおすすめです。

六合夜市のお土産には、グルメやお土産品だけでなく自分への高雄の思い出として「ヘナタトゥー」がおすすめ。天然染料の「ヘナ」を使用して描かれるタトゥーは、1週間程度経過すると自然に消えるため手軽にタトゥー体験できます。六合夜市の屋台や道路沿いの店舗で、短時間で自分好みの絵柄や文字のヘナタトゥーを楽しみましょう。大きさやデザインにもよりますが、平均200元から300元で仕上がります。

人が多く集まる六合夜市では、台湾B級グルメやお土産ショッピングばかりでなくゲームが楽しめる屋台も多くあります。子供から大人まで楽しめる六合夜市で楽しめるゲーム。ペットボトルや瓶を使用した大人も熱くなる「瓶起こし」やクジを利用しておもちゃを当てる「ナンバーくじ」など、懐かしく楽しいゲームに観光できた子供にも人気です。

マップで見た高雄市は中心地から扇状に道路が整備され、市街地からも中心地に入りやすく整備されています。また、高雄市内には地下を張り巡らされた「高雄MRT（高雄捷運）」により、どこへでも簡単に場所の移動が可能。夜市の場所は、高雄の中心地に近い「高雄MRT 美麗島站駅」の11番出口を出て「六合二路」を進めば人が多く集まる「六合夜市」の開催場所に到着できます。

六合夜市の開催時間は、「小吃」が出始める日没から深夜3時ころまで。店によっては15時ころからオープンしたり深夜1時ころに店じまいしたりする「小吃」もあるので、お目当ての店がある場合は注意しましょう。六合夜市が開催される「六合二路」は、日暮れになると車を通行止めにして歩行者天国になり毎晩20時ころには人出がピークに達します。年間通して毎日開催される六合夜市ですが、週末や連休はとくに観光客で大混雑になるので注意しましょう。

台湾は日本から飛行機で最短1時間半程度で到着するお隣の外国。近年日本でも台湾グルメやスイーツが流行し台湾旅行も注目されています。台湾の南部に位置する港湾都市「高雄」では、毎晩日本のお祭りのような「夜市」が開催されて夜の観光スポットとして有名です。この記事を参考に、高雄最大級の「六合夜市」で台湾グルメを食べつくして台湾を満喫しましょう。