目次 [表示]
- オレゴンの渦とはどんなところ?
- オレゴンの渦はミステリースポット!
- オレゴンの渦はアメリカのオレゴン州にある
- オレゴンの渦はネイティブアメリカンの時代から存在した
- 不思議な現象とはどんな現象?
- 不思議な現象①:傾いた家
- 不思議な現象②:立つほうき
- 不思議な現象③:入れ替わる身長
- 不思議な現象④:坂をあがるボール
- 不思議な現象⑤:ぐるぐる回るコンパス
- 不思議な現象のトリックを種明かし!
- 謎の真相①:傾いた家は元々斜めに建てられている
- 謎の真相②:立つほうきの真相はほうき自体の仕掛け
- 謎の真相③:入れ替わる身長の真相はポンゾ錯視
- 謎の真相④:坂をあがるボールの真相は縦断勾配錯視
- 謎の真相⑤:ぐるぐる回るコンパスは強い磁気が原因
- オレゴンの渦は錯視を用いた観光スポット
オレゴンの渦とはどんなところ?
「オレゴンの渦」は、アメリカにあるミステリースポットです。日本ではあまり有名ではありませんが、アメリカでは、オレゴンの渦は人気のある観光スポットです。オレゴンの渦に行くことで、いろいろな不思議な現象を実際に体験ができます。
オレゴンの渦はミステリースポット!
オレゴンの渦は、通常では考えられない不思議な現象が起こるといわれるミステリースポットです。観光スポットとして公開されているので、不可思議な現象を実際に自分の身体で体験ができます。カメラでの撮影もできるので、不思議な現象を自身のカメラに収めながら楽しむことも可能です。
住所 | 〒97525 4303 Sardine Creek Left Fork Road Gold Hill, Oregon |
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公式サイトURL | http://oregonvortex.com/ |
営業時間 | 9:30~15:00 |
オレゴンの渦はアメリカのオレゴン州にある
オレゴンの渦の場所はアメリカのオレゴン州にあるゴールドヒルという田舎町の近くの森の中です。現地ではOregon Vortex(オレゴンヴォーテックス)と呼ばれています。
オレゴン州で一番大きな国際空港のポートランド国際空港から車で4時間半ほどの場所にあります。森の中のため公共交通機関は通っておらず、徒歩で行くのは難しいので、車で行くのがよいでしょう。
オレゴンの渦はネイティブアメリカンの時代から存在した
オレゴンの渦の歴史はネイティブアメリカンが生きていた時代からはじまります。ネイティブアメリカンの時代から、オレゴンの渦周辺の地域では異常な現象が起こることが指摘されていました。
当時から先住民たちはオレゴンの渦近辺の地域を、「決して立ち入ってはいけない場所」と呼んでいました。動物たちすらオレゴンの渦周辺に近づくことはなかったともいわれています。
20世紀にオレゴンの渦周辺は開発された
しかし20世紀に入るまではオレゴンの渦の異常な現象についての研究や分析は進められることは全くありませんでした。1920年初頭頃になってから鉱山技師によりオレゴンの渦周辺地域は開発され、1930年の一般公開を経て2021年に至ります。
不思議な現象とはどんな現象?
オレゴンの渦では、ネイティブアメリカンが生きていた時代からさまざまな不思議な現象がみられたといわれています。オレゴンの渦で見られるのは、物理的な常識とは逆行するあらゆる現象です。
1930年からは一般公開されていますが、観光スポットになってからもオレゴンの渦では不思議な現象が起こっています。
不思議な現象①:傾いた家
オレゴンの渦のシンボルともいえるのが「傾いた家」です。本来はまっすぐ建てられるはずの家が、まるで強力な力で引っ張られたように傾いた状態で建っています。通常では考えられない角度で立っているので、何か異常な力が働いているように見え、恐ろしい状態です。
不思議な現象②:立つほうき
傾いた家の中では、手で支えずともほうきがひとりでに立つという不思議な現象がみられます。
重力の関係でほうきは手を離したら自然と倒れてしまうのが普通です。ところが傾いた家の中ではほうきから手を離しても、毛先の柔らかい部分を下にしたままでひとりでに立ち続けます。まるでなにか不思議な力が働いているのかのようです。
不思議な現象③:入れ替わる身長
3つ目の現象は、傾いた家の前で身長が入れ替わるという不思議な現象です。まず2人の人がお互いに向かいあった状態で板の両端に立ちます。次にお互いに歩みあいながら左右の場所を交代します。
するともともと身長が小さかった人が大きく、逆に大きかった人が小さくなり、完全に身長の大小が入れ替わってしまいました。
不思議な現象④:坂をあがるボール
オレゴンの渦では、ボールが重力を無視して自ら上り坂をのぼっていく現象がみられます。通常は重力によってボールは坂を下っていくはずで、ボールが勝手に坂をあがることは考えられません。力に逆らってボールが動くというのは、まさに不思議な現象です。
不思議な現象⑤:ぐるぐる回るコンパス
オレゴンの渦でコンパスを使うと、針が止まることなくずっと回り続ける現象が発生します。コンパスは、普通は止まって方角を示してくれるものなので、コンパスが回転し続けるというのは明らかに異常な現象です。オレゴンの渦周辺には何か不思議な力が働いていてコンパスを狂わせているようにも思え、恐ろしいですよね。
不思議な現象のトリックを種明かし!
オレゴンの渦で起こる不思議な現象は常識では考えられない現象が多く、一見するとオレゴンの渦はやはり異常な場所なのではないかと思えてきます。
ところがオレゴンの渦でみられる不思議な現象は、すべてトリックとして解明できるものばかりです。オレゴンの渦での不思議な現象は、建物や物自体に仕掛けが施してあったり、錯視を用いることによって発生しています。
謎の真相①:傾いた家は元々斜めに建てられている
オレゴンの渦にある傾いた家は、超常現象で途中から傾いてしまったわけではなく、実は建てられた当初から傾いた状態でした。1890年にわざと斜めにした状態で建てられたそうで、金の含有量を調べる建物として使用されていました。
傾いた家は改修工事もしている
オレゴンの渦が一般公開されてから、傾いた家は改修工事がなされたこともあるようです。観光客を楽しませるべく、ずっと家を傾けた状態に保っているのでしょう。
謎の真相②:立つほうきの真相はほうき自体の仕掛け
ほうきが立つのは、何かしらの不思議な力に引っ張られているのではなく、ほうき自体に仕掛けがあるようです。具体的にはほうき自体に磁石を仕込んだり、見えない糸を使ってほうきを立たせるなどといった仕掛けです。
傍から見てもわからないような小細工をほうきに施すことはそう難しくはありません。よって自力で立つような細工をほうき自体にしているのではないかと考えられています。
謎の真相③:入れ替わる身長の真相はポンゾ錯視
身長が入れ替わる不思議な現象の謎の真相は、ポンゾ錯視という、目の錯覚を用いたトリックです。ポンゾ錯視とは、周囲の背景によって、物の大きさの見え方が異なって知覚される錯視現象のことをいいます。
たとえば同じ大きさの円や線でも、背景の線の長さが違うことで円や線の大きさが異なって見えるのは、ポンゾ錯視によるものです。
身長が入れ替わるのは周囲の背景を調整しているため
オレゴンの渦では、板の左右で床の高さを調整したりして背景を歪ませています。身長が入れ替わるように見えるのは、背景の歪みによるもので、あたかも身長が入れ変わったかのように見せているだけでした。
入れ替わる身長は日本でも体験できる
身長が入れ替わるという似たような現象は、日本国内でもトリックアート美術館などで体験できます。身長の入れ替わりを体験できる部屋は「エイズムの部屋」と呼ばれています。
謎の真相④:坂をあがるボールの真相は縦断勾配錯視
オレゴンの渦で見られる坂を上がるボールは、超常現象などではなく、実際は坂をあがっていはいません。ボールがあがっているように見えるのは、縦断勾配錯視という錯視を用いているためです。
縦断勾配錯視とは、坂道を正面から見ると、上り坂が下り坂に見えたり、逆に下り坂が上り坂に見えたりする錯視の一つです。
謎の真相⑤:ぐるぐる回るコンパスは強い磁気が原因
一見異常な現象に見える回り続けるコンパスですが、実はオレゴンの渦以外でもよく起こる現象です。近くに強い磁気を帯びた鉱山があるとコンパスが回ることがあります。
実際にオレゴンの渦は、もともと鉱山技師によって開発されている地域です。オレゴンの渦周囲にも磁気の強い鉱山がたくさんあるため、コンパスが回り続ける現象が発生しています。
オレゴンの渦は錯視を用いた観光スポット
オレゴンの渦はミステリースポットといわれていますが、オレゴン渦での現象はすべて錯視や物理的現象によって解明できました。とはいえオレゴンの渦は、不思議な現象をすべて目の前で楽しめる観光スポットです。コロナ渦が落ち着いたらぜひ訪ねて不思議な現象を楽しんでみてください。
出典:https://www.instagram.com/p/BZW09WulYLh/