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アユタヤ観光のためのアクセス情報!手段ごとの料金や所要時間を解説!

アユタヤ観光のためのアクセス情報!手段ごとの料金や所要時間を解説!

アユタヤ観光のための、自力アクセス方法を徹底リサーチ。バンコクからアユタヤまでの、所要時間と料金を中心に紹介します。快適な観光を楽しむために、短時間で行ける効率のよいアクセスや、ローカルな風情を楽しめるものなどを厳選しました。

目次 [表示]

アユタヤの位置と歴史

Photo bytokyo_com

アユタヤ王朝は1351年から417年間、ヨーロッパと東アジアを結ぶ国際貿易都市として栄えました。最後には激化したビルマとの戦争で破壊されて廃墟と化したのです。バンコクから北約80キロメートルに位置するアユタヤ遺跡は、繁栄と戦争両方の痕跡の残る場所として、タイ屈指の観光スポットになっています。遺跡の中心地域は、歴史公園として整備され、1991年に世界文化遺産に登録されました。





 

アユタヤ観光 アクセス情報1電車利用の場合

アユタヤを観光するために、バンコクから自力でアクセスする方法は、電車、バス、タクシーを利用するルートが一般的です。その中で最もポピュラーな、電車を利用する方法を紹介します。アユタヤ便は、特急や普通電車も含めて1日に32本、始発4時20分から終電までコンスタントに運行しているので、日帰り計画を立てるにも便利です。
 

出発!基点のファランポーン駅へ

Photo by nyanchew

出発地点は、国鉄のファランポーン駅です。ここは地下鉄(MRT)と直結している便利な場所で、地下鉄駅から案内板に沿って徒歩5分で到着します。駅に着いたら、チケット売り場で乗車券を購入しましょう。チケット購入の際は、事前にメモ(行先、出発時間、人数、後述する列車番号と座席種を書いたもの)の準備をおすすめします。売り場窓口ではメモを見せるだけでスムーズです。


 

電車のカテゴリーは4種類

出典:ライター撮影
 

電車のカテゴリー(車種)は、①ordinary(普通)②rapid(快速)③express(特急)④special express(特別特急)の4種類。座席の種類は、2等席(指定席エアコン有と無)と3等席(自由席エアコン無)と1等寝台の設定があります。チケットを購入したら、ホームの電光掲示板で列車番号を確認して乗車しましょう。列車番号は、それぞれの電車に付与されています。時刻表を参照ください。
 

①Ordinary(普通列車)料金/所要時間

Photo by TACKTY

アユタヤ駅までの所要時間は、2時間から2時間半です。料金は、2等席が35バーツ(約120円)3等席が15バーツ(約45円)で安いですが、時間がかかります。帰りは観光の疲れも重なるので、特急列車の利用がおすすめです。4種類の電車の中で最も運行本数が多く、車内ではローカル色豊かな風情を楽しめます。

②Rapid(快速列車)料金/所要時間

アユタヤ駅までの所要時間は、1時間40分から2時間です。料金は、2等席が65バーツ(約230円)3等席が45バーツ(約160円)となります。時間は普通電車よりも短いですが料金は2倍強。それでも、日本の電車料金を考えると安いといえます。運行本数は普通電車より少なくなるので、発車時間には注意が必要です。

③Express(特急列車)料金/所要時間

アユタヤ駅までの所要時間は1時間半で、普通電車に比べると1時間近く短くなります。料金は、2等席が245バーツ(約860円)3等席でも165バーツ(約580円)で、普通電車の5倍から6倍です。運行本数は少ないですが、アユタヤ観光には都合の良い時間が設定されています。行きは列車番号7番8時20分発が、帰りは列車番号8番(SpecialExpress)18時6分発がおすすめです。
 

④Special Express(特急列車)料金/所要時間

アユタヤ駅までの所要時間は1時間半です。料金は、2等席が345バーツ(約1210円)で3等席の設定はありません。この電車は軽食弁当付きです。運行本数は最も少ないですが、この電車もアユタヤ行きのおすすめ車種で、快適にアクセスすることができます。

アユタヤ駅から歴史公園までは?

アユタヤ駅から歴史公園までは少し距離があるので、タクシーやトゥクトゥクなどを利用するか、レンタサイクルを使って移動しましょう。レンタサイクル利用の場合は、シャトルボートで川を渡り、対岸のお店まで行ってレンタルします。ボートの乗船場所までは駅前から歩いて3分ほどです。



 

①便利なタクシー利用

アユタヤ駅から、タクシーで歴史公園まで移動する料金は、1台200バーツ(約700円)です。乗車時に交渉して、そのまま遺跡巡りをチャーターしても、相場は600バーツ(約2100円)で、エアコンの利いた快適な観光ができます。安いトゥクトゥクを利用するときは、乗る前に料金を確認しましょう。タイに精通している方と同乗すると安心です。

 

②レンタサイクルを利用しても良い

レンタサイクルを利用すると、歴史公園までのアクセスだけでなく、遺跡を自由に観光することができます。ただし、直射日光を受けるので暑さ対策は必須。川を橋渡しするシャトルボート代は5バーツ(約18円)で、レンタル料金は1日借りて50バーツ(約175円)です。マップもくれるので、遺跡を自由に安い費用で観光できます。
 

アユタヤ観光 アクセス情報2バス利用の場合

アユタヤまでのバスでのアクセスは、乗り合いミニバスを利用します。ミニバスといっても車体はワゴン車です。ロットゥーと呼ばれていて頻繁に運行しています。バンコクからアユタヤまでのルートでは、電車やタクシーと比べて、最も安いアクセス方法です。以前は中距離バスが運行していましたが、現在は運休しています。

ミニバスロットゥーに乗ってみよう

ロットゥーは、乗り合いなので乗客が揃わないと出発しません。バス停は、モーチャット北バスターミナルです。BTS(高架鉄道)モーチャット駅からはかなり離れていて、移動は路線バスやタクシーを使います。ロットゥーの車体は、粗末なものから状態の良いものまでいろいろです。良い車体を選びましょう。
 

ロットゥーでの料金と所要時間

アユタヤまでの所要時間は約1時間半、特急電車でのアクセスと同じくらいです。料金は、80バーツ(約280円)で、車に乗るときに支払います。ロットゥーの発車場所は、北バスターミナルのプラットフォーム3です。安い料金ですが、車内は狭くて窮屈なので我慢が必要ですね。エアコン付きの車両も多いのでチェックしましょう。

アユタヤ観光 アクセス情報3タクシー利用の場合

バンコクからアユタヤまで、タクシーでアクセスするときの時間と料金について紹介します。タイは交通渋滞が激しいので、時間には余裕をもった利用を心がけてください。通常は、アユタヤに到着後、広い遺跡をそのままタクシーで観光します。最初から1日チャーターで利用することもできます。

 

タクシーでの料金/所要時間

アユタヤまでの所要時間は1時間から1時間半。料金は、1台1000バーツ(約3500円)から2000バーツ(約7000円)で、交通事情によって違いが出ます。アユタヤに到着後、そのままタクシーで遺跡観光すると+1000バーツなので、相場3500バーツ(約12250円)の1日チャーターのほうがお得。帰りに電車やバスを利用しないなら、1日チャーターがおすすめです。運転手との交渉など、ホテルで手配してもらうのがよいでしょう。


 

タイのタクシー事情

タイのタクシーは、個人経営タクシーと会社経営タクシーの2種類あります。個人タクシーは、高い料金を請求されたり、遠回りされるなどの被害に会いやすいので、注意しましょう。見分け方は車体の色で、ツートンカラーは個人タクシー、会社経営タクシーは一色塗りで、ピンク、ブルー、グリーン、オレンジなどがあります。

 

アユタヤ観光 アクセス情報4オプショナルツアー

観光ツアーでのアユタヤへのアクセスは、タイに初めて訪問したときや、子供連れで観光する場合などにおすすめです。現地に精通した日本語ガイドが付いているので、ツアー中は、ほとんど日本語で対応できます。アユタヤだけでなく、水上マーケットなどの名所観光とセットされているので、1日しっかり遊べるのもメリットです。

一般的な料金と所要時間

料金は、ツアーの種類や業者にもよりますが、送迎、昼食、日本語ガイド付きで、1人1500バーツ(約5250円)から2500バーツ(約7500円)くらいです。日本で事前に予約する場合は、だいたい8000円くらいで、現地で手配したほうが安い料金設定となります。

 

代表的なツアーコース

代表的なルートを紹介します。ホテルまで迎えに来てもらえるので、集合場所はホテルです。早朝ホテルを出発し、メークロン市場や、水上マーケットなどの有名な場所をまわって、昼食をとります。午後はアユタヤの遺跡巡り。日本語で説明してくれるので、歴史や遺跡の内容がよく理解できて効率的です。夜20時ごろにバンコクに帰り、サイアム駅隣接の、人気ショッピングモール付近が解散場所になります。


 

アユタヤまでのアクセス情報まとめ

バンコクからアユタヤまで、自力アクセスする方法として、鉄道、バス、タクシーの利用法を紹介してきました。いずれも、メリットやデメリットがあります。どの交通機関を使うかは、旅の目的や、同行する参加者の事情、予算の都合などを勘案して決めてみてください。
 

効率良く観光するなら

効率良くアユタヤまで往復するなら、おすすめは鉄道でしょう。時間がある程度計算できます。費用も、日本での電車利用を考えれば、かなり安いです。車窓からの風景に旅の風情を感じることや、現地の人との触れ合いも期待できます。小さな子供や、高齢者と一緒に行くならタクシー利用ですね。1日チャーターすれば、アユタヤまでの往復と遺跡観光がセットで、効率よくアクセスできます。
 

価格重視でタイに馴染みたいなら

低価格でタイの文化や風土に馴染みたいのなら、ロットゥーの利用がおすすめです。タイの事情を肌で感じられますし何より価格が安い。狭い車内ですが、エアコン付きの車は快適です。他の国のバックパッカー、観光客とも直接触れ合うことができます。



 

注意すること

タイ観光で注意するべき点を数点紹介します。海外ではどこでも同じですが、貴重品やパスポートの、置き引きやスリには気をつけてください。タイ特有の文化や、環境気候などにも注意しましょう。トラブルや体調不良に気をつけて安全で快適な楽しいタイ旅行を楽しんでください。

気候とエアコン

タイは1年中夏服で過ごせる暑さなので、体調管理には十分注意しましょう。タイでは「エアコンはおもてなし」の認識です。電車内など、エアコンが設置されている場所では寒いくらい。軽い上着を持ち歩くことを、おすすめします。アユタヤ遺跡観光ではたくさん汗をかくので、エアコンで汗が冷えて体調を崩さないよう、室内外の温度差に注意してください。


 

時間の感覚

タイの時間感覚には注意が必要です。電車やバスが、30分くらい遅れるのは当たり前。日本の交通機関と同じ感覚でいると戸惑います。ストレスなく効率良く観光するためにも、時間にゆとりをもった計画立案がおすすめです。

 

ドレスコードについて

アユタヤ遺跡では厳しい服装のチェックはありません。短パンやノースリーブ、ビーチサンダルでも問題ないのですが、タイは仏教国です、派手な肌の露出は控えましょう。バンパイン宮殿では服装チェックがあるので、観光の際は注意してください。過度の露出や、体のラインを強調した服装はチェックされます。ビーチサンダルも禁止です。

 

村中哲也
ライター

村中哲也

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