ペトログリフって何?ハワイの歴史を感じる古代文字をご紹介!

ペトログリフって何?ハワイの歴史を感じる古代文字をご紹介!

ペトログリフは古代象形文字で、人や自然、当時の暮らしの様子などを書き記したもの。ハワイ諸島にも、古代ハワイアンが残したペトログリフがあり、見学も可能です。今回はそんな、古代ハワイアンの歴史を感じられるペトログリフについてご紹介していきましょう。

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ペトログリフって何?

「ペトログリフ」をご存知ですか?ペトログリフは古代象形文字で、人や自然、当時の暮らしの様子などを書き記したものです。ハワイ諸島の各所にも、古代ハワイアンの残したペトログリフがあり、研究が進められています。もちろん、観光客も見学が可能。ぜひ見学に訪れてみてください。今回はそんな、古代ハワイアンが残した古代象形文字「ペトログリフ」について、その特徴や見学できるスポットをご紹介していきましょう。

ペトログリフ:ハワイのペトログリフの特徴は?

ハワイの言葉で「キイポハク」と呼ばれているハワイのペトログリフ。ペトログリフは世界中で発見されていて、実は、古代ハワイアン特有のものではありません。しかし、古代ハワイアンが残したペトログリフは、特有の特徴がいくつかあるんです。自然や人とのつながりを大切にしてきた古代ハワイアンの人々の思いを感じられる、ハワイのペトログリフの特徴をご紹介いたしましょう。

特徴1:主に溶岩に描かれている

ハワイのペトログリフの特徴として、まず「主に溶岩に描かれたものが多い」ということがあげられるでしょう。ハワイは活火山があり、現在も噴火を繰り返しています。流れ出た溶岩が冷えて固まり、できた溶岩石は柔らかいため、ペトログリフを刻み付けるのに最適だったことでしょう。しかし、繰り返される噴火で、溶岩がこのペトログリフを飲み込んで消してしまうため、ハワイのペトログリフは徐々に姿を消しつつあります。

特徴2:モチーフはハワイの自然と人との繋がり

ペトログリフは何かをモチーフにした象形文字なのですが、ハワイのペトログリフのモチーフは亀やサメ、火山などの自然ものが多いのが特徴です。カヌーに乗って漁を行っているなどの情景を描いたものも。古代のハワイアンも、ハワイの自然を大切にし、何か特別な思いを抱いていたことを伺わせます。他にも家系図や子供の誕生を祝ったもの、へその緒のようなものなど、家族のつながりを表したものも。家族のつながりを大切に思うハワイアンの精神は、古代文明の人々から現代のハワイアンにまで、しっかりと受け継がれてきたのでしょう。

特徴3:ペトログリフは神事に使われていた

古代ハワイアンの残したペトログリフは、自然をモチーフにしたものが多いと前述しました。その中にはハワイアンたちが信仰している自然神・太陽や雲などの姿もよく見られます。そのため、古代ハワイアンたちは、このペトログリフを神事に使っていたのではないか、と考えられているんです。現在では研究によって、ハワイにある島々の広範囲にペトログリフは書き記されていたことが分かりました。この古代象形文字は、ただの絵文字ではなく、神々と繋がりを持つためのパワースポットに描かれたものだったのです。

特徴4:砂に描かれたペトログリフ

古代のハワイアンたちは、神事にまつわる場所にペトログリフを描いていたのですが、その場所は溶岩だけではありませんでした。かつてのハワイアンたちは、砂の上に寺院や建物を建てるときにも、その古代文字を残していたのです。しかし、砂の上に書いたペトログリフは、雨や風によってそのほとんどが、当然のように消えてしまいました。溶岩に描かれたものもそうですが、ハワイのペトログリフは、柔らかく傷をつけやすいものに描かれていたために、消えやすいという特徴を持っています。

特徴5:触れてはならない貴重なもの

ハワイのペトログリフは消えやすく、そのために貴重なものです。見学をする際には、そのものには触れずに、古代ハワイアンの人々が残してくれた文明の足跡を大切に敬いましょう。そんなペトログリフを見学する際には、夜明けや日暮れの時刻がおすすめ。なぜなら、この時刻に太陽光がペトログリフを、ちょうど照らすからです。ハワイの人々は、これを「太陽のエンジェル」と呼んでいるそう。なんだか素敵な呼び名ですね。

ペトログリフ:ハワイのペトログリフが見られるスポットは?

火山活動やリゾート開発などによって、徐々にその姿を消しつつあるペトログリフ。まだまだ、その姿を見られる場所は残されています。近年では、このペトログリフを大切に守って行こうとする活動も行われるようになり、ハワイのペトログリフの価値が見直されているようです。この項目では、そのように大切に残されているペトログリフのスポットを、いくつかご紹介していきましょう。目的・モチーフ・年代がそれぞれ違う、これらのペトログリフを比べてみると、とても面白いですよ。

スポット1:プアコ・ペトログリフ遺跡保護区

イミテーションのペトログリフが並べられた歩道を歩いていくと、キアヴェという木の森が現れ、その中を抜けていきます。その森を抜けると、一面のペトログリフのフィールドが現れるんです。柵で仕切られた向こうには、さまざまなポーズの人の形のペトログリフが見られます。このペトログリフは、ハワイで見られるものの中でも、比較的古い時代のものです。この施設は、ペトログリフの保護に非常に積極的で、柵の向こうに人は立ち入ることができません。

スポット2:ワイコロア・ペトログリフ遺跡保護区

ハワイを訪れた多くの観光客が宿泊する有名なヒルトンワイコロアホテルなどがあるワイコロア・ビーチ・リゾート。このスポットのペトログリフは、なんとゴルフコースの中にあるんです。ワイコロアは、1400〜1800年頃まで、物資を運搬する旅人が訪れる休憩地点だった歴史がありました。ですから、このスポットのペトログリフに記されているのは、旅の記録を意味したもの。特徴は、点や丸で構成されたユニークな形。比較的見学しやすい施設なので、おすすめです。

スポット3:プウロア・ペトログリフ遺跡保護区

荒々しい溶岩石が広々と広がる「プウロア・ペトログリフ遺跡保護区」は、ハワイ火山国立公園内にあるペトログリフ・スポット。ここは足元は舗装されていますが、見学をするのにかなり歩きますので、服装や足元などには注意してくださいね。このスポットは、かつて古代ハワイアン文明の集落があったとされる場所で、へその緒を意味する象形文字などが見られます。そんなプウロアのペトログリフで、当時の人々の暮らしに思いを馳せることができるでしょう。

スポット4:カロコホノコハウ国立歴史公園

カロコホノコハウ国立歴史公園は、「カロコ」と「ホノコハウ」という2つの地区を跨いだ広大な敷地を持つ国立公園。ペトログリフを見るとともに、ハワイの青い海と漁港も楽しむことができる素晴らしい公園です。南側にあるホノコハウから、歩道を少し歩くとペトログリフのスポット。このスポットのペトログリフは、比較的新しいもので、船を艤装したような描写のものもあります。

ペトログリフ:謎が多いハワイアン文明

ハワイのペトログリフは、実はまだあまり解明されておらず、謎が多いです。古代のハワイアンは一体、どのような意味を持ってペトログリフを記したのでしょう?発見されているものの中にも、未だ意味や書かれた年代についての情報が分かっていないものもあり、研究が進められています。そんなハワイのペトログリフの研究は、時代考証が難しく、これまであまり発展できていませんでした。しかし、最近では、ペトログリフを記した際に出る石粉によって、年代の測定をすることができるようになったのです。今後は、さらに古代のハワイアン文明の謎が明らかにされていくことでしょう。

ハワイのペトログリフは謎に包まれた古代象形文字

ハワイのペトログリフは、未だに謎多き古代ハワイアン文明の歴史の足跡です。自然や人とのつながりをモチーフにしたハワイのペトログリフは、古代のハワイアンにとって、それらが大切なものだったことを物語っていますね。そんな古代人のハワイアン・スピリチュアルは現代にも受け継がれているんです。これらの研究が進められるとともに、このペトログリフを保護する活動も広まっています。火山の噴火やリゾート開発などの影響で、徐々に姿を消してしまうハワイのペトログリフ。それを現地のハワイアンと一緒になって、守っていかなければなりませんね。

小池ちかり
ライター

小池ちかり

ふたりの子供をもつ専業主婦。 いつかアメリカ国立博物館で恐竜を見たい!

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