ハワイに出雲大社があるのはなぜ?
出雲大社といえば、日本の島根県にある有名な縁結びの神社ですが、なんとハワイにもあります。ハワイ出雲大社は、オアフ島の州都ホノルルにあります。
日本から約6000キロメートルも離れた遠い異国のリゾート地ハワイに、なぜ日本の出雲大社があるのでしょうか。それには、日本とハワイの約150年の歴史が大きく関係してきます。
島根県の出雲大社の分院
ハワイ出雲大社は、島根県出雲市大社町にある出雲大社の分院です。出雲大社では、縁結びの神様として知られる大国主神(おおくにぬしのかみ)がまつられています。
出雲大社の分院は、大国主神の分霊がまつられ、出雲大社教の布教機関として北は北海道、南は沖縄県まで全国にあります。海外の分院として1906年(明治39年)に創建されたのがハワイ出雲大社です。
日系移民の心のよりどころ
ハワイ出雲大社は、日系人を含めた現地の人々の心のよりどころで、大みそかや元日なども多くの人で混雑しています。
1868年(明治元年)以降、ハワイには労働のためにたくさんの日本人が移住してきました。その後、ハワイでは日本の言語や習慣などが定着し、さらに1900年ごろからは日本のさまざまな仏教や神道の布教が始まりました。
ハワイにはいろいろな神社がある
ハワイには出雲大社以外にもいろいろな神社仏閣があります。例えば、愛知県西条市にある石鎚神社の分社であるハワイ石鎚神社がホノルルにあります。またハワイ金刀比羅神社とハワイ太宰府天満宮もホノルルにあり、この2社は同じ敷地内にあります。
出典:もある