北海道で見られる花④:レブンソウ
レブンソウは北海道礼文島の固有種であり、礼文島で発見されレブンソウという名がつきました。礼文島でしか見られないめずらしい花で、風が強く木が育たない草原に自生する植物です。
高山に生育するマメ科の植物の一種であり茎が短く房状の桃紫色の花を咲かせます。初夏に見られ、葉の裏や茎に白い産毛が生えているのが特徴です。
礼文島
別名「花の浮島」と呼ばれる礼文島は、4月から9月にかけておよそ300種類の花の鑑賞ができ、歩いて楽しむ島とも言われます。礼文島でしか見られない固有種の「レブンソウ」を見るのなら、7月頃が見頃でしょう。他にもエゾスカシュリ・レブンアツモリソウ・レブンウスユキソウなど、めずらしい花も見られます。
トレッキングで高山植物の花畑を鑑賞
高緯度に位置する礼文島は海岸近くに高山植物が見られます。礼文島で花を楽しむなら、トレッキングがおすすめです。
トレイルコースが7種類ほどあり、おすすめは桃岩展望台コースです。所要時間約3時間でフラワーロードと呼ばれる名所から利尻山などの絶景と花々の両方が楽しめます。アップダウンが激しいので装備はしっかりご準備ください。
住所 | 〒097-1200 北海道礼文町 |
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電話番号 | 0163-86-2655 |
営業時間 | 稚内フェリー6時台~香深港フェリー17時台 |
アクセス | 稚内フェリーターミナルから香深港フェリーターミナルまで1時間55分 |
駐車場 | あり |
北海道で見られる花⑤:ライラック
ライラックは明治中期に日本に渡ってきた花で、英語名がライラック、フランスではリラという名前で親しまれています。花は密生し大きな円すい状です。ライラックの甘い香りは香水の原料として使われています。
花の時期が長く冷涼な地域に適した庭園木であるため、北海道では街路樹としても利用されています。今では庭先で見られるほど北海道では親しまれている花です。
大通公園
大通公園は札幌の中心にあり、全長1.5キロメートル、約7万8千平方メートルの公園です。2月に開催される雪まつりのメイン会場としても有名です。園内には、きれいな花壇や芝生、約90種類4700本の樹木があり、春夏秋冬、植物やイベントなどで観光客や市民に親しまれています。
初夏の訪れを告げるライラックまつり
5月中旬から6月上旬に開催されるライラックまつりは非常に有名で、札幌の初夏の訪れを感じられるおまつりとして人気のイベントです。大通会場にはおよそ400本もの紫や白色のライラックがあり見応えがあります。ほかにも川下会場、ワインガーデンなど各会場で趣向を凝らしたイベントが行われます。
住所 | 〒060-0042 札幌市中央区大通西1~12丁目 |
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公式サイトURL | https://odori-park.jp/ |
電話番号 | 011-251-0438(大通公園管理事務所 ) |
アクセス | 地下鉄南北線、東西線・東豊線の大通駅を下車。地下鉄東西線、大通駅・西11丁目駅を下車。 |
駐車場 | あり 札幌大通地下駐車場 |
営業時間 | ※2020年「ライラックまつり」は中止となりました |
北海道で見られる花⑥:ひまわり
ひまわりは「日輪草(にちりんそう)」「日車(ひぐるま)」の和名もあり、太陽がルーツの名前です。
太陽の動きとともに花がまわると言われていますが、成長期の時期のみで、花が咲いて以降は東か西を向き、あまり動きません。鑑賞用のひまわりが有名ですが、北海道では作物として緑肥用栽培が盛んです。広々としたきれいなひまわり畑は、北海道らしい景色のひとつでしょう。
北竜町ひまわりの里
ひまわりの里は東京ドームおよそ5個分の畑に、200万本のひまわりが咲き誇る大人気の花畑スポットです。日本の絶景として紹介されているひまわりの里は、日本最大級のひまわり畑で、圧巻の一言につきます。例年20万人を超える観光客が訪れ7月中旬から8月下旬には、ひまわりまつりが開催されています。
ひまわりまつり期間中はイベントがめじろ押し
ひまわりまつりは、ひまわりの咲く時期に合わせ1カ月間開催され、楽しいイベントがめじろ押しです。ひまわりで作られた巨大迷路や観光センターで飲食と買い物も楽しめ、夜には花火大会の催しもあります。広い会場を約12分で巡る遊覧車やレンタサイクルも人気です。
見頃のひまわりはSNS映えも抜群です。見逃せませんね。
出典:photoAC