澳門通を使ってマカオを便利に観光！割引も受けられる便利なカードをご紹介！

日本で電車や路線バスに乗るときにSuicaなどの交通ICカードを使うと大変便利ですよね。澳門通(マカオパス)は、マカオの公共交通機関である路線バスに乗るときに使うマカオ版のプリペイド式交通ICカード。海外旅行で公共交通機関で移動したいのに、券売機の操作が分からず戸惑うことも。そんなとき交通ICカードを一枚持っていれば、安心して乗車できます。澳門通は1人1枚必要で、大人と子どもともに同額料金です。

海外で小銭が必要なとき、どの小銭を出したらいいか分からなくなることも。紙幣なら「その紙幣は〇〇円だ」と目安がつけやすいですが、海外の小銭はなかなか覚えられません。澳門通はバスに乗車する際に、専用の機械に澳門通をタッチするだけ。小銭をいちいち出す手間もなくなり、焦ることもなくなります。マカオの路線バスではお釣りがでないので、交通ICカードの澳門通があれば便利です。

マカオは主要施設へのアクセスは送迎車が出ているホテルもありますが、マカオ市内には電車がなくマカオ各地への移動は路線バスの利用が増えます。マカオの各地(タイパ、コタイ、コロアン)には60もの路線バスが運行しており、バスの料金は一律6パタカ。2019年現在のレートで約81円です。6パタカでも安く感じますが、澳門通を使うと、さらにバスの利用料金が半額の3パタカに。大変お得なサービスです。マカオでは全3社のバスが運行していますが、どのバス会社でも澳門通は使えます。

路線バスで移動したいときのバスの乗り方と降り方をご紹介します。日本国内の路線バスで移動する感覚は一度忘れましょう。まず自分の乗りたい路線バスがきたら、手を垂直に挙げてください。手を垂直に挙げないと停まってくれません。バスが停まったら、バスの前方から乗車し料金を支払います。澳門通なら専用機械に1回カードを置くだけです。下車したい場所が近づいてきたら降車ボタンを押し、停車したら下車するときはバス後方から。

マカオには全60路線あり、バス停を探すのに時間がかかってしまうことも。バスの路線図を探したいときは、マカオの交通事務局のサイトで調べてみましょう。バスの路線図が分かりやすく表示されています。バスの路線図は「巴士報站」をクリック。言語は広東語、ポルトガル語、英語で閲覧できるので見やすい言語に設定して確認を。交通事務局のサイトはiPhoneやAndroidのアプリも出ていますので、現地で迷わないようチェックしておきましょう。

澳門通はスーパーマーケットやコンビニ、一部の自動販売機でも支払いできます。澳門通のロゴマークが付いていれば、澳門通のICカードを読み取れる目印。小銭を使うと両替の時に不便です。小さな買い物や飲み物が欲しい時は、澳門通を使って、なるべく小銭の使用を避けましょう。

澳門通はマカオの路線バスの半額だけではなく、さまざまな店舗で割引やキャンペーン特典を受けられます。路線バスの半額も嬉しいですが、マカオ市内でも積極的に利用すれば、旅行費用も、だいぶ抑えられ、費用を他の観光に使うことも。

世界規模で展開しているスターバックスやマクドナルドは、もちろん飲茶の愛點心・天使珈琲・Brick’s burgerなど、さまざまな店舗で割引を受けられます。期間限定のキャンペーンもあるのでマカオ滞在中は要チェック。

提携店舗や各キャンペーンは、マカオパスの公式サイトで確認できます。表記が中国語なので分かりにくい箇所がありますが、ところどころに「～折」の文字が。「～折」の解釈は、「一折」=90％オフ、「二折」=80％オフ、「三折」=70％オフになります。「五折」が50％オフで「八折」が20％オフです。お得な情報が入っているときもあるので、ぜひ確認してみてください。

澳門通は主にセブンイレブンやサークルKなどのコンビニで購入できます。マカオ半島側の主要ホテル付近にコンビニがたくさん点在しているので、タイパ地区よりマカオ半島側で購入しておくことがおすすめ。タイパ地区のコンビニでは、販売していない場所もあります。

コンビニだけではなく、来来超級市場(ロイヤルスーパーマーケット)や新花城超級市場などのスーパーマーケット、さらにはマカオ世界貿易センターにある澳門通服務中心などでも販売されています。マカオに到着したら、まずは澳門通の購入を。

マカオ市内の主要バスターミナルであるアマラル広場のバス停やシティオブドリームには、澳門通が購入できる自動販売機があります。コンビニやスーパーマーケットで販売されている澳門通は、シンプルなデザインのカードですが、自動販売機の澳門通は一味違ったデザイン性のある澳門通が。通常の澳門通より比較的高い料金では、あるもののマカオの世界遺産の形をしているカードもあり、思い出の品として持ち帰るには最適です。世界遺産デザインの澳門通の料金は、180パタカで、130パタカ分のチャージ込みの料金。

マカオ市内で澳門通を求めに歩き回っていたら疲れてしまいます。マカオへ飛行機で渡航する場合は、マカオ国際空港内のセブンイレブンが入手しやすい場所です。フェリーで渡航する場合は、シンプルで購入しやすい澳門通の販売店がないので市内で購入になります。

澳門通の料金は1枚130パタカ。購入時のデポジットとして30パタカと100パタカがチャージ分です。購入と同時に100パタカ使えます。澳門通で路線バスを利用した場合3パタカで乗れるので、路線バスの利用には十分すぎるほど。澳門通をコンビニなどの買い物で利用し、上手に利用しましょう。

澳門通にお金をチャージできる場所は、購入場所と同様でコンビニやスーパーマーケット。他にもパシフィックコーヒーやギャラクシーマカオ内のブロードウェイでもチャージできます。レジで簡単にチャージしてくれますので、難しい操作は不要。チャージしてもらいたいときには店員さんに「トップアップ　プリーズ」と言いながら澳門通とお金を出せばチャージしてくれます。

澳門通は最終利用日から数えて2年目にロックがかかるシステムになっており、3年を過ぎると1か月8パタカずつ引かれていきます。「数年後にマカオに行くから澳門通にお金を入れたままにしておこう」と澳門通を放置していると、いつの間にか残高がなくなっていることも。ロック解除には、マカオ内に3か所しかない澳門通の事務所に直接行かなくてはいけないので、ロック解除も面倒に。澳門通の残高は、なるべく現地で使い切るようにしましょう。

澳門通のお客様センターに直接行き、使用している澳門通が2か月以内の発行であれば、10パタカの手数料で払い戻しができます。澳門通の払い戻しには時間がかかる場合があるので、あまりおすすめはしません。払い戻しに時間をかけるよりマカオで澳門通の残高を使い切った方が、充実感を得られます。

澳門通の残高が不安になったら澳門通のアプリで残高や利用履歴を確認でき、路線バスに乗ったときに残高がない！なんて事態も防げます。残高を上手く使い切るためにアプリを利用する手も。しかし、澳門通のアプリは、言語が広東語なので利用するには少し不便。

マカオ市内には電車はなく、公共交通機関での移動は路線バスになります。マカオ滞在期間は路線バスをより安くより便利に使いたいですよね。澳門通(マカオパス)を利用すれば、路線バスは半額に、提携店舗では割引キャンペーンを受けられます。マカオ観光の費用を賢く抑えられる便利な交通系ICカードです。マカオ観光を考えている人は、ぜひ澳門通を利用してみてください。