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ポーランドの治安はいい?悪い?旅行で気をつけたい注意点をご紹介!

ポーランドの治安はいい?悪い?旅行で気をつけたい注意点をご紹介!

ポーランドの治安情報を中心に、安心安全な旅行ができる情報をご紹介します。せっかくの楽しい旅行で、犯罪やトラブルに巻き込まれないよう、正しい情報を基に計画・行動することが大事です。治安の悪い地区・ポーランド旅行で気をつけたい注意点を確認していきましょう。

目次 [表示]

気になるポーランドの治安をチェック

Photo byPexels

ポーランドは、2019年度の世界平和度指数で上位29位にランクインしました。世界平和度指数9位の日本と比較すると、ポーランドの犯罪発生率は高いですが、欧米主要国より低いです。凶悪犯罪よりも、経済発展に伴う脱税・汚職など旅行者には影響のない犯罪、盗みや詐欺事件が多い傾向にあります。

楽しい旅行をするべく、注意点・治安情報を見ていきましょう。

ポーランドで治安のいい地区

Photo bykaboompics

以前までポーランドの南部は、比較的犯罪が多い傾向にありましたが、警察の取締りが強化されたことが功を奏し、犯罪発生率の南北差は縮小しました。ポーランドの治安は安定しており、旅行者でも安心して楽しめる治安のいい国として、世界中から多くの観光客が訪れています。

一般的にポーランド全土は治安がいい

Photo byPhotoMIX-Company

ポーランドは世界的にも治安がいいことで知られており、犯罪のほとんどが窃盗や詐欺などの軽犯罪と、脱税などの政治関連の犯罪です。基本的なことに注意していれば、旅行中のトラブルを避けられるでしょう。一般的にポーランドは、女性や一人旅でも安心して旅行ができます。

ポーランドで治安の悪い3つの地区

Photo byA_Different_Perspective

ポーランドは一般的に治安はいいですが、注意が必要な治安の悪い地区もいくつかあります。しかし、必要以上に怖がる心配はなく、特別に注意が必要な地区があると考えてください。旅行者がよく行く地区で注意が必要な地区・場所を見ていきましょう。

①ワルシャワ中央駅付近

Photo by3005398

ワルシャワ中央駅付近は昼間の人通りが多いので、スリ・置き引きに注意しましょう。夜になると雰囲気が悪いので、男性でも一人歩きは避けるのが無難です。付近の公園には、夜間になるとアルコール中毒者・薬物依存者らしき人、物乞い・ホームレスが集まり、一気に治安が悪い雰囲気に変わります。

②ワルシャワ憲法広場周辺

Photo bySkitterphoto

ワルシャワ憲法広場周辺は昔から治安が悪い地区として有名でしたが、近年は飲食店・商業施設が増え、治安が大幅に改善されています。とはいえ、酔っ払い・スリ・ひったくりなどが多く見られるエリアなので、夜間の行動・荷物の管理には十分に注意しましょう。

③大都市の観光名所

Photo byDimaLiss

大都市の観光名所では無防備で土地勘のない観光客は、窃盗・詐欺犯罪に遭いやすく注意が必要です。手荷物の管理には気をつけ、物価の相場と最新のポーランドの通貨レートを頭に入れておきましょう。

旅行者がポーランドで注意すべき5つの犯罪

Photo bypaulracko

ポーランドは、命に関わる重犯罪よりも軽犯罪が多く、少しの気の緩みからトラブルに巻き込まれてしまいます。言葉の壁・ヨーロッパとは思えないほど安い物価・慣れないポーランドの通貨など戸惑う部分も多いですが、知識を踏まえ注意して行動することで、トラブルを未然に防げます。

①スリ・置き引き

Photo by ross edwin

日本人観光客が1番被害に遭う犯罪がスリ・置き引きなどの窃盗事件です。公共交通機関内・電車駅・バス停・飲食店・路上で頻繁に発生しています。窃盗集団グループによる犯行や、すれ違いざまに盗みをする一瞬の隙を狙った犯行が多いです。ワルシャワでは、空港・ワルシャワ中央駅・旧市街を結ぶ市バス175番で被害が多く報告されています。

トラブル予防策:荷物・貴重品の管理を徹底

リュックは避け、荷物は車道と反対側に持ちましょう。バッグの口は常に内側にし、ファスナーがあけられないように目の届くところにあるよう工夫して持ってください。会計が終わったら、すぐに財布をしまいましょう。

レストラン・カフェ・ホテルのロビーなどで、荷物をおいて席取りをしたり、トイレに行ったりするのはやめましょう。店を出る前に忘れ物がないか再確認してください。

②ぼったくり・詐欺

観光客が被害に遭う犯罪で窃盗と並んで多いのが、ぼったくり・詐欺です。物価が安いポーランドで、相場がわからない観光客に法外な料金を請求するタクシーやバーが報告されています。ポーランド語が読めない外国人に、「クレジット決済ができない」と装い複数回カード決済を行う手口もあるので注意しましょう。

トラブル予防策:請求金額の確認・正規タクシーを利用する

慣れない通貨・物価の相場に戸惑いますが、決済前に請求金額を確認しましょう。物価の相場は日本の3分の1程度と考えてください。

流しのタクシー・声をかけてくる白タクではなく、正規のタクシーをレストラン・ホテルで手配してもらいましょう。乗車前に運転手に料金等を確認してください。現地でデータ通信がある方は、タクシー配車アプリUber・FREE NOWの利用が便利です。

③スキミング

Photo byjarmoluk

近年、旅行者か否かを問わず、クレジットカード情報のデータがスキミングで第三者に勝手に読み取られ、不正利用される犯罪が増えています。現金を持ち歩くよりも、カードの方が安心でレートもいいのですが、管理と使い方には注意しましょう。

トラブル予防策:暗証番号を知らせないなど

レストランでは、カード決済を自分の目が届くところでしましょう。自分でカード決済端末まで行くか、カード決済端末を店員にテーブルまで持って来てもらってください。決済時は、ボタンを手で覆って暗証番号を入力しましょう。ATM・券売機利用時は、不審な機器が取り付けられていないか確認してください。

④ニセ警官

Photo byfsHH

ワルシャワ・クラクフ・グダンスクなど都市部の中央駅周辺では、ニセ警官の犯罪被害が報告されています。警察官の身分証のようなものを提示しながら、バッグや財布の中を調べるふりをして金品やクレジットカードを抜き取る手口です。

トラブル予防策:身分証明書の提示を求める

警察官の制服のようなものを着用していても、身分証の提示を求め本物の警察官か確認してください。ポーランドでは私服警察官が多いですが、警察官が路上で財布の中身を調べること、クレジットカードの暗証番号を聞くことはありません。

不審に思ったら周囲に助けを求めるか、電話がある方は112番か997番にかけて警察に連絡しましょう。

⑤違法薬物

Photo byqimono

大麻・覚せい剤など違法薬物の使用が若者を中心に増えて入り、近年ポーランドでは大きな社会問題です。警察は違法薬物に対して神経を尖らせており、厳しい取締り・罰則を課しています。外国人旅行者もその対象なので、興味本位で決して手を出さないでください。

トラブル予防策:他人からもらった飲み物には口をつけない

こちらが注意をしていても、バーやレストランで出された飲み物に薬物を混入され、違法薬物の被害に遭うケースが報告されています。お酒が入ると気が緩み、知らない人とも会話がはずみますが、飲み終わるまで自分の飲み物は手元に置いておくこと、自分の目の届かないところから渡された飲み物は断ることを徹底してください。

ポーランド旅行で気をつけたい6つの注意点

Photo byfreephotocc

ポーランドは、決して治安が悪い国ではないのですが、注意点を守らないとトラブルに巻き込まれる可能性が誰にでもあるので、注意して行動しましょう。海外旅行では、誰もが無意識的に気が緩みがちになります。以下の点を注意しながら行動し、自分の身を守る努力を怠らないでください。

①人混み

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有名観光地や交通機関内など人混みは、スリ犯に絶好の場所です。手荷物の管理はもちろん、地図を見ているとき・写真撮影・買い物中など、つい気が緩むときに注意しましょう。スリ犯は一瞬の隙を狙って盗みをするので、隙を見せないようにしてください。

②交通事故

Photo byvaltercirillo

一般的に、ヨーロッパの中でもポーランドの運転は荒い方なので交通事故に注意しましょう。方向指示器を出さずに車線変更する車や、スピードを出しすぎる車が多く、交通事故が多いです。信号が青でも道路を横断するときなど注意しましょう。

③ナショナリズムが高まる日

Photo by pasa47

ポーランド人は親切でいい人が大半ですが、ナショナリズムが高まる日があるので注意が必要です。デモなどを行っている集団を見かけたら、離れるようにしましょう。ワルシャワ蜂起の日(8/1)と独立記念日(11/11)は注意が必要です。

サッカーの試合がある日は、サポーター同士の喧嘩や酔っ払いが増えるのでこちらも注意してください。

④酔っ払い

Photo byAlexas_Fotos

ポーランドはウォッカなど強いお酒をよく飲む習慣があり、週末や平日の夜関係なく朝から酔っ払っている人を見かけるのも珍しくありません。物価が安いので、酔っ払っている外国人観光客も多いです。

トラブルを防ぐためにも相手にしないようにしましょう。しつこい場合は刺激せず、人通りの多い通りにでたり店に入ったりするなどしてかわしてください。

⑤女性の一人歩き

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ポーランドは、良識のある行動をすれば女性が一人でも安心して旅行できる国です。女性の一人行動は知らない人に声をかけられる可能性が高くなりますし、ひと気のない場所・深夜早朝時はトラブルに巻き込まれやすいので、避けるようにしましょう。

⑥公共交通機関

Photo byigorovsyannykov

公共交通機関は、スリ・置き引きが多発しているエリアです。手荷物・貴重品の管理には気をつけましょう。物乞いや変質者に遭遇する可能性もありますが、目を合わせないようにしてください。深夜・早朝は、ひと気が少なく助けを呼べないので、運転手の近くに座る・次の駅で降りるなどしてトラブルを避けましょう。

もし犯罪やトラブルに巻き込まれた場合

Photo bygeralt

トラブルや犯罪は、こちらがいくら注意をしていても遭遇する可能性はゼロではないのが現実です。まずは落ち着いてホテルに戻るなど自分の身の安全を確保してください。「時間がない」、「言葉が通じない」など泣き寝入りはせず、被害を最小限にするために頼れるところに連絡をしましょう。

①現地警察

Photo byFree-Photos

トラブルや犯罪に巻き込まれたときは、まず現地警察でポリスレポートという被害届の届け出を行いましょう。これは、事件の調査はもちろん、保険会社や日本大使館が必要とします。英語が通じない場合や、英語が得意ではない方は、日本大使館に連絡して対応してもらいましょう。

②在ワルシャワ日本大使館

Photo by justgrimes

在ワルシャワ日本大使館はポーランドでトラブル・犯罪に巻き込まれたときの心強い味方です。ポーランドではワルシャワに1つありますが、地方都市にいても電話で対応してもらえます。言葉の壁で、警察官との意思疎通が難しい方・警察官が取り合ってくれない場合は日本大使館に連絡をしましょう。

在ワルシャワ大使館

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住所Szwoleżerów 8, 00-464 Warszawa, Poland
公式サイトURLhttps://www.pl.emb-japan.go.jp/itprtop_pl/index.html
電話番号+48 22 696 50 00
メールアドレス[email protected]
アクセスバス 108番Agrykola 01駅下車すぐバス162番Agrykola 01駅下車すぐ
営業時間平日9:00〜17:00
定休日土日・祝日

③保険会社

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現地警察に報告を行ったあと、保険会社の対応が必要な場合は、ポリスレポートと証券番号を手元に用意して、保険会社へ連絡しましょう。手続きや保障内容は保険会社・契約内容によって異なるので、現地で必要な書類・手続きを必ず確認してください。保険会社によっては、提携先の医療機関へ案内してくれる場合があり、支払いや事務手続きがスームズに行えるので安心ですね。

ポーランドで医療サービスを受ける必要がある場合

Photo byBru-nO

ポーランドの病院は、日本語対応ではなく原則英語での診療となります。物価が安いポーランドですが、外国人対応の医療機関は高額になることが多いので、海外旅行保険に入っておくのが無難です。外国人でも安心して利用できるおすすめの病院を見ていきましょう。

外国人におすすめの病院①:LUXMED

LUXMEDはワルシャワ市内に30、地方都市に数十カ所の病院を構える大手の医療機関です。

英語で予約が可能な24時間対応のコールセンターでは、住所と受診希望科目を伝えると、受診日時・受診可能なクリニックの名前と住所・医師の名前が紹介されます。こちらでは、LUXMEDの中でもワルシャワ市内にあり24時間対応の新しいクリニックの詳細を載せました。

LUXMED

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住所ul. 1 Sierpnia 8, Warszawa
公式サイトURLhttp://www.luxmed.pl/
電話番号22 33 22 888
アクセスWarszawa Żwirki i Wigury電車駅すぐバス停Novotel 02駅すぐ
営業時間平日6:00 〜 22:00
土日 7:00〜 21:00
定休日救急外来は24時間対応
予約あり
公式ホームページのPatient Portalからも予約可能

外国人におすすめの病院②:MEDICOVER

MEDICOVERはワルシャワ郊外にあり英語が通じるので、駐在員の利用も多い総合病院です。夜間や時間外の救急に対応しており、最新の検査機器・入院施設も整っています。24時間救急受付をしているので、緊急時に安心して利用できる病院です。

MEDICOVER

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住所Al. Rzeczpospolitej 5 (Wilanów), 02-972 Warszawa
公式サイトURLhttps://www.medicover.pl/
電話番号電話: 救急当番センター(24時間): 500 900 901
病院ホットライン(24時間): 500 900 999
アクセスバス停Branickiegoからすぐ
営業時間24時間
定休日なし
予約あり
公式ホームページからも予約可能

ポーランド旅行を楽しく安心・安全に!

Photo bystudioyayo

ポーランドは、物価が安く中世の美しい街並みを楽しめることで近年日本人旅行客からも人気が上昇しています。残念ながら、トラブルを100パーセント回避できる方法はありませんが、治安の悪い地区・注意点を事前に頭に入れて行動することで、トラブルを大幅に回避できるでしょう。

外務省の最新の治安情報を入手しよう

Photo byOpenClipart-Vectors

旅行前に、外務省が最新の治安情報を提供するたびレジの登録をおすすめします。渡航前・滞在中も目的地の治安に関する情報を受け取られるので安心です。治安情報以外にも、滞在中に役立つ情報がたくさん載っているのでチェックしましょう。

たびレジ
旅先の最新の安全情報が日本語で届く、外務省の無料メール配信サービス。滞在中も最新情報を入手できます。
Mai
ライター

Mai

旅行が好きで40ヶ国以上旅しました。どうぞ、よろしくお願いします。

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