世界三大瀑布とは？世界的に有名な大きい滝をご紹介！

「世界三大瀑布」というワードは日本の表現で海外では使われていません。「ナイアガラの滝」「ビクトリアの滝」「イグアスの滝」の3つの滝を総称して「世界三大瀑布」と言い、全ての滝が二か国にまたがっているのが特徴です。その世界三大瀑布についてご紹介していきます。

世界三大瀑布、1つ目は「ナイアガラの滝」です。カナダ滝とアメリカ滝が合流した二か国の国境にある滝で、高さはあまり無いですが、全長約1,020mで水量は北米で最大量です。その為地響きと雷が同時に起きたような、物凄い音で水が滝壺に落ちて行き、その迫力と水しぶきは絶景です。

世界三大瀑布で唯一、ナイアガラの滝は世界遺産の認定がされていません。驚くことに、この滝は人工的なコントロールがされています。自然のままでは、今後、滝の水量をキープできず、観光客のいない時間帯の夜や冬の時期を見計らって、水量をなるべく抑えていると言われています。

世界三大瀑布、2つ目は「ビクトリアの滝」です。ジンバブエとザンビアの国境にあり、幅1,708m高さ80～108mで世界最大規模の滝です。他と比較してもこの規模の滝は無く〈雷鳴轟く水煙〉との異名もあり、そのスケールの大きさは離れて見ると、山火事が起きているかと見間違うくらいです。

世界三大瀑布のひとつ、ビクトリアの滝は世界遺産に認定されています。多くの滝の形成は断崖や山、渓谷などから成るのに対して、ビクトリアの滝は数百キロに及び平原なのが特徴です。その為、大地の割れ目とも言われます。また、乾季と雨季の景色は一変して、乾季になると水量が極端に減るので、滝壺に降りる事もでき、海外からの観光客から人気があります。

世界三大瀑布、3つ目は「イグアスの滝」です。アルゼンチンとブラジル双方の国境を越える、幅4,000m高さ82mの世界一の滝です。水量により150～300の瀑布が現れ〈悪魔の喉笛〉の呼び名がある滝でもあり、爆音となって水が落ちて行く様は恐怖を感じます。

世界三大瀑布、イグアスの滝も又世界遺産に認定されています。アルゼンチン側の景観は多くの滝から形成されているのが見え、ブラジル側には遊歩道が整備されているので、滝を目の前で見る事ができます。異なる場所から比較して楽しめるのがイグアスの滝の魅力でもあります。

世界三大瀑布の観光に行くのなら、水量が少ない時期のきれいな景色より、出来れば水量の多いド迫力な景色とその水しぶきを体感したいものです。三大瀑布ならではの水量の多い時期をご案内いたします。

1. ナイアガラの滝は春～初夏の水量がおすすめ。冬と比較して5倍にもなります。
2. ビクトリアの滝は2～5月が増水時期です。それ以外は11月をピークに渇水期に入ります。
3. イグアスの滝は10～2月が雨季。3～9月が乾季です。

世界には落差の激しい滝も無数にあります。上から覗くと気絶しかねないような景色です。そんな日本以外の海外で有名な高さ、落差のある滝をご紹介いたします。

世界的に有名な高さのある滝、1つ目は「エンジェルホール」です。地球の秘境と呼ばれる南米ベネズエラのギアナ高地にあります。日本から見ると海外の秘境としては最も有名な場所ではないでしょうか。落差979m！途中で霧と化して消えてしまう為、滝壺のない珍しい滝で、地球の凄さを感じます。

世界的に有名な高さのある滝、2つ目は「トゥゲラ滝」です。アフリカ大陸最大、世界で2番目に高い滝として知られています。落差は948mでドラケンスバーグの山脈にあるため標高3,000m級の登山が必要です。辿り着くにはチェーンで岩場を登るような難所があり、滝が見えた時の感動はひとしおです。この山脈ならではのギザギザの地形が更に絶景さを後押ししています。

世界的に有名な高さのある滝、3つ目は「ワイヒラウ滝」です。落差792mでハワイ島の奥地ワイヌマ渓谷にあります。その道のりは遠く一日がかりになることから、あまり人が訪れないまぼろしの滝です。トレッキングで大自然の中を進むのもいいですが、ヘリコプターで上空から眺めるのもお勧めです。

世界的に有名な高さのある滝、4つ目は「ゴクタ滝」です。この滝はペルー北部アマゾナス県、奥深い森のまさしく秘境の中にあり、2005年に冒険家により発見されたばかりです。〈大蛇と人魚が滝壺に住む〉という伝説があります。2段の形で上段231m、下段540m、合計771mの美しい神秘的な滝です。

世界的に有名な高さのある滝、5つ目は北アメリカにある北アメリカ最大級の「ヨセミテの滝」です。全長793mのこの滝は、アッパー、ミドル、ロウワ―の三段作りで、水量の多い春は水が崖に沿って流れ落ちる景色が見られ、その地形からなる美しさが更に迫力を増しています。

世界的に有名な高さのある滝、6つ目は「ワラマンの滝」です。オーストラリアクイーンズランド州ギリガン国立公園にあり、その落差は300mでオーストラリア最高です。滝壺付近では霧状になってしまうほどの落差と勢いです。直線が美しいことでも有名な滝です。

世界には無数の滝があります。大きい滝は周りの景色も雄大な自然が広がっていて、その景色も含めて滝のスケールの大きさを感じます。そんな世界的に有名な大きい滝のある場所をご紹介いたします。

世界的に有名な大きい滝のある場所、1つ目は「アフリカ・レユニオン島」です。この島はフランス領となっており、火山の隆起による特有の自然美が世界遺産にもなっています。島南部にある滝、〈グランドギャレットホォール〉は様々な大きさの無数の滝が枯れることなく流れ落ちています。その澄んだ水は太陽が差し込むとため息のでる輝きを放ちます。

世界的に有名な大きい滝のある場所、2つ目は「ラオス」です。ラオス南部のカンボジア国境近くにメコン川最大の滝〈コーンパペンの滝〉があります。約11km続く横幅に落差20mの大小無数の滝が連なっていて、不思議な魅力があります。その数はギネス世界記録に認定されています。

世界的に有名な大きい滝のある場所、3つ目は「アイスランド」です。ここにはヨーロッパ最大の滝〈デティフォス〉があります。幅100m落差45mですが北極に近いこの地では、夏の氷河がもたらす水量で轟音となり流れてきます。この地形により北アイスランドは滝が多い場所でもあります。

世界的に有名な大きい滝のある場所、4つ目は「クロアチア」です。ボスニア・ヘルツェゴヴィナの国境近くにある世界遺産〈プリトヴィエツ湖群〉は国立公園でもあり、29もある滝は「世界で最も美しい滝」と讃美されます。カルスト地形からなる景色はまるで水と緑の箱庭のごとく美しい場所です。

世界的に有名な大きい滝のある場所、5つ目は「ノルウェー」です。切り立った山々に囲まれたベルゲン近郊に〈七姉妹の滝〉〈花嫁のヴェールの滝〉等と呼ばれるロマンティックな滝があります。フィヨルドであるこのあたりは、水の深い青さや氷雪、断崖などが自然の美しさと厳しさを景色に表現している場所です。

世界的に有名な大きい滝のある場所、6つ目は「スイス」です。ラウターブルネンにある〈シュタウバッハの滝〉は氷河により形成された谷にある72もの滝のひとつです。300mの高さがあり、雪解け水による滝は、冬になると凍結するので、その美しさも有名です。

世界三大瀑布を中心に世界のいろいろな滝をご紹介させていただきました。世界三大瀑布以外のいずれの滝も雄大な迫力で見る人の心を掴んで離さない魅力があります。そして人生で一度は見てみたい絶景です。世界の滝は無数にありますので是非、お仕事の休暇を取り、ゆっくりと大自然の水の息吹を感じに行かれてはいかがでしょうか。